山田雅晴のコラム

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2022.10.17

因縁は断ち切るのではなく、ご開運し、浄化するもの

 

私が開運カウンセリングをしている頃、時々、

「悪因縁を断ち切る方法はありますか?」

という質問を受けることがありました。

 

ゴータマ・ブッダ(釈尊)は、

「物事はすべて縁起で成り立っている」と説いています。

 

つまり、何らかの原因があり、そこから巡り巡って現在の結果があらわれるわけです。

 

良い原因から幸運が生まれ、悪しき原因から不幸が生まれるのです。

したがって、悪しき原因を改良しない限り、現在の不幸不運はなくなりません。

「類は友を呼ぶ」という法則ですね。

 

よく「因縁を断ち切る」とか「因縁消滅」とかいいますが、

実際はできないし、そうすべきではありません。

 

因縁を切るのではなくて、

「いいも悪いも全部縁なのだから、全部良い縁に昇華していこう」

という発想でやっていくことです。

それが過去のカルマを昇華することです。

 

「自分の親はひどい親なので、来世に2度と会わないようにはできますか?」

という質問もあります。

これも前世の自分のさまざまな行為や想いの結果として、

今世にいまの親のもとに生まれています。

 

したがって、今世中に自分自身の霊的クリーニングとレベルアップを行うことです。

自分の霊格が上がれば、ひどい家庭に生まれることはありません。

 

マジナイの世界では無理やり縁を結んだり、縁を切る方法があります。

しかし、無理やり行うとヒズミが起きてリバウンド(反作用)になります。

 

たとえば、私の知人から聞いた話ですが、

ある道教のマジナイをしてもらって、無理やり結婚した人がいました。

 

ところが結婚してみると、その相手がとんでもない人だったのです。

今度は離婚をしたいのですが、どうしても離婚できないのです。

天地自然の道理に合わない方法は、後が怖いわけです。

 

 相手を変えようとせず、自分との距離を変える

 

私は時間列では、前世一族先祖のカルマ昇華法や、自分の宿命運命の改良法を紹介してきましたが、

空間列では、相手から意識的に離れることを勧めています。

 

人間は肉体をもっているので、自分の環境をガラリと変えることが効果的です。

いっしょに住んでいたり働くことで悪縁が続きますが、

思い切って自分が遠くへ引っ越したり、転職をするとよいのです。

 

私が相談を受けていると、

「相手を変えたい(変わってほしい)」

「自分は今の状態(現状維持)で何とかしたい」

と考えている人が多いのです。

 

この発想ではなかなかうまくいきません。

なぜなら、相手が変わることはほとんど期待ができないからです。

 

「相手と過去は変わらない。自分と未来は変えられる」という言葉があるように、

自分をいかに変えるか、レベルアップするか、という視点がとても重要です。

 

不思議なもので、人生がうまくいかない人ほど、

相手のせいにして、相手を変えたいと考えます。

 

つまり、“主語”が相手になっています。

相手が主語になっている限り、自分が開運することは難しいのです。

 

開運するには、自分を主語にして、

自分のレベルや環境を改良することを最優先にすることです。

 


 

2022.9.24

心が「善(正義)」に片寄り過ぎると、「悪」が無意識に蓄積される

 

人間には、善と悪の両面があります。

心理学では「善か悪か、敵か味方か」という“二項対立”は未熟な考えだととらえています。

 

なぜなら人間を善と悪に分けることはできないからです。

一人の人間の中に、善も悪も存在します。

善人と呼ばれる人たちにも悪心はあり、

悪人と呼ばれる人たちにも良心があります。

 

精神科医ユングは、

「人は善に片寄りすぎると、悪が無意識の中に蓄積される」と考えました。

善のみを強調しすぎると、悪の方からしっぺ返しを受けるというのです。

 

そもそも人間は顕在意識の奥に無意識があります。

そして、無意識の中に「シャドー」があります。

 

人間は“表の顕在性格”と“裏の潜在性格(シャドー)”によって人格が形成されています。

人間は一霊四魂という神性をもちながらも、

不気味なシャドー(破壊性、暴力性、差別・偏見、自滅性、残虐性など)をもっています。

 

つまり、あまりに善(正義)を強調すると、

自分の内面に「心の闇」が増幅されるわけです。

 

「あんな善人がこんな事件を起こすなんて」

「貞淑な女性だと思っていたのに、裏では不倫していた」

などのパターンですね。

 

自分の内面に不気味なものがあることを自覚して、

シャドーや心の闇が暴走しないように、

意識的にコントロールしていくことが大切です。

(参考・CD『意識と無意識の調和、シャドーの浄化法』)

 

 善悪二元論、二項対立から脱して、陰陽調和の世界へ

 

天地自然の道理に、

「偏らない。バランスがよい。やり過ぎない。ほどがよい」があります。

正しいことでもやり過ぎたり、偏ると、歪みが起き、さまざまな問題が生じます。

 

算命学では、平和とは「善と悪が混在しながらも、バランスがとれている状態」だととらえています。

 

陰謀論や反ワクチンを主張している人たちの中には、“極端な説”を唱えている人たちがいます。

「善(正義)と悪、光と闇、敵と味方」に分けるパターンであり、典型的な二項対立です。

二項対立では、分断と対立が生まれてしまいます。

 

単純に2つに分けられないのが、個人の集合体である人間社会です。

つまり、正義か悪かではなく、

「全体が調和し、分断・対立を招かないで、平和・平安になるには、何をすればよいか」

を考えることです。

 

善悪思考から「陰陽思考」に変えることです。

全体的なバランスを考えて、多方面から考察するのが道理にしたがった考え方です。

 

悪は無明(むみょう)の状態、歪んだ状態であり、

それをご開運することで陰陽調和されます。

そうすることで、新たなバージョンアップが起きます。

 

私が提唱している「ご開運」とは、

すべてを本来の光の状態に戻し、さらにレベルアップさせることです。

 

したがって、“根源的な悪”は存在せず、ご開運の対象になるだけです。

陰謀論や対立を超えて、一切の生きとし生けるもののご開運を祈ることです。

ゴータマ・ブッダが説いた「一切の生きとし生けるものは幸せであれ」ということです。

 


 

2022.9.24 

稲盛和夫氏の「『宇宙の意志』と調和する心」は「宇宙の大いなる意志」に通じる

 

2022年8月24日、京セラの創業者で“経営の神様”と讃えられた稲盛和夫氏が老衰のため死去されました。

 

私は稲盛氏の「アメーバ経営」については知っていましたが、

稲盛和夫氏が提唱していることを、さらに詳しく本やネットで調べました。

すると、私が日頃提唱していることと、とても似ていることに驚きました。

 

「宇宙の心とは、宇宙を形づくってきた《大いなる意志》といいかえてもよいでしょう。

宇宙には、すべてのものを幸せに導き、とどまることなく成長発展させようとする意志が働いています」

(『心。』稲盛和夫著、サンマーク出版)

 

これは私が提唱する「宇宙の大いなる意志」と同じような概念です。

 

私は折に触れて、次のように提唱してきました。

「『宇宙の大いなる意志』は一切の生きとし生けるものの〔発展・進化・調和〕を望んでいます。

物事をとらえる際、『これは発展・進化・調和の方向性か』と考えることです。

 

『宇宙の大いなる意志』から発する宇宙の法則は、人間世界では天地自然の道理になります。

そして、天地自然の『進化発展の法則』に沿って行動すれば、発展繁栄するのです」

(参考・CD『進化発展の法則を活用した開運・成功術』)

 

さらに『京セラフィロソフィ』(稲盛和夫著、サンマーク出版)の中に、

「『宇宙の意志』と調和する心」という項目があります。

  

「世の中の現象を見ると、宇宙における物質の生成、生命の誕生、

そしてその進化の過程は偶然の産物ではなく、

そこには必然性があると考えざるを得ません。

 

この世には、すべてのものを進化発展させていく流れがあります。

これは『宇宙の意志』というべきものです。

この『宇宙の意志』は、愛と誠と調和に満ち満ちています。

 

そして私たち一人一人の思いが発するエネルギーと、

この『宇宙の意志』とが同調するのか、反発しあうのかによって、その人の運命が決まってきます。

宇宙の流れと同調し、調和をするようなきれいな心で描く美しい思いをもつことによって、

運命も明るくひらけていくのです」

 

まさにその通りだと私は思っています。

私は若い頃の「天の思想」とさまざまな神秘体験によって、

「宇宙の大いなる意志」の存在に到りました。

 

よく「登る道は違っても、山頂は同じ」といわれますが、本当にそうですね。

「宇宙の大いなる意志」に、自分の志、方向性を同調共鳴していくことで、

人生が開運・成功の道を歩むことができるわけです。

 

 神仏への信仰心と人生哲学が両輪になる

 

稲盛氏のモットーの一つが「利他」です。

自分のメリットより他者の利益を優先するということです。

 

破綻した日本航空の再建を任され、無報酬で会長職に就きました。

これは「世のために役立つことが人間としての最高の行為」という考えがあったからです。

そして、わずか2年8カ月の短期間で日本航空を再上場させました。

 

稲盛氏は幼い頃、結核で死線をさまよったことがあります。

そうした経験から宗教に興味を持ち、1997年6月には在家得度をしました。

 

ビジネスで成功した人たちの中には慢心し、途中で自滅する人たちがいます。

松下幸之助翁や稲盛氏はさまざまな挫折を味わいましたが、

不思議と復活し、晩年も多くの人々から敬意を持たれました。

 

これらの偉人たちは神仏への信仰心があり、同時に人生哲学をもっていたからです。

 

私は「神・仏・先祖」の産土信仰を持つと同時に「天」の思想をもつことを提唱しています。

この2つでバランスが良くなります。

 

つまり、神仏の加護をいただくことで人生の荒波を乗り越えることができるわけです。

 

同時に「天(宇宙の大いなる意志)」の思想をもつことで、

それを「人生の羅針盤」にして、慢心して道を踏み外すことなく、進化発展していくわけです。

 

 

☆「宇宙の大いなる意志」関連CD3部作!

 

◎CD『進化発展の法則を活用した開運・成功術』3,300円

 

天地自然の道理を、原則界の視点で「進化発展の10の法則」としてとらえ直して、

その法則を活用した人生の開運・成功術をじっくり語っていきます。

また、人生における“問題解決のヒント”も合わせて述べています。

 

◎CD『霊的宇宙の創生と太元の岩戸開き~銀河系の神秘世界と救済システム』3,300円

 

「宇宙の大いなる意志」から発する多重次元の霊的世界と、宇宙の救済システムを詳細に語っています。

 

◎CD『霊性の覚醒と伝説の大神業・幽斎神事』3,300円

 

〇「宇宙の大いなる意志」との直接的なコンタクトを行う神秘体験

〇神仏にも天命があり、「宇宙の大いなる意志」に神仏・霊人・人類は心を向けることで成長進化につながる

  


2022.9.10

次世代原発の新設よりも、自然エネルギーの最大活用を

 

2022年8月24日、岸田首相は福島原発事故以降に停止している原発の再稼働を進め、

さらに次世代原発の開発、建設を検討する方針を表明しました。

ウクライナ戦争によって天然ガスなどの供給が不足することで、原発の再稼働を進めています。

 

福島原発事故の廃炉も進まず、使用済み核燃料の処分方法も決まらない中、

次世代原発の開発・建設を行うことに、私は反対します。

 

そもそも福島原発事故から11年も経っているのに、

発電エネルギーの自給体制が整っていないことが問題なのです。

 

海に囲まれた日本では洋上風力発電に最適ですし、

火山国日本は地熱発電に大きなポテンシャルがあります。

 

火山国アイスランドでは約30%が地熱発電であり、残りが水力発電で、

100%自然エネルギーでまかなっています。

 

日本はアイスランドを上回る世界第3位の地熱資源があるのに、

地熱発電には熱心ではありません。

 

アイスランドと日本では人口も経済規模も違うので、

日本ですべての電力を自然エネルギーでまかなうことは無理でしょうが、

原発の発電量以上は可能です。

要は“やる気”の問題ですね。

 

電力会社と送電会社の分離、

再生可能エネルギーのための送電網の整備、

蓄電池の開発など、やれることはたくさんあります。

 

ところが、政府は原発を動かしたいためか、

これらのことに熱心とはいえず、安易に原発に頼ろうとしています。

政治の怠慢といえましょう。

 

 将来の日本人に現代のツケをまわすな

 

原発にはさまざまなリスクがあります。

 

○原発にミサイル攻撃されるのを防ぐことが難しい。

 

以前から「原発をミサイル攻撃されたら、どうするのか」という問題がありました。

ウクライナ戦争において、ロシアがウクライナのザポリージャ原子力発電所を占拠しています。

つまり、戦争になると原発への攻撃があると考えなければなりません。

 

北朝鮮に接する日本海側に原発が多く立地しています。

北朝鮮がミサイル発射を繰り返している現在、せめて原発を停止しておく必要があります。

 

○核のゴミの処分場がない。

 

原発は「トイレがないマンション」にたとえられます。

原発を稼働している限り、核のゴミがたまる一方になります。

 

原発を稼働させたい政治家の中で、

「自分の選挙区に核のゴミの最終処分場を造るから再稼働させてほしい」

と表明している政治家はいません。

 

経済界も原発の再稼働に賛成しながら、核のゴミのことは一切いいません。

実際、日本国内の核のゴミの最終処分場はまったく決まっていません。

 

そもそも地震国日本のどこに、

10万年以上保存しなければならない核のゴミの最終処分場を造れるのでしょうか?

妙案がないのですから、せめて核のゴミをこれ以上増やさないことです。

 

○トータルでは、原発は採算がとれない。

 

地震国日本で原発を動かすには地震や津波対策に多額の費用がかかります。

また、自治体への交付金も多額に上ります。

廃炉にするにも、核のゴミ処分場にも莫大な費用がかかります。

 

以前、「原発は安く発電できる」といわれてきましたが、

実際には建設から維持費、交付金、地震・津波対策費、

廃炉費、核のゴミ処分費を合わせると、膨大な費用になります。

トータルでは、原発はまったく採算がとれないのです。

 

日本人は現在の生活を維持するため、

環境破壊と気候危機、多額の国の借金、核のゴミなど、

将来世代にツケをまわし続けています。

 

現代人の多くは「今さえよければ」になって、

数十年先のことまで考えられなくなっているようです。

現代人は将来の日本、そして人類への責任があることを忘れてはなりません。

 


2022.8.27

相手の価値を認めることで、人間関係は良好になる

 

古代中国の戦国時代に「士は己を知る者のために死す」という言葉があります(『戦国策』守屋洋訳、徳間書店)。

これは自分の価値を認めてくれた人間のためなら、自分の死もいとわないという意味です。

 

まあ、現代は戦国時代ではないので、死ぬまでのことはないのですが(笑)、

人間にとって、自分の真価を認めてもらうことは何物とも比べられないということです。

 

いいかえますと、相手の価値を認めることが人間関係を良好にする方法であるということです。

 

人間には「自己承認」という欲求があります。

誰でも「自分を認めてくれる人」を好むものです。

「自分は価値ある人間だ」と思われたいものです。

 

逆に、「おまえは生きる価値がない」と言われるほどつらいことはありません。

 

人生がうまくいかない人は、相手の短所を見つけて、けなすことが上手です。

人生がうまくいく人は、相手の長所をみつけて、ほめることが上手です。

 

最上なのが、相手の価値・真価をみつけ、

それを認め、それにふさわしい対応をすることです。

「相手の価値をみつけて、ほめてあげる」ことが、人生の大いなる贈り物になります。

 

実際、スポーツ選手をはじめ成功した人たちは、

他者から「自分の価値」を認められ、

それがきっかけになって成功した人たちも少なくありません。

 

相手にそうしてもらうには、

まず自己の価値を高めていくことが必要になります。

 

人間には何か長所があるものです。

「自分の強み、得意分野は何か」を考え、強化することです。

自己の価値を高めることが自己信頼につながります。

 

 神仏は自分が守護する人間を評価している

 

これは仕事の分野だけではありません。

前世セッションの「直霊の大神さまのメッセージ」において、

「あなたのやさしい心根を、神仏は評価しています」といわれる人も多いのです。

 

また、その人の志や信仰心、生き方、向上心、真面目さなども神仏は評価しています。

つまり、「神仏はその人の生き方を評価している」のです。

 

私は神さまのメッセージを受けながら、

神仏はきちんと自分が守護する人間を観て、

評価してくださっていることを、うれしく思っています。

私も時々、神仏や偉大なご存在たちからの自分の評価を聴いて、やる気を湧かせています。

 

「一霊四魂(いちれいしこん)との対話」において、

わが一霊四魂から評価され、ほめられることほどうれしいものはありません。

これが自己信頼につながります。

 

私は「天」という不動の基準点をもつことを提唱しています。

「天を相手にする生き方」は、

自分の一霊四魂と産土の守護曼荼羅のご存在たちから評価される生き方でもあるのです。

 


2022.8.15

 姓名は“家族的無意識(霊的DNA)”が形としてあらわれている

 

運命心理学(ソンディ心理学)では、

自分の潜在意識と集合的無意識の中間に“家族的無意識”があるとしています。

 

精神科医のソンディ博士によると、

ある精神障害がある人の家系には、同じく精神障害や、

アルコール、ギャンブルなどの依存症の人が少なからずいるというものです。

そこから家族的無意識の存在をあきらかにしました。

 

家族や一族の想念が、霊的なDNA(遺伝子)として子孫に伝承されていくのです。

 

家族や一族の情報を伝達するのが、“魄(はく)”になります。

魄は〈現象化を起こす働き〉があり、

宿命・運命の清めと改良とは“魄の清め”になります。

 

そもそも宿命はハード(肉体)とソフト(情報)に分かれます。

ハード(肉体)は変えられませんがソフトは変えられます。

ソフトが魄(残留思念情報)であり、人生のプロトタイプ(元型)になっています。

 

さて、姓名は“家族的無意識”が形としてあらわれたものです。

開運カウンセリングで家族の名前を観ますと、同じ格数が何人にも出てきます。

 

また、(姓名判断における)人格には先祖との相性があらわれます。

吉数の場合は、先祖の余徳を多く受けられることが多いのですが、

凶数の場合は、先祖のカルマやネガティブな“家族的無意識”を受けている場合が多いのです。

そのため、名前に凶数が多い人には、神仏も開名(開運する改名)を勧めています。

 

開名する場合は、ネガティブな“家族的無意識”から解き放ち、

先祖の余徳をたくさん受けられるような名前をつけることが大切です。

 

見えざる偉大な世界は「陽」の原則界と、「陰」の守護界(神仏界)に分かれます。

 

2つの世界はDNAのように二重螺旋になっています。

それをつなぐ働きができるのが肉体人間です。

 

原則界は「天界」に属し、「天地の法則」をつかさどっています。

原則界の根本原理が「原因と結果の法則」であり、天地自然の道理で貫かれています。

これは“自主・自立・自己責任”の世界です。

 

霊界を例にすると、

原則界が霊界のシステムを創り、秩序をつかさどっているのに対し、

神仏たちは下層で苦しむ霊たちを救います。

 

 易神は原則界の流れの中にある

 

実は、易神界(神仙界)は原則界の流れの中にあります。

DNAの遺伝情報は、

アデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)

の4種類の塩基の組み合わせになっています。

 

そして、AとT、GとCがペアになっており、

その陰陽の数十万の配列の組み合わせで遺伝子はできあがっています。

 

つまり、易の陰陽と同じ構図です。

 

また、易の字は“日”が宝珠をあらわし、

“勿”がそこから放射される光を表現しているとされます。

また、“日”は直霊、“勿”は四魂とも考えられます。

 

現在、原則界と守護界はDNAのように交差する時期にあたり、

原則界が現世をより良くするために介入する時期を「天の岩戸開き」といいます。

 

Kさんの感想です。

「2014年10月26日の初伝神道易クラスで、易神さまより山田先生に、

《元型の改良をして占いの世界を変えてほしい》とオファーがありました。

 

当日はその時間がありませんでしたので、

「それでは、次回に元型の改良をいたしましょう」とのことでした。

 

そして、翌月11月30日の前世を踏まえた「天命・地命」を知る神道易講座で、

易神さまが元型の改良を受けられました。

その間、易神さまが期待感をつのらせていらっしゃる感覚がございました。

 

前回の幽斎神事の際に、この時の易神さまの期待されている感覚が思い出されました。

 

山田先生のご解説で、

『元型の改良をして占いの世界を変えてほしいということは、

運命学の世界そのものを変えることになります。

六十四卦そのものが元型である。

元型が変わると易の卦が変わる。

易の卦が変わると、易の質が変わる。

そして、人生が変わる。

すると、人生そのものが良くなるということなんですね』

 

とのことで、とても感慨深く、ありがたかったです」

 


2022.8.6

サニワ(審神法)は、「天」を不動の基準点にして行う

 

古神道には、物事の本質をとらえる方法として、サニワ[ 審神法] があります。

近年、フェイクニュースを含むさまざまな情報が氾濫しています。

 

人間は SNSの情報や、周囲の人々の考えに影響されがちです。

さまざまな詐欺やカルト宗教、

いま流行している陰謀論などに惑わされないように、

サニワの視点をもつことが大切です。

 

こういう時代こそ、“不動の基準点”が必要です。

その基準点こそ、神仏を超えた「天」であり、

私は「天の思想」をもつことが、特に必要な時代だと考えています。

 

私はサニワをする際、「天」という不動の基準点を設けることが大切だと考えています。

 

一つの情報の中に、真実もあれば、フェイクも含まれているケースもあります。

 

また、ある人には真実だと思われることでも、別の観方をすると違う場合もあります。

 

つまり、「それが真実か、虚偽か」で判断すると、自分が迷うことがあるのです。

 

人間は自分が信じたいことを真実だと思う傾向があります。

しかし、自分が信じたい事柄が必ずしも真実ではありません。

 

つまり、「自分が真実だ」と思っているにすぎないこともあるのです。

私は「真実か、虚偽か」で判断することも危うさを感じています。

 

 物事を「発展・進化・調和(平和)の方向性」で判断する

 

また、人間は“時代背景”の中で判断をします。

戦前の軍国主義だった日本と、現在の日本では判断の基本が違います。

多神教の日本と、唯一神を信仰している人たちでは価値観も違います。

 

「天」とは、時代を超越し、宗教や民族、国、地域も超越した世界です。

〈最高にして究極の天〉が、「宇宙の大いなる意志」です。

「宇宙の大いなる意志」は一切の生きとし生けるものの〔発展・進化・調和〕を望んでいます。

 

一見真実そうであっても、

そのことで社会が混乱したり、争いが起きることは、「天」は望んでいません。

 

私が陰謀論に与(くみ)しないのは、

(たとえ真実を含んでいたとしても)陰謀論が社会の分断、家族の分断を起こすからです。

 

人間の大天命は「人類の平和・平安に貢献する」ことですから、

私はその方向で判断し、

世界を分断させたり、争いを起こす内容には乗らないことにしています。

 

皆さんもサニワを行う場合、

「これが真実か、虚偽か」ではなく、

 「発展・進化・調和(平和)の方向か」という基準で判断するとよいと思います。

 


2022.7.23

上手にサポートを受ける

 

長年開運カウンセリングをしていますと、うまくいっていない人には特徴があります。

自分一人でかかえこんで、他者から援助を受けることを遠慮している人が多いのです。

 

「他人に迷惑をかけたくない」と思い、誰の援助も受けずに、結局自己破産した人もいました。

 

私は開運カウンセリングでは相談者に対して、次のような趣旨を話しました。

 

「サポートを求めることをためらわないことです。

『天は自ら助くるものを助く』で、まず自分が努力することは大切です。

自分がまず行い、その補助をたのむと、意外と援助してくれるものです。

 

適切な自己主張を行い、多くの人から上手にサポートを受けることが必要です。

誰からもサポートを受けない人が燃え尽きてしまいます。

多くの人に助けてもらう工夫をすることがポイントです。

 

そして、サポートを受けたら、大いによろこび、感謝することです。

そうすると、さらにサポートをしてくれる場合が多いのです」 

 

適切な自己主張とは、相手の気持ちを尊重しながらも自分の要望を相手に伝えることです。

「叩けよ、さらば開かれん」であり、自分で“運命の戸”を叩くことです。

 

また「サポートを断られることを恐れない。受けられたらラッキーだ」と思うことです。

 

妙な“プライド”が破滅を招きます。

市役所や福祉関係にも相談し、依頼しなければ、サポートは得られません。

自分を上手にサポート(後押し)する人が、多くのサポートを受けることができるのです。

 

 応援したくなるような人間になっていく

 

一所懸命な人を見ると、心ある人は応援したくなるものです。

「私は○○について、一所懸命○○します。△△について、サポートしてもらえませんか」

「私は○○について、全力で○○します。△△について、やり方を教えてもらえませんか」

 

そのために、いろいろな種類のサポートが受けられるようにします。

たとえば、「経済的なサポート、愛情的なサポート、情報的なサポート、人脈的なサポート」など、

さまざまなレベルの関係をつくり、定期的に関係を温めておきましょう。

 

そして、サポートを受けた時は大げさなくらい感謝の言葉を相手に伝えましょう。

サポートのし甲斐のある人が、さらにサポートしてもらえます。

 

神仏は「縁をもって開運する」のですから、

多くの“縁”を活用できるように創意工夫しましょう。

神仏はその人の「生き方」に応じて守護を与え、

人生に責任をもって行動する人ほど後押しをします。

 

志(こころざし)をもって生きていると、神仏も人間もその人を応援したくなります。

応援したくなるような人間になっていくことです。

 


2022.7.10

空亡(天中殺)を乗り切る開運法

 

人生は山あり、谷ありです。

運勢的に“谷の時期”になりやすいのが、「厄年」や「空亡」期間です。

 

ある意味、人生の土づくりの時期であり、年輪を刻む時です。

厄年や空亡期間を乗り切るために、

その1年前から秘伝開運法を行い、開運体質にしていきましょう。

 

空亡(天中殺)は生年月日で発生します。

これは本人の前世、宿命・運命のバイオリズムになります。

 

その時は「経済、家庭、健康、精神面、人間関係」で自分の弱い部分が顕在化してきます。

まずは、その前に対処してリスクを下げておくことです。

「備えあれば憂いなし」です。

 

また、何事にも兆(きざ)しがあります。

兆しの段階ですばやく処置していくことです。

ボヤのうちに消せば、火事を免れます。

 

そして、知っていても行わなければ意味がありません。

その認識で行動していくと、「ピンチがチャンス」となって、

自分がスパイラルアップするチャンスになります。

 

開運法としては、“陰の強化”が重要です。

(陰とは、仏尊や先祖の守護です)

 

〇自神拝

〇「神・仏・先祖」が喜び元気になる祈り詞

〇21日前世・先祖のカルマの昇華法

〇21日宿命・運命の改良法

 を行います。

 

「神社・寺院開運法」としては、

〇特に母方の産土神社、鎮守神社

〇父方母方の菩提寺

〇父方母方のお墓

〇加護仏閣

への参拝が、効果が高いのです。

 

〇「菩提寺の総本山参詣法」は、自分の家の宗旨のご本尊のバックアップと守護先祖霊団のパワーアップになります。

総本山の仏尊たちのバックアップを受けるので、

ご先祖さまがたいへん喜ばれ、守護先祖霊団のパワーアップにつながります。

 

「神棚・仏壇・お墓の開運祭祀」を行うことです。

 

そして、「天地自然の道理の学び・体得」が特に重要になります。

天地自然の道理にはずれた思考や行動が原因となり、悪い結果が発生します。

自分を開運体質にしていくことです。

 

そのため、

〇21日慎食行

〇21日赦しと和解の開運法

〇開名(改名)

も有効です。

 

  厄年を乗り切る開運法

 

厄年は年齢によって発生するため、特に「健康面での養生」に心がけることが大切です。

心身の生活習慣の改善、慎食行が特に有効です。

女性は閉経前後の50歳前半も、厄年ととらえてください。

 

厄年は「積極的に地球、大自然、神仏や先祖、社会の役に立つ時=役年」ととらえてください。

厄年は徳積みの時期であり、ボランティアや、神社仏閣の修理の寄進など善行を行うとよいでしょう。

 

開運法と徳積みで、病気の場合でも早期に見つかったり、

腕の良い医師に出会うなど、運を良くしてしぶとく乗り切ることです。

 

開運法としては、以下が有効です。

〇太陽の大神さまの日拝

〇「神・仏・先祖」がよろこび、元気になる祈り詞、

〇前世・先祖のカルマの昇華

〇宿命・運命の改良法

〇地相・家相の改善

〇笑いの行

〇開名 

 

神社・寺院開運法としては、

〇自分の産土神社、鎮守神社、

〇父方母方の菩提寺、父方母方のお墓

〇菩提寺の総本山

〇現住所の一の宮、総社

〇産土神社総本宮

への参拝が効果が高いのです。

 

神社の系統のトップの神社を「総本宮」といいます。

総本宮開運法は産土の大神、鎮守の大神のバックアップ、厄年や空亡を乗り切るのに有効です。

自分の産土神社や鎮守神社の「総本宮の大神さま」にごあいさつをして、

人生の開運のバックアップをしていただくことです。

 


 

2022.6.26

“兆し”に対するアンテナをはっておく

 

開運人生にするには、開運法と危機管理術(リスクマネジメント)の、“攻防両面”に強くなることが大切です。

 

チャンスもピンチもすべての事柄において、“兆し”があります。

その兆しはどういう意味なのかを見抜くことです。

一歩先で兆しをキャッチして、チャンスをものにした人が成功しています。

 

物事はいきなり凶になることはありません。

その前に予兆があります。

萌芽の時に処置しないと凶になります。

 

出処進退の有り様によって物事は変わってくるわけです。

物事が萌芽の段階で、“陰極まる前にとっとと陽に転ず”を肝に銘じ、

早め早めに処置をうつことが大事です。

  

最も悪い対応が“先送り”です。

ウクライナ戦争でもわかるように、

現在の世界は、「危機情報の活用」が生死を分ける時代になったのです。

 

 兆しの段階で“吉凶の流れ”を見抜く

 

私が開運カウンセリングをしていた頃、

家族や仕事、病気でも、ずっと問題を先送りして、

どうしようもなくなってあわてて相談にくるケースが多々ありました。

 

せっぱつまると選択肢が極端に狭まり、

ベストの対策というよりも、最悪の結果だけは回避するという方法になってしまいます。

 

理想としては、兆しの段階で“吉凶の流れ”を見抜けるようになるとよいでしょう。

そのためには、兆しに対するアンテナをはっておくことです。

そう意識すると、意外と観えてくるものなのです。

 

そして、「問題から先に処理する」という行動習慣をつけることです。

現実から逃避すれば、より厳しい現実に後で直面しなければならなくなります。

 

兆しの段階なら、楽に処置できます。

「兆しを観て、早目早目に行動する」を口グセにするとよいでしょう。

 


 

2022.6.18

祈りと念力の違い

 

【祈り】とは〈意に乗る〉ことで、神仏と自分を同調・共鳴させることです。

「神・仏・先祖」ご開運の祈り詞は、祈りです。

はっきりとイメージすると波長が同調・共鳴しやすくなり、より守護度がアップします。

 

ゆったりした気持ちで、ゆっくり明確に想って祈ります。

外なる神仏と内なる神仏(一霊四魂)を共鳴させるイメージで、笑顔で祈ります。

内なる神仏が、外なる神仏に祈るという認識が、祈りの効果を上げます。

 

一方、【念力】は自分の力を使います。

「黄金の箱」願望実現法は“念力の世界”ですから、しっかりと、思い切り、気合を込めます。

「自分は必ず実現させる!」という、強い想いと行動が必要です。

その場合も、内なる神仏の霊力を発揮させるという想いをもつことが肝要です。

 

願い事を、神社仏閣などで外なる神仏に祈るだけでは、願望をかなえることはできません。

念力(自力)と祈り(他力)は車の両輪です。

 

ある意味では、神仏に念力を使ってはいけません。

神仏に念力を与えると、神仏は嫌がり、引いてしまいます。

祈りと念力をはっきり区別して、上手に使い分けてください。

 

  祈りは回数よりも、「神仏に通じさせる」という“質”を大切にする

 

「お祈りはいつ、何回すればよいですか?」

「声は出した方がいいですか、出さないでもよいですか?」

という質問もよくあります。

 

お祈りは何回でもかまいません。

声も出せる時はしっかり称え、出せない時は黙念でよいのです。

 

大切なことは、自分の意をしっかり神仏に伝えることです。

 

祈り詞を称えたら神仏に通じると考えるのではなく、

「神仏に通じるように気持ちを込めて祈る」ということです。

数量や時間という外面的要素ではなく、内的な質です。

 

まず祈る対象をしっかりと目を開けて観ます。

観た時に、直霊(なおひ)から光が出ます。

肩の力を抜いて、背筋を伸ばします。

 

合掌印は指を広げず、両手は胸元につけないことです。

指先は祈る対象に向けて、照準をあわせます。

 

胸の中央(ハート)で祈り、胸の前に“祈りの場”を作ります。

合掌した指先から直霊の光を出して、光で祈りの道筋をまず作ります。

 

神言は神さまの言霊であり、真言は仏尊のマントラです。

ゆっくりと気持ちを込めて、言霊を道筋に乗せ、神仏に届けるイメージで祈ります。

 

「私は○○いたしますので、後押しよろしくお願い申し上げます」

神仏へ自分の決意を伝えることが重要です。

  


 

2022.6.4

宿命・運命のネガティブな要素を減らし、ポジティブな要素を増やす②

 

私は長年古神道を研究し、それをヒントに開運法を編み出してきました。

私は古神道の行法やヨーガ、気功を実践してきたので、

カルマ(業)や宿命・運命も身体的にとらえました。

いわば「霊的身体論」です。

 

人間の身体の部位でとらえることで、

カルマ昇華や宿命・運命の改良も具体的に実践できるわけです。

 

カルマについては、ノドのヴィシュダチャクラに関係していることがわかっていました。

さらに、足のヒザから下にカルマがたまることもわかりました。

宿命・運命の“要(かなめ)”は、古神道の巻物から、胸の周囲にあることがわかりました。

 

江戸時代の〔神道の2大家元〕である京都の吉田家に秘蔵されてきた「三光運命図」があります。

 

三光とは〈日・月・星〉の光が、人類の運命に深く関わることを示す秘伝図です。

“天命”を父で日月、“運命”を母で月日、“運身”を卍で星として表現し、

その中に「中主(なかぬし)」があります。

 

神道では、天の中心におられるのが天之御中主大神です。

それに対応するように、人間の身体内にも「中主」がおられるわけです。

 

この「中主」は内なる神性「一霊四魂」の中心である直霊(なおひ)にあたります。

 

その後、 “運身(うんしん)”という概念から、

「運命が身体の中にあり、それが二十四の星宿の神々と関係している」

ことがわかりました。

 

そこから、宿命・運命を“身体論”としてとらえることができるようになりました。

 

二十四の星宿の神々は東洋運命学の四柱推命の「元命星・運命星」、

九星気学の「本命星・月命星・日命星」と関連しています。

  

奥義巻物と秘伝行法を「宿命・運命の清めと改良」という視点でとらえ直すと、

新たな発見がいくつもあり、とても興味深いものがあります。

次のステップにいこうと思ったら、「伝統」を見直すことです。

 

自分の胸にいわば「宿命・運命の要」があります。

それが一種の“宿命・運命の磁石”となり、

「引き寄せの法則」によって、自分に相応した環境や人間関係を引き寄せます。

 

「人生は心一つの置きどころ」といわれますが、

まさしく心の部位に宿命・運命の要があったのです。

宿命・運命とは、心の有り様が影響するということです。

 

内なる神性・一霊四魂を身体的にとらえますと、

胸の中央に「直霊(なおひ)」があります。

 

