4月の誕生日に、今年は私の産土の大神さまについてのご質問とメッセージをいただくことになりました。
「産土の大神」と「産土神社」の再発見は山田の産土研究の原点になります。
私も最初に産土神社をリサーチしてもらい、当時の特別セッションでご神名をうかがったと記憶しています。
もう30年ほど前でしょうか。
その時、産土の大神さまは足産霊神(タルムスビノカミ)と教えてもらいました。
タルムスビノ神は産土神社のご祭神には入っていないので、いわば「隠れ神」になります。
(その後、バージョンアップされて足産霊大神さまになりました)
メッセージをいただくのも一種の“幽斎神事”になります。
私が名前、生年月日、干支を言って、格衣を着た山田が笏で警蹕をかけると、
産土の大神さまの“ご分身”が部屋の上方にスッと来られました。
まず、産土の大神さまの正式なお名前を伺いました。
足魂産霊大神(たるたまむすびのおおかみ)さまということです。
通常はタルムスビノ大神ですが、
「十種(とくさ)の神宝」の「生玉、足玉、死反玉」の足玉(たるたま)の力が特に強い場合は、
足魂産霊大神となるということです。
山田の話です。
「十種の神宝を持ってベガ星から飛来してこられたのが、ミロク天照国照彦櫛玉饒速日大神さまです。
その流れで、足魂産霊大神さまもベガ星系の神さまになります。
妻はベガ星系惑星から飛来してきたETソウルですから、納得ですね」
実は10年ほど前に、産土の大神さまから「足玉」の力をいただいたことがありました。
その後、講座の中で鳳凰珠とかいろいろな御力をいただいたので、
あの時の足玉はどうなっているのかなと思っていました。
山田が霊視すると、足玉は足玉でちゃんと胸の中にあるとのことです。
そのはたらきは、「生活に困らないような力」だということです。
つまり充足するような力です。
(神道的には、足産霊神は“霊魂の活動を満足たらしめる徳の高い神”とされます)
そして、足玉に本人が積んだ「徳」が加わるみたいです。
その足玉の力がなにか不思議な力を出すというよりも、徳の貯蔵庫のような感じです。
だから、けっこう大きくなっているということです。
それは死んでからもずっとあるそうです。
《そういうふうに認識してもらえばよい》
生玉・足玉で対になりますが、
「生玉」の場合は積極的になにかをやるような人に、はたらく力だということです。
足玉というのはどちらかというと、「守り」の人に与えるはたらきとのことです。
その時、産土の大神さまから、《自分の陰の名前を聞いてほしい》というメッセージがありました。
産土の大神さまの“陰のお名前”は、十一面観世音菩薩さまです。
私の産土の守護仏さまは仏眼仏母(白衣観世音菩薩)さまで、十一面観世音菩薩さまはたいへん近いそうです。
山田が、「十一面観世音菩薩が白布をかぶると、白衣観世音菩薩になるイメージだね」と言います。
たしかに白布(ベール)をかぶった時に頭が高く見えるので、十一面が隠れているイメージがあります。
山田の話です。
「観世音菩薩さまの中で、聖観世音菩薩さま、十一面観世音菩薩さま、白衣観世音菩薩さま、救世観世音菩薩さまは同じ系統になります。
観世音菩薩さまの中で、手が2本の系統と、手をたくさんお持ちの場合は系統が違うようです」
なぜ、名乗られたのかというと、私の場合、
産土の大神さまの陰のはたらきと、産土の守護仏さまのはたらきの両方で観音力を発揮するということです。
(実際、私の守護曼荼羅には観音さま系統がとても多いのです)
初期の頃は、「産土の大神さまの陰のお名前」もうかがうことがあったそうです。
しかし、当時は、守護神仏をいっぱい教えてもらうと信仰の焦点がぼけてくる人が多かったので、
それはやめたという話です。
さて、産土の大神さまは生まれた土地の守護神でその地域を拠点にしているので、
その土地から離れて生活している場合は、守護はどのようになるのかなという疑問がありました。
また、「産土の守護曼荼羅」の中に、産土の大神さまは常時おられるのかという点も疑問でした。
これについて伺ってみました。
Q. 産土の大神さまは産土の守護曼荼羅の中にいるのでしょうか?
A. 《人間が祈ると、その時に産土の大神の拠点(主に産土神社)から守護曼荼羅に入ります。
そして、その人が日常的に祈っていると、分身が守護曼荼羅に入ります》
つまり、守護曼荼羅に常時おられるわけではなくて、
本人が「産土の大神さま」と念じて祈った時に、ピッと守護曼荼羅に入って、願いを聞いてくださるということです。
さらに、本人が常日頃祈っていると、産土の大神さまの“ご分身”が守護曼荼羅に配置されるということです!
これは鎮守の大神さまも同様です。
ふだんは鎮守神社を拠点におられるわけですが、本人がお祈りしたら守護曼荼羅にシュッと来てくださいます。
さらに、お祈りが頻繁だと、ご分身が配置してくださるということです。
いわば、自分が神社(人社)のようになるわけですね。
人間は一霊四魂を中心に、そのまわりに曼荼羅状に守護存在がおられます。
守護存在の中に、産土の大神さま、鎮守の大神さま、産土の守護仏さま、
ご本尊さま、縁ある仏尊さま、仏尊配下の神々さま、
守護霊さま、指導霊さま、高級守護先祖霊団などが立体曼荼羅状におられるわけです。
ただし、守護曼荼羅のご存在たちは増えたり減ったりします。
本人が神仏によくお祈りしたり、徳を積むと増えます。
すると、守護曼荼羅が厚くなり、運のいい人生になっていきます。
逆に、神仏に心が向かないとだんだん減っていきます。
減ると守護が薄くなり、それだけ自分が不幸やトラブルにあいやすくなります。
《皇居の宮中三殿の宮中八神として自分もいるから、時々皇居の宮中八神を拝むといいですよ》
足魂産霊大神さまは宮中ご八神の中の一柱なので、
遠方の産土神社にお参りする代わりに参拝するとよいということです。
私は宮中三殿には参拝したことがないので、近日行ってみたいと思います。
(皇居外苑からの遥拝ということです)
私の陽の直霊の大神さまが火産霊大神さま(その後、陽の直霊の大神はスーリヤさまにバージョンアップしました)で、「火」のイメージです。
そして、足魂産霊大神さまは水滴のようなイメージだそうです。
だから、《火と水という感じでとらえるといいですよ》というお話でした。
火産霊大神さまの縁としては愛宕神社なので、
いっしょに皇居の宮中三殿を拝んでもらうと、火と水でちょうど良くなりますよということです。
産土の大神さまは最初の頃は神社の背後の小山におられたそうですが、
現在はふるさとのシンボルである○○岳におられるということでした。
(○○岳の裾野に出身の集落や、先祖・両親のお墓があります)
《「わが産土の大神さま」と祈る時に、〇〇岳をイメージすればいいですよ。
そうすれば、足魂産霊大神の本体とつながります。
それと、お墓のことは自分が(霊的に)みていてあげましょう。
くわしいメッセージは直霊の大神さまとミロク北辰の大神さまからすでにいただいているので、
それを時々読んでほしい》
終了後、産土の大神さまのご分身はこのまま私の守護曼荼羅に入られました。