胸の前方の幸魂(さきみたま)は、「咲く(成果が出る)」の意があり、

胸の後方の荒魂(あらみたま)は「顕われる、現象化」という意味があります。

 

そして、和魂(にぎみたま)のある下丹田は「行動力」、

奇魂(くしみたま)のある頭脳は「思考力」と関係しています。

 

一霊四魂の部位と、宿命・運命の部位は連動しており、

一霊四魂を光り輝かせる「自神拝」が運命の開拓には有効になるわけです。

 

笑顔などで心を明るくすると、宿命・運命も明るくなります。

さらに、直霊周辺を先天の三種(みくさ)の大祓(おおはらへ)などで、集中的に清めるとよいのです。

 

※宿命・運命の改良の実践法は、 CD『地蔵十福・鳳凰力と大祓い~実践 宿命・運命の清めと改良法』をお聴きください。

 


2022.5.28

宿命・運命のネガティブな要素を減らし、ポジティブな要素を増やす①

 

私は開運カウンセリングから始まり、

産土信仰の重要性がわかって、

神仏のご開運を祈ることを提唱しました。

 

その後、相談者の中には、

産土神社を教えただけで“おかげ”をいただき、

あっという間に結婚をしたり、

奇跡的にトラブルが解決する人もいました。

 

しかし、産土信仰だけではなかなか難しい相談者もいます。

 

目標実現でも、ビジネスの分野はうまくいくのに、

家族関係はなかなか結果が出ない人もいます。

 

それは宿命・運命の“重さと質”によります。

 

宿命・運命を清めて明るくし、

宿命・運命の“重さ”を軽くして、

開運法の効果が上がりやすくしていく必要があります。

 

その発想のもと、「宿命・運命そのものの清めと改良」を開発しました。

 

以前、「厄年・空亡(天中殺)・運命星の改善とカルマ昇華」講座で清めていますと、

「前世・先祖のカルマの昇華」シートから出る“霊的ホコリ”と、

本人の宿命運命をあらわす東洋運命学鑑定盤から出る“運命的ホコリ”は、

それぞれ質が異なりました。

 

つまり、「前世先祖のカルマの昇華」と、「宿命運命の清めと改良」は、質が違うのです。

そして、両方行うことで相乗効果になります。

 

九星気学の本命星や月命星、四柱推命の運命星には、

ポジティブ面とネガティブ面があります。

宿命運命を清めると、ネガティブ要素が減る(薄まる)ととらえても良いでしょう。

 

清めることでネガティブ面を減らし、

創運・増運法でポジティブ面を増やして、

運勢全体のレベルアップをはかっていきます。

 

また、「宿命・運命の魄(はく)」は粒子であり、波動(運波、運勢)です。

これは光の性質に似ています。

 

「宿命運命の魄」は光度(ルクス)というイメージでとらえ、

“明るくする、光を当てる”という認識を持つと良いでしょう。

 

日頃の心を明るく保つと、運命も明るくなっていきます。

 

この「宿命・運命の魄」は電波のアンテナのようにとらえることができます。

テレビやラジオ、携帯の電波が空間に充満しています。

そして、さまざまな思念エネルギーの中で、

自分の周波数に合ったもののみをキャッチしているわけです。

 

良い番組(人生)を見たいのなら、自分の周波数を高めることです。

その周波数の発信場所が、胸の中央(直霊)にあるのです。

  

(次回、②に続きます)

 


2022.5.22

小さな失敗を人生のピンチにしないために

 

人生において、ミスや失敗は誰にでもあります。

最近、山口県で誤送金によるお金の使い込み事件があり、全国的に知られました。

 

誤送金の場合、通常は返金に応じるものですが、

誤送金を受けた相手がわざと大金の使い込みをして逮捕されました。

 

大金の誤送金をした町の職員はたいへんつらい想いをしていることでしょう。

自治体側のミスとはいえ、その職員と町は本当に運が悪かったとしか言いようがありません。

 

全国的に誤送金のケースがいくつも発生しており、

自治体の送金システムの改善が必要です。

 

私自身、昔のいろいろな失敗(しくじり)をふと思い出し、苦笑することがあります。

ただ失敗はあっても、それが大きな出来事(不幸)にならなかったのは、

我ながらラッキーだったと思っています。

 

自分がピンチになりそうになった時のことを、

私は以前、わが直霊の大神であるミロク北辰の大神さまにうかがったことがあります。

 

すると、《神仏の守護があって、無事乗り切ることができたのです》というお答えでした。

 

日々無事であることや、何かトラブルが起きても大過ないことこそ、神仏の大いなる守護だと思います。

 

人生の失敗について、私は次のように考えています。

 

○油断を戒め、不注意によるミスや失敗の量を減らす。

 ○ミスや失敗に気づいたら、すばやく対処する。

遅れるほど、傷口が広がる。

○同じ失敗を繰り返さないように、失敗を教訓にして、対策を打つ。

○歴史から学ぶ。

ある意味、人類の歴史は「成功と失敗の事例集」です。

事前に失敗パターンを学んでいれば、先人と同じ失敗をしないで済みます。

 

○ミスや失敗から人生の大きなピンチを招かないように、

日頃から産土信仰をして、産土の守護曼荼羅のご存在たちの加護を願い、創運・増運のための開運法を行う。

 

 人生運をあげ、「自分は運がよかった」といえる人生にしていく

 

失敗があっても大過なく乗り越える人もいれば、

大きなピンチになって、人生が暗転する人もいます。

 

人生は「運がよいか、運が悪いか」で大きく変わります。

 

実は、失敗から大きなトラブルや不幸になる人は「カルマの清算」という側面があります。

 

折に触れて、前世・一族・先祖のカルマ昇華を行い、カルマの清算を減らすことが大切です。

 

また、私が開運カウンセリングをしていて「運が悪い人」の相談を受けていますと、

やはり宿命運命を表す命式に問題があり、姓名もよくありません。

宿命運命の浄めと改良を行うとともに、開運する名前にする必要があります。

 

最近、キラキラネームが話題になっていますが、

命名された子どもが困らないような名前にすべきです。

実は、他者から普通に名前を読んでもらえない名前は「衰運する名前」でもあります。

 

産土の守護曼荼羅のご存在たちに加護を祈るとともに、

自分でできる創運・増運法や、カルマ昇華や宿命運命の改良、

赦しと和解の開運法、「一霊四魂との対話」開運法などを行うことで、

確実に人生運を上げていくことです。

 

「運が悪かった」と嘆くよりも、「運をよくしておいて良かった」と思えるようにするとこです。

そのために日頃から産土開運法をはじめ各種開運法を実践し、

善行によって徳を積むとよいでしょう。

 

※創運増運法は、 CD『創運・増運のための開運法と言霊実現の神秘力』を参照してください。

 


2022.5.7

「子どもの自己」をはじめ、「過去の自己」と調和する

 

私たちは誰でも、かつては子どもでした。

「三つ子の魂百まで」というように、

「子どもの自己」は私たちの人格の一部となって、いつまでも存在しつづけています。

 

フィギュアスケートの羽生結弦選手が、4回転アクセルを跳ぶことに関して、

記者会見で「心の中の9歳の自分」という話をしました。

 

以前、プロサッカーの本田圭佑選手も「リトル・ホンダ」という表現を使いました。

一流のアスリートの中には「子どもの頃の自分」の夢を持ち続け、実現した人たちも多いのです。

 

逆に、子どもの頃のネガティブな経験が無意識に人生にブレーキをかけていることもあります。

 

実は、現在のさまざまな問題は“子どもの頃のネガティブな経験”に起因している場合が多いのです。

子どもの頃に両親が不仲だったり、親から拒否されたことが多い人は、

幸せになる原動力である自己信頼が充分に育っていません。

 

子どもの頃の自分のことを「子どもの自己」といいます。

心の中に「子どもの自己」が住んでおり、

「過去の自己」は抑圧されると、さまざまな不幸不運を起こす無意識的な行動につながります。

 

「前世も含めた過去の自己」が人生の重要な局面に顔を出し、多大な影響を与えます。

しかし、自分でそれに気づかないことが多いのです。

 

「過去の自己」との調和統合は、幸せな生活や願望実現の心的源となります。

現在の自分と「過去の自己」が対立するのではなく、

自分の過去を受け容れ、「過去の自己」をねぎらい、

励まし、ほめて、心に癒しと栄養をあげましょう。

 

「過去の自己」をあるがままに認め、受け容れ、敬意をもち、

“よき友”になれば、現在の自己と調和します。

 

自分自身の「子どもの自己」を大切にすることです。

それによって、自己信頼が育ち、開運招福の人生の基盤になります。

 

(参考『自信を育てる心理学』ナサニエル・ブランデン著、手塚郁恵訳、春秋社)

 

 

「子どもの自己」と「大人の自己」を調和する言霊開運法

 

私は〇〇〇〇、生年月日・十二支生まれです。

 

おかげ様で、ありがとうございます。

私〇〇〇〇は「過去の自己」に優しく接します。

私は「過去の自己」をすべて受け入れます。

 

「大人の私」はわが内なる「子どもの頃の自己」を優しく抱きしめます。

「大人の私」は「子どもの頃の自己」を受け容れ、

頭をなでてなぐさめ、励まし、しっかりほめます。

 

私〇〇〇〇は親や一族の人生ではなく、自分の人生をしっかり生きます。

私は「過去の自己」を受け容れ、調和します。

 

私はわが人生を祝福します。

すばらしい。りっぱだ、えらい。あっぱれだ!

 

私は「前世の自己」を受け入れます。

私はすべての前世の経験を受け入れます。

 

私は天命を歩むために、前世の経験を活かします。

私は「過去の自己」と調和し、開運していきます。

 

おかげ様で、ありがとうございます。

宇宙の大いなる意志、大調和に基づく天命もちて、

とってもありがたいわが産土の守護曼荼羅のご存在たちの一霊四魂の、

いやますますのご開運をお祈り申し上げます。

 

とってもありがたいわが産土の守護曼荼羅のご存在たち、

守りたまへ、幸(さきは)へたまへ」

 


2022.4.24

自由と責任はセットである

 

私は近年、自由と責任はセットであることを痛感しています。

コロナ禍の中、外でマスクをつける・つけないは「個人の自由だ」と主張する人たちがいます。

しかし、マスクは「個人の自由」という内容ではなく、防疫上の“責任”になります。

 

野生のライオンは自由に草原を走ることができますが、

獲物をとれるか、失敗するかは自分の責任になります。

 

動物園のライオンは自由がない代わりに、エサを毎回食べることができます。

つまり、自由を得たいのなら自分の行動に対する責任がともなうわけです。

 

CD『地球王如来の大曼荼羅~一霊四魂との対話と神秘体験』の中に、

ミロク大帝さまのメッセージがあります。

 

《宇宙の生命体には、想いや行動の自由がある。

同時に、想いや行動の結果に対する責任もある。

自由と責任は対なのだ。

 

自分に責任を持つ者こそ、自由を得ることができる。

あなたたちが自由を得たいのなら、人生に責任を持つことなのだ。

また、自由とは宇宙の法則(天地自然の掟)に従った上でのことだ》

 

自分の人生の主導権を常に自分がにぎることで自己がウズの中心になり、

より良い環境に創っていくことができます。

その際、相手の人生の主導権を尊重することが大切です。

 

 「運命の開拓者」になるには、自分の人生に責任をもつ

 

「運命の開拓者」とは霊的・精神的成長とともに精神的にも経済的にも豊かになり、

前半生とは別人のようになることです。

そのためには、自分の人生の主導権を意識的に自分がにぎる必要があります。

 

「運命の開拓者」になるには自分の人生を他者のせいにせず、

「自らの意志で運命を開拓していく決意と覚悟」が必要です。

 

その覚悟をもって行動した時、産土の守護曼荼羅のご存在たちの加護と後押しがあるのです。

 

【 運命の開拓者になるための言霊 】

 

私○○○○は『運命の開拓者』になることを決意した!

私は開運吉祥・和楽繁栄の人生にしていく。

私は「一霊四魂との対話」を通して、霊的・精神的成長をはかる。

 

私は自分の人生の主導権を常ににぎる! 

そして、相手の人生の主導権も尊重する。

 

私は自分の人生に責任をもつ。

だから、私は事実を尊重して、行動する!

 

私は豊かになるための良き原因をつくる責任がある。

だから、私はお金を大切にして、しっかり貯める!

 

私は自分の選択と行動に責任をもつ。

だから、私はしっかり考える!

 

私は自分の行動の結果に責任をもつ。

だから、私はしっかり危機管理をする!

 

私は自分の願望を実現することに責任をもつ。

だから、私は積極的に行動する!

 

私は自分がした約束に責任がある。

だから、私は約束を守る!

 

私は人生の危機管理に責任をもつ。

だから、私はすばやく問題に対処する!

 

私は自己信頼を育てるのに責任がある。

だから、私は自分と相手をねぎらい、励まし、しっかりほめる!

 

いままでご苦労さまでした。

いつもありがとう。

 

すばらしい! 

さすがだ。たいしたものだ。

りっぱだ。えらい。あっぱれだ! 

 

私は運がいい。

私はどんどん運が良くなる。

明日はもっと良くなる!

 


 

2022.4.16

人生は見つけるものではなく、創るものである

 

アイルランドの文学者・政治家であるバーナード・ショーには、

「人生は自分を見つけることではない。人生とは自分を創ることである」

という名言があります。

 

私もまったく同感です。

私がセミリタイアする前に会報誌『ライフクリエーション』を発行していましたが、

まさに「人生を創造する」という意図でした。

 

一時期、「本当の自分を見つける」「自分探し」というフレーズが流行りました。

「本当の自分」を見つけていると道に迷いますから、しないほうが無難です(笑)。

 

自分を見つける、探すのではなく、自分の人生を創っていくと考えた方が良いのです。

 

人間は内なる神性・一霊四魂を宿していると同時に、多重の「無意識」があります。

無意識の中には、「シャドー(裏の性格)」という不気味なものをもっています。

このシャドーも「本当の自分」です。

 

したがって、自分の内面を清め、改良し、意識と無意識を調和させるのが肝要です。

(人間の心の多重性、シャドーに関しては、CD『意識と無意識の調和~シャドーの浄化法』をお聴きください)

 

真理の探究も科学分野では結構ですが、精神的分野では「自分探し」と同様に、袋小路に入りやすいものです。

宇宙は広大無辺で、ある真理がわかっても、さらにその奥があり、際限がありません。

宇宙の実相を人間だけで感得するのは無理で、神仏の導きが必要です。

 

神仏は真理の探求者を望んでいるのではなく、地球の調和・人類の平和を望んでおり、

その目標をもっている人に実相の一部を教えてくれます。

つまり、「何のために」が大切なのです。

 

 地球の調和と人類の平和・平安の“方向”で努力している中で、神仏が天命だと認める

 

神仏は地球の調和と人類の平和・平安を望んでいます。

天命(人生の目的、天との約束)とは、人間が地球の調和と人類の平和・平安の“方向”で努力することです。

天命とは「方向性」といっても過言ではありません。

 

私が開運カウンセリングをしていた頃、

「私の天命は何ですか?」と質問されることが時々ありました。

 

しかし、『あなたの天命はこれだ』と決められたものはありません。

自分の得意分野を創り、強化し、社会に役に立つことを行うことです。

得意分野も、“探す”のではなく、

「自分が面白くて、社会の役に立つ」と感じる分野をだんだん得意にしていくことです。

 

志をもって天命の方向に歩んでいく中で、自分なりの天命が自らの行動によってだんだんと“構築”されてきます。

そうしているうちに、神仏から『今世のあなたの天命はそれで良い』と認められるのです。

 

天命を歩むことと同時に、天地自然の道理を踏まえて「開運吉祥・和楽繁栄の人生」になるための開運法を実践することです。

 

「自分探し」をしても、開運はしません。人生は短いものです。

開運法の上達をはかり、「運命の開拓者」を目指しましょう。

 

なお、ウクライナ戦争ではロシア兵の残虐な行為がクローズアップされました。

戦争のような極限状態では、人間の「シャドー」に潜む残虐性が表面に出てくるものです。

ウクライナ戦争の早期終結を祈るのみです。

 

※天地自然の道理の活用法は、CD『進化発展の法則を活用した開運・成功術』をお聴きください。

 


2022.4.3

開運人生にするには「縁起(えんぎ)の法則」の視点でとらえる

 

開運人生にするには、長期的な視点でとらえることが大切です。

たとえば、私は30代半ばで独立する前に会社勤めをしていました。

私は独立したいと思っていましたが、

サラリーマンに比べて独立すると収入の面で不安があり、独立に踏み切れなかったのです。

 

そんな時、当時の社長から支社に出向を命じられました。

私は東洋運命学を学んでいる最中だったので、出向について易をたてました。

「行くのが吉」と出ましたので、出向しました。

 

ところが数カ月後、ストレスで風邪をこじらせて急性肺炎になり、入院しました。

入院している時、「自分の人生をどうするか」と考えました。

そして、「自分の天命を歩もう」と決意しました。

 

その入院をきっかけに会社を辞めて、独立して、今日にいたっています。

もし入院していなかったら、独立しなかったかもしれません。

 

「A→B→C」と推移するのが縁起です。

(A)出向して、(B)肺炎になったことを見れば吉ではありませんが、

それをきっかけに、(C)独立して成功しました。

 

長期的には、結果は大吉でした。

私は「行くのが吉」と出ましたので、

「よし! 必ず吉にするぞ」と考えて行動したのが大吉につながったわけです。

 

また、転職や受験も短期的に見るとイマイチでも、

長期的には良かったというケースも少なくありません。

 

つまり、開運人生にしていくには「縁起の法則」を考慮した長期的な視点で観ることが重要なのです。

 

 日頃の認知や言葉から、開運パターンに変えていく

 

私が開運しにくい人たちをみますと、日頃からネガティブな言葉使いが多い傾向があります。

「相手が悪い」というように、「悪い」「できない」「ダメ」「どうせ」「でも」という言葉が多いのです。

 

私が開運カウンセリングにおいてアドバイスをしても、

「でも」と自分ができない理由を述べる人がいました。

 

「うまくいかなかったら、どうすればいいのですか」と、失敗を前提にした質問をしたり、

「他者から邪魔されてやれなかった」などの言葉を使うと、

人生がだんだんそのようになっていきます。

 

日頃はネガティブな認知や言葉を90%使っていて、

たまに開運法を行っても、開運効果が出にくいのです。

 

皆さんの中でなかなか結果が出ない人は、

日頃の認知や言葉使いを見直し、ポジティブな言い方に変えていくことです。

 

ミロク北辰の大神さまのメッセージです。

 

《「開運の大樹」を育てるには、開運の基本を行うことです。

〇太陽の大神さまの日拝が重要です。日拝をしっかり行うことです。

ケガレを祓い清め、生命力を高め、

産土の守護曼荼羅の存在たちとともに太陽の大神さまの御神威をいただくことです。

自らのタマシイを日拝で明るくすることです。

 

〇笑顔で、明朗な心をこころがけることです。

それが神仏の福徳・功徳をたくさんいただくコツです。

 

〇「最上のよき言葉」を意識的に使うことです。愚痴やため息は衰運を招きます。

 

〇自分をねぎらい、励まし、ほめて、心に栄養をたっぷり与えることです。

 

これらが自分を「開運の大樹」に育てる基本です》

 


2021.3.26

神社仏閣に「隠れ神」「隠れ仏尊」がおられる理由

 

長年の神業やミロク原則界業を行っていますと、

神社仏閣には「隠れ神」や「隠れ仏尊」がおられることが多いことがわかりました。

 

近年の神伺い特別神事でも、産土の大神さまや鎮守の大神さまが「隠れ神」だったり、

加護仏閣の守護仏さまが「隠れ仏尊」になっていることも少なくありません。

その理由を説明します。

 

神社の場合、創建の時のご祭神と現在のご祭神が違っている場合があります。

長い歴史の中で、“ご祭神の変更”があるのです。

 

神社の歴史を調べると、「隠れ神」だった神さまは創建当時のご祭神だったことがあります。

また、摂社末社の中にはご祭神が不明になっている場合もあります。

 

また、明治時代の神社の統廃合によって、村社や郷社に近くの小さな神社をたくさん合祀していることが多いのです。

現在の神社の由来書には主祭神は載っていますが、合祀した神々は載っていない場合も多くあります。

(神社側も「隠れ神」の認識がない場合が多いのです)

 

また、夫婦神の場合、ペアでおられることが多いのです。

たとえば、素盞嗚尊(スサノオノミコト)さまがご祭神の場合、

妻神の奇稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)さまが「隠れ神」としておられるケースがあります。

 

仏閣の場合は、仏尊グループでおられることが多いのです。

たとえば、阿弥陀三尊というのは「阿弥陀如来さま、観世音菩薩さま、勢至菩薩さま」になります。

つまり、阿弥陀如来さまが単独で祀られていても、

観世音菩薩さま、勢至菩薩さまが「隠れ仏尊」としてともにおられることが多いわけです。

 

観世音菩薩さまには「六観音、三十三観音」とさまざまな観音さまがおられます。

 

そもそも阿弥陀如来さまは「無量光如来」と「無量寿如来」の2系統がおられます。

さらに、阿弥陀二十五菩薩として「隠れ仏尊」の二十五菩薩もおられるわけです。

このように、仏尊グループで人間の願いを聴いてくださっているわけです。

 

 神と仏尊の働きの違いを知る

 

そもそも、「神々は人間が前に進む際の後押しをしてくださるご存在で、

仏尊たちは人間の悩み・苦しみを救うご存在たち」です。

 

合格祈願や就職祈願、安産祈願は主に神社で行いますね。

菩提寺や加護仏閣では、自分の心の悩み・苦しみを打ち明け、癒していただき、

ご本尊さまや仏尊さま方に悩みを預けるとよいでしょう。

その場合、“仏尊グループ”としてとらえることが効果的です。

 

例「私○○○○はこのような悩みをかかえています。

その悩みが解決できるように努力しますので、後押しをお願い申し上げます。

そして、私の心の悩みをお救いください。

わが悩みをお預けいたします」

 

人間にはさまざまな悩み・苦しみがありますが、

仏尊さま方にその悩みをご相談し、守護仏さまへの祈りで心を軽くしていくとよいでしょう。

 

日本人が神道だけでなく仏教も信仰したのは、心の内面での救いを求めたからだと思います。

開運人生にするためには、自分のシャドー(裏の性格)と向き合い、折り合いをつけていくことが必要です。

その助けとして、自分に縁深い仏尊さま方を拝むことです。

  

※シャドーに関しては、CD『意識と無意識の調和 シャドーの浄化法』をお聴きください。

 


2022.3.12

言葉(言霊)が人生をつくる

 

日本は「言霊(ことたま)の幸(さきは)ふ国」と讃えられました。

神職の祝詞(のりと)は神々を褒めたたえて、人間の願いをお聴きいただくものです。

密教の真言(マントラ)も、サンスクリット語での「仏尊を讃える言霊」です。

 

同じように、開運するためには自分が発する言葉(言霊)を大切にして、

言霊で幸運を招くことをこころがけることです。

 

「口は禍福の門」という言葉があります。

口から発する言葉によって、禍も福も出入りするという意味です。

 

人生でうまくいっていない人たちの多くは、愚痴や言い訳、否定的な言葉、相手の悪口が多い傾向があります。

人間関係を良好にするために開運法を行ってもなかなか結果が出ない場合、

自分の言葉使いを見直してみる必要があります。

 

人間は“何か”の磁石人間です。

「類は友を呼ぶ」という相応の法則で、自分と同質のものを知らず知らずのうちに引き寄せます。

悪しき言葉は悪しき運命を引き寄せ、良き明るい言葉は明るい運命を引き寄せます。

 

「汝の今いる所が汝の世界である」というアラブの格言があります。

多くの人が“外”に原因を求め、不幸な身の上を嘆いていますが、

内なる磁石の質を高めない限り、環境は良くなりません。

その第1歩が「良き言葉」を使うことであり、自分の環境や運命を好転させる近道なのです。

 

 悪しき言葉が戦争を起こす

 

戦争は人間の悪しき感情から起きます。

そして、激しい言葉による争いをしてから、現実の戦争が始まります。

ロシアのウクライナ侵略でも、「悪しき言葉」「偽りの言葉」が飛び交っています。

 

日本もアジア大平洋戦争では「鬼畜米英」という憎悪の言葉で罵っていました。

国家間の戦争も、個人的な争いも、同じです。

人類の歴史で争いが絶えないのは、人類が悪しき言葉を使うことが多いからです。

 

ゴータマ・ブッダ(釈尊)は次のように説きました。

 

「最上のよき言葉を語る。これが第一である。

正しい理ことわりを語る。理に反することを語るな。これが第二である。

好ましい、愛ある言葉を語れ。これが第三である。

真実を語れ。偽りを語るな。これが第四である」

(『ブッダの生涯』中村元著、岩波書店)

 

第一の「最上のよき言葉」がすべての基本です。

「最上のよき言葉」こそが、幸せや平和をもたらします。

 

私はブッダの「最上のよき言葉」とは、「一切の生きとし生けるものは幸せであれ」だと思っています。

多くの人類が「人間だけでなく、動物・植物・大霊界の存在たち」も含めて、

すべての幸せを祈るようになれば、いずれ人類の平和は訪れるでしょう。

                                                        

日常生活において、なるべく「最上のよき言葉」を使って、意識的により良い人生をつくっていきましょう。

 

 


2022.2.27

相手ではなく、常に『私、自分』を“主語”にする

 

私が長年、開運カウンセリングや前世セッションをしていますと、

人生がうまくいっていない人にはある傾向があります。

それは「相手(配偶者、家族、上司、知人)」が“主語”になっていることです。

 

「親が反対したので、自分がいきたい会社に就職することをあきらめた」

「相手から結婚を迫られたので、あまり好きでなかったけど結婚した」

「家族がひどかったので、自分の人生がダメになった」

などです。

 

これは“相手に主導権をわたしている”のですから、自分の人生がうまくいくはずがありません。

そして、そのことをいまだに不満や未練、恨みに思っているパターンです。

 

自分が本当にイヤだったら、親であっても拒否すればよかったのです。

相手がどう言ったとしても、最終的には自分自身が決めたことになります。

自分が自分の人生の主導権をにぎりたいのなら、常に『私、自分』を“主語”にすることです。

 

私は常に「自分はどうするか」を考え、行動するようにしてきました。

これが開運の秘訣であり、「運命の開拓者」になるために必要だからです。

 

通信前世セッションを行っていますと、ひどい親や家族がいる場合は、

いくつかの前世で自分がひどいことをやっていて、

今世は〈因果応報〉になっているパターンがほとんどです。

 

つまり、前世での行状がブーメランのように今世の自分に返っているわけです。

まさに「吉凶はわが内にあり」です。

したがって、自己のクリーニングと霊的・精神的レベルアップが重要になります。

 

 「一霊四魂との対話」開運法は、自分の人生の主導権を握るために有効

 

開運者・成功者は「私の人生の主導権は必ず自分がにぎる。最後は自分が決める」と考えています。

そして、自分が決断したことに責任をもっています。

もし失敗しても、失敗を教訓にして新たな一歩を踏み出せばよいのです。

 

誰かの意見を参考にすることはよいのですが、

意見を言った他人があなたの人生の責任をとってくれることはありません。

自分の人生は結局、自分が責任をもつしかないのです。

 

「私がやりたいことは何か」

「自分は何を望んでいるのか」

を自問自答することです。

そして、自分が考え、決めたことを、内なる神性「一霊四魂」に質問するとよいのです。

 

OKの場合は、胸が温かくなり、NOの場合は違和感や胸騒ぎがします。

違和感や胸騒ぎがしたら、もう一度考え直します。

「一霊四魂との対話」開運法は自分の人生の主導権を握るために有効な方法なのです。

 


2022.2.12

「しないこと」を決めて、「すること」を強化する

 

大谷翔平選手は2021年、メジャーリーグで大活躍して、MVPをはじめ多くの賞を受賞しました。

大谷選手は日常生活では英語を話しながら、正式な会見やインタビューでは通訳を介しています。

彼は会見で完璧に英語で答えることよりも、野球が上手になることを優先しているわけです。

 

つまり、最優先のこと(野球)を強化する時間を確保するために、

英語の完璧な習得は「しないこと」にしたのです。

 

実際、英語を流暢に話すことができても、

野球の成績が上がらなかったら、インタビューもしてくれませんね(笑)。

 

この「しないこと」を決めることは、人生で必要なことです。

 

私も30代半ばで独立した時、「とにかくお金を稼ごう」と思い、さまざまな仕事をしました。

しかし半年後、「講座、カウンセリング、執筆・商品開発」に専念して、ほかの仕事は「しないこと」にしました。

 

さらに、古神道や神社仏閣、各種開運法の開発に専念して、ヨーガや気功の指導は基本的には「しないこと」にしました。

これらによって、古神道家として本も出すことができました。

 

仕事や家事においても、すべてをしようとすると疲れ果てます。

うつ病や過労死になる人は、まじめで完璧主義な人が多いようです。

 

人生においては自分にとって最優先でない事柄は他者にたのむ」「上手に手抜きをする」ことが必要です。

要は、人生のメリハリですね。

 

  人生において、「しないこと」と「すること」を決めて、メリハリをつける

 

人生において効率が悪い人は、仕事にしろ家事にしろ「しないこと」と「すること」の整理ができていない傾向があります。

 

ビジネスにおいては「廃棄すべき仕事」を決め、収益が高い仕事を強化する必要があります。

「廃棄すべき仕事」とは、手間がかかる割には利益があがらない項目です。

 

国の政策でも「しないでいい」ことを行い、「なすべきこと」をしないことがあります。

原発は国民を危険にさらすだけでなく、「核のゴミ」の処理方法もまったく進んでいません。

さらに原発交付金など、さまざまなお金がかかっています。

 

原発の廃炉を決め、再生可能エネルギーに力を集中することです。

新たな公共事業を起こすよりも、老朽化した水道や道路、橋などの修復を優先することです。

 

さて、長年会員になっていても今ひとつ金運アップしていない人はある特徴があります。

開運カウンセリングをしていた頃、年収1000万円以上あるのに貯金がほとんどない人たちがいました。

生活水準を必要以上にあげ、趣味などにお金をたくさんかけているわけです。

 

コロナ禍になり、貯蓄がない人たちは生活が厳しくなっています。

本当に開運・金運アップしたいのなら、開運に関係ないことはなるべく“しない”と決める必要があります。

 

原則界の尊星王上帝さまのメッセージです。

《人生がうまくいっていない人は、なすべきことをやらず、やらない方がよいことをやっていることが多い。

してはいけないことをしておいて、自分の人生がうまくいかないことを嘆いているのだ。

 

人生は自分が思っているよりも、早く過ぎ去るものだ。

まず「なすべきこと」と「してはいけないこと」を区別し、「なすべきこと」に集中することだ》

 

何か行う際、「これは開運・金運アップにつながることか?」

「それは開運にマイナスになっていないか?」を自問自答するとよいでしょう。

 


2022.1.30

あなたの直霊(なおひ)の大神は、あなたを愛し、信頼している

 

私が通信・前世セッションの中で、受講者の「直霊の大神(本体神)さまのメッセージ」を受けていますと、

直霊の大神さまが本人を愛し、信頼していることを実感しています。

 

前世の中では、戦争に加担して多くの人々を殺したり、神社仏閣の焼き討ちをした前世もあります。

それでも、本人に対して“ご注意”や“ご忠告”をすることはあっても、怖いことや不安になるような言葉はありません。

 

自分のタマシイの親神から冷たい言葉を受けたら、人間はショックを受けるものです。

 

いままでの神示類の中には、怖い言葉や希望をなくすような内容がありますが、

直霊の大神さまのメッセージは愛ある言葉、励ます言葉が多く、優しくて温かいのです。

 

私も「直霊の大神さまのメッセージ」を受けていて、心が温かくなることもしばしばです。

まさに神仏は「人間ができているなあ」と思います(笑)。

 

私は、通信・前世セッションを受ける人たちは、

産土の守護曼荼羅のご存在たちの「愛情と信頼」に応えてもらいたいと願っています。

 

人間は信仰心がある時は神仏を拝みますが、

関心がなくなると、とたんに神仏を無視することがあります。

私は1998年から神仏との直接交流が始まってから、

「神仏と交わした約束は守る」ことをモットーにして、神仏に対して“信義”を重んじてきました。

 

神仏との信義を大切にすることで神仏との相互信頼が生まれ、それが開運につながります。

人間同士の関係も同様ですね。

 

  産土の守護曼荼羅のご存在たちと、自己との信頼関係を構築していく

 

私が長年、開運指導をしていますと、

なかなか開運しない人たちには心の奥に「人間不信」がある場合が多いのです。

 

もちろん、初めて会う人に対して無条件に信じることは危険ですが、

長期的な人間関係がうまくいかない人は、自分の心の奥に「人間不信」があると考えられます。

 

「人間不信」があると、最初は仲良くできても、何かきっかけがあると急に冷たくなることがあります。

これを“豹変”といいます。

それで人間関係がこわれて、長続きしないわけです。

 

これは神仏とのお付き合いにも投影されています。

「神仏は縁をもって開運に導く」のですから、人間関係を良好にする必要があります。

 

人間不信は「自己不信」でもあります。

自己不信があると、自分のタマシイの親神・親仏に対しても不信になります。

そうなると、開運法を行っても効果は限定的になるのです。

 

開運したいのなら、自己不信から脱して、「自己信頼」を育てていく必要があります。

自己信頼を育てるには、自分をほめ、励まし、いたわることです。

 

そして、日常生活において、なるべく

「約束を守る。時間を守る。自分が言ったことは実行する」

など、〈自分と相手を裏切らない〉ことを大切にしましょう。

 

「新たな誓い開運法」も、誓った内容を自ら行っていくことで開運効果が上がります。

自己信頼を育てていき、産土の守護曼荼羅のご存在たちとの信頼関係を構築していくことが開運人生につながります。

 

 


2022.1.21

時間を大切にする人には「時霊(ときたま)」が味方になってくれる

 

開運や成功では「時間」を味方にすることが最重要です。

人間はそれぞれ生まれた時の環境(親・家族・財産・地域)は不公平です。

しかし、1日が24時間であるという「時間」は誰でも同じです。

 

開運者・成功者は「人生で、時間こそ最も重要なものである」ことを理解しています。

「何に自分の時間を使うか」で人生は決まってきます。

 

私はまず「自分や家族の開運・繁栄」、そして「社会の善化活動を行う徳積み」に使うとよいと思っています。

 

 実は、時間を大切にする人には時霊(ときたま)の力が働き、「時」が味方になってくれるのです。

災害や事故でも、ちょっとの時間差で災厄を受ける人と難を避ける人に分かれます。

時間を大切にすると、運が上向いてきます。

開運・成功したいのなら、時間を大切にすることです。

 

人生には何度かチャンスとピンチが訪れます。

日頃から各種開運法を行い、人生運を高めることでチャンスの回数を増やし、ピンチを減らすようにします。

日頃から準備(備え)をしておき、チャンスが訪れたらすばやくゲットし、ピンチがきたらすばやく対策を打つことです。

 

※時を味方にする具体的な方法は、CD『「時の神秘力」を活用した開運・成功術』をお聴きください。

 

 開運・成功には、準備(備え)とスピードが必要である

 

私は最近、開運・成功には、準備とスピードが必要であるとつくづく思っています。

人生がうまくいっていない人たちを観ますと、準備不足であったり、決断し行動することが遅い傾向があります。

孫子の兵法の「その疾(はや)きこと風のごとし」という言葉の有効性を実感しています。

 

また、孫子は「拙速」を説きました。

つまり、拙(つたな)くてもスピードがある方が、ゆっくり戦うよりも結果が良いというわけです。

 

戦国武将の武田信玄が、『孫子』から引用した「風林火山」を旗印にしたのは有名ですね。

 

後漢帝国を建国した劉秀の配下の呉漢という大将軍も、日頃いつでも出陣できる態勢を整えていました。

そして、劉秀の命令があればすぐに軍を出して、相手に防御の準備を与えず、あっさり敵に勝ちました。

(参考『草原の風』宮城谷昌光著、中央公論新社)

 

劉秀は呉漢大将軍の活躍もあり、多くのライバルを勝ち抜き、後漢を建国することができました。

このように常勝将軍はあらかじめ準備をしていて、チャンスとみたら、風のように速攻で勝利を収めるわけです。

 

………………………………………………………

2021年11月発売の『秘録』75号において、

「日本では8月の新型コロナウイルスの感染爆発の後、8月末から急速に感染者が減ってきました。

(中略)感染が減少している時こそ、次の備えを行うことが大切です」と書きました。

 

ところが、日本政府は3回目のワクチン接種を、2回目接種の8カ月後に決めてしまいました。

私は「欧米諸国は6カ月後なのに、日本は8カ月後というのは遅いな」と思っていました。

一部有識者も同様の主張をしましたが、政府は方針を変えませんでした。

 

そして、オミクロン株が急激に感染拡大してくると、政府はあわててワクチン接種の前倒しを決めました。

最初から6カ月後にしておけばよかったのです。

実際、2022年1月17日時点でOECD(経済協力開発機構)加盟38カ国における3回目のワクチン接種率は、日本が最下位です。

 

“平時”では国民の公平性が大切ですが、“有事”では拙速でもよいので、スピードを最優先すべきなのです。

今後、さまざまな有事が起きそうですから、政府関係者には孫子の兵法を活用してほしいと願っています。

 

 


2022.1.9

開運吉祥・和楽繁栄のための「神仏との7つの新たな元型」

 

人類の歴史において、宗教戦争など神仏の名のもとで争ってきました。

それは人類の宗教が「古い元型(げんけい)」だからです。

 

○「正義対悪」という二項対立になっています。

○自分たちの神を最高とします。その究極が唯一神です。

○戒律を与えます。神と人間は従属関係になっています。

 

○イエス・キリストや日蓮聖人など、教祖がたいへん苦労します。

神が人間を試したり、人間を鍛えたりします。

○不合理であっても、神仏をひたすら信じることが重要です。

○奇跡は起こしますが、殉教や犠牲がともないます。

 

○現在の世界やいままでの宗教を否定します。

そこから、宗教を否定する唯物論、共産主義が出てきます。

 

 新しい“神人和楽”のご開運バージョン

 

(1)外なる神仏を信じる世界から、内なる神性「一霊四魂」に目覚める世界になります。

「わが一霊四魂こそ、わが師である」ということで、「一霊四魂との対話」を重視します。

一霊四魂に最も縁深い「産土の守護曼荼羅のご存在たち」を中心軸に守護と後押しをいただきます。

 

(2)神仏と人間が親子であり、パートナーの関係になります。

神仏と人間はともに成りゆく存在であり、成長していくことです。

人類を生かしてくださっている天地自然の神仏のご開運を祈ります。

神仏と人間は親子関係であり、現界の主導権は人間がにぎります。

 

(3)「調和と美しさ」を価値観にします。

地球が一つのクニのようになって、太陽系の一員になっていきます。

多種多様な思想のもと、人種・宗教・民族への偏見、差別がなくなります。

 

(4)「大自然を師」として、宗教(教祖、教典、教義)は必要でなくなります。

天地自然の道理に順応した生き方になります。

一切の生きとし生けるもののご開運を祈ります。

「神仏・天地自然・人間」が三位一体になった神人和楽になります。

 

(5)霊的成長・進化のためには自己信頼と「赦しと和解」が重要になります。

 

(6)「輪廻転生システム」と「神仏・霊人たちの守護システム」の再構築・再編成により、

開運吉祥・和楽繁栄の人生になっていきます。

そのためには、天界・神仏界・霊界・現界の人類すべてが太陽系の調和と進化のための意識改革が必要です。

 

(7)太陽系全体の天界・神仏界・大霊界が新しい「元型」に改良され、陰陽調和になります。

「宇宙の大いなる意志」、超次元世界と太元の原則界のご照覧のもと、

太陽系の多様な神仏が和合し、神仏がそれぞれの働きをします。

地球神界は主宰神である国常立大神を中心に、地球の神仏と宇宙から飛来した神仏が調和します。

天界・神仏界・大霊界が変革され、地獄や魔界がなくなります。

 

※CD『ゴータマ・ブッダ(釈尊)、弘法大師空海「東洋の叡智」の聖なるメッセージ』の、

 「開運のための新たな人間観・自然観・神仏観・先祖観・霊的宇宙観~

一見正しそうで実は開運につながらない人間観・神仏観・宇宙観の例題」を参考にしてください。

 


2021.12.26

宇宙の3つの根本法則

 

宿命・運命をつかさどる原則界の尊星王上帝さまは、

宇宙の根本法則は3つあるといわれています。

 

(1)「原因と結果の法則」である。

良き原因をつくればよき結果になり、

悪しき原因をつくれば悪しき結果になるということだ。

原因と結果、作用・反作用の法則に不平等はない。

 

(2)「万物は陰陽で成り立っており、陰陽調和することで新たに発展する」

という陰陽調和の法則である。

常にバランスをとり、調和をはかることが大切だ。

 

(3)「万物は無常であり、生と死を繰り返しながら進化していく」

という輪廻進化の法則である。

宇宙の星々は宇宙の摂理のもと、誕生と死滅を繰り返している。

人類も生と死を繰り返しながら輪廻し、進化していく。

 

これらを踏まえると、人間の生き方もわかってきます。

 

(1)の因果の法則は、

「自分が人生の主人公であり、総責任者である」

ということを示しています。

「積善の家に果報あり」「カルマの清算」とは因果の法則をあらわしています。

 

慈愛の心で徳を積み、前世・先祖のカルマを昇華し、

「開運や金運アップの原因」を積極的に創り、

智慧と創意工夫で開運人生にしていくことです。

 

現在の人間関係や環境は「前世から、今までの自分の思考と行動の結果」であり、

ある意味、自分自身が引き寄せたものなのです。

 

現在の状態を「相手、家族、会社、世間」のせいにしているのは、

その相手に支配されていることになります。

自分から主人公を放棄しているのですから、開運人生になりません。

 

自分の人生の主導権をにぎるには、

「自分が主人公であり、総責任者である」という自覚が必要です。

 

“うまくいかない言い訳”をいうヒマがあったら、

自神拝を行い、言霊で自己信頼を育てて、

開運法を行い、自分のステージアップをはかりましょう。

 

そうすると、自分のステージアップに相応した「新しい環境」が、

「類は友を呼ぶ」の法則で集まってきます。

 

「今、いる世界が汝の世界である」という格言は、

自分の霊格・霊層・霊相のレベルに相応した世界(環境)に住んでいることを示しています。

 

自分の環境、人間関係はすべて自分のレベルに相応しているのだから、

自分をステージアップさせれば環境もどんどん良くなるわけです。

 

(2)は、人間の心にも陰陽の心があります。

「表の心」と「裏の心(シャドー)」のバランスをとり、調和させることです。

自分の裏の心であるシャドーを認め、矛盾と向き合うことです。

 

矛盾こそ、創意工夫の元となり発展のチャンスになります。

シャドーに対するつき合い方の第一は、

「自分にも影ともいえる性格があること」を認め、自覚することです。

 

自分をほめ、相手もほめる、

自分を大切にし、相手も大切にする、

違いを認め合うことが、ネガティブなシャドーにならないコツです。

 

(3)は、輪廻転生を踏まえた成長・進化こそ、人生の目的になります。

「自分の向上心を、わが師にする」ことです。

 

天命・地命の方向を認識し、それを実行していくことで自ら成長していくことです。

天命とは人生の目的であり「天との約束」です。

地命とは前世でやれなかったことを今世で補うという「自己との約束」です。

  

私はさらに、「わが一霊四魂を、わが師にする」ことにしています。

天命・地命の方向に進むことは、内なる神性「一霊四魂」の願いと一致していきます。

産土の守護曼荼羅のご存在たちは「一霊四魂」の願いの方向に歩む人間をより守護と後押しをします。

それは自分が「開運人生」を歩むことにつながります。

同時に、天命・地命の方向に進むことは、来世においてより良き両親・環境・地域に生まれ変わる方法でもあります。

  

※来年1月に販売するCD『地球王如来の大曼荼羅~「一霊四魂との対話」と神秘体験』に、

「実践『一霊四魂との対話』開運法」としてくわしく解説しています。

 


2021.12.19

 

ヒマラヤの祈りの黄金塔に向かって、

1週間に1度、新バージョンの「慈しみの祈り詞」を祈る

 

「ヒマラヤの祈りの黄金塔」とは、ヒマラヤ山脈に立つ、

高さ約70メートルの円錐形の霊的な塔です。

 

原則界の尊星王上帝(そんじょうおうじょうてい)さまからの

「慈しみの祈り詞」に関するメッセージです。

 

《まほろば研究会の会員だけでなく、

今後はもっと多くの心ある人間たちに祈ってもらいたい。

祈っている人間たちにとっては人類への徳積みになる。

 

また、ヒマラヤの祈りの黄金塔から反射・増幅される“祈りの光”を浴びて、

本人や守護する産土の守護曼荼羅のご存在たちの霊的パワーアップにつながっている》

 

地球の調和と人類の平和を願う人は、1周間に1度、

ヒマラヤ山脈の方向(日本の西方)に向かって次のように祈るとよいでしょう。

 

「ヒマラヤの祈りの黄金塔に向かって、

『慈(いつくし)みの祈り詞』を称(とな)えさせていただきます。

 

おかげ様で、ありがとうございます。

宇宙の大いなる意志、大調和に基づく天命もちて、

とってもありがたいわが産土(うぶすな)の守護曼荼羅のご存在たちの一霊四魂の、

いやますますのご開運をお祈り申し上げます。

 

われに縁ある30代、1000年、10億人以上のすべてのご先祖さまとミタマたち、

ごいっしょにお祈りしましょう! 

陰陽の大霊人さま、大霊界での先達(せんだつ)をお願い申し上げます。

 

宇宙の大いなる意志、大調和に基づく天命もちて、

とってもありがたい地球太霊さま、地球の大神さま、地球王如来さま、

神仏界の偉大なるご存在たちの一霊四魂の、

いやますますのご開運をお祈り申し上げます。

 

とってもありがたい地球霊王さま、地球精霊王さま、

精霊界のご存在たちの一霊四魂の、

いやますますのご開運をお祈り申し上げます。

 

私たちを生かし、恵みをくださっている地球に深く感謝いたします。

私たちを生かしてくださっている大自然に深く感謝いたします。

 

地球を汚し、森林を破壊し、海や大地を汚染し、

動植物の生命をむやみに奪っていることを心からお詫び申し上げます。

誠に、真に、申し訳ございませんでした。

 

一切の生きとし生けるものに対して心からお詫び申しあげます。

誠に、真に、申し訳ございませんでした。

 

とってもありがたい地球が陰陽調和されますように。

美しい大自然でありますように。

 

「わが内なる心」が平和でありますように。

日本、アジア、世界が平和になりますように。

地球人類が平和になりますように。

 

一切の生きとし生けるものの、いやますますのご開運をお祈り申し上げます。

慈しみの心で、一切の生きとし生けるものの幸せをお祈り申し上げます(3回)」 

「ヒマラヤの祈りの黄金塔」のイメージ
「ヒマラヤの祈りの黄金塔」のイメージ

 

 

2021.12.4

天命・地命を実現するために、開運法を活用する

 

「天命・地命を実現するために、開運法を活用する」

という発想が開運法の効果を上げます。

天命とは人生の目的であり「天との約束」です。

地命とは前世でやれなかったことを今世で補うという「自己との約束」です。

 

戦略とは「そもそも何が目的なのか」を考えることです。

戦略とは「やること」を決めるだけでなく、「しないこと」も決めます。

開運も同様で、有効な開運法を行うだけでなく、

開運にマイナスになることは「しないこと」が大切です。

 

戦略の中の個々の戦いを「戦術」といいます。

各種の開運法は「戦術」に当たります。

 

戦略思考では「急所を押える」ことを重視します。

「戦略」で有名なものは次のようなものです。

 

◇ユリウス・カエサルの大戦略。

古代ローマの政治家・戦略家のユリウス・カエサルは、ライバルのポンペイウスと地中海世界の覇権争いをしました。

 

ポンペイウスはカエサルにくらべて、軍事力・経済力ともに優位でした。

そこで、カエサルは首都ローマを支配下におきました。

そして、共和制ローマの最高官職である執政官に選ばれ、正統政府の代表になりました。

 

反乱軍だったカエサル軍は正規軍に変わり、全体の環境を自分に有利にしてから決戦にのぞみました。

そして、ユリウス・カエサル軍はポンペイウス軍に勝ち、覇権をにぎりました。

 

◇幕末の薩長の戦略。

薩長軍は天皇を味方につけ、自分たちを官軍にしました。

そして、幕府軍を賊軍にしました。

さらに薩長軍は「錦の御旗」を作って掲げ、各地で官軍を増やしていきました。

 

戦力では幕府軍が優勢だったのですが、

薩長軍は幕府軍を「官軍に抵抗する賊軍」というレッテルをはることで連戦連勝していきます。

戦略的思考がないと、個別の勝負には勝っても全体では負けてしまうことがあります。

 

 天命・地命の方向に、自分の考えや行動を合わせていくことが、開運の道になる

 

開運法を行う場合も、むやみにいろいろな開運法を行うのではなく「どの開運法が最も有効か」を考えます。

 

天命・地命に有効な開運法が内なる神性である一霊四魂を拝む「自神拝」です。

そして「一霊四魂との対話」です。

 

心理学では自分の「心の声」を聴くという言い方をします。

内なる一霊四魂と対話することで自分をみつめ直し、より良い人生にしていくことです。

天命・地命の方向に自分の考えや行動を合わせていくことが開運の道になります。

 

軽く目を閉じ、胸の直霊(なおひ)の部位に手を軽く当てて、

「わが一霊四魂、私はこうしたいと思っています。

それは私の天命・地命の方向性に合っています?」

と語りかけます。

 

YESの場合は、胸のあたりが温かくなります。

NOの場合は、“胸騒ぎ”や“違和感”があります。

 

これらを繰り返していくうちに、だんだん一霊四魂と対話ができてきます。

そして、一霊四魂の願いである「天命・地命を歩む、成長する」の方向に自分が向いていきます。

 

「一霊四魂の願い」と「自分の想いと行動の方向性」が一致すると、開運法の効果が上がってきます。

 


2021.11.13

人類は多くの動植物の運命をにぎっている

 

私は愛犬だったソフィーの運命を考えたことがあります。

私の家には当初、ほかのトイ・プードルが来る予定でした。

しかし、来る予定のトイ・プードルに病気の疑いがあり、急きょソフィーがわが家にやってきました。

 

ソフィーはブリーダーさんが繁殖犬にする予定でした。

うちのワンコになったソフィーは、お嬢さま(?)暮らしをして、かわいがられました。

そして、ソフィーは死後、神犬にまでなりました。

ソフィーも自分が神犬になるとは思わなかったようです。

 

犬の中には、飼い主から捨てられて野犬になり、殺処分されてしまうワンコも少なくありません。

犬や猫は、飼い主によって運命に大きな差が出ます。

牛や豚、ニワトリなどの家畜は、人間に食べられる運命です。

ある意味、人間がペットや家畜の運命をある程度にぎっているわけです。

 

  人類は大自然の動植物に対して、大きな責任がある

 

現在、人類の暴走により、動物や植物の「種の絶滅」が起きています。

緑の喪失、大地の汚染、大地と海の砂漠化、海の汚染、温暖化による生存地域の変動などで、

シロクマをはじめ、3万8543種が絶滅危惧種になっています。

今後もさらに絶滅危惧種が増えそうです。

 

私たち人類は「多くの動植物の命運をにぎっている」といっても過言ではありません。

これは恐るべきことです。

 

つまり、現代人は「人類の未来に対する責任」だけでなく、

「多くの動植物の現在と未来に対する責任がある」のです。

 

私たちはその責任を真剣に受け止め、

人類だけでなく、大自然への責任をはたすことへの自覚をもつ必要があります。

 

人間社会の都合ではなく、

“地球に生きる一種族”として、大自然と共生することです。

 

人間は大自然の恵みで生活しているわけですから、恩返しをする必要があります。

そして、「一切の生きとし生けるものは幸せであれ」と祈り、

大自然と調和する世界になっていくために行動しなければならないと思います。

  


2021.11.3

自分で判断し、決断することで、自己評価が高まる

 

自己評価とは「自己を尊敬・尊重すること」という心理学用語です。

自己評価は「自分を愛する(大切にする、好きになる)」

「自分を肯定的にとらえる」

「自信をもつ」の3つの要素で成り立っています。

 

人間は「他人が自分のことをどう思っているか」ではなく、

「自分が自己をどう評価しているか」という

“内なる評価”を重視すべきと考えるわけです。

 

人間は自己評価に基づいて思考し、

行動パターンを決めており、それが人生を形成していきます。

 

自己評価は“開運の土台”になっており、3つの“適度な高さ”と調和が大切です。

高い自己評価が自己信頼につながります。

 

自分に自信がないと決断することに不安をいだくものです。

自己評価を高める方法として、

まず小さな事柄を自ら決断する“場数”をふむことです。

 

多くの小さな判断、決断をすることで、

だんだん大きな事柄を決断できるようになります。

それに伴い自信がついてきます。

 

日本人は「自ら判断する」というトレーニングをあまり受けていません。

多くの小さな判断、決断をすることで、

「自ら判断・決断する」訓練をするとよいでしょう。

 

小さな決断でうまくいかない場合があっても、

それほどダメージにはなりません(笑)。

精神的にタフネスになり、しぶとく生きていくことです。

 

また、自己信頼開運法を行い、

自己をねぎらい、ほめて励まし、

心にたっぷり栄養を与えるようにしてください。

 

自己信頼を育てるには社会の役にたつ(貢献する)ことです。

自分が地域・社会・人類・地球に貢献していると思える行動をすると、

自分自身に「価値」を見出します。

自己の価値があがると、自己に敬意をもち、自己信頼が育ちます。

 

注意すべきは、自己評価は高いのですが、それに比べて他者評価が極端に低い人がいます。

 

自己評価と他者評価に大きなギャップがあるパターンは、

うぬぼれが強い人、反省が足りない人に見られます。

つまり、自分を客観的に観ることができていないわけです。

 

他者評価が低い人は、自己を省みる必要があります。

自己評価と他者評価が重なる部分が「自己認識」です。

適正な自己認識をした上で、自己信頼を育てていくことが大切です。

 

私が開運カウンセリングをしていて、

厳しい人生になっている人の傾向として、

自分で判断し決断することが少なく、他者の決断や行動に追従している場合が多いのです。

これでは、自分の人生の主導権を相手にあけ渡していることになります。

 

開運・成功している人のほとんどは、

自分で判断し決断することで、

自分の人生の主導権をにぎっている人たちです。

 

もちろん独断で決めるのではなく、

信頼できる人たちのアドバイスも受けるのはよいことです。

ただし、最終的には自分が判断し決断することが大切なのです。

 


2021.10.23

開運や目標の実現をはばむパターンを改良する

 

開運や目標の実現をはばむパターンは、

「分散」「迷い」「できっこない目標を立てる」「理想病」などです。

 

開運や目標実現がうまくいかない人は「分散」傾向があります。

開運法や目標のための行動は起こしますが、

途中で他に興味があるさまざまな分野に手を出してしまいます。

そのため、開運も成功も中途半端になってしまうのです。

 

ノーベル賞の授賞者たちの体験談をみますと、

自分の研究に長い間集中しています。

 

木でたとえますと、余分な枝は剪定することで幹を太くしていきます。

そうすれば大樹になります。

枝がたくさんはると低木になります。

 

私は「開運」という幹をもち、余分なものは切り落として、

ひたすら幹を太くすることで意識的に人生を大樹になるようにしました。

 

何か始めてもスムーズにいかないと、

すぐに「これでいいのだろうか?」と“迷い”をもつ人がいます。

その迷いのため行動にブレーキがかかったり、

ほかのことに手を出してしまい、

目標を実現させることができまくなります。

 

物事はスムーズにいかないのが普通です。

私もいままで開運法や願望実現法を行ってもうまくいかないこともありましたが、

全体的には開運し、たてた目標の7割は実現できました。

それで十分だと思っています。

 

目標を実現できない人のパターンでよくあるのが、

無意識的に“できっこない目標を立てる傾向”があります。

 

成功哲学をかじって、目標は大きい方がよいとばかりに、

現在の自分の立ち位置を考慮しないで、

大きすぎる目標をたてる人がいます。

すると、目標を達成できなくとも自分に“言い訳”がたちます。

 

自分に“言い訳”ができないように、

少し努力をすれば実現できる小さな目標にすることです。

 

「○○しなければならない」

「○○すべきだ」という思考を「理想病」といいます。

これは認知のユガミです。

「理想病」は義務感であり、ストレスがたまりやすいのです。

 

「○○するともっとよい」

「私は○○する資格と価値がある」

と言い方を変えるとよいでしょう。

 

  「天命への志」をもって、ひたすら小さな成功体験を積み上げる

 

天命とは「人生の目的」であり、

地域・社会・地球に役立つ(貢献)ために、

自分の好きなこと・得意分野を活用することです。

「天命への志」をもつことで、「分散」や「迷い」が減ります。

 

私は何かに迷った時、

「わが一霊四魂、これはわが天命の方向に合っていますか?」

と問うことにしています。

また「わが一霊四魂、これは開運につながりますか?」

 と問うこともあります。

 

天命の方向に合っていますと、胸が温かくなります。

そうでないと何となく“違和感”があります。

 

さて、開運・成功パターンにしていく方法は、

「小を積み上げて、大をなす」という発想で、

小さな成功実績を積み重ねることです。

 

開運法を行いながら小さなラッキーを起こし、

それを小さな成功体験につなげていくことです。

 

開運法を行うことで、

最初から大きな開運を望まないで小さな開運体験を積むことです。

 

小さな開運・成功体験を繰り返すことで自信がついてきます。

それが自己信頼につながり、失敗パターンの克服になります。

 

小さな成功体験は「成功魄(はく)〔残留思念情報〕」として伝承されます。

小さいことでも100以上の成功実績を積むと、

その成功魄が自分を後押しします。

 


2021.10.9

開運法と兵法を融合した「開運兵法」

 

人生を乗り切っていくには、神仏の加護や各種開運法と「現実的な兵法」の陰陽調和が大切になります。

開運法と兵法を融合したのが「開運兵法」です。

人間の内なる神仏である「一霊四魂」は偉大で尊い存在なのですが、

肉体人間としては現実を直視して現実的な対応をやっていくということです。

 

兵法とは弱い者、強い者問わず、肉体をもった人間の生存本能に根ざした“生き抜くためのサバイバル技術”です。

戦いには法則性があり、その法則にしたがい合理的に作戦をたて、行動することです。

 

兵法を学ぶ意義は「効率的に人生を成功に導くこと」であり、

「危機管理が上手になり、未然にピンチを防ぐこと」です。

今はリスクマネジメント(危機管理)がとても大切な時代です。

 

兵法を身につけることによってだまされない人になるということです。

詐欺などでだまされてから泣きをみるような「無用な苦労」をしないようにしましょう。

 

兵法は自力の世界です。

神仏の世界が他力になります。

自力に対応して他力が発動します。

 

だから、自分は行動しないで、神仏になんとかしてもらおうという“おすがり”ではムリです。

自分が自力を発動した分、他力が発動するからです。

自力をしっかり出すことによって、他力の後押しをしっかりいただくことです。

 

一生懸命働いているのに評価が低い人は、戦略がない(または足りない)人です。

戦略とは、個別で負けても、全体では大勝する攻め方・守り方です。

同じ戦力なら、戦略に長(た)けた人・組織と、戦略を知らない人・組織が戦えば、戦略に長けた人・組織が“圧勝”します。

 

兵法における作戦は常に「現実」からスタートします。

現実を直視して、とことん現実に立脚します。

“希望的観測”は厳禁です。

 

失敗する人に多いのですが、

「こうなってほしいな」という希望が、いつのまにか「こうなるはずだ」となっています。

 

「むこうはこうしてくれるはずだ」という見込み違いは、

情報不足、希望的観測、思い込みによって生じます。

戦前の日本陸軍がその典型でした。

アメリカ軍に奇襲攻撃をかけるのですが、

希望的観測で相手はじっとしているものと想定した作戦を立てるのです。

しかし、日本が奇襲をかけても、先に動いているアメリカ軍から逆に叩かれました。

 

 「個別の戦い」で負けても、全体で勝つ

 

兵法は全体で勝つことが基本です。

最終的に勝てばよいので、1戦1戦の勝ちにこだわらないことです。

すべて勝とうとすると、大敗することがあります。

 

兵法は軍略(大目的)、戦略(目的)、戦術(個別の作戦)、後方支援(継続的に遂行できる)の四つに分かれます。

大目的という軍略の中で、大きな戦略を立てます。

一つひとつの戦いが個別の作戦です。

そしてそれを遂行できるには後方支援が必要です。

 

 大きな目的が「軍略」です。

軍略は戦いを避けて通ることが基本です。

成功させるための大きな計画が「戦略」です。

戦略とは「そもそも何が目的なのか」「何ができるか」という何(What)を考えることです。

そして、「やること」を決めるだけでなく、「しないこと」も決めることです。

 

たとえば、古代中国の楚漢戦争を兵法で説明します。

紀元前209年、秦の二世皇帝の暴政により各地で反乱が起きました。

秦朝末期に、項羽と劉邦たちが蜂起して秦帝国を倒しました。

その後、劉邦の漢と項羽の楚が戦いました。

 

戦いでは項羽軍が劉邦軍を圧倒しましたが、

項羽軍は最後の方でいつも兵糧(武器と食糧)が足りなくなり、

劉邦にトドメをさせませんでした。

劉邦は何度も負けて逃げ回りましたが、

兵糧補給が万全だったので何度も復活し、だんだん勢力を盛り返しました。

 

兵法の「三十六計、逃げるを上となす」であり、

自分が勝てる見込みがない時は恥も外聞もなく、さっさと逃げることです。

そして、実力をつけてから再び勝負します。

 

楚漢戦争において最後は漢軍が勝利して、劉邦は漢帝国を建国しました。

漢帝国は前漢と後漢を合わせて約400年続きました。

まさに「個別で負けても、全体では勝つ」「後方支援が勝敗を左右する」ということです。

人生も同様ですね。

 

開運法を行っても、個別の事柄ではうまくいかないこともありますが、

人生全体では開運するという視点が大切です。

そのためには、家族、職場、地域などで自分の味方を増やしていきます。

 

その上で産土の守護曼荼羅のご存在たちの後方支援も受けられるように、日頃からお祈りして、仲良くなるとよいでしょう。

 


2021.10.2

「神霊昇帰法」と除霊・浄霊とはどう違うのか

 

神霊昇帰法とは、身体に憑依して人生にブレーキをかけている変容した存在たちをご開運をして本来のお姿に戻します。

さらにステージアップさせて光の存在にした上で霊界(または神霊界)に帰っていただきます。

 

除霊とは文字通り、憑依している存在を体内から離脱させただけになります。

これでは再び憑依したり、地縛・浮遊存在になることがあります。

 

浄霊は憑依存在を浄化させますが、ステージアップまではできません。

 

神霊昇帰法の最大の違いは、憑依している諸霊だけでなく“変容神仏”もご開運できることです。

 

さらに、本来のお姿に戻ったご存在の一部は本人の守護神・守護仏になってくださいます。

 

さて、成人した人には少なくて800体、多い人で2000体ほど憑依しています。

 神さまからは《定期的に神霊昇帰を行い300体以下にすると人生が軽やかになりますよ》と言われています。

 

ミタマの救済講座では人生にブレーキをかけているご存在たちの神霊昇帰法を行い、

1講座で数十体~百体ほど身体から出て、大霊界に帰っていただいていました。

また、自分でできる神霊昇帰法も指導していました。

神霊昇帰法を行うことで人生運をアップさせるわけです。

 

原則界の尊星王上帝さまのメッセージです。

《憑依存在には「人霊、変容存在、動物霊・精霊・物の怪(け)、魔界の存在」がいるが、人霊が最も多い。

人類は悠久の歴史の中で殺人や自殺だけでなく戦争や紛争を繰り返し、

膨大な戦死者や犠牲者の中から憑依霊・地縛霊・浮遊霊になることも多い。

だからこそ、戦争をしてはいけないのだ。

 

特に2度の世界大戦は膨大な不成仏存在たちを生み出した。

不成仏存在たちの悪影響を受け、21世紀も争いが絶えないのだ。

 

憑依現象は前世や先祖のカルマ(業)によって憑依していることが圧倒的に多いが、

本人の暗い心が憑依存在を引き寄せていることも少なくない》

 

実は憑依存在から地縛・浮遊存在になったり、地縛・浮遊存在から憑依存在になることも多く、

一体でとらえた方がよいのです。

 

現在の憑依存在や地縛存在、浮遊存在の総数は約6兆体になる

 

ここで、地球の「憑依・地縛・浮遊存在のご開運と救済」の意義について述べます。

さらに尊星王上帝さまのメッセージは続きます。

 

《憑依存在・地縛存在・浮遊存在の問題が現界と霊的世界に直接的で最も深刻な影響を与えている。

20世紀末には世界中の憑依・地縛・浮遊存在は合わせて約6兆3000億体だった。

これは19世紀~20世紀に多発した人類の戦争・内乱、環境破壊などで激増した。

 

精霊界の存在たちは人類の大規模な環境破壊により棲み処を失ったものが多い。

彼らは憑依存在よりも地縛・浮遊存在になった割合が多い。

 

原則界や光のミロク界、光の鳳凰界、高次の神仏界と心ある人たちが頑張ってくれたおかげで、現在は約6兆体にまで減った。

しかし、まだまだ膨大である。

霊界にすら行けず現世にとどまっている霊たちの方が霊界にいる霊人たちよりも圧倒的に多いのが現状なのだ。

 

また、憑依霊や地縛霊、浮遊霊たちは現世にとどまっているわけだから、輪廻転生もできない。

霊的成長・霊的進化のチャンスである輪廻転生ができること自体がとてもありがたいことなのだ。

 

これらのさまよえる霊的存在をご開運・救済し、諸霊たちに相応の霊界に行ってもらうことも重要になる。

 

人類の平和には憑依・地縛・浮遊存在の大幅な減少が必要不可欠なのだ。

そのための幽斎神事を定期的に行ってほしい》

 

※2021年12月に第2次「太陽系の憑依・地縛・浮遊存在のご開運と救済」の幽斎神事を行う予定です。

 


2021.9.18

失敗シンドロームと「滅亡のトラウマ」、克服法としての「赦しと和解の開運法」

 

開運カウンセリングをしていて、

「何をやっても、途中でうまくいかなくなります。

その原因は何でしょうか?」

という質問を受けることがありました。

 

失敗パターンの人たちは、

良い結果を願いながらも、

その達成を自ら妨害する傾向にあります。

 

「成功を恐れて失敗を好む人々」のことを、

精神分析医たちは「失敗神経症」と呼んでいます。

つまり、同じような失敗を繰り返すのは“病気”なのです。

 

病気の原因の80%が生活習慣であるように、

貧乏も、金運習慣ができていないために起きます。

 

これらの人たちは自己を責め、

自己と対立する傾向があります。

それが憂うつな感情をもたらします。

 

成功より失敗を好む人(自己評価の低い人)は

物事がうまく運んでくると、

“自分が成功にふさわしくない”と考え、

不安や怖れを覚えます。

 

そこで、わざと失敗するように無意識的に行動して、

自ら「墓穴を掘る」わけです。

 

これは前世からの“心のクセ”です。

(参考『パターンを変えれば、きっとうまくいく』

チャールズ・S・プラキトン著、楡井浩一訳、PHP研究所)

 

前世リーディングをしていますと、

無意識の領域に「滅亡のトラウマ(心的外傷)」があることがわかりました。

 

前世で“文明や国々、地域の滅亡”にあると、

その時の強烈なネガティブな想いが無意識の中に刻印されます。

それがトラウマになり、人生にさまざまなブレーキをかけます。

 

その「滅亡のトラウマ」を癒し改良するのに有効なのが、

「赦しと和解の開運法」と

「前世のネガティブな認知・想い・誓願を解除する誓い」です。

 

まずは「赦しと和解の開運法」を21日間行うとよいでしょう。

その後、「前世のネガティブな認知・想い・誓願を解除する誓い」を行ってください。

 

※CD『実践・赦しと和解の開運法と「宇宙の大いなる慈愛」』で行うとよいでしょう。

 

※「前世のネガティブな認知・想い・誓願を解除する誓い」は、

 

CD『意識と無意識の調和、シャドーの浄化法』にあります。

 

 


2021.9.4

「自分が変われば、相手も変わる」という説について

 

開運カウンセリングをしていて、

「親が変われば、子どもは変わりますか?」

と質問を受けることがありました。

残念ながら、親が変わっても子どもの心は変わりません。

 

そもそも「自分の子ども、親、配偶者を変えたい」ために、

自分を変えようとするのは本末転倒です。

 

ただし、人間は相手によって自分の“対応”を変えるものです。

したがって、子どもの心は変わらないけれど、

子どもの“親に対する対応”は変わります。

 

私が相談者の子どものカウンセリングをしていますと、

「自分の親は好きだけど、信頼していない」

という子どもは多いのです。

つまり、親が子どもから信頼されていないことが多いのです。

 

「好き」と「信頼している」は別です。

子どもは親の言動をしっかり観ています。

カウンセリングの事例でも、

親がおかしな思想にかぶれたり、霊能者や占い師にハマっていますと、

子どもは不信感をもちます。

信頼できない親の言うことを子どもが聞くはずがありません。

 

「子どもから信頼される親になる」ことを目指しましょう。

親が子どもから信頼されることで、

子どもは親のアドバイスを受け入れます。

 

人間は相手によって対応を変える生き物ですから、

信頼できる人の的確で愛情あるアドバイスは受け入れてくれます。

 

神仏に「自分の子どもに心を変えてほしい」と願う人もいます。

神仏に願っただけで子どもの心が変わるとしたら、

それはマインドコントロールになります。

そんな恐ろしいことは、神仏はしません。

 

家庭内暴力など問題を起こす子は、

「小さい時はいい子だったのに」というケースがたいへん多いのです。

「親の期待にそった子どもは良い子、そうでない子は悪い子」

という親の発想を改めることです。

 

自分で考え、判断できる子に育てることが大切です。

そのためには、まず親が自ら判断し、主体性をもって行動することです。

「子どもは親の言うことを聞かない。親の行動をマネする」わけですから。

 

自分の人生の主導権をにぎる

 

「過去と相手は変わらない。未来と自分は変えられる」

という前提に立って、自分をどう改良するかを考えます。

 

自分が暗い状態のままで、周囲を明るくするのは無理です。

自分が輝けば、おのずと周囲(環境)は明るくなります。

 

「自分の人生の主導権は常に自分がにぎる」ことが人生の中心軸になります。

人生の問題の多くは、

「自分の人生の主導権を他者ににぎられている」ことが原因になっています。

 

他者に主導権をにぎられている(支配されている)時、人はストレスを強く感じます。

自分の子どもと不調和の人は配偶者や親と不調和のことが多く、パターンが同じです。

 

そのパターンを認識し、まず自分の配偶者や親との関係性を見直し、家族の調和をはかるとよいでしょう。

特に家族の問題は、「赦しと和解の開運法」が有効です。

 

9月中に、講演CD『実践・赦しと和解の開運法』を販売予定です。

  


2021.8.22

他者から評価されることを「目的」にすると、常に迷いが生じる

 

「他者から評価されたい。他者から好かれたい」という想いは誰でもあります。

これが「自己承認」です。

しかし、「自己承認」を他者にばかり求めると、

他者から認められることもあり、否定されることもあるので、

だんだん自分はどうしたらよいか、わからなくなります。

つまり、自分の考えに常に迷いが出てくるのです。

 

「自分はどうしたいのか」がなく、

他者からの評価を“自分の人生の軸”にしてしまうと、

常に軸がブレて、自分の考えに迷いが生じるものです。

そして、自らの迷いによって全体的に行動にブレーキがかかるのです。

 

迷いが多い人に対して開運カウンセリングをしていますと、

自分に“主体性”がなく、周囲の人の意見に振り回されている場合がほとんどです。

両親・配偶者・子ども・周囲の人に愛されたいために、

自分の主体性をなくす人がいます。

 

そもそも「他者に評価されたい。好かれたい」を目的にして行動すると、

自己評価を下げてしまいます。

なぜなら、他者は自分が願うように評価してくれないものだからです。

他者評価の前に「現在の自己を、自分がどう評価するか」という

自己評価が大切です。

 

 他者よりも、「天」を相手にする生き方をする

 

「自己承認」は他者よりも、〔天〕や自己に求めることです。

「天を相手にする」という生き方を念頭にするとよいでしょう。

そして、人生の軸を「天は見ている」ことを意識することです。

 

天地自然の道理の「自主・自助・自立」であり、

神仏も、人間の“主体性”を重要視します。

なぜなら、人間は神仏の僕(しもべ)ではなく、

「一霊四魂という神性」をもつ尊い存在だからです。

 

重要なことは、

人間が「天に恥じない生き方、天が味方する生き方」をしていれば、

産土の守護曼荼羅のご存在たちは誇りをもってその人間を守護できるということです。

 

開運しにくい人は「他者からの評価」という“外”にばかり意識が向いています。

「自己との対話」を行い、内面の充実をはかるとよいでしょう。

それで、内外のバランスがよくなります。

 

私は自分の“強み”を活かして、自分がやりたいことを行ってきたら、

結果的に賛同者が集まり、まほろば研究会に発展しました。

自分の天命・地命を行うことが目的であり、

それに対して、賛同者が増えることはありがたいというスタンスです。

 

天命とは「人生の目的。天との約束」です。

地命とは「前世でやれなかったことを今世で補うこと。自己との約束」です。

 

人間は目的に向かって歩んでいる人を応援したくなるものです。

つまり、他者から評価されること、好かれること自体が目的ではなく、

“結果に付随するもの”なのです。

 

マザーテレサも自分が為すべきことを行い、

結果として多くの人から敬愛されました。

 

まず「自分の人生をイキイキと生きる!」と決意し、

主体性をもって行動するとよいでしょう。

人間が主体性をもつことで、

産土の守護曼荼羅のご存在たちの加護も増すのです。

 

※「天を味方にする生き方」については、

CD『霊性の覚醒と伝説の大神業・幽斎神事』をお聴きください。

※天地自然の道理については、

 CD『進化発展の法則を活用した開運・成功術』をお聴きください。

 


2021.8.14

「おかげ様で」という、幸運と富を呼び込む言霊を多用する

 

豊かな開運人生を味わうには、陰陽の能力が必要です。

〇吉運と豊かさを呼び込む「陽の能力」

〇しっかり受け取る「陰の能力」です。

 

「陽の呼び込む能力」は、“ラッキーな偶然”を何度も起こす能力です。

「陰の受け取る能力」は開運にとって、とても重要です。

開運している人は、相手からサポートを受けるのが上手です。

 

人生がうまくいっていない人は、

サポートを受けることを変に遠慮していたり、

アピール力が足りなくて無用な損をしている人が多いのです。

 

「おかげ様で」という幸運と富を呼び込む言霊を発し、

行動を起こして、来たものを遠慮なくしっかり受け取ることです。

 

日本人は「先祖が草葉の陰で見守っている」と考えていました。

草葉の陰が〈蔭〉であり、

自分を守っている産土の守護曼荼羅のご存在たち、ご先祖さまの総称が「おかげ様」です。

 

「神仏の後押しをたくさんいただくには、人間の受け皿が大切です」

と神仏もおっしゃっています。

自分の背景を意識して「おかげ様で」と言いいますと、

「産土の守護曼荼羅のご存在たち」の守護力がアップします。

 

「おかげ様で、ありがとうございます」は、

感謝と謙虚さをあわせもつ「開運と豊かさをしっかり受け取るベストの言霊」です。

成功は自分の力だけではないという謙虚な気持ちになり、過信・慢心に陥らないですみます。

 

過信・慢心があると、反省せず、油断が生じます。

他人のアドバイスも聴かないので思わぬトラブルや失敗に巻き込まれやすいのです。

 

自分と家族の開運と豊かさのために、

意識的に「おかげ様で」と「ありがとうございます」という

招運来福の言霊を日常生活で多用しましょう。

 

  毎月貯蓄をしていないと、金運の福徳をしっかり受け取れない

 

神社仏閣で神仏に金運・財運アップを祈願する人は多いのですが、

神仏の福徳・金運・財運をいただくには、その「受け皿」が必要です。

 

金運アップには「受け皿」として、「貯蓄専用通帳」をもつことから始めます。

そして、毎月貯蓄することで、金運のエネルギーが動いてきます。

 

神社仏閣で金運アップを祈願しても、貯金をしていない人がいます。

それは、本気で金運アップを願っていないことになります。

 

「貯蓄専用通帳は持たないといけないのですか?」という質問には、

「本気で金運アップしたいのなら、専用通帳をつくり、毎月貯蓄してください」と答えます。

神仏は“人間の本気度”に応じて、加護と後押しをしてくださるからです。

 

貯蓄とは「ダム」に水を貯めるようにすることです。

よく「金は天下のまわりもの」といいます。

「お金はまず出すことで、入ってくる」という説もありますが、

それは富豪になってからの話です(笑)。

 

貯蓄とは「ダム」に水を貯めることと同じです。

ダムが満水になったら、時々、放水(社会へ還元)します。

 

国難の時代には、何かあっても何とかできるように貯蓄しておくことです。

新型コロナウイルスで失業したり、倒産しても、貯蓄があれば持ちこたえられます。

危機管理のためにも、貯蓄専用通帳に毎月貯金することは大切です。

 

次に、「貯蓄・資産の具体的な目標を書いたシート」です。

 

〇1年、3年、10年の貯蓄・資産目標。

〇その目標を達成するための手段や道筋。

 

何事も「目標設定」が大切です。

目標があってこそ、積極的な行動につながります。

金運アップには、貯蓄専用通帳と目標シートがセットが必要アイテムです。

 

※“ラッキーな偶然”を何度もおこす方法については、

CD『開運シンクロニシティで幸運を引き寄せる』をお聴きください。 

 


2021.7.31

自己評価を高め、自己信頼を育てるには

 

自己評価心理学とは、「他者からの評価」よりも「自分が自己をいかに評価するか」を重視する心理学です。

人間は他者と比べると、自己評価が不安定になりやすいのです。

なぜなら、「世の中は自分に賛成する人が半分、反対する人が半分」という言葉があるように、

他者の評価はさまざまだからです。

 

私は開運という視点から、

自己信頼を育てることが開運人生にとって重要であると考えています。

この自己信頼は人間が“幸せになるための精神的原動力”です。

自己を信頼できる人が多くの人からも信頼されるからです。

 

自己評価とは本来、自己を肯定することですが、自分の「過大評価」は別です。

自己評価がいびつに高く、他者評価と自己評価が分離している場合は要注意です。

慢心、傲慢さ、自己の過大評価は、

「他者評価」とかけ離れた、間違った自己評価の表れです。

これが一人よがりで周りの人間の忠告にも耳を貸さない“困った人たち”です。

 

自己評価と他者評価が一致した領域を「自己認識」といいます。

この「自己認識」の領域を拡げることです。

リスクマネジメントには、適切な自己認識が必要です。

相手を見くびったり、忠告に耳を貸さないのも誤った自己評価で、

油断から大失敗をしてしまいます。

したがって、自己認識は“人間が危険から身を守るため”に必要な技術だといえます。

 

自己評価・自己信頼を高める方法

 

〇人間は敬意をもつにふさわしい存在であるということです。

自己信頼の基本は「自己に敬意をもつ」ことです。

「わが内に、一霊四魂という神性がおられる」ことを確信した時に、

自己評価も自己認識も高まります。

それは「一霊四魂という神性」から発する究極の「自己肯定」です。

 

自己の神性に敬意をもつ人は、他者の神性にも敬意をもちます。

大切なことは、“自分とも他人とも闘っていない状態”です。

「己に克つ」というよりも、育てていきましょう。

自分をもっと深く信頼し、自分の能力にもっと確信を持つために何ができるかを考えます。

 

〇過去の自分よりも成長することを、人生のテーマにする。

重要なことは、自分が自己をどのように評価するかであり、比べる相手は「過去の自己」です。

「過去の自己」よりも、現在の自己が成長していたら、大いにほめてあげましょう。

自分を励まし、少しでもうまくいったら、自分をほめてあげます。

これが自己信頼を育てます。

 

高く調和された自己評価を高め、自己信頼を育てるには、“意識的に生きること”です。

自分は人生の総責任者であり、運命の設計者です。

自分の人生の総責任者として、人生をマネジメントするのです。

「過去の自己よりも成長すること」を目的にして、意識的に生きることです。

 

神仏も、人間の成長を望んでいます。

自分の成長を目指す人たちは、他人の成長も喜びます。

 

〇物事を自分で決め、選択することです。

人生は常に決断の連続です。

責任をもつという意識で、自ら決めると思い、

“決断の場数を踏む” ことで、的確な決断ができるようになります。

 

振り込め詐欺にあう人は、

「私はどうしたらよいのでしょうか」

と相手に判断をゆだねている人が多いのです。

自分のことは自分で選択し、決断し、それに責任をもつことです。

 

「自分の決断に責任を持つ」と腹をくくると、

自分でしっかり考えるようになるものです。

自分に責任があるという自覚が“思考停止”を防ぎます。

 

〇自分の生き方に責任をもつ。

開運する人は自分の人生と行動や感情に全責任をもちます。

神仏はその人の「生き方」に応じて守護を与え、

人生に責任をもって行動する人ほど後押しをします。

責任を持たないようにしようとするほど自己評価は下がり、

責任をとろうとするほうが自己評価は高まります。

 

〇責任転嫁や言い訳は自己評価を下げる。

責任転嫁や言い訳をする人は、

「自分の不幸を親のせいにしている限り、自分は成長しなくてもいいし、努力しないでいい」

という“利益”があります。

自己評価の低い人には、「疎外されたり、孤独になることへの恐れ」と

「自分が責任をもつことへの恐れ」があります。

 

自分の人生に対する責任をはっきりと自覚した時から、

成長し、変わり始めます。自己評価も高まります。

重要なのは、自分の持っている能力すべてを活かそうとすることです。

 

責任をもつことは束縛されたりすることにはならず、むしろ大いに自由になれます。

同時に、自分で責任をとれない事柄は安易に約束しなくなります。

つまり、自分に責任をもつ人は、しっかり考え行動するので、

他者の無用な責任をとらくなくてもよくなります。

 

自分に責任をもたず、手に責任転嫁する人は、

最後には他人の責任をとらされると認識することです。

 

〇自分が自分であることを受け入れる。

自己受容は、高い自己評価への変化の前提条件です。

変化するにはまず、現在の自己を受け容れることが必要です。

自己評価が低い人は、まずは「これが今の自分なのだから、受け容れよう」と思うことです。

 

“自分が考え、感じ、行うことはすべて、その時の自己表現である”ということです。

自分で認めていない恐れは克服することができません。

一度あるがままに受け容れると、それを変えようという気持ちになるものです。

 

自分への共感は他人に対する寛大さを生み出します。

自分や他人に向けられる寛大さは、自己評価を高めるものでもあるのです。

 

〇“受け容れることができない”ということを受け容れる。

自己受容のできる領域と、あまりできない領域があります。

もし、ある感情や考えを受け容れることができないのなら、

“受け容れることができない”ということを受け容れるのです。

そうすれば、結果的に受け容れることができるようになります。

 

この「受け容れたくない」という事実を受け容れると、

「受け容れたくない」気持ちがくずれ始めます。

 

〇天地自然の道理に従い、本音とタテマエを一致させる。

私たちが自己評価を守るために多く用いられる防衛方法は「現実の否認」です。

あると認めていない問題は解決することができません。

これが「現実の否認」です。

自分をいつわるのは現実の自分を見ないで済むという“利益”があり、

〔本当の自分は受け容れられない〕と思うからです。

 

〔本音の自分〕と〔建前の自分〕が一致していることを「自己一致」といいます。

私たちは自己一致しない時、心の中で自分を尊敬できなくなり、後味の悪さが残ります。

 

天地自然の道理に従った生き方をしようとすると、

開運という方向性が定まり、自己一致できます。

天地自然の道理にそった生き方が高い自己評価を生み出します。

  

参考・『自己評価の心理学』(クリストフ・アンドレ&フランソワ・ルロール著、高野優訳、紀伊國屋書店)

 


2021.7.24

人間は「自己承認」を欲する生き物である

 

人間は自分や家族、仕事や職場のことをほめられたり、認めてもらうと、うれしいものです。

人間はだれでも、「自己承認」を欲しているからです。

そして、「自己承認」をしてくれる人に対して、好意をもちます。

 

したがって、人間関係をスムーズにするコツは

相手が“内心ほめてほしい”と思っているところや、

認識してはいないがすぐれたところをほめてあげることです。

 

つまり、“相手の長所をさがして笑顔でほめることです。

おせじではなく、自分の長所をほめられた時、

その人の自己評価は高まります。

そして、人間は「自分の自己評価を高めてくれた人」のために動くものです。

 

多くの人は相手の短所をさがして、けなすことは得意ですが、

開運している人は「相手の長所をさがして、ほめること」で

自分の味方を増やしています。

 

また、トラブルの原因をみつける時には、

相手に「なぜ?」と質問しないで、

「何が?」と質問すると良いでしょう。

 

「なぜだ?」と聞くと、

相手は責められているように感じて、

責任回避や言い訳をしやすいのです。

 

コーチングの技術として、トラブルの場合は

「何が問題になっていると思いますか?」

「何があなたをそうさせたのですか?」

と質問すると、トラブルを“システム”としてとらえることができます。

 

システムととらえることで、改良しやすくなります。

「どのように(How to)したら」ではなく、

「何をしたら」とたずねるとよいでしょう。

このように「何」を多用することがポイントです。

 

九星気学での気質を知り、その価値観を考慮した話をする

 

次に、九星気学での気質を知り、

その価値観を考慮した話をすると良いのです。

 

パナソニックの創業者・松下幸之助さんが

幹部の人事に九星を参考にしたのは有名な話です。

九星の気質には「天・地・人」があります。

 

○「天」の星の「三碧木星、六白金星、九紫火星」生まれの人の場合は、

感性、理念、理想、意義を大事にします。

物事の意義や理念を納得すると動きます。

 

○「地」の星の「二黒土星、五黄土星、八白土星」生まれの人は、

現実的で、実益、実利があると動きます。

相手にそれを行うことで、どんな利益があるのかを説明します。

 

○「人」の星の「一白水星、四緑木星、七赤金星」生まれの人は、

天地を交流させる働きですから、

コミュニケーションや人間関係、縁を大事にします。

理論で攻めるのではなくて、義理人情に訴えた方が話を聞いてくれます。

 

また、相生・相剋の相手との付き合い方と活用法をマスターすることです

 

五行「木・火・土・金・水」には相生(そうじょう)・相剋(そうこく)があります。

隣り合っているのが相生で相補う関係であり、近い方がよい相性です。

離れているのが相剋で、矢印は剋する(支配する)、剋される関係です。

遠い方がよい相性です。

相剋の意味は、すべてがジャンケンの原理で成り立っているということです。

 

兵法的に考えて、相手によって相生と相剋をうまく組み合わせることが肝要です。

たとえば、私(七赤金星)がサラリーマン時代は、

社長が九紫火星生まれで、相剋の「剋される(支配される)関係」でした。

そのためか、私の意見はなかなか通りませんでした。

 

そこで、専務が四緑木星生まれだったので、

私と専務は相剋の「剋す関係」でした。

専務と社長は「相生」です。

私は専務にたのんで、専務経由で私の企画を通していました。

 

「剋す相手」を使って自分の企画を通し、

「剋される相手」ともそれなりにうまくいきます。

これが「兵法」です。

 

皆さんが自分の人脈を拡げようという場合は、

具体的な人材と必要な九星の人を書いた目標シートを書いて、自分の念を込めます。

 

さらに、その人脈シートを産土神社・鎮守神社、加護仏閣の神仏にもお見せして、後押しをお願いします。

すると、自分の思ったような人脈がだんだんと集まってきます。

人脈を拡げ、願望を具体化する時に、九星気学はとても便利です。

  

五行の相生・相剋図
五行の相生・相剋図

2021.7.10 

精神疾患と前世・一族との関係性と、家族ができること

 

私は開運カウンセリングをしていて、

家族の精神疾患の相談を受けることがありました。

基本的には精神疾患を含め、

あらゆる病気は医者の領域です。

 

ここでは、統合失調症など重い精神疾患の“霊的側面”と

家族ができることを述べましょう。

 

私が行ってきた多くの前世リーディングの中で、

家族に重い精神疾患の人がいる場合、

神仏へのたいへんなご無礼をしています。

神仏への深いカルマは、

特に人間の精神に悪影響を与えることがわかっています。

 

具体的には、

○精神病を患っている本人が、前世でカルト宗教団体(大小にかかわらず)を作って、

“神仏の名”で多額なお金儲けをしているケースが多いのです。

 

神仏へのご無礼は誰でもしていますが、

神仏を利用して多額なお金儲けをして

人々を苦しめた場合は、カルマが重いのです。

 

○占い師の場合も、

神仏や先祖の祟りを説いて相談者を脅して、

多額なお金儲けをしている場合があります。

これはお金だけでの問題ではなく、

民衆に神仏への信仰心を無くさせたり、

誤った祭祀をさせて、子孫にまで悪影響を与えることになります。

 

現在もそのような人たちがいますが、

彼らの死後の世界や来世の悲惨さを

他人のことながら心配してしまいます。

 

神仏への感謝とともに、大霊界への“畏怖”の想いが大切なのです。

 

○戦国時代などで、“積極的に”神社仏閣を焼き討ちしている場合もあります。

 

本人は前世のことを忘れていますが一霊四魂は覚えています。

そして、自らのタマシイが自分の罪を罰するという「自己贖(あがな)い」をするのです。

自己を苦しめることでカルマの清算を行っているわけです。

 

そういう前世がある人は、

産土の守護曼荼羅のご存在たちの加護もあまり受けられません。

「すべては縁の中にある」です。

 

縁の中でご無礼をしますので、

実は前世において、

自分を守ってくださっている産土の守護曼荼羅のご存在たちにも

ご無礼をしているからです。

 

このように、重度の精神疾患は「自己贖い」行為であり、自らが罰を与えています。

したがって、他者がそれを治すのは難しいのです。

 

家族が今後のためにできること

 

精神疾患の人が多い家系は、

ソンディ心理学の「家族的・一族的無意識」が関わっています。

精神科医ソンディ博士は、

精神疾患やアルコール依存症の患者には、

一族で似たような症状の人たちがいることを認識しました。

 

明治時代の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)や、

神社の統廃合などを積極的に行った家系などに、

「類は友を呼ぶ」で、精神病の素因をもっているタマシイが集まってくるのです。

 

仏像や仏閣、神社を壊したら、自分たちの人生も壊されるのです。

まさに因果応報です。

 

さて、精神疾患は“本人たちの前世”に原因があり、

本人が自らのカルマの清算をしているのですから、

家族がそれを意図的になくすことはできません。

 

家族の中に重い精神疾患の人がいる場合は、

(精神病でない)家族本人も、神仏への深いご無礼や宗教的カルマがあります。

 

精神疾患の家族を世話することで、

自分も「自己贖い」をしているわけです。

 

家族一族の霊的体質を改良して、

今後に重い精神疾患の人が出ないように(軽減できるように)、以下のことを行ってください。

これらの開運法は健常者の運気上昇はもちろん、

軽度の精神病の人にも有効です。

 

○善行を行い、徳を積みます。

・「神仏は自然を愛でる人を特に愛す」です。

・神仏がよろこぶのは「緑を増やすこと。地球環境をよくすること。神社仏閣の修理、整備。他者を助けること」などです。

 

産土開運法を行い、前世・家族・一族・先祖のカルマ昇華を行ってください。

・家族・一族・先祖のカルマの度合いは自分の前世からのカルマの度合いと相応しています。

 

○CD『自分でできる前世・一族・先祖のカルマの昇華法』にある、

「前世・一族・先祖のカルマのお詫び」を49日間行ってください。

 

○CD『意識と無意識の調和、シャドーの浄化法』にある、

「一族・先祖のネガティブな認知・想い・誓願を解除する誓い

前世のネガティブな認知・想い・誓願を解除する誓い

21日間行うとよいでしょう。

・CDをよく聴いて、内容を理解の上、行ってください。

 

○21日間の「赦しと和解の開運法」を行ってください(『超開運・神社参拝法参照』)。

 トラウマ、コンプレックスの癒しが必要です。

 

「赦しと和解の開運法」は近日発売予定の講演CDで実演指導いたします。

 


2021.7.3

 

宿命・運命そのものを清め改良し、人生運を向上させる

 

いままで人間は“運命の好転”を神仏にたのんでいました。

しかし、よく考えますと、“守護”と“運命の好転”は質が違います。

 

たとえば空亡(天中殺)において、

産土の守護曼荼羅のご存在たちは、

さまざまな困難があった時に大いなる守護や後押しをくださいます。

しかし、空亡現象そのものは変わりません。

 

空亡そのものを清め、空亡の質を変えて、

トラブルを減らすことができればたいへんすばらしいことです。

 

前世・一族・先祖のカルマの昇華を行った後に、

現世に関する宿命・運命を清めると、

相乗効果が起きることもわかりました。

 

開運法と宿命・運命の清め・改良が陰陽調和された時に人生運が向上していきます。

前世・先祖のカルマの昇華に加えて、

「運命そのものを清め、その質を改良する」と、相乗効果になります。

 

前世・一族・先祖の縁とカルマは現世の“遠因”になっています。

私は長年の実践研究の中で、

「前世・先祖のカルマと宿命・運命は深く関連するものの、“別の次元”で存在している」

ことを深く認識できました。

そして、身体と「言語宇宙」を通して清められることを実感しました。

 

具体的な方法は、

CD『実践 宿命・運命の改良法、地蔵十福・鳳凰力と大祓い』

を聴きながら、実践するとよいでしょう。

 

人間存在の核心に着手できる段階に入った

 

いままで私は宿命・運命の傾向を踏まえ、対策を講じてきました。

「神・仏・先祖三位一体の守護力アップ」

「創運・増運法」

「願望実現法」

などの各種開運法に加えて、

「前世・先祖のカルマの昇華」

「宿命・運命そのものの清めと質の改良」を行うことで、

宿命・運命にほんろうされず、自力で運命を好転しやすくなります。

そして、天地自然の法則に従い天命を歩みやすくなります。

 

この宿命・運命の改良法は、

宇宙の宿命・運命をつかさどる「原則界」のご登場で可能になりました。

 

原則界とは神仏界の上位にあり、

神仏界を生み出した偉大なる世界であり、

宇宙の法則(摂理)をつかさどります。

 

宇宙の法則(摂理)と神仏との関係に関しては、

CD『宇宙の創生と太元の岩戸開き 銀河系の神秘世界と救済システム』

を参考にしてください。

 

個人や家族の宿命・運命を清め改良していくメソッドは、

日本民族、人類の運命そのものの改良、

さらに地球の運命の改良につながります。

 

※天地自然の法則の日常生活の実践編は、

 

CD『進化発展の法則を活用した開運・成功術』を参考にしてください。


 2021.6.27

 

願望が実現するための秘訣……「成功加速の法則」を活用する

 

願望実現(目標達成)の秘訣は、

「自分が少し努力すれば、短期間で実現できる小さな目標を、

意識的にたくさん実現させること」です。

 

まず、大きな願望(目標)をたてます。

次に、大きな目標をなるべくコマ切れにします。

そして、自分が努力さえすれば達成できる目標を設定し、確実に実現します。

 

100以上の小さな成功実績を積み上げた頃から、

小さな目標は自分の予想よりも早く実現するようになります。

 

自分の“成功実績の魄(はく)エネルギー”が、現在の自分を後押ししてくれるのです。

魄とは一種の残留思念エネルギーです。

これを「成功加速の法則」といいます。

ある臨界点を突破すると、新たな世界にステージがアップします。

 

高校野球でも、伝統校が強い傾向があります。

高校球児は毎年、新しく入学しますが、

成功魄が「伝統魄」となってバックアップしているのです。

多くの経験を積むと、情報としての「魄」が伝承するのです。

 

東大にたくさん入学している一族の子どもは、

シャカリキに勉強しなくても東大に合格できます。

これも成功実績の見えざる魄が後押ししているからです。

 

孫子の兵法では「兵に勢いをつける」ことの重要さを説きます。

勢いをつけることで、予想以上の成果が出るのです。

開運や願望実現においても、勢いをつけることがポイントです。

 

私は若い頃、「一生のうちに3冊出版する」という目標をたてました。

最初の出版は1年半ほどかかりましたが、2冊目は1年以内に出せました。

3冊目からは加速がつき、いままでに20冊以上、本を出版できました。

 

私が各種講座で伝授していた神術・帝術も、同じようなことがあります。

初期の頃の受講者は、メソッドが上手になるのに時間がかかりました。

ところが、数十回伝授し、メソッドを実演・指導していますと、

それが実績になり、初受講でもすぐに上手にできる人が増え、

さらに深い内容まで教えることができるようになりました。

 

金運アップも貯蓄実績を積んで、“成功魄”をつくっていく

 

金運アップの方法の基本「貯蓄専用通帳に毎月、○万円貯蓄する」のも同じことです。

「毎月1万円貯めても、年2万円しかならないではないか」

と考えるのは、金運アップができていない人です。

 

毎月貯蓄しながら、金運アップの神言・真言を称えたり、

金運アップ法を行うことで貯蓄に加速がついていきます。

 

「神仏に祈願しているのですが、なかなか金運アップしません」

という質問をする人がいます。

私が「毎月貯金していますか?」と聞きますと、

「いえ、趣味にお金を使っていて、貯金はしていません」と答える人がいました。

 

神仏に金運アップを祈願しても、貯蓄をしなければ結果は出ません。

毎月貯蓄をしないということは、本気で金運アップを想っていないということです。

 

神仏は人間の行動を後押しするのであって、

人間が行動を起こさないと神仏も動きようがないのです。

 

さまざまな願い事や目標を書いた用紙を箱に入れて、

思念エネルギーを注入すると、金運アップの効果が高まります。

 

最初は貯金をしてもあまり変わりませんが、

ある臨界点を越えますと「お金がお金を呼ぶ」という現象が起きてきます。

 

毎月1万円が、2万円になり、5万円とレベルアップしていきます。

また、臨時収入がある場合もあります。

 

自転車の運転でも、最初は一生懸命こがないといけませんが、

加速がつくとそれほどこがなくてもスムーズに自転車は進みます。

 

これと同じように、願望実現や金運アップも、初期は努力が必要ですが、

加速をつけてしまえば予想以上にできるようになります。

 

自分が実行した上で、神仏にもお願いすることで、

自力と他力で結果が出やすくなります。

皆さんも、小さな成功体験を“意識的”にたくさん積んでいきましょう。

それが大きな成果につながるのです。

 


2021.6.20

祈り詞や神言、真言の回数について

 

時々、「祈り詞や神言、真言の回数は書いている通りに行わないといけないですか?

という質問を受けることがあります。

 

時間がある時はその通りに行った方がよいですが、

時間があまりない時にはできる範囲で行えばよいのです。

 

回数よりも、神仏に通じるように祈ったり、

神言や真言を称えることを重視することです。

 

修行の中で千回称えるなどがありますが、

これは神言や真言と一体になるための方法です。

 

私も若い頃は修行として多くの神言を称えたことがあります。

何度も称えることで神言や真言の“妙味を味わう”ことにつながります。

 

しかし、日常生活ではそこまで行う必要はありません。

そもそも回数に正解はありません。

要は、神仏に通じることであり、そのために神言や真言を称えるわけです。

 

 「しないより、した方がよい」と考えることで、細かいところは自分で判断できるようになる

 

そもそも「~しないといけない」という発想をいつもしていますと、開運しにくいのです。

「~すべきだ」も同様ですが、義務形のいい方は認知の歪みに通じます。

本当に必要な場合を除いて、日頃はやめた方がよいでしょう。

 

私に細かいところを質問する人たちは、

この〔義務形の言い方〕をしている人たちがほとんどです。

 

〔義務形の言い方〕は何か行う場合に応用がきかず、

それがやりにくい状況や時間にゆとりがない場合、判断に迷いが生じやすいのです。

 

「~した方がよい」

「するとすばらしい」

「~するともっと良くなる」

という〔開放系の言い方〕を日頃からするとよいでしょう。

 

神仏の世界は一言でいいますと、

「しないより、した方がよい」のであって、

「しなければいけない」「こうすべきだ」

ということではないのです。

 

「しないより、した方がよい」という発想をしていますと、

時間がない時は3回の場合でも1回でもよい、という判断になります。

 

〔開放系の言い方〕をこころがけることで、

細かいところは自分で判断ができるようになります。

 

少しでも疑問があると自分で考えないで、質問を丸投げする方もいます。

目的を考えると自ずと答えは出ることが多いものです。

自分で考えた上で自分なりに答えを出すことです。

 

質問をする場合も、「自分なりの答え」を考えて、それを確認をするというパターンがよいでしょう。

私は「自問自答」「自己との対話」をこころがけることで、自分で“答え”を出せるようになりました。

皆さんも日頃から、「自問自答」や「自己との対話」の習慣をつけるとよいでしょう。

 


2021.6.6

親や先祖のお墓を守ることについて

 

近年、少子化もあり、「親やご先祖さまのお墓をどうしたらよいか」という相談を受けることが多くなりました。

ここで、お墓についての私の〔基本的な見解〕を述べていきます。

 

お墓は大切ですが、お墓を守るために結婚をやめたり、

養子をとって “同じ姓のままで”守る必要はありません。

「先祖に感謝する」ことが大切なのであり、必ずしも姓にこだわる必要はありません。

 

いままで一人娘、または姉妹しかいない場合のお墓の継承について、

神さまにうかがったことがあります。

《供養のため結婚をやめたり、養子をとる必要はありません。

自分ができる範囲で供養すればよいのです。

それから、先祖は子孫が世の中のために徳を積むことを望んでいます。

子孫の積徳は先祖がとてもよろこぶことなのです》

ということです。

 

ご先祖さま自らがカルマ昇華をしていく時代

 

お墓の継承者がいない場合、ご先祖さまにその旨をお墓や仏壇でお伝えすることです。

ご先祖さまも自分の子孫に無理をしてまで、供養してもらいたいとは思っていません。

「それならやむを得ないね」と納得できる理由があれば、許してくださいます。

その代わり、自分たちが存命中は、お墓参りや手入れ等をすることが大切です。

 

祭祀はそれぞれの家や地域で事情が異なり、これが正解というものはありません。

要は、“無理のない祭祀”を行うことです。

天地自然の道理は「無理がない。納得できる。偏らない。バランスがよい」ですから、

祭祀もその視点でとらえるとよいでしょう。

 

それから、ご先祖さま方にCD『大霊界の実相と幽顕調和の生き方』を聴いていただき、

霊界での過ごし方をお知らせするとよいでしょう。

 

また、CD『自分でできる前世・一族・先祖のカルマ昇華法』の

「前世・一族・先祖がおかしたカルマのお詫び」を使って、

カルマ昇華のためのお詫びをご先祖さま方にもいっしょに行うとよいでしょう。

  

現在は、子孫による先祖供養ではなく、ご先祖さま自らがカルマ昇華をしていく時代なのです。

 


2021.5.29

開運は現実を直視することから始まる

 

私が開運カウンセリングをしていて、仕事や家庭がうまくいっていない人の傾向をみますと、

自分の都合の悪いことや失敗に目をそむけたり、考えないようにしている人が多いのです。

 

しかし、その失敗の中に成功や問題解決のカギが隠されています。

“失敗するには理由(法則性)がある”ということです。

 

失敗から新たな発見・発明をした人は意外と多いのです。

失敗をそのままにしておけば、単なる失敗ですが、

それを活かそうとするところから成功へのチャンスがめぐってきます。

 

活かす第一歩が、現実を直視することです。

現実を客観的に観て、現状を把握し、そこから対策をうつしかありません。

 

危機管理で失敗するパターンとは次の3点です。

○目的・目標があいまいだ。

○客観的な根拠がない楽観主義になっている。

○兵力の分散化と逐次投入。

 

勝ち残る「兵法」を身につける

 

対策に“甘え”“依存心”があると、結局うまくいきません。

私はそういう意味からも〔兵法〕の大切さを痛感しています。

 

中国には、『兵法三十六計』があります。

人間の“命のやり取り”の極限状態から創り出された兵法は、

私たちが厳しい現実を勝ち残る(サバイバル)ための現実的な「勝ち方のノウハウ」と実戦法則が記されています。

 

たとえば「三十六計逃げるにしかず」という諺は、「第三十六計 走ぐるを上と為す」から来ています。

日本人は「逃げるのは卑怯」「当たって砕けろ」という観念がありますが、

「有利と見たら攻撃を加え、不利と見たらすばやく退くことが肝要である」ということです。

 

退くことで、勝てはしないが敗れもしない。むしろ戦力を温存して、次の逆転勝利を目指すという意味があります。

勝算を度外視してむやみに突進する人を「匹夫の勇」といいます。

 

人生を乗り切っていくには、神仏の加護と現実的な兵法の陰陽調和が大切になります。

 


2021.5.11

自宅で行う「前世・一族・先祖のカルマ昇華」について

 

会員さんから時々、「講座を受講できない状況で、自宅でできるカルマ昇華法を教えてください」というご質問があります。

自宅で「前世・一族・先祖のカルマ昇華」開運法を行うために、

新CD自分でできる前世・一族・先祖のカルマの昇華法 因果の法則による歴史上のカルマパターンを出しました。

 

このCDの特長は、CDの中で実際に「前世・一族・先祖のカルマのお詫び」が入っていますので、

CDに合わせていっしょにお詫びができることです。

カルマ昇華のポイントは、まずは心からのお詫びです。

 

前世セッションにおいて、家族・一族に不幸な現象や身内でのトラブルの多発がある場合、次のようなケースがあります。

いままで土地持ちだったのに、祖父の代に放蕩して所有していた土地を手放し、

家族でのゴタゴタが絶えないというケースがありました。

この前世リーディングでは、戦国時代において自分の先祖がある一族を滅ぼして、土地を奪っていました。

そして、滅ぼされた一族の誰かが祖父に生まれ変わり、仕返しをしたことがわかりました。

こういうパターンが「カルマの清算」です。

 

家族に不幸やトラブルが多い場合、自分の前世や一族・先祖が罪をおかしており、その報いを受けていることが多いのです。

さらに、戦国時代は神社や仏閣の焼き討ちなども行い、神仏への深いご無礼をしています。

すると神仏の加護を受けられないため、不幸現象は絶えないのです。

 

一族のミタマたち、ご先祖さまたちとともにお詫びをする

 

従来の「先祖供養」は先祖に対するものですが、

このCDでは一族のミタマたち、ご先祖さまたちとともに、

自分の前世や一族・先祖がおかした罪・ご無礼を、多くの神仏や縁あるミタマにお詫びをしているのがポイントです。

 

つまり、子孫である自分を媒介にして、霊界にいる家族・一族・先祖たちにともにお詫びをしていただくわけです。

その上で、古神道と密教の秘伝の神言・真言で、カルマ昇華と宿命・運命の改良をしていきます。

 

先天の三種の大祓 宿命・運命を清め、人生運をアップする

十二支の大祓 一族的トラウマ(心的外傷)を清め、改良する

光の仁王経陀羅尼  無病息災と国家鎮護の密教最大の秘言

光の大金剛輪陀羅尼 三世の一切罪障消滅に効果がある

カルマ昇華の真言 前世・一族・先祖のカルマを昇華する

七星九執十二宮神咒 息災・健康長寿・運命改善の秘言

 

不幸現象やトラブルによる、望まざる「カルマの清算」から、

積極的な「お詫び、神言・真言、徳積み・善行」によるカルマの昇華を行うことです。

このカルマ昇華法を定期的に行い、自分の運気向上と、家運の上昇をはかるとよいでしょう。

 

なお、さまざまなCDには幽斎神事の実際も収録しています。

当然ながら、すでに終わった神事(光のスーパーミロクさまのご来臨を願う祈り詞など)をいっしょに行う必要はありません。

自分のクリーニングと霊的なレベルアップに必要な部分はいっしょに行い、

そうでないところはただありがたく神秘力・福徳をいただくと考え、効率よくお聴きください。 


 2021.5.5

3年、10年、30年の法則」を踏まえた戦略思考をもつ

 

戦略において、「3年、10年、30年の法則」があります。

3年は戦術(個別の作戦)であり、10年が戦略(全体の作戦)、30年が軍略(大目的)です。

兵法では、まず大きな軍略があり、それから戦略をたてて、その上で個別の戦術を考えます。

 

人生において軍略が人生プランであり、「10年の計画をたてることができる人は成功する」といわれています。

人生で開運している人は、志をもち、このような長期的思考をしています。

場当たり的に行動するとムダな行動が多く、成果は出ません。

 

政治においても「国家百年の計」という言葉があるように、長期的計画は欠かせません。

しかし、日本政府の新型コロナウイルスの対策を観ていると、長期的思考がなく場当たり的だと言わざるを得ません。

 

2020年に緊急事態宣言を出してある程度感染者が減った時、台湾やニュージーランドのようにゼロコロナを目指すチャンスでした。

しかし、政府は収束の後に行うはずだったGOTO事業を始めました。

専門家が感染拡大の懸念を発しても、税金を使ってのGOTO事業で人流を増やすことを推奨して、案の定、感染が拡大しました。

 

専門家が感染拡大の恐れがある冬に向けて医療体制やPCR検査の大幅な拡充を訴えましたが、これといった対策を打ちませんでした。

結果は2度目の緊急事態宣言になりました。

そして、解除してまもなく、3度目の緊急事態宣言を出すことになりました。

 

ワクチン接種も、当初の計画よりも大幅に遅れています。

4波の変異コロナウイルスは、従来よりも強い感染力をもっており、新たなフレーズに入っています。

 

昨年は国民にGOTO事業で外出を勧め、今年は外出をやめるように頼んでいます。

国民には県外に出ないようにいいながら、外国からの人の流入は「14日の自主隔離」という甘い水際対策です。

自主隔離ではなく、強制隔離で管理する必要があります。

 

この甘い水際対策では、インド株をはじめ変異株のまん延が懸念されます。

インドの医療崩壊の惨状を見ますと、日本政府の対策の遅さを憂えずにはいられません。

政府のゆるい対策の割に感染者の数が爆発していないのは、国民がそれなりに頑張っているからだと思います。

政府には新型コロナウイルスの対策において、せめて「3年の戦術」は立ててほしいと思っています。

 

「天地は不仁(思いやりがない)なり」を念頭に、危機管理を行う

 

中国の古典『老子』に、「天地は不仁なり」という言葉があります。

天地自然の動きは人間の都合とは関係ありません。

人間社会のように忖度(そんたく)を全くしません。

 

以前のコラムでも書きましたが、東京五輪が1年延期になった時、

私は「歴史上、パンデミックが収束するには数年はかかっている。1年延長では、まだ新型コロナウイルスは収束しないのでは」と思いました。

 

人間のさまざまな都合で1年延期にしたわけですが、ウイルスは人間の都合など無視して感染を拡大させました。

政治の世界では忖度はできても、ウイルスには通用しなかったわけです。

 

またウイルスには、いわゆる精神論は通用しません。

そもそも東京五輪を誘致する際、安倍首相(当時)は福島原発事故は「アンダーコントロール(コントロール下にある)」と演説しました。

私は「福島原発事故はコントロールできている状態ではないのに、あんなことを言って大丈夫だろうか?」と思いました。

実際、現在でも福島原発事故の問題は山積みで、解決のメドがたっていません。

 

思えば東京五輪は新国立競技場、エンブレム、関係者の辞任などトラブル続きでした。

政府はオリンピック・パラリンピックを開催したいのに、感染防止の対策はすべて中途半端になりました。

私は「政府は東京五輪を是非とも開催したいはずなのに、徹底した感染対策を行わないのは、不思議だ」と思っていました。

 

五輪用のドクターや看護師の募集をしていますが、医療関係者からは「医療がひっ迫していて、ワクチン接種もあり、とても東京五輪まで手がまわらない」という声が出ています。

対コロナ用の医療体制を整えなかったツケが、まわってきていると言わざるを得ません。

 

せめて3カ月前からワクチン接種ができていたら、日本の状況は変わっていたと思います。

さらに世界的なパンデミックの最中で、まともに開催できるのか危ぶまれています。

 

政府には「国民の生命が危険にさらされている、100年に1度の国難である」という危機感があまり感じられません。

精神論ではなく、パンデミックの歴史を踏まえた、科学的な変異コロナウイルスの対策を切に望みます。


2021.4.27

最重要なことを最優先に、集中的に行う

 

8020の法則とは、「重要な20%」を行えば80%の成果が出て、「その他の80%」は20%の成果しか生まないという法則です。

顧客においても、20%の上顧客が80%の売り上げを計上し、その他の80%の顧客が20%の売り上げに留まるということです。

さまざまな問題の解決も、重要で核心的な20%を改善することで全体の80%は改善できます。

最重要な20%の事柄を優先的に集中的に行うことで、80%が決まります。

 

さて、日本政府は3度目の緊急事態宣言を出しました。

「まん延防止等重点措置」も効果が上がりませんでした。

2度目の緊急事態宣言の解除からあまり日数がたっていないため、

政府の新型コロナウイルスの対策の有効性に疑問をもたざるを得ません。

 

「勝負の~」「全身全霊で」「躊躇なく」など言葉はいろいろ発していますが、

政府の対策はみな中途半端で、国民に自粛ばかり要請しています。

 

戦前の「ほしがりません。勝つまでは」と同じで、国民に精神論で無理を強いて、

アジア太平洋戦争で大惨敗し、国民を悲惨な目にあわせた歴史を私は思い出してしまいます。

 

新型コロナウイルスの大流行から1年以上たっているのに、いまだPCR検査の数は不十分です。

病院も患者が急増すると、すぐにひっ迫してしまいます。

ヨーロッパは日本よりも感染者が多いのに、日本ほどひっ迫していません。

日本は専用病院の数も足りません。

 

1波から、いままで政府は何をしていたのでしょうか。

変異株の検査も少なく、外国から次々と新たな変異株が入ってきています。

さらにワクチン接種率も先進国最下位であり、予定よりも遅れに遅れて、医療従事者さえ半分も接種できていません。

 同じ島国の台湾やニュージーランドが感染拡大の防止に成功しているのに比べて、日本政府の対策の効果は情けない状態です。

 

10億円の予防は、100億円の拡大後の費用にまさる」という言葉がありますが。

まさに日本は台湾やニュージーランドの10倍以上の感染の対策費用がかかっており、国民の負担も大きくなっています。

 

日本政府の新型コロナウイルスの対策は網羅(もうら)主義であり、

「その他の80%」で何とか成果を上げようとしている感じです。

Goto事業も新型コロナウイルスが収束してから行うべき対策なのに、流行中に行い、感染を拡大させてしまいました。

 

新型コロナウイルスの感染対策の思い切った変更を

 

いままでの対策がうまくいかない以上、思い切った対策の変更が必要だと思います。

私は次のように対策を打つのがよいと考えます。

 

○「ウィズコロナ」ではなく、「ゼロコロナ」を目指すことです。

・「ゼロコロナ」を目指した国々はある程度成功し、「ウィズコロナ」を唱えた国々は感染拡大を止めることができませんでした。

「ウィズコロナ」では対策は中途半端になりますから、当然です。

 

○ノーベル賞を受賞した先生方が提言していいるように、PCR検査の量を大幅に増やすことです。

・PCR検査の徹底で無症状者を見つけて、隔離・治療することです。

その上で、感染者と非感染者を分けます。

・非感染者とワクチン接種者のみに絞れば、お店は通常通り営業できます。

・飲食店も一律に時間短縮ではなく、入店の人数制限をすればお店を開いてもよいと思います。

 

○新型コロナウイルスの専用病院を増やして、一般の病院にゆとりをもたせることです。

新型コロナだけが病気ではありません。

 

○外国から新たな変異株が流入しないように、収束のめどがたつまでは“鎖国”に近い厳しい水際対策を行うことです。

 

○ノーベル賞を受賞した大村智先生が開発したイベルメクチンは、アメリカでは新型コロナウイルスの治療薬に使われています。

日本政府は、海外で評価されている治療薬をもっと認めるべきです。

 

○ワクチン接種は最重要な医療従事者を集中的に行うことです。

その上で、特に流行している都市部の高齢者を集中的に行うのが良いと思います。

・都市部から地方に感染が染み出しているのですから、兵法からいいますと、急所である都市部に集中攻撃をかけることです。

・日本は “公平性”を重視しますが、それは平時のことであり、有事においては“効果”を第一に考える必要があります。

 

 

政府にはいつまでも“平時の思考”での対策ではなく、「有事の危機管理の思考」で、

8020の法則を念頭に効果的な対策を集中的に行ってほしいと切に願っています。


2021.4.11

神仏そのものについて、深く学ぶことの意義

 

私は時々、「神仏そのものについて学ぶということは、どういうことですか?

と質問を受けることがあります。

また、私や守護の神仏から「今世は神仏そのものについて深く学びなさい」とアドバイスされた方も多いでしょう。

 

人間関係において、その人のことをあまり知らないで何かをたのむことはしないですね。

税のことなら税理士、法律のことは弁護士に相談するのが普通です。

 

ところが、神仏についてはどんな神仏かわからないまま願い事をしている人が多いのです。

神仏にとっては、自分のことを理解している人間の方がその願い事を聴いて後押ししやすいのです。

神仏のことを理解した上で、その神仏のご開運を祈り、自分の目標の決意表明をするとよいでしょう。

 

神社仏閣に参拝し祈願しても、人によって“おかげ”をいただく度合いが違います。

まさに「神は鏡のごとし」です。

 

神仏のことがよくわからずに信じるというのは、危ういのです。

さまざまな悪徳宗教団体やカルト宗教団体、精神世界団体に騙されるのは、

神仏や死後の世界についてよく知らないからです。

 

サニワ(審神)という立場でいいますと、神仏そのものを知らなければサニワはできません。

神仏そのものを学ぶとは、具体的には次のようなことです。

 

○日本神話における神々の関係性・物語を認識する。

造化三神、神世七代、国生み、黄泉帰り、三貴神、天の岩戸開き、八岐大蛇退治、国造り、天孫降臨、国譲り、海幸山幸、神武東征など。

神社にお参りした際、ご祭神がどんな神さまなのか、神話のどの物語に出てくるのか、

親子関係、夫婦関係、子孫などがわかると、立体的に理解できるようになります。

 

そして、産土神社のご祭神たちの関係性、鎮守神社のご祭神との関係性、

家族の産土神社のご祭神との関係性などがわかりますと、

神々もつながっていることを実感します。

 

たとえば、親の産土神社が氷川神社で、子どもが八幡神社だとします。

氷川神社の主祭神は素盞嗚尊さまです。

八幡神社は主祭神が応神天皇さまですが、宇佐神宮の元神は宗像三女神であり、

宗像三女神が隠れ神になっている場合が多いのです。

そして、素盞嗚尊さまの御子神が宗像三女神になります。

つまり、産土神社のご祭神どうしが親子関係になっているわけです。

 

○仏尊の区分・関係性を認識する。

仏尊は「如来、仏頂・仏眼・仏母界、菩薩、明王、天部の神々、星宿の仏尊」に分かれます。

全体的イメージでは、如来さまは天上であまねく照らすご存在たちであり、

菩薩さまは地上に降りて民衆を救うご存在たちになります。

ただし、働きの区分はありますが、上下関係ではなくすべて同格なのです。

 

大日如来さまと不動明王さまは表裏の関係になります。

不動明王さまの炎は、大日如来さまが地上に降りた際、光が炎に変わったものとされます。

 

地蔵菩薩さまと虚空蔵菩薩さまは、大地と空でペアの関係です。

地蔵菩薩さまは如来になる資格があるのに、菩薩のままで衆生を救うご存在とされます。

 

菩薩さま方は「菩薩」というよりも、「大仏尊」と呼ばれるほうがより力が出ますので、

私は大仏尊とお呼びしています。

神さまと仏尊さまは陽と陰の関係になります。

国常立大神さまをはじめ大地の神々の陰のお姿は、地蔵大仏尊として働いています。

 

○仏教宗旨の基本的なご本尊さま、仏尊さま、仏尊配下の神々さまを認識する。

真言宗のご本尊さまは基本的に大日如来さまであり、

浄土宗・浄土真宗では阿弥陀如来さま、

曹洞宗では釈迦如来さま、

日蓮宗は大曼荼羅、

天台宗や臨済宗では特定のご本尊はありません。

 

真言宗は大日如来さまを中心に五智如来、大日如来さまと表裏の関係の不動明王さまを祀っている場合が多いのです。

浄土宗では、阿弥陀三尊は「阿弥陀如来さま、脇侍の観世音菩薩さま・勢至菩薩さま」になります。

浄土真宗は阿弥陀如来だけを祀っていますが、

本来は阿弥陀三尊として観世音菩薩さま、勢至菩薩さまが隠れておられます。

ですから、阿弥陀如来さまだけでなく、阿弥陀三尊を意識して祈るとよいのです。

 

阿弥陀如来さまは無量光如来さまと無量寿如来さまがおられ、

それぞれに曼荼羅を形成しています。

西方浄土の主尊であり、人々の悩みを聴き取り、延命 (無量寿)の功徳があります。

そして、阿弥陀如来さまには二十五菩薩がついています。

 

観世音菩薩さまは慈悲の心であらゆる衆生の悩みと苦しみを救い、楽を与えます。

六観音、三十三観音に変化しています。

勢至菩薩さまは智慧の力で、人々の迷いを除く功徳があります。

 

釈迦如来さまとは生前のゴータマ・ブッダ(釈尊)ではなく、

シャーキャと呼ばれる偉大な仏尊が代行しています。

釈迦如来さまは釈迦三尊として働かれています。

釈迦三尊とは「釈迦如来さま・文殊菩薩さま・普賢菩薩さま」です。

 

文殊大仏尊(文殊菩薩)さまは「三人寄れば文殊の知恵」という諺があるように智慧を司る仏尊です。

普賢大仏尊(菩薩)さまは釈迦三尊の中の諸菩薩の上位とされ、

理性・智慧の大仏尊であり、女人往生の功徳がある仏尊とされます。

日蓮宗も主に釈迦三尊が人間の願いをお聴きになっています。

 

薬師瑠璃光如来さまは癒しと病気平癒の大仏尊です。

日光菩薩さま・月光菩薩さまは薬師瑠璃光如来さまの脇侍です。

日光菩薩さまは広く天下を照らし、さまざまな苦しみの根源である無明の闇を消滅されるとされます。

月光菩薩さまは月の光のようにやさしく慈しみの心で煩悩を消すとされます。

 

〇自分の守護仏の真言を覚え、祈り詞の最後に称える。

自分の宗旨のご本尊さま・仏尊さまの真言を称えるのは守護力アップに有効です。

日本の仏教では弘法大師空海をはじめ祖師を拝んでいる場合が多いのですが、

人間の願いを聴いているのは仏尊さま方なのです。

神社でもご祭神が人間神(菅原道真公や応神天皇など)になっている場合がありますが、

 実際に人間の願いを聴いているのは、背後の神々(自然神、神話神)になります。

 


2021.3.28

〔星の神秘力〕は人間に内在する「星の力」の覚醒を促す

 

私たちの直霊の大神さま(本体神)は宇宙存在です。

そして、天体の二十八宿の中に直霊の大神さまのふるさとの星があります。

二十八宿とは北方七宿、南方七宿、東方七宿、西方七宿です。

直霊の大神さまが星のご存在なので、人間もある意味、“星の存在”です。

人間に内在する「星の力」には、3つのステージがあります。

 

〔第1ステージ〕

東洋運命学の九星気学の本命星、四柱推命の元命星・運命星、西洋占星術の12星座というように、「星」で表現されます。

その「星」のポジティブな部分を意識的に伸ばすことです。

宿命・運命に関する星のポジティブな部分こそ自分の潜在能力だと考えることです。

 

新しいCD『和楽繫栄の来世になるための輪廻転生開運法』では、

「九星気学の本命星・月命星・日命星、

四柱推命の元命星・運命星・十二運星・吉凶神殺星、

西洋占星術の十二星座」など、

人間の宿命・運命に関わる“星の領域”を浄め、改良していただきます。

それにより、自分のもつ「星」のポジティブな部分の領域が増え、ネガティブな領域が減ります。

 

〔第2ステージ〕

一霊四魂とチャクラも一種の星です。

自神拝やチャクラの浄めと活性化によって、一霊四魂チャクラなどの内在する19の力を発現させていくことです。

 

19の力とは、「一霊四魂で5つ、チャクラで7つ、胸のサイムスチャクラ(マハーチャクラ)、

眉間の第3の眼、眉間の反対側の第4の眼、両手の労宮で2つ、両足の湧泉で2つ」の

合わせて19の内在する力です。

 

前世・先祖のカルマの昇華は、「前世の自己」との融合をはかるために行うことです。

さらに「陰陽の大霊人さま」を通じて、類霊人の経験すら活用できるようになるのです。

 

CD『輪廻転生開運法』では、〔星の神秘力〕により一霊四魂とチャクラを中心に、

人間に内在する「星の力」の覚醒を促進します!

 

〔第3ステージ〕

地球人類が、高度な宇宙人類へ進化する段階です。

そもそも人類は「御祖の大神さま、遠津御祖神さま、遠津御祖大神さま」という宇宙の神々とつながっています。

人類の多くは「二十八宿の諸神・諸仏・星宿の神々」とつながっています。

 

一霊四魂とチャクラなど 19の力が発現するに比例して、

自分につながる宇宙の偉大なご存在たちの御力を発揮できるようになります。

産土開運法をしたうえで、星の力を発揮する形になります。

 

〔星の神秘力〕とは、人間に内在する星の力の覚醒を促す神秘力です

 

「星の神秘力」は裏の原則界がつかさどります。

銀河系では「時の銀河大星帝さま・時の銀河大星君さま」

「玄空の銀河大星帝さま・玄空の銀河大星君さま」の特殊な力です。

時の銀河大星君さまというご存在は、時の銀河大星帝さまのご分身です。

「時の玄空の銀河大星君さま」「玄空の銀河大星君さま」と配下のご存在たちは、

銀河系の「幽冥の帝君族・神族・ご存在たち」のリーダーというべき偉大なご存在たちです。

 

私たちが宿命・運命を清め改良する時に、

二十八宿の諸神・諸仏・星宿の神々さまにお祈りします。

二十八宿の諸神・諸仏・星宿の神々さまのリーダーが、大星帝さま・大星君さまになります。

裏の原則界や二十八宿の星宿の神々は、輪廻転生や宿命・運命に関わります。

 

「~の星の下に生まれた」という表現がありますが、

 

〔星の神秘力〕をいただくことで来世はより明るい星の下で生まれることができるのです。


2021.3.19

アサーティブ(ハッピーコミュニケーション術を身につける

 

日本人は以心伝心の文化があり、自己表現が上手ではありません。

自分の気持ちは、言葉にしてこそはっきり伝えることができます。

人生がうまくいっていない人は、サポートを受けることを変に遠慮していたり、

我慢したり、アピール力が足りなくて、無用な損をしている人が多いのです。

 

自分がたいへんな場合は、遠慮なくサポートをたのむようにしてください。

開運している人は、自分をアピールしたり、相手からサポートを受けるのが上手です。

アサーティブという円満な自己主張術をマスターすることは、開運にとても必要です。

アサーティブとは相手を尊重しながらも、自分の主張を相手に伝える円満なコミュニケーション術です。

 

○アグレッシブ…自分のことだけを考えて、他人のことは考えないもので、自己主張にあたります。

○ノンアサーティブ…いつも他人を優先し、自分を後回しにする関係です。

○アサーティブ…自分を大切にしながらも、他人への配慮もする関係です。

 

皆さんはこの中のどれが多いですか?

「自分を大切にし、相手も同じように大切にする」

という共通の認識をもった時、よりよい人間関係が築けます。

 

私が開運カウンセリングをしていた頃、

「ある人にサポートをたのみたいのですが、断られるのがこわいのでなかなか言い出せません」

という相談を受けたことがあります。

誰かに何かたのんで断られたら、「今回はそうなんだ」と思うことです。

 

アサーティブのポイントは「人格と事柄を区別する」ことです。

相手に要請を拒否された時、自分の人格を否定されたように思うのは「認知のユガミ」です。

「その内容については、無理なんだ」と“部分否定”ととらえます。

この認知が精神的なタフネスになるコツです。

 

 すぐに使えるアサーティブの技術

 

ここで、自分の気持ちや要求を正確に伝えるために、効果的な技術を紹介します。

○やや大きな声で話す。

小声で話すのは男女とも自信のなさ、小心な人間という印象も与えかねません。

開運の第1歩は“やや大きな声”です。

 

○アイ(私は)メッセージを多用します。

「私」の視点で発言する話し方です。

「私はこう思う」

「私はこのようにしてほしい」

「私はこのようにしたい」

といった言い方は、効果的な自己表現につながります。

 

質問も、「私はこのように考えています。あなたはどう考えますか?」

という言い方が、自分の思考停止を防ぎますし、相手も答えやすいのです。

自分が答えをもっていない場合は、

「あなたはどう考えますか?」と逆質問をするとよいでしょう。

質問をする人が、される人よりも優位に立てます。

 

○他人の発言を確認する習慣をもつことです。

「あなたがおっしゃりたいことは~ですね」と確認します。

これを行うことで、認識のズレを防ぐことができます。

 

○アイ(眼)コンタクトに留意します。

うなづきを効果的に入れながら、柔らかく視線を合わせると、

「あなたと交流したい、いい関係を築きたい」という意思表示になります。

相手から目をそらしたり、下を向いていると、

「私はあなととは関わりたくありません」という誤ったメッセージを伝えることになります。

 

○結論を先に話します。

長い前置きは回りくどく感じるばかりではなく、

言いたいことがはっきりと伝わりません。

暗に「私の言うことなど無視して結構です」というメッセージを相手に送っていることになるのです。

 

「私はこうしたい」が後回しになる言い方の人は、相手のペースになりやすいのです。

「私」という“軸”がないと、相手から振り回されることになります。

結論(自分の希望)を最初に話し、その後に理由を話す習慣をつけるとよいでしょう。

そのためには、「私は」という言葉を多用することです。

 

○「そして」「さらに」という言葉を増やす。

うまくいかない人は「しかし」「でも」が多い傾向があります。

「しかし」「でも」を意識的に減らし、「そして」「さらに」という言葉を増やします。

 

○相手に内容を理解してもらうためには、具体的に伝えるようにします。

「時間がある時にやっておいて」→「明日の午後には仕上げておいてください」

「次はもっと早くきて」→「次からは15分前にきてください」

相手への要望は「事実」を述べた後に、これからの「要望」を述べることです。

 

 

参考・『アサーティブ』(岩舩展子、渋谷武子著、PHP研究所)


2021.2.27

トラウマ(心的外傷)・コンプレックスとカルマ(業)の関係

 

トラウマは「心的外傷、心の傷」と呼ばれ、心身医学では病気の原因の一つとされます。

心が病を生み出すということです。

 

トラウマの種類には「前世・幼児体験・事柄(事件)」があります。

トラウマやコンプレックスと、カルマは密接に関わっています。

 

例えば、ギャンブルに浪費して、2000万円を借金したとします。

カルマとはその借金(結果)、トラウマとは多額の借金をしてしまう“心の情動”です。

借金の原因になっているギャンブル依存症が、コンプレックス(精神的こだわり、わだかまり)です。

 

同じような失敗を何度も繰り返すことを、「失敗症候群(シンドローム)」といいます。

これも本人がもっているコンプレックスによって起きます。

 

「つい失敗の方向にいってしまう」という自分の思考パターンや行動パターンを見直し、

開運思考や成功のための行動パターンに変える必要があります。

 

私は「前世・先祖のカルマの昇華法」を開発しましたが、

それは借金を1000万円に棒引きして、借金返済をラクにしてあげることです。

 

しかし、借金をある程度返しても、再び借金をしては意味がありません。

借金をしてしまう本人の心の有り様は、自らで「気づき・反省・学び」、

そして改善行動をしていく必要があります。

 

「前世・先祖のカルマを昇華したら、人生は何とかなりますか?

という質問がありますが、それでは足りないわけです。

 

つまり、悪しきカルマを積む原因になる自分の心の情動である

「コンプレックス」や「カルマ」を改良する必要があるのです。

 

「あなたの心の有り様や行動で、こういう結果が出たよ」ということが、

カルマという形で提示され、

その“清算”を通して、霊的な学び、心の偏りの是正となっていきます。

 

一霊四魂からのメッセージを感じ取る

 

コンプレックスやトラウマは一種の「心の偏り」といえます。

ある事柄に過剰な反応を示し、バランスが悪いのです。

精神のアンバランスが、人生にさまざまな問題を起こします。

 

そもそも人間は同じ行為・思考をずっと続けると、必ず偏ってきます。

コンプレックスやトラウマの癒しには「赦しと和解の開運法」が有効です。

 

次に「新たな誓い開運法」を行い、自分の思考のクセと行動パターンを開運の方向にもっていくことです。

常に中道(中庸)を心がけていくと、だんだんと「心の偏り」の解消になっていきます。

 

私が病気やケガの原因を神道フーチでリサーチしますと、

「一霊四魂のメッセージ」と「トラウマ」はセットになる場合が多いのです。

 

つまり、トラウマの奥に、自分の一霊四魂から肉体人間に対する知らせ(教育)があるのです。

すべてが本人の心の成長のためにあります。

 

胸に手を当てて、軽く目を閉じ、「この失敗から、自分は何を学ぶとよいのか」

「わが一霊四魂は何を教えようとしているのか」と自問自答します。

 

自分なりに答えを考えて、それが一霊四魂からのメッセージに近い場合は、

胸のあたりや、当てている手が、温かく感じることもあります。

むしろ、感じ取ろうと思うとだんだんわかってきます。

 

折に触れて、自分の一霊四魂との対話をするとよいでしょう。


 2021.2.21

あなたが尊敬(敬愛)する人物は誰ですか

 

その人がどんな人を尊敬(敬愛)しているかで、その人の価値観と人物像がわかります。

私が尊敬(敬愛)している人は、各方面にいます。

 

精神的分野では「黒住宗忠、老子」、

ビジネス分野は「本田宗一郎氏、松下幸之助翁」、

行動力・実行力としては「孫子、徳川家康、墨子」、

エコロジー分野は「ワンガリ・マータイ女史」です。

 

黒住宗忠は私の心の師です。「神の御開運を祈る」ことを説きました。

老子は道教の開祖にして、「上善は水のごとし」と説きました。

黒住宗忠と老子が私の考えの基本になっています。

 

本田宗一郎氏はホンダ創業者であり、

好きなことにとことん打ちこみ、アイデアとユーモアあふれる人でした。

松下幸之助翁は、パナソニックの創業者であり、

人間存在の偉大さを自らの成功によって実証しました。

 

孫子は古代中国の兵法家であり、私は何か行う際は「孫子の兵法」を参考にしています。

 

徳川家康は実母とは3歳で生き別れ、祖父・実父は殺され、自分は人質になりました。

そのような逆境から、家臣たちに支えられ、天下人になり、

260年の「太平の世」をつくりました。

私も何か困難なことがあった時は、

「家康公の逆境に比べたら、たいしたことはない」と思い、

自分を励まし、乗り越えてきました。

 

墨子は2500年前の古代中国の思想家で、“天下の利”としての兼愛を説きました。

「一人殺すと殺人者なのに、戦争で何万人も殺すと英雄とされるのは何故か」

と戦国時代の中国で“非戦”を説いてまわり、実際に弱小国を守りました。

 

ワンガリ・マータイ女史はさまざまな弾圧にも屈せず、

長年ケニアでグリーンベルト運動を展開しました。

「継続は力なり」で、苗木の数は3000万本にもなり、

2004年にノーベル平和賞をアフリカの黒人女性として初めて受賞しました。

来日の際に日本語の「もったいない」という言葉に共鳴し、世界に広めています。

 

尊敬(敬愛)する人に完璧は求めず、長所をマネする

 

尊敬(敬愛)する人の場合、相手に完璧さは求めないことです。

自分が見習いたい長所がある人物を選ぶことです。

 

私は自分の思考が停滞したり、困難があった時は、

「自分が尊敬する人たちはどう乗り越えていったか」を参考にしました。

尊敬(敬愛)する人たちは、「失敗をどう活かして成功にもっていったか」ということも学びます。

自分が人生で、同じような失敗を減らすのにも役立ちます。

 

各方面での尊敬(敬愛)できる人を列挙して、

「どこを自分がマネをしたいのか」を書いてみましょう。

それらの人物たちの長所を、自分の行動の指針や習慣にしていくことです。

そして、尊敬(敬愛)する人たちの長所を自分も身につけることで、

自分のレベルアップをはかっていきましょう。 


2021.2.11

「宇宙の3つの根本法則」を踏まえた生き方と開運法

 

原則界の尊星王上帝(そんじょうおうじょうてい)さまは、

「宇宙の根本法則は3つある」といわれています。そのメッセージです。

 

()「原因と結果の法則」である。

良き原因をつくれば、よき結果になり、悪しき原因をつくれば、悪しき結果になる。

原因と結果、作用・反作用の法則に不平等はない。

 

()「万物は陰陽で成りたっており、陰陽調和することで、新たに発展する」という陰陽調和の法則である。

常にバランスをとり、調和をはかることが大切だ。

 

()「万物は無常であり、生と死を繰り返しながら、進化していく」という輪廻進化の法則である。

宇宙の星々は宇宙の摂理のもと、誕生と死滅を繰り返している

人類も生と死を繰り返しながら、輪廻し進化していく

 

これらを踏まえると、人間の生き方が見えてきます。その開運法も明示します。

 

()因果の法則は「自分が人生の主人公であり、総責任者である」ということを示しています。

「積善の家に果報あり」「カルマの清算」とは、因果の法則をあらわしています。

生き方として、「開運の原因をたくさんつくり、結果として豊かな実りを得る」ということですね。

 

現在の人間関係や環境は「前世から、今までの自分の思考と行動の結果」であり、

自分の人生の主導権をにぎるには、「自分の言葉と行動に責任をもつ。自分でしっかり考える」ことが必要です。

 

〔開運法〕 

産土の守護曼荼羅のご存在たちの加護アップの祈り

願望実現法や金運アップ術

21日産土神社(鎮守神社)参拝・祈願法

前世・先祖のカルマ昇華法など

 

()人間の心にも、陰陽の心があります。

「表の心」と「裏の心」のバランスをとり、調和させることです。

自分の裏の心であるシャドーを認め、上手につきあうことです。

人生の矛盾こそ、創意工夫の元となり、発展のチャンスになります。

 

〔開運法〕

(太一)自神拝で、自我・自己・高次の自己」を三位一体で統合・調和させます。

()自己信頼開運法

()シャドーの浄化。「赦しと和解の開運法」。潜在意識の浄化法。

さらに太陽の大神さまの日拝、一切感謝の行も有効です。

 

()輪廻転生を踏まえて、成長、進化こそ人生の目的になります。

「大自然を愛でる人間を、神仏は特に愛す」です。

天命(人生の目的、天との約束)・地命(自己との約束)を意識し、

大自然を愛し、地球を愛することです。

 

「今いる世界が、汝の世界である」という格言は、

自分の霊格・霊層・霊相のレベルに相応した世界(環境)に住んでいることを示しています。

自己をステージアップさせていけば、自分の環境もどんどん良くなります。

自己の霊格を高め、良き両親・環境・地域を選んで生まれ変われることを目指しましょう。

 

〔開運法〕

自神拝と産土の守護曼荼羅のご存在たちの強化

宿命・運命の清めと改良法

前世の「ネガティブな認知・想い・誓願」を解除する誓い開運法

「一族・先祖のネガティブな認知・想い・誓願」を解除する誓い開運法

 

 

※天命・地命とカルマに関しては、

CD『時の神秘力を活用した開運・成功術 天命・地命とカルマの法則』をお聴きください。


スピリチュアリズムの意義と限界、21世紀の産土開運法

 

産土の世界は、西洋で勃興したスピリチュアリズムと合致する部分が多いのです。

スピリチュアリズムの観点からも、最も効果的で安全・確実な方法が産土開運法です。

 

さて、心霊の世界を研究するのが心霊科学であり、超能力を研究するのが超心理学です。

どちらも心理学の範疇(はんちゅう)になります。

世界各地の心霊研究者の研究成果を総合して、

「心霊現象は科学的事実であり、死後の世界は存在する」という結論に到りました。

そこから、昭和初期にはスピリチュアリズムが確立しました。

 

スピリチュアリズムは、いろいろな研究や実験をした中で、次のような結論になりました。

浅野和三郎先生がまとめたものから、ポイントになるところを抜粋します。

(参考・『神霊主義』浅野和三郎著/コスモ・テン・パブリケーション)

 

○「いかなる異常現象も、自然の法則の顕れである」ということがスピリチュアリズムの基本です。

どんな不思議な現象も、大自然の法則の顕われなのです。

「理外の理」はあっても、非常識ではないということです。

したがって、霊的な現象も天地自然の道理で考えることです。

 

○「各自は永遠に向上、進歩の道をたどる」とします。

あの世は天国と地獄だけがあるのではなくて、さまざまなレベルがあるということです。

あの世が多種多様であるから、この世も霊的現象がいっぱいあります。

また、死んだ後にいく霊界は、その人の潜在意識、「心の差別階梯だ」と言っています。

心の内にも、地獄・極楽があります。

心に相応した世界に本人が行くのです。

自分がウソばかりついていると、極楽には行けないし、行っても居心地が悪い。

だから、本人が一番居心地のいいところ(ウソを言う人たちの場所)に行きます。

 

○「高級の自然霊が人類の遠祖である」とします。これは産土と同じです。

神は遠祖であると言っているのであって、「神が創った」とは言っていません。

神道の「人間は神の子孫だ」と言っているのと同じです。

最高級の自然霊が、事実上の宇宙神だといっています。

大自然すなわち神仏であると同じです。

 

○「万物は因果律の支配を受ける。宇宙の内部は一つの連動装置をなしている」とします。

万物ですから、神仏も、宇宙も地球もすべて因果の法則があるということです。

すべてつながっているという連動装置を因果の法則、カルマの法則というわけです。

 

○「全宇宙は物心一如の大生命体である」とします。

今、ガイア思想がいわれていますが、150年前にこういう話が出ているわけです。

宇宙も大生命体、地球も大生命体です。

 

○「大自然主義、大生命主義、大家族主義である」とします。

これこそ、産土の世界です。敬神崇祖、神を敬い、祖先を大事にする。

これをやっているのは産土信仰です。

 

ヨーロッパで、スピリチュアリズムが心霊との交流の中でこういう結論になったことを、

昔からやっていたのが日本人なのです。

古神道の産土信仰・一霊四魂論が、スピリチュアリズムの答えなのです。

 

産土開運法は幽顕調和の産土信仰と、開運・金運アップを合わせた新次元の方法

 

しかし、残念ながら、スピリチュアリズムには限界がありました。

心霊研究だけだと、これ以上の成果が出ないのです。

 

○外なる霊界や、霊・神霊・神仏をどんなに研究していても、いままで以上の研究成果は期待できません。

内なる神仏の世界、一霊四魂や無意識の世界がわからないと、次のステージアップはムリなのです。

○神仏を超えた原則界、太元の原則界、光のミロク界、光の鳳凰界のご存在たちのことがわからないということです。

地球に関わる神仏界や大霊界が大変革される「太元の岩戸開き、4度目の天の岩戸開き」の時期だからです。

○スピリチュアリズムを研究しても、人生の開運・金運アップにはなりません。

また、前世・先祖のカルマ昇華や宿命・運命の改良もできません。

 

21世紀になって、新たなスピリチュアリズムが必要になっているのです。

「神・仏・先祖」の産土開運法は、大霊界も踏まえた開運法です。

産土信仰は「幽顕調和」の大自然神と、内なる神性・一霊四魂を拝しています。

スピリチュアリズムは「大自然主義・大生命主義・大家族主義・敬神崇祖主義」であり、

それはそのまま産土信仰にあてはまります

 

産土の世界が“宇宙と地球の接点”になります。

産土信仰は宇宙の一員としての一霊四魂と、地球の一員としての肉体人間、

その幽顕ともに満たす『21世紀版のスピリチュアリズム』になります。

 

大霊界に関しては、CD『大霊界の実相、幽顕調和の生き方』をお聴きください。


2021.1.15

有事における「危機管理の5つのポイント」

 

日本政府は、首都圏の13県の知事の要請を受けて、2度目の緊急事態宣言を出しました。

去年のうちに宣言を出していたら、感染の急拡大を防げたはずです。

残念ながらタイミングが遅く、対策も甘いため、感染者を大幅に減らすことができるのか、あまり期待はできません。

 

感染症の対策は「早く、強く、さっさと切り上げる」が基本ですが、

日本政府の政策は「遅く、弱く、だらだらと延長する」になっています。

 

新型コロナウイルスの大流行は、各国の指導者の危機管理能力の差を浮き彫りにしています。

ニュージーランドや台湾では「ゼロコロナ」を目指した女性のリーダーによる的確な対応によって、

国内の流行は最小限に抑えられています。

そして、感染の拡大を防ぐことで、経済の損害を少なくしました。

 

ロックダウンも必要なかった台湾(新型コロナの死者7人)は、

2020年の経済成長率の見通しが2.54%です。

このコロナ禍の中、プラス成長しているわけです。

 

「ゼロコロナ」を目指した国が、「ウィズコロナ」の国よりもうまくいっているのです。

日本では、政府が有事の危機管理の鉄則を考慮していない政策が多く、

感染は拡大し、経済もマイナス成長になっています。

医療関係者から「冬は感染が拡大する恐れがある」という警鐘があったにもかかわらず、

対策を打たず、感染が急拡大し、医療崩壊が起き始めています。

 

有事の危機管理のポイントは次のようになります。

()「何をまず優先するか」を決め、そのための戦略を立てる。

政府の役割の第1は、「国民の生命と財産を守る」ことです。

政府は「感染の防止と経済の再生を両立させる」という、

無理で中途半端な作戦をたてたため、方針が一貫せず、

国民に混乱をもたらし、結局どちらもうまくいっていません。

 

「ウィズコロナ」ではなく、「ゼロコロナ」を目指してこそ、対策の効果があがります。

感染の防止を第1にして、経済困窮者を助け、

イギリスやドイツのように休業補償を手厚くするという政策をたてることです。

 

()最悪の場合を想定して、対策を打つ。

最悪の事態を想定した上で、最悪にならないように対策を打つことです。

「年末年始は感染が減る」という希望的観測をして、的確な対策を打ちませんでした。

現状を正確に把握して、それを正直に国民に告げ、国民の理解を得るように心がけるべきです。

 

政治家はよく「国民がパニックにならないように、悪いことは知らせない」と言いますが、

国民は現状を把握できない時にこそ、パニックになるものです。

 

()まず大きな網をかけ、成果に応じて、その網を小さくする。

小出しに対策を出していっても、成果はあらわれず、被害を拡大させています。

戦前の日本の軍隊は小出しに兵力を投入して、アメリカ軍に負け続けました。

 

()うまくいかない時は「ケースB、ケースC」を実行する。

まずケースAを実行します。

それがうまくいかない場合はケースBを実行し、それもうまくいなかい場合はケースCを実行します。

そのためには、ケースB、ケースCを考えておくことです。

 

GoToトラベルも始める前に、「ステージ3になったら、停止する」と予め決めておく必要がありました。

しかし、停止する時期を逸して批判を浴び、急な停止決定のため、

無用なキャンセル料を税金から払うことになってしまいました。

 

日本政府は一度始めたことを止めて、次の対策を行うことができない場合が多いのです。

そして、どうしようもなくなってからあわてて変更して、混乱を起こすパターンです。

 

()責任者を明確にして、リーダーに権限を与える。

古代ローマでは、有事には独裁官を任命し、独裁官の責任のもとで大胆な作戦をたてました。

そして、危機を脱すると独裁官は辞任し、平時の体制に戻しました。

戦前の日本の政府は責任者が明確でなく、泥沼の戦争に突入し、悲惨な敗戦を迎えました。

新型コロナウイルスの対策も、総理や大臣、知事の権限があいまいで責任がはっきりしません。

 

危機管理を行うリーダーは、国民の信頼を得る行動をする必要がある

 

古代中国の春秋戦国時代に、呉子(ごし、本名・呉起)という兵法家がいました。

呉子は孫子とともに、「孫子呉子」と称されました。

呉起は将軍としても不敗でした。

千人の魯(ろ)軍を率いて、斉(せい)軍3万人を撃破しました。

 

魏に仕えてからは、強国の秦と76回戦って64勝、残りは引き分けで、一度も負けなかったのです。

呉起は将軍として抜群の才能があり、さらに兵士の心をつかむことが上手でした。

下級兵士と同じ食事をして、ケガをした兵士の膿を自分の口で吸い出してあげたりしました。

兵士たちは呉起に心服し、呉起将軍の命令に従い、奮戦しました。

 

日本の総理が、国民に少人数の会食を推奨しながら、自分は8人の会食をしていたこととは大きく違いますね。

さらに政治家たちが大人数の会食をしていることがバレて、

その危機感の無さに、国民はあきれています。

政治リーダーたちが率先垂範しければ、国民はついていきません。

 

リーダーはまず、自分の行動を律して、多くの人から信頼される必要があります。

「平時」の思考パターンでは、有事は乗り越えられません。

有事に強いリーダーが現れてほしいと切に望みます。

 

同時に、政府はあまり期待できないので、自分たちでできる危機管理を行うことです。


2021.1.4

開運にブレーキをかけている「神仏との引き換え誓願」を解除する

 

私が提唱している「前世・一族・先祖の誓い、神仏への誓願を解除する」という意味について、述べていきます。

私は『7つの誓いで、運命を変える前世開運法』(学研パブリッシング)の中で、

同じような失敗を繰り返す失敗シンドローム(症候群)のことを書きました。

 

たとえば、お金がたくさん儲かると、そのお金を散財する人や、

結婚が決まりそうになると自ら破談の方向にもっていく人たちがいます。

 

これは本人の無意識の世界で、自分の成功や結婚をよろこばない秘めた想いがあるからです。

心理学でいうところの「幸せになりたくない症候群」です。

 

実はその秘めた想いの原因は、前世・一族・先祖の誓い・神仏への自己犠牲的な「引き換え誓願」があるのです。

私が前世セッションをして、少なからぬ人たちが前世で神仏にさまざまな自己犠牲的誓願をしていることがわかりました。

つまり、苦労の人生を招く原因を前世でつくっているのです。

 

結婚においても、「自分が助けてあげなければ」と思う人と結婚することになり、

幸せな結婚生活になりません。

「全財産を捨てて、神仏に仕えます」

「家族との縁を切り、出家します」

と誓願しますと、現世で貧乏になったり、親子縁がうすい人生になります。

 

現在でも、「神さま、私はどうなってもよいですから、この子を助けてください」と誓願する親がいます。

何かを犠牲にすることで、無理なことを神仏に願う「引き換え誓願」はリバウンドがおきます。

前世で「自分の幸せよりも、苦しい人たちを助けてあげたい」と神仏に誓願をしていますと、

現世でも苦しい人たちが自分の周りに集まってきます。

 

前世での「引き換え誓願」「殉教意識」が、現世の開運にブレーキをかけているのです。

それらを解除して、神仏との良好な関係を構築することで、開運人生になります。

 

一族的無意識に秘められた「ネガティブな誓い・誓願」を、今世で解除する

 

開運カウンセリングをしていて、家族・一族の中で、浪費によって財産を食いつぶす人間が現れたり、

トラブルメーカーによって、家族・一族が多大な迷惑をかけられる相談も時々ありました。

これらを霊的に観ますと、私たち子孫と、一族・先祖は“見えざる糸”でつながっています。

 

運命心理学(ソンディ心理学)では、自分の潜在意識と集合的無意識の中間に“家族的(一族的)無意識”があるとしています。

一族・先祖のカルマとともに、ネガティブな一族・先祖の誓いが「一族的無意識」に秘められており、

それが子孫である私たちに悪影響を与えている場合があるのです

一族・先祖が行ったネガティブな誓いや神仏への誓願が、本人の無意識に刻印され、

それが現世の人生に影響を与えているのです。

 

これらの誓いや神仏への誓願の解除は、ただ文章を読んだだけでは無理です。

1月新発売CD『意識と無意識の調和、シャドー浄化法に、

「一族・先祖のネガティブな『認知・想い・誓願』を解除する誓い」を実践・指導しています。

 

さらに、「前世のネガティブな『認知・想い・誓願』を解除する誓い」も載せていますので、いっしょに行うとよいでしょう。


2020.12.21

〈気〉がつく良き言霊を日常生活で多用する

 

古くから、日本は「言霊(ことだま)の幸(さきは)ふ国」と呼ばれてきました。

「言霊の幸ふ」とは文字通り、言葉のパワーによって幸せを呼び込むことです。

 

釈尊は「笑顔で愛のある言葉を使いなさい。それが功徳になる」

と和顔愛語を説いています。

自分の言葉と“意識的”に付き合っていくことです。

 

日本語には「元気、天気、気分、気持ち、気合、気迫、色気、湿気」など

〈気〉がつく言葉が200以上あります。

運気も気であり、エネルギーです。

したがって、〈気〉がつく良き言霊を日常生活で多用していくと、運気もあがってきます。

 

「気持ちいい。元気だ。気分は最高。気に入る。気づく。気が合う。気持ちが高まる。機嫌がいい。上機嫌だ」

などいくらでもありますから、意識的に「気がつく良き言霊」を使うとよいでしょう。

 

古神道では、気が不足している状態を「ケガレ(気枯れ、穢れ)」といいます。

それを本来の気が充満している状態に戻し、輝かせることを「ハレ(晴れ)」といいます。

ハレの舞台とか、晴れ着などと使います。

ハレの最高の状態が「天晴(あっぱ)れ」であり、

「あっぱれだ」は最高のホメ言葉になります。

 

3カ月が開運習慣の定着の目安になる

 

物事の定着・習慣化について、3日、3カ月、3年、30年」という“3の習慣理論”があります。

3日坊主”というように、まず3日間続けることから始まります。

3カ月同じことを行うと、それは習慣化されます。

 

古神道の行法にも“百日の行”と言って、100日(30日×390日)を修行の目安にしています。

“石の上にも3年”で、3年実践するとプロになります。

名人になるには30年かかるというのが、この「3日、3カ月、3年、30年」理論です。

したがって、1つの開運習慣を身につけるには3カ月間、同じことを行ってみることです。

 

まず、「鏡でニッコリ」の習慣にチャレンジしてみませんか。

それを行うことで、福相になっていきます。

笑顔のモデルは、福の神ダイコクさまや弁財天さまをイメージするとよいでしょう。

 

また、同じ言葉を“3000回”言えば、口グセになるとされています。

「おかげ様で、ありがとうございます」

「私はますます開運し、もっと豊かになる」

を1日3050回、3カ月間言うと口グセになり、

だんだん思考パターンがポジティブになっていきます。

そして、愚痴やネガティブな言い方が相対的に減ります(グチを言うヒマが減る)。

 

「鏡で笑顔」の時に、「私はますます開運し、もっと豊かになる」

 

と自己暗示をかけると開運の相乗効果になりますので、ぜひ行ってみてください。


2020.12.13

 守護霊は現世にいる時よりも霊格が上がっている

 

開運カウンセリングにおいて、たまに

「自分の守護霊が誰なのか、知りたいのですが」という質問がありました。

 

知りたい気持ちはよくわかりますが、

守護霊さまは自分が人間だった時代のことは教えたがりません。

なぜなら、霊界での修行で生前よりも相当霊格が上がっているからです。

つまり、現世で生きていた時のイメージをもたれると、守護しにくいのです。

 

実際、昔の日本人の大部分は農民か、漁民、庶民だったのですが、

「なんだ、武士や貴族、姫でなく、庶民か」と落胆されるのは、

守護霊さまとしては心外なのです。

 

したがって、守護霊さまが自ら教えない限りは、

誰なのかは知らない方が良いと思います。

私も守護霊さまと話ができますが、

お名前はお聞きしないことにしています。

 

守護霊さまは基本的には、自分と同じ魂の流れをもつの類霊人(類魂)がなります。

類霊人が弱っている場合は、一族・先祖の中で、霊格が高い霊人が担当することになります。

「守護霊さまには自分のお祖父さん、お祖母さんがなることがありますか?」

という質問もあります。

守護霊さまは霊界で一定期間、修行をしてからでなければ任命されませんので、

お祖父さん、お祖母さんのように、死んでからあまり時間がたっていない霊人はなりません。

 

初期の開運カウンセリングでは、

オーラの中に輝く本人の守護霊さまを視て、

その似顔絵を書いてあげることがたまにありました。

それから、一度だけ、相談者が持参してきた本人の一族の系図の巻物から、

「この方が守護霊さまですよ」と教えてあげたことがあります。

 

その際、相談者の守護霊さまからは私に、

「神さまからのお許しを得て、あなたの研究のために名前を明かしましたが、

今後は決して調べないようにしてください」とメッセージがありました。

 

大切なことは、守護霊さまが誰かではなく、

守護霊さまのパワーアップをはかり、守護の度合いを高めることです。

 

両親や祖父母を観ると、自分の前世がある程度わかる

 

それから、自分の前世がどんな人間だったか、

ある程度わかる方法があります。

あなたの両親や祖父母を観ることです。

 

「類は友を呼ぶ」で、あなたの前世と同質の人たちが家族になるのです。

前世の自分を両親やその祖父母が演じているので、

そこから良きところは伸ばし、

短所は「気づき・反省・学び」を行うことです。

 

大切なことは、「前世の自分よりもレベルアップしよう。前世を超えよう」

と決意することです。

産土の守護曼荼羅のご存在たちに、

「私は前世よりもレベルアップし、前世を超えます!」

と宣言するとよいでしょう。

 

そして、自分がレベルアップしますと、守護霊さまもレベルアップします。

自己の霊格が大きくバージョンアップしますと、

より高位の霊人が、新たに守護霊さまに加わることもあります。

つまり、守護霊さまは2柱になるわけです。

 

なお、自分の守護霊さまや指導霊さまと自分の前世の関係については、

『前世の法則 家族・一族・先祖との関係性』を、

輪廻転生に関することは、

CD『「星・神・人」の輪廻転生 進化型輪廻転生システムの構築

 

もお聴きください。


 2020.11.28

宿命・運命を清め、改良して、開運体質にしていく

 

「宿命・運命の清めと改良」 とは、宿命・運命のデトックス(毒出し)をした上で、宿命・運命の質そのものを高めます。

健康において、デトックス(毒出し)の重要性が認識されるようになりました。

体内に蓄積された老廃物や有害化学物質、有害ミネラルなどを排泄して、

自己治癒力や免疫力をアップにつながります。

デトックス(毒出し)と健康に良い食物を摂取することで、相乗効果になります。

 

従来の宿命論では、宿命とはその人が誕生した時にすでに決まっているものとしています。

親、性別、人種、民族、時代などです。

戦争が絶えなかった戦国時代と現在では、人生は大きく違います。

これは宿命のハード(肉体)の面であり、変えることはできません。

 

運命はその条件・環境の中で、開運法や人間の生き方や考え方、行動で変えていくのだとしています。

私も宿命・運命について、そう考えていました。

 

さまざまな開運法は運命を開くための方法なのですが、

“宿命の清濁や重さ・暗さ”で、開運法の効果が出にくい人や、

マイナス思考(トラウマ)のため効果がなかなか現れない人がいます。

私は長年、開運法の指導をしていて、開運法がより効果的になるには、

“宿命・運命の清濁や重さ・暗さ”そのものを改善する必要性を痛感しました。

 

宿命にはハード(肉体)以外に、ソフト(人生の情報)の部分がある

 

近年、神仏界を超えた原則界の偉大なご存在たちとの交流の中で、

宿命にはハード面(肉体)以外に、ソフト面(人生の情報)の部分があることがわかりました。

ソフト面は個人の“人生の大きな流れ”です。

肉体におけるDNA(遺伝子)が肉体を形成するのと同じように、

“霊的DNA”が人生をある程度形成します。

 

自分の前世や先祖、家族の情報を伝達するのが「魄(はく)」になります。

「魄」は現象化を起こす働きがあります。

宿命のソフト面が魄(前世・先祖の残留思念情報)であり、

人生の「元型」になっています。

 

ソンディ心理学(運命心理学)では、

自分の潜在意識と集合的無意識の中間に、

“家族的(一族的)無意識”があるとしています。

 

歌舞伎役者の家の子どもは、幼時から端正な歌舞伎顔をしています。

また、代々学者の家は、全体的に優秀な子どもが多いのです。

それは環境によるものだけでは説明できません。

 

家族や一族で養子縁組や離婚、自殺、精神病などが多いのも、

一族・先祖の残留思念・カルマが子孫の人生に投影されるからです。

 

神道には、祓(はら)いと禊(みそぎ)があります。

ミソギは身削ぎであり、内部のケガレを出すことです。

宿命・運命の清めと改善とは、魄のミソギ(毒出し)と“霊的DNA”の改良になります。

魄のミソギを行うことで、人生が明るく、軽やかになり、

各種開運法や願望実現法も、より効果が出ます。

 

実際、宿命・運命の清めと改良を行った後は、

カルマの濁り(人生に重荷)が減って、願望が実現しやすくなります。

 

ただし、宿命・運命の清めと改良だけやればすべて良くなるわけではなく、

人生の底上げになり、そこからスタートできるということです。

具体的な方法は、CD『地蔵十福・鳳凰力と大祓い 実践 宿命・運命の清めと改良法』をお聴きください。


2020.11.20

コロナ禍の時期こそ、セルフサポーター開運法を行おう

 

新型コロナウイルスが再び流行が拡大していますが、皆さんは大丈夫ですか?

どうしても気が滅入るものです。

こんな時こそ、「自ら自己の援助者・応援者になる」という、

セルフサポーター開運法の実践を提唱します。

スポーツでは、周囲の応援によって、成績があがることが多いものです。

したがって、自分が自己の応援団になることで、開運の成果を上げることです。

 

自己評価は生き物のようなものなので、

心に栄養をあげたり、危険から守ってあげる必要があります。

「自分にはなぐさめ、励ましてくれる人がいない」と言うのなら、

自分で自らをなぐさめ、励まして、自分を元気にすればいいのです。

 

まずは笑顔です。

「鏡の自分にニッコリ」をして、

心の中で「フレー、フレー、○○(自分の名前)」と励ましていると、

不思議と心が明るくなります。

これも一種の「自神拝」です。

 

笑顔でねぎらい、感謝し、ほめる行為は“心身を温める行為”でもあります。

鏡の前で、ニッコリして自分の心を温め、

潤いを与える言葉をかけてあげるのがコツです。

笑顔が多い人ほど、産土の守護曼荼羅のご存在たちのご加護が厚くなります。

 

日本人の好きなフレーズに、「己に克つ」があります。

己に克つと思うと、負けた時、「自分はなんて意志が弱いのだ」と落ち込むことになります。

勝ち(克ち)負けは“敵”を想定した意識です。

自己の前に、自分が立ちはだかり、自己を責めて、

自分で自己を疲れさせている人が多いのです。

このパターンがストレス病の原因の1つです。

 

せめて、自分ぐらいは自己の味方になってあげてください。

自己の前に立ちはだかるのではなく、味方になって、

後ろにまわり、しっかり後押しをしましょう。

「すべきだ」「しなければならない」と考えると、

自分を責めるパターンになりやすいのです。

「絶対こうだ」という言葉も使わないことです。

これらの言葉は自己を縛り、“引き算の思考”に陥りやすいのです。

 

“引き算の思考”では、自分の理想を満点とし、

そこから、現在の自分の状況を減点していきます。

そして、減点された自分に幻滅しています。

これが“無用な苦しみ”であり、「理想病」になってしまいます。

 

開運し豊かになるには、“足し算の思考”が大切です。

現在の方が以前よりも、もっとできるようになったととらえるのです。

「何をすれば一石数鳥になるか」が“掛け算の思考”です。

 

これらは自由な発想から生み出されます。

人類は昔から、自由を求めてきましたが、

実は不自由な境遇を招いているのは、自分たちの思考の方向性なのです。

 

人間は励ましや感謝を“心の栄養源”にする

 

セルフケアして、自分で自己を育てていくのです。

折にふれて自己をなぐさめ、認め、癒し、自己に感謝し、励まし、

しっかりほめて、自分を元気にしてあげましょう。

 

こういう質問もあります。

「自分をあまりほめたことがないので、上手なほめ方があれば教えてください」

日本人は自己をほめるトレーニングを受けていないので、無理もありません。

自分をほめる際、周りの人と比べないで、「過去の自分」を基準にすることです。

 

「1年前よりも成長した。えらいぞ! フレー、フレー、○○(自分の名前)!」

「今日もよく働いた。ご苦労さまでした。わが心と体、いつもありがとう。ゆっくり休んでね」

「前回よりも、うまくできたね。りっぱだ。たいしたものだ!」

「今回は失敗だったね。残念でした。失敗を教訓にして、同じ失敗をしないように、対策を打とう」

「○○がよく上達したね。自分にごほうびをあげよう」

「○○円貯金した。よくやった」

「○○の資格をよく取得できた。あっぱれだ」

「苦しみによく耐えた。ありがとう!」

「この問題をよくぞ解決した。すばらしい! この経験を次に活かそう」

 

ポイントは誰かと比べるのではなく、“過去の自分”と比べて、ほめることです。

ほめる習慣をつけていくと、相手にも同じようにしたくなります。

自分を励まし、なぐさめ、しっかりほめている人は、

相手に対しても、ほめ言葉が自然に出てきます。

相手をたくさんほめることは、自分の味方・応援団を増やす行為でもあります。

 

◎自分をほめる言葉 

すばらしい。すごい。成長した。天晴れ。えらい。りっぱだ。グッドだ。なかなかやるね。やればできるじゃないか」

 

自分で自分をほめることは、周囲に自慢をすることではありません。

自慢話ばかりする人は他者評価を強く欲しており、一種の“他者依存”です。

自分をしっかりほめている人は内面からの賞賛があるので自立しており、

無理やり他人からの賞賛を欲する必要がありません。

 自分を楽しく、笑顔でほめましょう。


2020.11.14

感謝は倫理道徳の世界ではなく、“受け取る技術”である

 

開運カウンセリングをしていて、

「感謝が大切といいますが、なかなか感謝できません。

なぜ感謝が必要なのでしょうか?」という質問を受けることがあります。

 

どのような修養団体も感謝の大切さを言いますが、

人間は自分の“利益”にならないと、力が入らないものです。

感謝は倫理道徳の世界ではなく、“受け取る技術”だと考えると良いでしょう。

 

「有り難し」の語源は、神仏の奇跡は“めったに無い(有り難い)”ので、

奇跡が有ると、とてもありがたいという意味です。

 

「おかげ様で、ありがとうございます」という言葉は、

神仏の加護や“願望実現領域”からの願望実現のエネルギーを、

自分がしっかり受け取ることができる一種の“神言・真言”です。

 

日本人は謙譲の美徳というのか、

人からほめられたら、手を振って

「いえいえ、たいしたことありません」と、謙遜する人が多いのです。

それでは相手の賞賛や祝福を否定することになり、開運にはむすびつきません。

 

自分の開運吉祥・和楽繁栄のために、

「おかげ様で」「ありがとうございます」と言って、しっかり受け取りましょう。

 

「おかげ様で、ありがとうございます」は、

自分を慢心も卑下もしない便利な言葉です。

日頃から、「おかげ様で」「ありがとうございます」「ありがたい」と口グセにしていると、

だんだん感謝の気持ちが湧いてきます。

 

黒住宗忠は、「ウソでもよいから、有り難しを言っていれば、そうなっていく」と説きました。

これは潜在意識の活用法です。

 

幸せや豊かさの受け取り上手になるエクササイズ

 

ハワイには、「自分が欲するものを賞賛しなさい」という格言があります。

2人で、次のエクササイズを行い合うと良いでしょう。

手でオーバーにジェスチャーをして、笑顔で行います。

 

自分「あなたはすばらしい! あなたは、幸せや豊かさをたくさん受け取る価値と資格があります!」

相手「ありがとうございます。あなたも、幸せや豊かさをたくさん受け取る価値と資格があります」

自分「ありがとうございます。お互い、幸せや豊かさをたくさん受け取って、開運吉祥・和楽繁栄の人生にしていきましょう!」

 

実際、このエクササイズを行うと、互いが笑顔になります。

また、鏡の前で一人で行っても結構です。

 このエクササイズは自己信頼を育て、

 潜在意識にポジティブな開運のための暗示を与える効果があります。


2020.11.4

願望が実現するための秘訣

 

私は開運カウンセリングをしていて、

「願望が実現するための秘訣はありますか?」と質問されることがよくありました。

願望実現の秘訣は、

自分が少し努力すれば短期間で実現できる小さな目標を、意識的にたくさん実現させること」です。

まず、大きな願望(目標)をなるべくコマ切れにします。

そして、自分が努力さえすれば達成できる目標を設定し、確実に実現します。

100以上の小さな成功実績を積み上げた頃から、

小さな目標は自分の予想よりも、早く実現するようになります。

 

自分の“成功実績の魄(はく)エネルギー”が、現在の自分を後押ししてくれるのです。

これを「成功加速の法則」といいます。

多くの経験を積むと、魄は情報として伝承するのです。

 

高校野球でも、伝統校が強い傾向があります。

高校球児は毎年、新しく入学しますが、

成功魄が「伝統魄」となって、バックアップしているのです。

東大にたくさん入学している一族の子どもは、

シャカリキに勉強しなくても東大に合格できます。

これも成功実績の見えざる魄が、後押ししているからです。

 

私が各種講座で伝授している神術・帝術も、同じようなことがあります。

初期の頃の受講者は、メソッドが上手になるのに時間がかかりました。

ところが、数十回伝授し、メソッドを実演・指導していますと、

それが実績になり、初受講でもすぐに上手にできる人が増え、

さらに深い内容まで教えることができるようになりました。

 

皆さんも、小さな成功体験を“意識的”にたくさん積んでいきましょう。

それが大きな成果につながるのです。

 

お金を敬い愛し、大切に扱う

 

開運カウンセリングでは、「私はまじめに働いているのに貧乏です。

どうしたら貧乏から脱することができますか?」という相談もありました。

 

天下一の観相師・水野南北は、

『相法極意修身録』(『続・食が運命を変える』玉井禮一郎校注、たまいらぼ)で、

お金を敬い愛し、大切に扱うことを説いています。

 

「金銀を他に出す時は、心中にこれを拝し、また来たりたまうことを願う。

また、順り来たる時は明君の入りたまうごとく心中にこれを拝し、なお長く居ますことを願う。

かくのごとくにして用いる時は、諸事これに準じて、

貧相あるとも自然と天理にかない相応の金銀を得ること天地の理なり」

 

日本人はお金がほしいのに、

「お金のことを言うのははばかられる」という相反した考えをしてきました。

「武士は食わねど高楊枝」で“清貧”を尊んできましたが、

“清富”という考えに変える必要があります。

 

豊かさ意識が“金運の磁石人間”になるポイントです。

貧乏を脱したいのなら、まず貯蓄専用通帳をつくり、毎月貯蓄することです。

「お金は自分をそばにおいていたい人を好みます」ので、

開運アップの基本は毎月の貯蓄になります。

この場合も、達成できる目標金額を設定し、

「小を積み上げて大となす」という発想で行うことです。

 

自分の中に、金運魄がある一定量たまっていくと、

「お金がお金を呼ぶ」という現象が起きてきます。

その上で、“お金そのもの”と時間の効率化について学ぶことです。

お金のシステムを知らないで、お金を稼ぐのはムリです。

経済のシステム、お金の儲け方を学ぶことから始まります。

 

貧乏な場合、「お金を稼ぐ」のに必要な技術を身につけることを最優先にすることです。

自分の好きなことを優先すれば、貧乏から脱することはできません。

 

経済的なゆとりができてから、自分の好きなことを少しずつ増やしていくことです。


2020.10.22

自分の思考と感情、行動に責任をもつと、守護力が格段に高まる

 

「神・仏・先祖」三位一体の守護のご存在は、人間に自立と成長を願っています。

したがって、自分の人生を大切にし、

「自分の思考と感情、行動には責任をもつ人」ほど、

大きく守護し、後押ししてくださいます。

 

人生に責任をもつとは、自分の人生を生きることに集中し、

自分の人生をより良く創造することです。

人間は親の期待を背負い、“親の人生”を生きている人がいます。

また、仕事のために自分や家族の人生を犠牲にしないことです。

同時に、自分で責任をとれない事柄は、安易に約束したり、安請け合いしません。

 

「時は生命なり」です。

時間を大切にすることは行動をマネジメントし、

自分の生命や人生を尊重することです。

 

自分の人生を大切にしない人が、法律を破り、罪をおかします。

現代の法律で罪をおかした人には、刑事裁判では刑務所に入れて、その人の時間を拘束します。

民事裁判では賠償金という形で、お金で支払わせます。

つまり、「人生で重要な“時間”と“お金”」で罰を与えるわけです。

 

自分がした約束を守ることは、

「自己を大切にし、尊重する」ことで、自己評価の基本になります。

ただし、何か良くないことが起こった時、

自分に責任がない場合にも自分のせいにしてしまうことは、

「個人化」という認知の歪みですから、気をつけてください。

他の人の責任まで背負う必要はありません。

 

「開運の技術」を身につけよう

 

長年、開運法の研究と実践をしていますと、

人生で開運していくには、自動車の運転やスポーツと同じように、

“技術”が必要であると実感しています。

 

開運している人や成功している人は、

開運・成功するべく、その原因(種)を先につくっています。

一般の人は、結果だけをみて「うらやましい」と思いますが、

そうなる原因があるのです。

 

人生の開運はいわゆる“精神論”や思想・信条ではなく、

“技術・システムの世界”ですから、

人生を開運体質にしていく技術を確実にマスターしていきましょう。

 

私は長年、多種多様な開運法を開発し、「開運法の世界」を構築しました。

さまざまな開運法をマスターし、それらを組み合わせて、開運人生にしていくとよいでしょう。

「開運法の世界」は、『バージョンアップ版・開運のための審神法(サニワ)』テキストをお読みください。

 

時々、下記の言霊を自己宣言するとよいでしょう。

気力が湧き、産土の守護曼荼羅のご存在たちも大きくバックアップします。

 

「おかげ様で、ありがとうございます。

とってもありがたいわが産土の守護曼荼羅のご存在たち、

私は自分の人生の主導権を、自分がにぎります。

相手の人生の主導権を尊重します。

私は開運の技術を習得し、実践して、

開運吉祥・和楽繁栄の人生にしていきます。

私は自分の思考と感情、行動に責任をもちます。

われとわが家族の開運吉祥・和楽繁栄(2回) 

 

大いなるご守護と後押しをよろしくお願い申し上げます」


2020.10.10

物事には優先順位があり、まず優先順位を考える

 

私が長年、開運カウンセリングをしていて、努力している割に結果が出ない人は、

自分がなすべきことに優先順位をつけないで、行っている人が多いのです。

日頃から、「今、何が最優先か」と考え、行動することを習慣にするとよいでしょう。

 

8020の法則」とは、重要な20%が80%の成果をもたらし、

重要でない80%は20%しか成果があがらないという法則です。

これは「最優先の法則」ともいわれます。

この法則を日常生活で、意識的に活用することです。

最優先思考が、仕事の成果をあげ、人生を豊かにすることができます。

「時間は生命なり」であり、最優先思考が時間を有効に活用する秘訣でもあります。

 

お金の相談をされた時、私が貯蓄専用通帳で毎月の貯金を最優先に勧めますと、

「貯金できるようになったら、貯金をしたいと思います」

と答える人が少なからずいます。

私は、「貯金できるようになったらと考えていると、いつまでも窮状を脱することはできませんよ。

まず毎月、5000円でも貯金をして、貯蓄習慣をつけるようにしてください。

そうして、だんだん額を増やしていくとよいですよ」と話します。

 

私が話したことを実行した人たちは窮状を脱しますが、

そうでない人たちは相変わらず、お金で苦労しています。

 

平時と有事(非常時)では、優先順位が違う

 

古代ローマでは、平時の政治体制と、有事の政治体制をはっきりと分けていました。

なぜなら、平時の政治体制では有事に上手に対応できないからです。

 

戦争など非常事態が起きると、有事の体制にパッと切り替えて、対応していました。

そして、戦争が終わると、平時の政治体制に戻しました。

この危機管理システムにより、古代ローマは共和制・帝制を合わせて、なんと983年続きました。

 

江戸時代は「泰平の世」だったので、平時の政治システムのままで、幕末の動乱に上手に対応できず、薩長に敗れてしまいました。

江戸幕府が前もって「有事の政治体制」を備えていたら、明治維新はなかったでしょう。

 

現在の日本も「国難」という有事なのに、政府は従来通りの「平時の政策」を行っています。

これでは、新型コロナウイルスの早期収束や経済の立て直しは難しいでしょう。

今後も、さまざまな災害が増えるでしょうから、

一人ひとりが平時の優先順位だけでなく、有事の優先順位を考えておく必要があります。

突然の有事では、頭が混乱して、優先順位を考えるゆとりがありませんから、

有事の前に優先順位を決めておきましょう。

 

「治に居て乱を忘れず」です。


2020.9.30

死ぬまで生きよ……とにかく生き延びろ

 

戦国武将の真田昌幸が残した家訓に、「死ぬまで生きよ」があります。

これは「寿命がくるまでは、とにかく生き延びろ」という意味です。

関ヶ原の戦いでは、真田家は東軍と西軍に分かれ、どちらが勝っても、真田家は生き延びることにしました。

西軍についた真田昌幸の次男・信繁(幸村)は後に、大阪の陣で戦死しましたが、

東軍についた長男・信之は、江戸時代初期の大名きっての名君として知られ、

真田家は信濃の松代藩の大名として幕末まで続きました。

 

最近、芸能人をはじめ、自殺者が増えています。

さまざまな理由はあるでしょうが、私は真田家の家訓を送りたいです。

そもそも自殺は「死後の世界」「霊的存在としての人間」をきちんと認識していない行為です。

「死んだら無になる」、あるいは「死んだら永遠の眠りにつく」と考えているから、自殺するのです。

 

私は開運カウンセリングの時に、「死にたい」という相談を数回受けたことがあります。

私は次のような趣旨を答えました。

「今の苦しみから逃れられると思い、死んだら楽になると考えているのなら、残念ながら、楽にはなりません。

むしろ死んだ後、とても苦しむことになりますよ。

自殺は一霊四魂の『この世で成長したい。天命・地命を果たしたい』という願いを無視し、裏切る行為です。

したがって、あなたの一霊四魂が悲しみ、怒って、地縛霊になったり、下層霊界で苦しむことになります。

死後の世界で、苦しみの中で猛省することになります。

さらに、来世でもカルマの清算が起きます。

したがって、自殺はまったく損ですよ。

 

そもそも人間に生まれたことは、ありがたいことなんです。

もし家畜になる動物に生まれたら、狭い場所で育てられ、最後に殺され、人間に食べられてしまいます。

人間は本人がやる気になれば、いくらでも成長できます。

死ぬ気で、人生をやり直したら、いかがですか? 

どうやり直すか、今から私といっしょに考えましょう」

 

産土の守護曼荼羅のご存在たちも、自ら生命を絶った自殺者のタマシイを、すぐには救うことはできません。

本人が深く反省し、ある程度カルマの清算ができたら、神仏が救済に乗り出します。

 

家族の中で自殺者が出ましたら、遺族は自殺者の代わりに神仏やご先祖さまに深くお詫びをした上で、

本人の産土の守護曼荼羅のご存在たちのご開運を祈り、なるべく早く救済されるようにお願いするとよいでしょう。

 

また、遺族が自殺者のために、「代わりに徳を積むこと」を行うことです。

ゴータマ・ブッダ(釈尊)の話で、弟子の母親が地獄で苦しんでいるのを観て、

弟子が他者への施しを行う「施餓鬼(せがき)」をすることで、母親を地獄から救済させたという話があります。

 

私は長年神仏と直接おつきあいをしていますと、

神仏はあの世のご存在たちですからで、「死後の世界」は当然、存在します。

「死後の世界がある」ことは信じるか、信じないかではなく、存在するのが当たり前です。

そこから、生き方を考えることです。

 

子どもや若者の自殺が増えています。自殺をするのは、自分が孤独であると思うからです。

 

親は生命の大切さを教えるとともに、自分たちが“単独”で生きているのではなく、

「ご先祖さまから連綿と続いている大きな生命の流れがあること」

「神仏やご先祖さまから守られていること」を話すとよいでしょう。


2020.9.18

ピンチやトラブルから脱出するための4つのプロセス

 

新型コロナウイルスの出現というピンチの時代です。

ここで、ピンチやトラブルになった時に乗り切るコツをお話しします。

ピンチやトラブルから脱出するには4つのプロセスをふむ必要があります。

 

①最悪の事態を想定する。

②最悪の事態を受け入れる。

③問題を整理して、現状を把握する。

④最悪の事態にならないように、“前提”から見直して対策を打つ。

 

多くの人たちは最悪の事態を想定することは得意(?)です。

問題はその状態を受け入れないで対策をとろうとすると、なかなか解決しないのです。

 

ポイントは最悪の事態を「受容」することです。

すると冷静に対策を考えることができ、“結果的に”最悪の事態にならないで済むのです。

 

「受け入れられない」という人は、まず「受け入れられない」ということを受け入れます。

それもできない人は、「受け入れられないことを、受け入れることはできない」

ことを受け入れます(笑)。

このようにすると、受け入れられるようになります。

 

ピンチの時は「下げ止まり」をはかる

 

実際には、想定した最悪のことはなかなか起きません。

自分で想定したよりも下げ止まる場合がほとんどです。

バイオリズムですから、必ず「底止まり」します。

受容すると、おもしろいもので、

一番底辺まで落ちないで、途中で「下げ止まり」が起きます。

 

トラブルが起きるのは、自分の「こうなるはずだ」という“前提”が違う場合があります。

福島原発事故でも「原子力は安全だ」という前提だったのですが、

その前提に問題がありました。

自分たちがもっている “前提”から見直し、

最悪の事態にならないように、一つひとつ対策をうつことです。

 

奈落の底に落ちる場合は、物事は下げ止まるのに、焦ったり、

もがいて、自ら奈落の底に落ちることが多いのです。

つまり、自滅ですね。

 

海で溺れた時、もがくと沈んでしまいます。

あわてて、よくない手を打ってドツボにはまります。

あきらめておとなしくしていると、自然に浮きます。

つまり、下げ止まるのに、自分で最悪にしていることが多いのです。

 

厄年や空亡など運気が落ちている時には、

谷底まで落ちないで、「下げ止まり」にしていく思考をもちます。

下がったら、いずれ上がります。

ツキがない時にはジタバタせず自己充実をはかり、

 

運気が上がってきたら積極的に動けばよいのです。


2020.9.8

目的とそのための手段を区別し、「プランA、B、C」思考で、しぶとく生きる

 

よく「1つのことに集中すべきだ」という人がいます。

目的は1つに絞るのがよいのですが、「方法(手段)は何通りでもある」と考えることです。

「目的」と「方法(手段)」は明確に分けることです。

うまくいっていない人を観ますと、目的と手段を混同する場合が多いのです。

1つの手段にこだわっていると、行き詰まりやすくなります。

 

物事に行き詰った時は、「目的は開運だ。開運するには何をすればよいか」を自問自答することです。

開運という目的が達成できたら、手段はいくらあってもよいのです。

 

万物は無常ですから、時間とともに状況は刻々と変化していきます。

変化に対応するために、何か計画する際、「プランA、B、C」という複数のプランを常に考えておくことです。

国難の時代ですから、特定の仕事にこだわっていると、行き詰まりやすいのです。

 

「Aをまずやる」「Aがダメなら、Bをやる」「AもBもダメな時は、をやる」と決めておくとよいでしょう。

複数の作戦を立てることが、しぶとく生き残る秘訣です。

 

また、「AとBの長所をあわせて、Cができないか」と考えることで、新しいアイデアが生まれたり、バージョンアップできます。

私が新しいアイデアを出す場合、まったく新しいものを生み出すというよりも、この組み合わせによることが多いのです。

 

人生で挫折する人を観ますと、一つのことに執着て、ほかの方法を考えない「~しかない思考が多いのです。

~しかない思考が、行き詰まる原因です。

「兵法三十六計」といわれるように、方法はいくらでもあります。

「~もある。ほかにも方法はある」「方法はいくらでもある。かき集めてナンボだ」いう口グセを多用して、「プランA、B、C」思考をもちましょう。

 

また、1つの事柄を“5つの角度”から説明するように心がけます。

相手に、「何度言ったらわかるのか」ではなく、自分に対して「何言ったら相手がわかるのか」と自問自答します。

これが密教の「五智如来」に由来する「五智」の智慧です。

相手に理解してもらえると同時に、自分も理解が深まり、新しいアイデアが湧きます。

 

「自己選択の口グセ」を使って、積極的に行動する

 

開運している人は、自分ができないことに対する“言い訳”が少ないのです。

失敗の言い訳や自己正当化が多い人ほど、人生がうまくいっていません。

目標が実現しにくい人たちは、「できなかった」「やれなかった」と言う口グセが多いのです。

それを「やらなかった」「しなかった」に変えると良いでしょう。

 

「できなかった」「やれなかった」は他動的な言い方で、「他人や事柄のせいで、自分はその影響を受けた」ということになります。

そして、自分がやらなかったことの“言い訳”になりやすいのです。

不可能形(できない)の言葉を多用すると、自信をなくし、言葉どおり本当にできなくなります。

 

そして、本人は言い訳を言ってその場を取り繕っても、他人からはだんだん信用されなくなります。

言い訳が多いと、相手からの信頼を失うことを肝に銘じることです。

 

それに対して、「やらなかった」「しなかった」は自主的であり、「やれるけど、やらなかった。しなかった」になります。

つまり、自分で行動を選択したことになります。

しなかっただけですから、今後は開運人生に向かって、とっととやればよいのです。

 

人間は自分で選んだことは、積極的に行動しやすいのです。

この「自己選択の口グセ」を多用すると、だんだん自信と行動力がつき、言い訳もしなくなります。

 

「プランA、B、C」思考と行動形の「自己選択の口グセ」を使うことが、人生を開くコツであり、行動の原動力になります。


2020.9.1

「観る」という行為には、霊力がある

 

「観る」という行為には、霊力があります。

「見る」は情景を見ることであり、「観る」は本質を観ることです。

現場監督がしっかり観ている現場は、事故が少ないものです。リーダーは特に観る力を養うことです。

また、天覧相撲や天覧野球は、天皇陛下が観ているだけで、価値が上がります。

 

「観る力」は物事を習得するには必要な技術です。

スポーツや芸能、技術など習い事が上達するには、五官の中では特に「眼」を使うことが重要です。

私は講座でメソッドを指導する際、「しっかり観る」ことを常に指導しています。

私が所作を行っている時、それをしっかり観ることが上達のコツです。

私はさまざまな行法を観て覚えました。

 

私がメソッドの見本を示している時、いっしょに行う人がいます。

それでは、細かな動作を観ていないため、メソッドが上達せず、自分流になってしまいます。

まず細かなところまで観て、全体像をつかみ、その上で所作を練習することです。

 

「観る」習慣がお金を引き寄せ、資産を形成していきます。

月に1回、必ず預貯金の金額をしっかり観て、「もっと預貯金が殖えていく」と念じるようにしましょう。

 

また、「聞く」と「聴く」も意味が違います。

「聞く」は音や声を耳で感じ、認識することですが、「聴く」は内容を理解して、注意深くきくことです。

実はしっかり観ることができる人は、内容を聴いて理解できる人でもあります。

講座でも、なんとなく見ている人は、話は聞いていますが、理解しようという意識が足りない場合が多いのです。

また、下を向いて、熱心にメモをとっている人ほど、話の本質を理解できていない傾向があります。

 

本質を理解するには、しっかり観て、理解しようと聴くことです。

これが「人間力をつける」ことにつながります。

 

自分の眼に“力と光”を与える

 

まず「観る」習慣で、眼力をつけていきましょう。

観る力を養うために、鏡で眼に光と力を与えます。いわば「眼力をつける」ことです。

人生は自分で考えることから始まります。

誰かに自分の人生や考えをゆだねていては、開運人生になりません。

そのために、“眼力”をつけていくことです。

 

「眼は心の窓」といいます。

開運している人は、眼に“力”があります。

“できる人間”の眼は力があり、瞳に光があります。

思考停止している人は、眼に“光”がありません。

依存傾向が強い人や、カルト宗教にはまっている人は眼に光がありません。

また、眼がキョロキョロしたり、眼が空を泳いでいる人もなかなか開運できません。

 

眼をしっかり定めるというのが、心を定めることにつながります。

眼に光があると、現実を直視できます。

思い込みや希望的観測、「現実の否認」をしていると、眼に光がなくなります。

 

人相学でいいますと、皆さんが他人を判断する時のコツの一つは、その人の眼に光があるかどうかです。

眼に光がない人は,、誰かに依存して自己評価が低い人が多いのです。

そのため、他人からの悪影響や霊的トラブルを受けやすくなります。

 

鏡の前で、自分の眼に力と光を与えることで、心を強くすることです。

眼の光が弱いと思ったら、意識的に光らせます。

 

鏡の前で、「私の眼の光は輝き、眼に力がある。私はしっかり考える。私は自分の人生に責任を持つ。私は必ず開運し、豊かになる」と念じて、自分の眼に力と光を与えましょう。 


20208.23

自分をあるがままに“等身大”で観る

 

スピリチュアルや宗教団体の中には、「人間は神の子であり、本来の世界は調和されている」と教えているところがあります。この説には「神は完全だから、神の子である人間もそうだ」という前提があります。

完全(全知全能)という考え方は一神教から出たものですが、神話の世界で完全な神さまは登場しません(神さまも、全知全能の神は存在しないと言われています)

完全とは成長が止まった状態です。神さまも成長しているのです。

人間には内なる神性「一霊四魂」が宿っていますが、人間自身は未熟であり、発展途上の存在です。あまり全能感をもつと、現実とのギャップに苦しむことになります。

これを「理想病」といい、だんだん現実を見ないようにしたり、自分自身にウソをつくことになり、偽善に苦しみます。

大切なことは、自分をあるがままに“等身大”で観ることです。

 

西洋流の成功哲学では「人間は無限の能力(可能性)があるから、信念と努力があれば、何でもできる」という説があります。成功には「信念と努力」は必要不可欠な要素ですが、これも極端な説です。

このような“全能感”を提唱しているところがありますが、現実を見なくなり、現実との乖離(かいり)が起きる傾向があります。成功哲学は「押しの思考」ですが、東洋の『老子』は「引きの思考」です。「押し」と「引き」を使い分け、バランスをとることです。

 

成功するには「実力、志、運のよさ」、さらに「天の時(時流、タイミング)、地の利、人の和」が大切です。

現在のような国難の時代は、国運が下降していますので、「運を良くして、しぶとく生き抜く」という東洋的発想がよいと思います。 

 

 

神仏やご先祖さまから信頼される人間を目指す

 

神仏を信仰すると幸せになれると説いているところもありますが、「開運」という視点では信仰だけでは足りません。

開運する人は、自滅を戒め、時間を大切にしています。人生とは〈時間〉です。

人間は寿命という“有限の時間”の中で、生きています。時間をどのように活用するかで、人生は決まってきます。

行動が遅く、スピードが足りない人は遅刻が多い傾向があります。

「時間を守る」人は、他人との約束も守りますし、自分にできないことは約束しません。

そうしてこそ、信用・信頼されるのです。

相手から信用・信頼されてこそ、質の高い人脈を築くことができます。

 

実は人間から信用・信頼される人ほど、自己信頼が育っており、神仏やご先祖さまからも信頼され、多くの守護を受けられるのです。

私自身、長年、神仏と直接交流をしてきましたが、お付き合いの中で「神仏との約束を守ること」を念頭においてきました。もちろん100%はできていませんが、できる限り守るようにしてきました。その結果、神仏からも信頼されるようになりました。

 

神仏との関係は、人間関係と同じで、基本は「信頼」なのです。神仏とご先祖から厚い守護を受けたいのなら、時間や約束をできる限り守ることです。


2020.8.19

「日本が無謀な戦争を始め、悲惨な敗北で終わった」という視点が必要である

 

8月15日の終戦記念日の前後に、テレビ番組でさまざまな戦争特集がありました。

それらの特集で気になったのが、戦争の悲惨さ・被害の甚大さは語っていますが、なぜ無謀な戦争を始めたかはくわしく述べていません。

「終戦記念日」という名称そのものが、悲惨な被害を出した戦争が終わったというイメージです。しかし、実際には終戦ではなく、「敗戦」です。

アジア太平洋戦争は「日本が無謀な戦争を始め、悲惨な敗北で終わった」という視点が必要です。「敗戦記念日」として、深く反省し、教訓にする日にしたほうがよいと思います。

 

ここで、兵法の視点で、アジア太平洋戦争について、総括してみます。

○戦争は人類がいまだ脱することができない悪行・愚行であり、どんな戦争にも正義はありません。

○アジア太平洋戦争は主に中国と戦った日中戦争(1937~1945年)と、アメリカ合衆国を中心に連合国と戦った太平洋戦争(1941~1945年)を合わせたものです。日本の国力で2つの戦争を同時に行ったことは無謀です。

○日本は世界最強のアメリカ合衆国に、戦争をしかけました。孫子の兵法では「勝算があれば戦い、勝算のない戦いはしない」とありますが、まさに勝算がない“必ず負ける戦い”でした。

明治以降の日清戦争、日露戦争、日中戦争では日本以外が戦場になっており、アジア太平洋戦争の敗戦までの2年間だけ、日本本土を攻撃されたのです。つまり、日本は被害の時期よりも、加害者の時期が圧倒的に多いのです。

○アジア太平洋戦争の日本側の戦死者は260万人という大きな犠牲でしたが、そのうちの半分以上が餓死であり、あとの大多数が輸送船を撃沈された死者です(参考・『日本人は、なぜ同じ失敗を繰り返すのか』半藤一利・江坂彰著、光文社)

戦線の拡大のため、兵士と兵糧を運ぶ輸送船はことごとく撃沈され、後方支援が断たれ、戦線に残された兵士たちは、栄養失調になり、疫病で死んだり、餓死したわけですつまり、戦闘の前に亡くなった兵士が圧倒的に多く、世界史上これほど愚劣な作戦はありません。

 

今年の政府の新型コロナウイルスの対策は、アジア太平洋戦争の失敗に似ています。

〇短期決戦・早期終結という「大軍略」がなく、ズルズルと戦争を長引かせて、被害を甚大にしていった。

⇒新型コロナウイルスの早期収束という「大軍略」がなく、経済と両立させようとして、感染被害を拡大・長期化させている。

○日本は負けているのに、大本営発表で「勝っている」とウソを発表した。

⇒新型コロナウイルスの第2波がきているのに、「第2波」と認めない。現実を否認して、有効な対策を打たない。

○後方支援を考えないで、戦場に兵士を送り込む。

⇒医療関係者や地方自治体に対策を丸投げしながら、あまり予算をつけない。法律を整備しない。

〇降伏を先送りして、結果的に沖縄線、広島・長崎の原爆投下、都市への大空襲をまねいた。

⇒東京医師会の会長をはじめ、特別措置法の改正の要求の声があるのに、国会は開かず、改正は収束後に先送りしている。

 

 

政治家・官僚にはアジア太平洋戦争の失敗を教訓にして、新型コロナウイルスの早期収束を最優先にしてもらいたいと切に願っています。


2020.8.10

できない理由(言い訳)を話すよりも、「今、何ができるか」を考え、行動する

 

私が長年、開運のアドバイスをしていて、なかなか開運しない人たちには共通点があります。

()できない理由(言い訳)を必ず話す。

()うまくいかない事柄を他者(家族、会社、お金、社会)のせいにする。

()スピードが足りない。

 皆さんはいかがですか?

 

最も多いのが、(1)「できない理由(言い訳)を必ず話す」人たちです。

私がうまくいっていない人に「こうすれば、もっと開運しますよ。うまくいきますよ」とアドバイスしても、毎回、「でも、こういう理由でできないんです」「いや、忙しくてなかなかできないんです」などと、できない理由を長々と話します。

 

私は相手ができない理由をいくつも聞いていると、その人が「私は本気では開運する気はありません」と言っているように、聞こえてしまいます。

できない理由をたくさん話すほど、実行力が足りないのです。

多くのことはできないのではなく、本人が“やらない”だけです。

 

本気で開運したいと思っている人は、「わかりました。やってみます」と答えます。

実行した人は、自分がやってみて疑問に思ったことを、私に質問します。

その繰り返しで、だんだん開運していくのです。

 

実際、産土開運法をはじめ、各種開運法は、私が実践の中で編み出したものです。

実践していくことで“開運法の妙味”を実感していきます。

「今、何ができるか」「今、何が最優先か」を考え、できることから一つひとつ実行していくことです。

開運のための「行動」こそが、今の環境を改良し、人生の開運につながります。

 

次に()「うまくいかない事柄を他者のせいにする」パターンは、うまくいかない原因が他者なのですから、開運の道を歩むことはできません。

なぜなら、開運とは自ら動くことで、自己と自分の環境をステージアップさせることだからです。

天地自然の道理の基本は「自主・自助・自立」です。

自ら主体的に動き、自らを助けることで、自立した人生にしていくわけです。

そうしていった時、自由な心になっていきます。

「うまくいかない事柄を他者のせいにする」人ほど、依存傾向があります。

“何か”に依存するということは、その“何か”に支配されているということです。

支配されるのですから、心の自由をなくし、自ら心を束縛してしまいます。

 

開運の秘訣は「自分の人生・思考・行動に責任をもつ」ということです。

人生に責任をもつ覚悟があれば、よく考え、行動します。

問題が起きた時にも、主体的に対策を考え、行動します。

そういう人を神仏は強く後押しをします。

 

最後の(3)「スピード」に関しては、開運しにくい人たちは決断・行動が遅い傾向にあります。

グズグズして行動が遅いと、せっかくのチャンスを逃します。

よくあるパターンとして、行動が遅い人はその理由(言い訳)を、何かのせいにします。

言い訳をしたい気持ちはよくわかりますが()()()()がそろっていては、なかなか開運しません。

言い訳が多い人は、周囲の人たちからだんだん信頼されなくなります。

 

開運している人たちはチャンスをつかんだ人たちです。

行動にスピードがあってこそ、開運シンクロニシティ(ラッキーな偶然)が起きやすいのです。

神仏がチャンスを与えても、スピードがないとチャンスをものにすることはできません。

したがって、神仏はチャンスを与えても無駄なので、チャンスを与えなくなります。

 

また、行動が遅い人ほど、事前の準備をしていません。

チャンスがきたら、すぐに行動するように、人生は準備をしておくものです

 

(開運シンクロニシティを増やす方法は、CD『開運シンクロニシティで、幸運を引き寄せる』をお聴きください)


2020.8.3

人間の「決意」が神・仏・先祖を動かす

 

開運カウンセリングにおいて、願望がなかなか実現しない人を観ますと、「○○したい」「できたらいいな」と思っている人が多いのです。

神仏は人間の“本気さ”に応じて、バックアップをします。人間が“志”をたて、「必ず○○を実現する!」と決意し、行動を起こす時、神仏は大きく後押しをしてくださいます。

 

パナソニック創業者の松下幸之助さんがある時、「どうしたら成功できますか?」という質問を受け、「成功するまでやれば、必ず成功します」と答えたという話があります。私も同感です。

1996年に、私は『太陽の神人・黒住宗忠』(たま出版)を上梓しました。

前年、私は「黒住宗忠の本を出版し、神のご開運を祈るという思想を世の中に必ず出す」という志をたて、「必ず出版する。何があっても出版する!」と決意しました。

そして、ある人を通じて3つの出版社に原稿を持ち込みましたが、断られました。

しかし、私はあきらめず、ねばり強く交渉し、たま出版からようやく出版できました。

この本は各方面から好評で、現在5刷になっています。同時に“天界”からも高い評価を受けました。

 

自力の「念力」と他力の「祈り」を陰陽調和させることです。

願望実現には、まず自力です。決意した思いは強い念力を持ち、ものごとを引き寄せます。

「私は行動力がない」という人は、本気で実現させようという「気迫」が足りないのです。

 

○思い 日常生活で考えたり、感情の中でイメージしているものです。1つのことを思うことを「意念」といいます。

○念力 目標に向かって、自分の意念を集中することです。それが集まったものを思念魄(しねんぱく)といいます。

○祈り 祈りは〈意乗り〉です。守護のご存在に心を通じさせるという気持ちで祈ります。他力(守護のご存在)との共鳴・同調が大切です。

 

私は○○のため、○○いたしますので、後押しよろしくお願い申し上げます」と産土の守護曼荼羅のご存在たちへ、自分の具体的な目標と行動計画をはっきりと伝えましょう。

 

決意があっても、自分に適しない目標を立ててはうまくいきません。

お金を稼ぐというのは、相手の「不足・不安・不満」を解消してくれる技術・資格を身につけることです。

成功哲学では、自分の好きなことでお金を稼ぐといいますが、そんな人はまれです。

「自分の好きなことでお金になる」のではないのです。勘違いしている人が多いのです。

自分の「不足・不安・不満」を解消してくれる人やモノに、お金を払うのです。

相手の「不足・不安・不満」を解消してあげられる技術をもつことです。こういう職業がお金になるわけです。それに自分がやりたいことを、だんだん組み合わせていくということです。

 

一番いいのは、それと自分がやりたいことが合致していることです。


2020.7.26

無用な苦労をしないために、「危地(きち)」から離れ、「生地」に変える

 

私が長年、開運カウンセリングをしていて、痛感したことがあります。

相談者の中には、「苦労しなくてもよいことで、苦労している」場合が少なくありません。

「人生は山あり、谷あり」であり、人生に苦労はつきものです。

しかし、有益な苦労はしてもよいのですが、自分で袋小路に陥って、“無用な苦労”をしているのは残念なことです。

 

危機管理には、「危地」という考えがあります。

文字通り、“自分にとって”危ない場所のことです。

「自ら危地に赴(おもむ)く」というのは、「台風の時、サーフィンをする。天候が荒れる天気予報で、高い山に登りに行く。暴風雨が吹き荒れている時、自分の船や田畑を見にいく」などです。

また、自分がいる場所が「危地」だと知らずに、のんびりしている場合もあります。

 

孫子の兵法では、場所には「生地と死地がある」と説きます。

戦いの時、死地に入ることで惨敗するというのです。

兵法では、自分は生地にいて、死地の相手を攻撃することで、必勝をはかるわけです。

 

人間関係で、自分が強くストレスを感じたり、自分が迷惑をかけられる人がいる場所は「危地」になります。

強いストレスを抱えている職場は、我慢せず、「自分がいる場所は『危地』ではないのか」と考えることです。

過労死や、ストレスによるうつ病などになる職場は、まさに「死地」ですね。

危地・死地にいる場合は、はっきりと「離()」をしましょう。

 

自分がイキイキでき、有利になる「生地」へ、環境を変えることです。

家族でも、職場でも、開運には距離感と場所が重要です。

今、自分がいる場所が「生地か、死地・危地か」を考えてみるとよいでしょう。 

 

開運している人や成功している人とつきあうと、“運気のおすそわけ”をいただけます。

これらの行動は、自分にとっての「生地」にいることになります。

自分が非常に疲れる人は、エネルギーバンパイアですから、その「危地」からさっさと離れて、悩みが少ない生活をしましょう。

 

環境を変える対策を打てば、苦労しなくてもよい場合があります。

「それは有益な苦労なのか。無用な苦労ではないのか」と自問自答する習慣をつけることです。

そして、無用な苦労だと思ったら、思い切って環境を変えましょう。

 

近年、豪雨災害が多発しています。川の近くや崖のそばに家を建てると、何度でも家が被害を受けてしまいます。

昔は「洪水はあるものだ」という認識のもと、川の近くに“遊水地”をもうけていました。

ところが、ダムや高い堤防ができることで、遊水地にも住宅が建てられるようになりました。

「50年に一度の豪雨」が頻発するようになると、再び遊水地だった土地が水害を受けるようになりました。

ところが、ある防災家が「この地域は水害にあうので、近くの高台に移ったら、どうですか」とアドバイスしても、「住み慣れたこの場所を動きたくない」という人たちが多いというのです。

 

東北地方は定期的に、津波がきます。東日本大震災の時、昔の人が「この場所よりも下に家を建ててはならない」という石碑を建てました。

東日本大震災の時、その石碑から上の家は助かり、下に建てた家は津波の被害を受けたのです。これらも「危地」です。

 

大災害が発生した際、「離脱避難」も有効です。

多くの人が被災地の近くで避難をして、密な環境で不自由な生活を強いられていますが、被害を受けていない地域に思い切って避難することも有効でしょう。

私はもし大災害で避難をしないといけない場合は、被害を受けていない県に避難して、復旧を待つつもりでいます。

 

 

人間は現在の環境にとどまろうとしがちです。そうなると、何度も災害・被害に遭うことになります。

つまり、無用な苦労を減らすには、「危地・死地」から「生地」に、自分の環境を変えることも重要なポイントになるのです。


2020.7.23 

人生の中心軸を「開運」に定める

 

私は時々、「成功と開運はどう違いますか」と質問を受けることがありました。

成功は「ビジネス(事業、昇進)、年収・資産、名声」などが対象です。

開運は「人生、仕事、家庭、お金、人間関係」など〈人生全般〉を対象にしており、和楽繁栄・安心息災をめざします。

 

私は人生の中心軸を「開運」に定めることで、“結果的に”成功しました。

成功者の中には、多くの苦難を乗り越えて成功する、というパターンがあります。

開運の場合は苦難を未然に防ぎ、“無用な苦労”をしないで、〈平安和楽の人生〉をめざします。

 

私が開運カウンセリングをしていた頃、いわゆる「成功者」の家族や部下からの相談がありました。

「外向きはとても良いのですが、家族や部下には冷たく、厳しく対応するので、どうしたらよいか」という相談です。

家族や従業員を犠牲にして成功しても、人生は和楽になりません。

ブラック企業の社長に多いタイプで、周囲への対応に本人のシャドー(裏の性格)が出ています。

このタイプは孤独で、内面に不安をかかえています。

つまり、経済的に豊かになっても、精神面に問題をかかえていては、幸せな人生にはなりません。

 

開運は「経済的な豊かさ」と同時に、「精神的な豊かさ」をもちます。

開運人生は「天の倉」と「地の倉」をともに増やします。

「地の倉」とは経済的なゆとりをもつことであり、「天の倉」とは社会に役に立つことで、見えざる徳を積むことです。

 

また、霊能力と開運には、何の因果関係もありません。

いわゆる霊能者が必ずしも人生が幸せになっていないのは、歴史が証明しています。

以前、私はある霊能者の開運カウンセリングをしたことがあります。

その霊能者は先祖や神仏と交流ができるのですが、自分の問題は解決できず、私に相談に来たわけです。

私は産土開運法をはじめ、いくつか開運法を教えました。

その霊能者が産土神社に参拝したところ、産土の大神さまのご使者が鳥居のところに待っていて、「やっと来たね」といわれたそうです。

後で、「おかげ様で、3日後、問題は解決しました」と電話がありました。

 

人生をよりよくするには開運の基本である産土開運法や21日秘伝開運法を行い、宿命・運命を清め、自分を開運体質にしていくことです。

 

さて、日本政府は「新型コロナウイルスの感染拡大防止と、経済の両立をはかる」という方針を出しています。

これは〈軸理論〉からいいますと、どっちつかずになり、中途半端な結果を招くことになります。

政策の「軸」が定まっていないので、政策がコロコロ変わり、結局国民が混乱することになっています。

歴史上、ウイルスのパンデミック(世界的大流行)は、経済と両立できるほど甘くはありません。

「新型コロナウイルスの感染拡大防止と、少しでも早い収束」を軸にして、孫子の兵法の「不敗(勝てないまでも負けない)」の考えのもと、ワクチンや特効薬ができるまでは、倒産や失業を防ぎ、医療体制を充実させ、健康被害や経済的損害を最小限にしていく政策がよいと思います。

なぜなら、新型コロナウイルスが収束しない限り、経済の本格的な回復は無理だからです。

今は「新型コロナウイルスの収束」を軸にした政策を行ってほしいと、切に願っています。

 

 


2020.7.17

現実をあるがままに観て、「勘働き」を高める

 

私は最近、不確実性が強まっている時代では良質な「勘働き」が必要だ、と思うようになりました。

春の頃、「新型コロナウイルスは夏には弱まる」という話があったので、私は夏には講座は再開できるかもしれないと思っていました。

しかし6月末、私はいやな予感というか、胸騒ぎがして、「このままでは第2波が始まりそうだ。自分の講座から、感染者を出すわけにはいかない」と、思いました。会員さんには早めに伝えた方がよいと考え、6月30日にまほろば通信で講座の中止を伝えました。

その2日後、東京の感染者が一気に100人以上になり、さらに200人以上になることが増えて、300人に迫ろうとしており、確実に首都圏で感染拡大が起きています。

「やはり、そうなってしまったか。とても残念だけど、自分の勘の通りになった」と思いました。

 

さて、私が好きな小説家である池波正太郎氏の代表作は、『鬼平犯科帳』です。

江戸時代の実在の火付け盗賊改め方長官・長谷川平蔵をモデルにしています。作品の中で、人間の心の奥底に潜む「心の闇」から犯罪が生まれ、それを平蔵は自分の勘働きを発揮して、凶悪犯たちを捕縛していきます。

池波正太郎氏の人間洞察は、私の「無意識のシャドー」理論の参考にもなっています。

実在の長谷川平蔵宣以(のぶため。1745~1795年)も勘働きにすぐれ、捕縛率が高かったというのです。

ある時、火付け(放火)をされて、焼きだされた屋敷跡を同心たちと検分していると、平蔵が突然、同心たちに「おい、あの男と、その男を捕まえろ」と命じたそうです。

実際に捕まえてみたら、その屋敷を放火した盗賊団の頭目たちだったのです。

平蔵によると、犯人は現場を確認にくることがあり、彼らの雰囲気によって、「盗賊だ」という勘が働いたということでした。さすがですね。

 

パナソニックの創業者・松下幸之助翁は、商品を観ただけで「売れる商品か、売れない商品か」がわかったといいます。

大企業の創業者の多くは、勘働きにすぐれているようです。

 

勘働きを磨くには、次のことを行うことです。

〇現実をあるがままに物事を観る習慣をつける。

古代ローマのユリウス・カエサルは「人間なら誰でも、現実の全てが見えるわけではない。多くの人たちは、見たいと欲する現実しか見ていない」といいました(『ルネッサンスとは何だったのか』塩野七生著、新潮文庫)。

私も同感です。人間は希望的観測や自分の思い込み、自分の損得によって、物事を判断しがちですが、それではうまく勘が働きません。

〇胸騒ぎやいやな予感など、自分の直観に耳を傾ける。

危険が迫っている場合、守護霊さまをはじめ産土の守護曼荼羅のご存在たちが警鐘を鳴らしている場合があります。

立ち止まり、危機管理の立場で行動を変えることです(CD『開運シンクロニシティで、幸運を引き寄せる』参照)。

〇「現実の否認」をしないで、現実を直視する。

特に失敗は「見たくない」という感情が働いて、その原因を探るよりも現実の否認をしてしまいます。現実を認めないのですから、勘が働くはずがありません。

〇いままでの成功と失敗の経験から、教訓を得ることを心がける。

失敗の原因を考察して、教訓にしないと何度も同じような失敗をしてしまいます。

〇慢心すると、勘働きはきかなくなる。

会社の社長が失敗するパターンは慢心です。慢心をすると、現実を正確に観ることができなくなります。

〇短期的視点ではなく、歴史のパターン性を学び、将来の流れを読む。

 人間が行うことは昔も今も、あまり変わりません。「現在のパターンは、過去のどのパターンにあてはまるか」を考察します。


2020.7.13

現実的な対策(作戦)を立て、その対策を実行して結果が出るように、各種開運法を行う

 

私は神社仏閣開運法をはじめ、さまざまな開運法を指導してきましたが、「対策の実行がうまくいくように、開運法を行うこと」がポイントです。

私は受講者から「ある問題が起きて、神社仏閣開運法をしたら、好転して喜んでいました。しかし、再びその問題が出てきたのですが」という質問を受けることがあります。

そうなる理由は、問題の“原因そのもの”を解決していないからです。

問題の解決には、それが起きる原因をさぐり、具体的な対策をうつことが肝要です。これが原因療法です。

 

神社仏閣参拝には熱心でも、願望実現や問題解決のための「現実の行動」が足りない人がいます。

天地自然の道理の基本は「自助・自立・自己成長」であり、「天は自ら助くる者を助く」です。

宗教団体や修養団体の中には、「問題が解決しないのは信心が足りないから」とか「もっと奉仕することだ」という組織がありますが、これは論点がズレています。

いわゆる“おすがり”だけでは本人の成長になりませんから、神仏の大いなる後押しをあまりいただけないのです。

人間の積極的な行動が、神仏の大いなる後押しを引き出します。結果が出るためには、自力と他力の陰陽調和が重要です。

(自力)現実を直視して、問題の原因を探って分析し、具体的な対策を考え、積極的に行動する。

(他力)現実的な対策が、より効果があがるように各種開運法を行う。

 

現実的対策を講じながら、神仏・先祖のバックアップを受けることです。神仏の加護を願う場合、神仏のご開運を祈った後、次のように守護と後押しをお願いすると良いでしょう。

 

「私は○○という願望のため、積極的に△△や☐☐を実行しています。これらによって目標が実現しますように、神仏の大いなる守護と後押し、よろしくお願い申し上げます」

「私は○○という問題をかかえています。その解決のために△△や☐☐という対策を実行しています。これらの対策がより効果が出ますように、神仏の大いなる守護と後押し、よろしくお願い申し上げます」

 

さて、現実的な作戦をたてるに当たって、「目的思考」が必要です。目的思考とは、目的を明確にして、目的を起点として物事を発想していくことです。たとえば、コミュニケーションにおいて、「話せばわかる」という発想ではなく、「わかるように話す」ということです。目的は相手に理解してもらうことであり、その手段が会話です。

家庭でも、親が子どもに「何度言ったらわかるのか!」と怒ることがありますが、「何と言ったらわかるのか」と自問自答して、子どもに理解できるように創意工夫して、さまざまな角度から説明する必要があります。

産土の守護曼荼羅のご存在たちに対しても、同様です。「何回祈ればいいですか?」という質問がありますが、「回数よりも、自分の祈りが通じるように祈ろう」と思うことです。

そうすると、気持ちをこめて、イメージしてゆっくり祈ることになります。

 

大きな目的は、精神的にも経済的にもゆとりのある人生なのですから、まず「どんな人生が望ましいか」を箇条書きにします。そうなるためには、「どんな技術や資格、知識を身につければ、お金をかせぎ、ゆとりある人生にできるか」と考えて、お金になる技術・技能を習得して、人生をだんだん構築していきます。

 

この目的思考は「何のためにそれをするのか」「その目的は何か」と常に自問自答することで、はっきりしてきます。

そして、目的が決まったら、「そのための方法は何がよいか」「何と何を組み合わせれば、問題点を解決できるか」とフィードバックします。

最初に考えていたことよりも、フィードバックして考えた方法が優れていたら、平気で訂正し、新しい方法を採用します。そうすることで、方法論がレベルアップしていきます。

「目的は一つ、方法・手段はいくらでも」と考え、実行可能な方法を組み合わせたり、創意工夫して、目的を達成していけばよいのです。

 

うまくいかない人は一つの方法に固執する傾向があるので、この目的思考で、柔軟な思考を身につけて、「国難の時代」を乗り切りましょう。



2020.7.6

歴史のパターンを知って、時運(じうん)をよむ

 

「歴史は繰り返す」という格言があります。これは歴史にはパターンがあり、時代を経て、似たような事柄が起きるということです。

私は神さまから「あなたは昔から、時運をよむ勘働(かんばたら)きがすぐれていました」と言われていますが、これは歴史を学び、歴史がもつパターン性を参考にしているからです。

時運には「天運・地運・人運」があります。

「天運」とは、天体的規模の運です。

私が提唱する1億2000万年ぶりの「太元の岩戸開き」が、太陽系に訪れた大転換期です。

また、56000年ぶりの「4度目の天の岩戸開き」という地球の大転換期も天運といえましょう。霊的進化と、カルマの大クリーニング期にあたります。

「地運」とは、地域や国々の運勢です。

文明の興亡、国の興隆と衰退、地域の盛衰、さらに戦争や大災害にもリズムがあります。

日本は現在、国運の衰退期であり、衰退期では「国難の時代」があります。

 

「人運」とは、人間の個人的運勢、家族・一族の運勢と興亡があります。

開運法は個人や家族の運気を高めるために、行います。

「人運」は「地運」の影響を受け、さらに「天運」の大きな流れの中にあります。

また、「人運」を高めることで、「天運」「地運」の影響に強弱の差が出ます。

「時運をよむ」には「天運・地運・人運」三位一体でとらえることが必要です。

 

ここで、「地運」について、具体例を述べましょう。

私は敗戦後の日本は、平安時代(7941192)に似ていると思っています。

平安時代は、末期の源平合戦になるまでは大きな戦乱がなかったのですが、地震や疫病が繰り返され、その被害が大きかったのです。

「貞観地震(869)」では、東北地方に大津波が起き、甚大な被害をもたらしました。さらに疫病も流行しました。その9年後に、「関東諸国大地震(878)」が起きました。

さらに9年後に、「仁和地震(887)」が起きました。東海・東南海・南海の「南海トラフ」で巨大地震が起きたのです。

つまり、プレート上で発生した大地震は、ほかのプレートにも刺激を与え、20年以内に、大地震が連鎖的に起きる可能性があることを示しています。

 

敗戦後の日本は戦争がなく、平和でしたが、災害は多かったのです。

2011年、東日本大震災では大津波が起き、“貞観地震の再来”といわれました。

その9年後が2020年になるので、「よりによって2020年に、東京オリンピック・パラリンピックがあるなんて」と思っていました。

近年、地震は頻発していますが、幸いなことに大地震はまだ起きていません。しかし、今後10年はプレートによって、いつ大地震が起きても不思議ではないので、皆さんも備えをしっかり行ってください。

 

それから、過去の大規模なウイルスのパンデミックから、さまざまな歴史の教訓があります。

2020年は、100年に1度といわれる新型コロナウイルスの大流行が起きて、日本も世界も甚大な被害をこうむっています。

スペイン風邪(インフルエンザ)は、1918年~1920年の3年間猛威をふるいました。世界中で5億人が感染し、死者が4000万人に達しました。

ペスト(黒死病)1347年~1351年に、中世ヨーロッパ・アジア・中東で大流行し、約7500万人の死者を出しました。その後も、何度も大流行しました。

つまり、ワクチンがない新たなウイルスの大規模なパンデミックは、終息するには最低でも、数年はかかるということです。

 

新型コロナウイルスによって、東京オリンピック・パラリンピックが1年延期に決まった時、私は「ええー、ワクチンも開発されていない現状で、100年に1度のパンデミックが、たった1年で収束するはずがないのに」と驚き、絶句してしまいました。

案の定、新型コロナウイルスは世界中で、流行が拡大しています。日本も経済活動を再開すると、感染者の再び増加しています。

このままでは残念ながら、世界中から大勢の人々が集まる、従来のようなオリンピックの開催は無理な状況になっています(現在、オリンピックの簡素化が検討されていますが)

 

ウイルスは人間界の都合をまったく考慮しません。

人間の都合でなく、疫病の歴史を踏まえて、ウイルスの特性に対応する対策を打つ必要があります。

 

今後、新たなウイルスによるパンデミックが、何度も起きることが予想されます。

政府の長期的な対策には、歴史の専門家にも入ってもらう必要があります。

 

「過去は裏返した未来」という格言もあります。皆さんも歴史のパターン性を学ぶことで、現在の流れを読み、将来に備えるようにしてください。


2020.6.30

ネットでの誹謗中傷は讒言(ざんげん)に当たり、深いカルマになる

 

現在、ネット上での、他人へのさまざまな誹謗中傷が、社会問題になっています。

誹謗中傷をする人間たちは匿名をいいことにエスカレートさせていますが、これは「現代版讒言」と言えます。

讒言とは「無実の罪をかぶせて、相手を陥れること」であり、この讒言という行為は深いカルマ()になります。

 

昔から、政治の世界では讒言によって、陥れられた人が少なからずいました。

有名なところでは、菅原道真(すがわらみちざね)公です。

菅原道真公は讒言により右大臣から失脚し、太宰府へ左遷されます。

道真公の失意の死後、道真公失脚の讒言に関わった人たちは急死していきます。

 

そこで、道真公の怒りを鎮めるために、菅原道真公を祭ったのが、京都の北野天満宮になります。

天満宮・天神社の総本宮が福岡県の太宰府天満宮と北野天満宮になります。

北野天満宮は代々皇室が崇敬する神社となり、菅原道真公の名誉は回復し、その後、「学問の神」として全国で拝まれるようになりました。

 

私が歴史を研究していると、讒言を行った人たちの多くは、不幸な結末になっています。

相手を不幸にすれば、ブーメランのように、讒言の深いカルマが本人だけでなく、家族にも返ってくるのです。

「誹謗中傷という讒言」は、自分の心に闇をつくり、自分や家族を不幸にしているということに気づく必要があります。

自分や家族のためにも、ネットでも、日常生活でも、誹謗中傷を慎むことです。

 

古来、日本は「言霊(ことだま)の幸(さきは)ふ国」と呼ばれ、言霊を大切にしてきました。

悪しき事柄を、言霊によって浄め和ませることを、古神道では「言向(ことむ)け和(やわ)す」といいます。

悪しき言葉を清め、運を良くする方法が、ゴータマ・ブッダ(釈尊)が説く「最高のよき言葉を語る」ことです。

「最上のよき言葉」とは自分や相手に敬意をもち、励まし、祝福し、感謝し、元気を与え、平安をもたらし、心を癒す言葉であり、心の闇に光を与えます。

 

「おかげ様で、ありがとうございます」「すばらしい」「みごとだ」「りっぱだ」「あっぱれだ」「ありがとう」「ご開運を祈る」という言葉を習慣にすることです。

 

さて、悪しき言葉に関連して、新型コロナウイルスの世界的大流行により、さまざまなデマ(フェイクニュース)が飛び交いました。

「トイレットペーパーやティッシュがなくなる」「新型コロナウイルスは2627度のお湯で死ぬ」「新型コロナウイルスはある国が作為的にばら撒いた」など、少し考えればデマであることがわかります。

中世ヨーロッパでコレラが大流行した際、「ユダヤ人が井戸に毒を入れた」というデマを信じた民衆によって、多くのユダヤ人が殺されました。中世ヨーロッパでは、魔女狩りがさかんに行われ、多くの女性が罪なく、殺されました。

日本でも1923年の関東大震災の時、「朝鮮人が反乱を起こそうとしている」というデマのため、罪なき朝鮮人、さらに中国人、間違えられた日本人たちが数千人虐殺されました。これらも深いカルマになります。

 

「国難の時代」はデマも増えます。真偽が定かではない情報に振り回されないことです。

自分が「良けれ」と思って、拡散した情報が世の中を混乱させることにつながる場合もあります。

言葉や情報がもたらす強い影響を認識することです。

言葉を大切にして、なるべく「最高の良き言葉」を使っていきましょう。

 

 


2020.6.19

貯蓄をしておくことで、失業や突発的な事故、災害に備える

 

人生には「備え」がとても重要です。新型コロナウイルスの流行で残念ながら、解雇される人が増えています。

解雇されて困窮している人たちは、「貯蓄をほとんどしていない。仕事での技術・資格がない」という傾向があります。

「国難の時代」こそ、日頃の備えがあるか、ないかの差が出ます。

2波、第3波に備えて、今のうちにさまざまな準備をしておくことです。

 

経済重視の人たちからは、「国民が貯蓄をすると、お金を使わなくなり、経済がまわらなくなる」という声があります。

しかし、貯蓄をしていない人ほど、新型コロナウイルスの流行や、台風や洪水、地震、津波災害という“非日常の出来事”が起きると、すぐにアウトになってしまいます。

 

近年、気候変動から、「気候危機」の時代になってきています。

国難の時代は、非日常の災厄が増えます。

お金があれば、被害も減らせますし、復活・復興が早くなります。

残念ながら、国もあまり助けてくれません。自分や家族のことは、自分たちでしっかり守るしかないのです。

 

さて、最近、“自粛警察”が問題になりました。

自粛を守らない人だけでなく、自分が正しいと思っている自粛行動に反する人に対して、

その店に脅迫まがいの紙を貼ったり、警察にむやみに通報する人もいました。

これも一種のイジメです。

国からの休業補償がないため、やむを得ずお店を開いている場合が多かったのです。

その原因は政府の遅い対策や補償の少なさにあります。

独善的な正義感で、相手を責めないことです。

 

私はこれらを観ますと、戦前の国民が行った“非国民運動”を想起してしまいます。

国家の戦争遂行体制に従順でない国民を、村八分にしたり、誹謗中傷しました。

“非国民”の中には、戦争反対、平和運動をしている人たちもいました。

平和運動をしている人たちが、実は日本のためになっていたのです。

 

これらの恐いところは、「自分は正しいことをやっている」と思い込んでいることです。

人間は正しいと思うと、手加減をしない傾向があります。

“思い込み”は、周囲と争いを起こします。

トラブルが起きた時、「自分や相手に思い込みがないか」をチェックすることです。

 

平和とは「善と悪が混在し、バランスが保たれている状態」です。

悪をなくすことではなく、悪が強すぎないようにして、バランスを整え、共存することです。

人間とウイルスとの関係も同様に、共存関係にすることです。

 

日頃から、「備えをしっかりする。自分の思い込みではなく、道理で考える。考えも行動も偏らない。バランスを意識する」ことを心がけるとよいでしょう。


2020.6.9

「一利を興すは、一害を除くに如(し)かず」

 

世界史上最大版図のモンゴル帝国をつくったチンギス・ハーンには、耶律楚材(やりつそざい)という優秀な側近がいました。

チンギス・ハーン率いるモンゴル軍は、金の首都・燕京(えんけい)を陥落させました。

その際、捕虜の中から耶律楚材を、自分の側近に抜擢しました。

活躍の「場」を与えられた耶律楚材は、さまざまな献策を行い、チンギス・ハーンはそれらをことごとく採用しました。

それにより、チンギス・ハーンは史上空前の大帝国を建設できたのです。

 

耶律楚材の献策の基本方針は、「一つの利益を得ようとするより、一つの害悪を取り除く方がよい。新しい仕事を一つ増やすより、役に立たない仕事を減らす方がよい」ということでした。

 

私は若い頃、この耶律楚材の言葉を深く理解できませんでしたが、

開運カウンセリングによる人生相談をしていて、彼の言葉がよくわかるようになりました。

努力している割に人生がうまくいかない人は、

「やらない方がよいことを行い、やった方がよいことをしない」傾向があります。

たとえば、お墓の祭祀でも、占い師のいうことを鵜呑みにして、いろいろな仏像を置いたり、

子孫が困るような祭祀にしているケースがあります。

「よけれ」と思って行うことが、逆にマイナスに働くことがあるのです。

 

ポイントは「しない方がよいこと」をすると、マイナスになることです。

さらに言いますと、「してはいけないことを行っていると、なすべき大切なことができなくなる」ということです。

 

やらないでよいことをやっている人は、そちらにエネルギーをとられ、

やるべきことをしていないことが多いのです。

貯蓄をしていない人は、「やらなくてよいこと」にお金をかけているいて、貯蓄できないパターンがあります。

 

「生命尊重。平和優先。備えあれば憂いなし」という判断基準をもとに、

「それは本当にやるべきことか。やらなくてよいことなのではないか?」とチェックすることです。

耶律楚材の言葉の「反面教師」が、アメリカのトランプ大統領です。

アメリカは新型コロナウイルスの感染者数、死亡者数が最も多い国ですが、

トランプ大統領は「感染拡大前」に、最悪になる原因を自らつくりました。

〇オバマ前大統領がつくっていた「パンデミック対策チーム」を、解散させていた。

〇世界最高級のCDC(米国疾病予防管理センター)の予算を削減していた。

〇オバマケア(医療保険制度改革)を骨抜きにしようとした。

〇感染症の専門家の進言に耳を傾けなかった。

 

「経済優先で、生命(健康)を軽視していた政策」が、新型コロナウイルス対策でことどとく裏目に出て、最悪の感染者数、死亡者数になったわけです。

つまり、やってはいけないことを実行する人は、やるべきことは後回しにするのです。

 

日本も、保健所を削減しました。さらに病院の統廃合をしようとしていたのですが、

その前にパンデミックが起きたので、病院の重要性が再認識されました。

安倍政権の新型コロナウイルスの対策で国民の評価が低いのは、

アベノマスクのようにやらないでよいことを行い、

休業補償や医療関係での支援など必要な政策は遅いからです。

 

福島原発事故がまだ収束していないのに、原発の再稼働をしているのも同様です。

原発がなくても日本の電気需要はまかなえるのに、

いまだに原発事業に巨額の費用をかけています。

古びて役に立たない原発事業の費用を減らすことです。

そのお金を、貧困対策や教育関連にまわせば、国民生活はよりよく良くなります。

 

人生において、自分の足を引っ張っているものを、一つずつ減らしていくことです。

そうすると、人生の荷物が軽くなります。

 

さらに減らすことで、重要なこと・優先すべきことが明確になってきます。


2020.6.5

学校や職場、家庭でのイジメの対処法

 

人間社会は残念ながら、イジメはなくなりません。

学校でのイジメの場合、親や教師が子どもたちに「イジメとは犯罪である」と教えることです。

実際、イジメの中心人物はエスカレートしていき、暴行、恐喝、盗みなどをしているケースが多いのです。

イジメという言葉を使わず、犯罪なのだから、厳しく罰することが必要でしょう。

イジメを受けている場合の対応はすばやい「()」です。

日頃、子どもには「命が最も大切だ。イジメを受けたら、学校には行かなくてよい」と話しておくことです。

私は開運カウンセリングで、イジメの相談も受けていましたが、イジメを受ける人にはある傾向があることがわかります。

「声が小さい人、自己主張をあまりしない人、遠慮がちな人、自分に自信がない人」が多いのです。

相手が黙っていると、イジメはエスカレートしていきます。家族同士だと、暴力につながります。

声が大きい人をイジメても、大きな声で抵抗・反撃してくるので、イジメを続けにくいのです。

 

開運する人、成功する人は全体的に「声が大きい。ややずうずうしい。アピール力があり、しぶとい」という傾向があります。

声の大きさというのは、人生に大きな影響を与えるのです。

自分の意見を主張する場合、声が大きい方が勝つ傾向があります。

 

職場でのイジメの場合、上司に相談し、その上司が対応してくれないのなら、さらにその上司に直談判することです。公的機関に遠慮なく相談する人は、イジメにくいものです。

 

ある意味では、過労死も一種のイジメです。

過労死になる人も、会社に対して大きな声で窮状を訴えないで、自分の中で抱え込むパターンが多いのです。

 

自分がいろいろやっても改善しない場合は、そんな会社は見切りをつけて、転職することです。

イザという時のために「備え」として、技術(スキル)を磨き、転職に有利な資格をとっておくことです。

資格の中には、お金が稼げない資格もたくさんあります。

ポイントは「お金を稼げる資格・技術」をとることです。

特別な技能がなく、その職場以外に働く場所がない場合、それが弱みになり、イジメを受けやすいのです。

技術があれば自信もつきますし、それがイジメの防止にもなります。

 

 

家族でのイジメがあれば、さっさと別居することです。そのためにも貯蓄が必要です。

私が金運アップや貯蓄を第1に指導しているのは、貯蓄があれば、行動に自由度が増すからです。


2020.5.23

開運人生や危機管理には、「スピード」が必要不可欠な要素である

 

 開運者は〔時の力〕を認識し、「スピード」を重視しています。

長年、開運カウンセリングをして、開運も危機管理もスピードが必要不可欠であることを実感しています。

つまり、スピードという要素は人生にとって、とても重要だということです。

自分なりに努力しているのに、開運が実感できない人は、スピードという視点が足りないのです。

遅刻したり、期限を守らない人は相手から信用されません。

商品が売り切れてから、不思議と注文する人たちもいます。

開運しにくい人は、講座の予約、支払いも遅い傾向があります。

一事が万事です。全体に遅いのですから、開運も遅くなるのは当然の結果です。

 

「孫子の兵法」の著者である孫子は、春秋戦国時代に呉の将軍をしていました。

彼は軍を動かす際、相手にうわさが届く前に、相手の城に着きました。

そして、相手の備えができないうちに攻撃して、あっという間に城を落としました。

まさに「風林火山」の“風のように”速いことを、軍の進退の基本にしていたのです。

孫子は「勢い」も重視していますが、スピードによって、「勢い」をつけることができます。

開運が遅い人は、スピードが足りないため、「開運の勢い」がつかないのです。

 

後漢王朝の大将軍・呉漢は常勝将軍でしたが、やはり疾風のような速攻を得意にしました。

そのために、部下には日頃から、すぐ出発できるように準備をさせていました。

古代ローマのユリウス・カエサルは兵力の少なさをスピードで補い、大きな成果をあげることを得意にしました。

たとえば、カエサルはガリア(古代のフランス、スイスなど)地方を制圧し、凱旋した際、元老院から最後通牒を受け、政治的に排除されそうになりました。

そこで、カエサルは「賽(さい)は投げられた」と言って、約4500名の兵力しかなかったのに、国境のルビコン川をさっさと渡り、速攻で重要な都市を制圧していきます。そして、2カ月でローマ本国を支配しました。

 

織田信長も桶狭間の戦いで奇襲をかけて、今川義元の首をとって、大軍だった今川軍に大勝します。

また、浅井・朝倉軍との戦いでは、戦利がないとわかると、あっという間に退却しました。

つまり、スピードがあれば、失敗も最小限で抑えることができるのです。

 

このスピードは平時よりも、「有事の時」に特に重要になります。

災害時の避難もスピードが生死を分けます。

新型コロナウイルスの流行も、素早く対策をとった台湾は、中国に近いにもかかわらず、死者7名という最小限で被害を抑えることができました。アメリカをはじめ多くの国々は初動の遅れが、大流行を招いています。

日本政府は初動対応も、緊急事態宣言も、交付金の配布も遅く、アベノマスクにいたっては、マスクが余って値崩れが始まってから、全国に配布することになってしまいました。政府の対応のスピードが、評価の分かれ目になっています。

 

皆さんの中で、努力のわりに他者の評価が低い人がいましたら、「スピードが遅いのではないか?」と自問自答することです。

ゆっくりしていて、期限ギリギリになってから、あわてて行動していませんか? 

開運習慣の重要なポイントは、スピードと勢いです。

 

いつも行動が遅い人は、日頃から「スピード、スピード!」「すぐやれ! 今すぐやれ! とっとと(さっさと)やれ!」と自分に言い聞かせるとよいでしょう。すぐにやって、後でゆっくり休めばよいのです。

 

「すぐやる⇒ゆっくり休む⇒すぐやる⇒ゆっくり休む」という、強弱をつけた行動パターンにするとよいでしょう。


2020.5.16

人生は「作戦」をたてて行動し、うまくいかなかったら“平気で”訂正する

 

今まで20数年開運カウンセリングをしましたが、なかなか結果が出ない場合は、作戦と行動が足りないのです。

なかなか結婚できない人も、“運命の人”からのアプローチを「待っている」わけです。

女性でも、その人と結婚したいのなら、自分からアプローチしないといけません。歌謡曲の「待つわ」では無理なのです(笑)。

婚活の相談でも、「神社仏閣への参拝・祈願が婚活だ」と思っている人がいます。それは婚活ではありません。

実際にお見合いをやったことに、神仏から後押しをいただくのです。

「この人が本当に、私のことを好きなのかわからないので、占ってもらえませんか?」という相談もありました。

私は「占う前に、相手にそれとなく聞いたらどうですか?」と答えます。

まだつき合ってもいないのに、「この人とつき合えば、結婚できますか?」と相談する人もいました(笑)。

まずはつき合って手応えが出てきてから、神道フーチでリサーチするのです。

作戦をたてて、行動を起こすわけです。うまくいかなかったら、とっととやめて、ほかの人にアプローチすればいいのです。

 

神仏に対しても「私をお導きください」ではない。

「私はこうします! 私は本気です。後押しください!」と祈願しましょう。

「本気です」と言う以上は、本気で動くことです。

 

時々、「自分は今、パートをしているのだけど、正社員になりたいのですが、なれますか?」という質問があります。

私は「正社員になれるには、何をしたらよいと思いますか?」と逆質問します。

私は「その会社に、『私は正社員になりたいのです。正社員になるには何が必要ですか』と言ったらどうですか?」と答えます。自己アピールが必要です。

 

「待つ」というのは、結果は出にくいのです。

待つよりも、自分でアピールすることです。聖書にも「叩けよ、さらば開かれん」とあります。

会社から「正社員にはできない」といわれたら、ほかの会社へ転職すればいいのです。

その際、技能・資格・実績がモノをいいますから、日頃からそれらを身につけることです。

 

さて、人生は「やってみて、うまくいかなかったら、平気で訂正する」ことです。

皆さんは「黄金の箱」願望実現シートに書いたことを、実際に行動していますか? 

行動しないと結果は出ません。行動だけでも結果は出にくいので、いろいろな加護をいただくわけです。

私もやっているうちに修正しながら、だんだん良くなっていくということが多いのです。

最初から満点はないのです。

やってみて、「ここは違うな」「ここはいい」と振り分けていくうちに、自分の世界を創っていくのです。

 

「人生の答えを見つける」⇒人生に正解はないのです。

「自分さがし」とかいますが、迷うだけです(笑)。さがしてはいけない。

自分の人生も仕事も創っていくものです。やりながら、だんだんステージアップさせていくのです。

 

さて、日本では新型コロナウイルスのPCR検査を受けたくてもなかなか受けられないという問題がありました(最近、やっと検査体制が整ってきました)。

私が気になったのは、テレビ番組で番組のキャスターがゲストの国会議員や担当者に、「なぜPCR検査が増えないんです?」という質問をしていることです。

すると、ゲストは増えない理由(言い訳)を述べます。そのため、なかなか具体的な対策に話が進みません。

キャスターにはコーチングを学んでほしいと思います。

コーチングにおいて、「なぜ?」という質問は良くないとされます。

相手を責めることになり、言い訳につながるからです。

コーチングでは「何をすれば増えますか?」というように、具体的な対策を考えさせる質問をするようにします。

皆さんも自分が行動する前に、「何をすれば、うまくいくか。うまくいくように作戦を立てよう」と自己コーチングをすることです。なかなか具体的に動かない相手に行動してもらう場合も、「何をすれば?」と質問をするとよいでしょう。

 

 

2020.5.10

「宇宙の大いなる意志、大調和に基づく天命もちて」の意味

 

私が提唱している「神仏がよろこび、元気になる祈り詞(ことば)」は、神仏の反応を確かめながら、だんだんと編み出したものです。

神仏の上位に、“天の思想”の大バージョンアップ版である「宇宙の大いなる意志」があるのが、祈り詞の特長といえましょう。

 

「おかげ様で、ありがとうございます。宇宙の大いなる意志、大調和に基づく天命もちて、とってもありがたいわが御祖(みおや)の大神さま、わが一霊四魂、わが直霊(なおひ)の大神さま、わが産土(うぶすな)の大神さま、わが産土の守護仏さま、わが鎮守の大神さまをはじめ、とってもありがたいわれとわが家族の産土の守護曼荼羅のご存在たちの一霊四魂の、いやますますのご開運をお祈り申し上げます」

 

「宇宙の大いなる意志」という言葉は、「風沢中孚(ふうたくちゅうふ)」という易卦の意味である「至誠、天に通ず」に登場する“天の意志”の、その最奥にあります。

「高天原に神づまり坐す 神魯岐(かむろぎ)神魯美(かむろみ)の命(みこと)もちて」という禊祓詞(みそぎはらえのことば)を参考につくりました。高天原の根本が「宇宙の大いなる意志」であり、「神魯岐・神魯美のご命令によって」という部分を「大調和に基づく天命もちて」としました。「宇宙の大いなる意志」は大調和の世界であり、神仏も人間も成長しながら天命をはたしていくのです。

 

原則界の尊星王上帝さまのメッセージです

《この人(山田)が開発した祈り詞の冒頭にある「宇宙の大いなる意志、大調和に基づく天命もちて」は、“現時点”での人類には必要な祈り詞である。

「宇宙の大いなる意志、大調和に基づく天命もちて」と冒頭で祈ることで、対象となる一霊四魂・神仏・霊人・先祖たち(憑依存在たちも)が「宇宙の大いなる意志」を意識するようになる。

神仏や人間も含め、一切の生きとし生けるものは「宇宙の大いなる意志」から発していることを認識し、大調和に向かうように促しているのだ。

人間の中には宇宙創造神という概念をもっているが、「宇宙の大いなる意志」は神という概念をはるかに超えた世界であられる。「宇宙の大いなる意志」は《宇宙最高次元の叡智》ともいうべきご存在というか、偉大な世界である。「宇宙の大いなる意志」から宇宙のすべての世界は発しているが、「宇宙の大いなる意志」が宇宙を支配しているわけではない。ただ、宇宙の進化と調和を促しておられるのだ。

それから、神仏や人間は一霊四魂でつながっている。産土の守護曼荼羅のご存在たちの一霊四魂に祈ることで、それに連なる多くの神仏・存在たちのご開運にもつながるのだ。その背後に“1億柱以上の神仏たち”につながっているとイメージして祈るとよいだろう》

 

 


2020年5月2日

相手を赦すことが自分の開運につながる

 

世の中の風潮として、日本人は非寛容になってきている気がします。

ネットでも匿名のためか、ちょっとしたことでも、相手に対する攻撃や非難が増えています。

実は非難の「毒」は、発する自分にもまわります。

人生において、「相手を赦せない」という気持ちが出ることがあります。

しかし、自分が幸せになりたいなら、まず相手を赦すことです。

 

原則界の尊星王上帝さまのメッセージです。

《相手を赦すことで、自分の幸福度が上がるものだ。

悪口やネガティブな想いは心の毒である。赦せない心は相手だけでなく、自分を傷める。

すると自分の運気を下げることになる。

相手を赦せば、自分の心は広くなり、相手を憎むと自分の心が狭くなる。

慈(いつく)しみの祈り詞は、自分の心を広くすることにも有効である》

 

赦すことで自分の幸福度や、運気が上がるというのがポイントです。

相手を赦さないとか、悪口を言うと、自分の人生の運気を下げる毒になるのです。

 復讐すると、相手だけでなく自分にもダメージがあります。

 復讐する人の多くは、最後は自分もダメになります。自分の開運のために、相手を赦すことです。

 

たとえば、古代中国の春秋戦国時代に、斉という国がありました。

斉の君主が殺害されたため、国外に亡命していた公子小白と、公子糾(きゅう)が君主の後継者争いをしました。公子糾の参謀が管仲(かんちゅう)です。

管仲は公子糾の遅れを挽回するために、先回りをして公子小白を待ち伏せし、弓で暗殺することを決意しました。

管仲の放った矢は、なんと小白の腹部の帯のバックルにあたり、失敗しました。

九死に一生を得た公子小白は即位し、桓公となりました。

桓公は参謀の鮑叔牙(ほうしゅくが)の薦めで、捕えていた管仲を赦したばかりか、執政にとりたてます。

鮑叔牙は自分が執政になれるのに、親友である管仲の才能を高く評価して、彼に執政の座を譲ったのです。

管仲はその期待に応え、さまざまな政策を実行し、斉を富ませ、強国にしていきました。

ついには桓公を中国の覇者にしたのです。そして、管仲は中国史上、最高の宰相と讃えられました。

桓公は自分を殺そうとした管仲を赦し、執政に抜擢することで、覇者になれたわけです。

謀略が渦巻く春秋戦国時代に、実際にあった出来事から、赦しの効用を学べます。

 

相手をいつまでも赦せない人は、実は「内なる自己」を赦していないのです。

まず「自己の赦し」が大切です。皆さんも折に触れて、『超開運!』に載っている「赦しと和解の開運法」と、下記の「慈しみの祈り詞」を称えるとよいでしょう。

自宅では神威形代額や鏡の前で行うと効果的です。

まず自分をレベルアップして、家族、一族を良くしていきます。

そして、地域、日本、世界へとじわじわ拡げていくのです。

 

〔慈しみの祈り詞〕

「おかげ様で、ありがとうございます。

宇宙の大いなる意志、大調和に基づく天命もちて、

とってもありがたい一切の生きとし生けるものの、いやますますのご開運をお祈り申し上げます

慈しみの心で、一切の生きとし生けるものの幸せをお祈り申し上げます(何回でも)

 


2020年4月25日

 

「天」を意識し、「天との対話」をして、「天の視点」をもつことで、人生の軸を定める

 

 私は時々、「山田先生の昔の本を読むと、基本的な部分は今と変わりませんね」といわれます。自分でも30代から、基本的な軸は変わっていないと思っています。

私は20代から、「天」を意識していました。「天」とは神仏を超えた世界であり、30代からは「天との対話」をしていました。もちろん天の声は聞こえませんでした(笑)が、質の高いインスピレーションが湧くようになりました。

産土さまの重要性の再発見も、インスピレーションがありました。天界の尊星王上帝さまのメッセージです。

 

《社会を良くしたいという志をもって、「天との対話」をすれば、インスピレーションの中に「天」からの答えがくるものだ。もちろんインスピレーションがすべて「天の声」ではないが、対話をした内容をもとに行動すれば、だんだんその精度は高くなる。普通の人は天と対話ができると思っていないから、できないだけなのだ》

 

私は「天」を意識することで、人生の軸が定まりました。さらに、霊的世界をサニワする力が増しました。それが40代からの「宇宙の大いなる意志」へと発展しました。

さて、新型コロナウイルスのパンデミックにより、さまざまなデマが飛び交っています。

1970年代の石油ショックの時にトイレットペーパーの買い占めが起きましたが、再びトイレットペーパーを大量買いする人たちが続出して、人間は学びをしていないなあと思ってしまいます

また、混迷する現状から、さまざまな真偽不明の陰謀説が世界中に流行っています。デマや真偽不明の情報を安易に信じてしまう人たちは、自分の軸が定まっていない場合がほとんどです。カルト宗教を信じる人も同様ですね。

 

「天が見ている」という視点と、「天との対話」をして、「天の視点」で、自分の立ち位置を観ることがポイントです。

人間はどうしても自分の周囲に影響されて、右往左往しがちです。

私は「この状況を、天はどのように見ているだろうか」「天から見ると、どれが道理にかなっているだろうか」と自問自答します。そうすると、結論にあまりブレがでません。

天地自然の道理は「生命尊重。バランスがよい。無理がない。偏らない。納得できる」ということです。

さて、私が長年、開運指導をしていて、順調に開運していく人たちと、いつの間にか開運の道からはずれていく人たちがいます。最初の頃は開運に向かって行動しているのですが、途中から我欲が強くなり、自己流になり、天地自然の道理からはずれた行為で失敗してしまうわけです。

霊能がある人の場合、自分が受けた神仏のメッセージを絶対視したり、自分の霊視内容に自信を持ち過ぎる人もいます。

それは偏りであり、慢心です。霊能者の言葉を絶対視することも危険です。

霊的内容を判断するには、「天の視点」と、他者からのサニワ(審神)が必要です。

 

 私が1998年から神仏との直接交流をしていて、神仏には“それぞれの思惑”があることがわかりました。

 神仏は人間のタマシイの祖(おや)であり、守護をしてくださるのですが、神仏にもはっきりと個性があり、人間と同じように感情や利害があるのです。

ある神さまのメッセージはその系統の神々には良いことですが、全体としてのバランスが崩れる場合があります。

そこで、私は「宇宙の大いなる意志」という〈最高の天〉を、判断基準にしました。

宗教のように神仏を最上位にするよりも、神仏を超えた「天」を最上位にすることにしたのです。私は神仏と直接お付き合いする際、常に「天」と、天地自然の道理を意識して判断してきました。

皆さんも常に「天」を意識し、「地」としての産土開運法でグラウンディングをして、自分の立ち位置を定め、開運の道を歩んでいかれるとよいでしょう。

 

 


2020年4月21日

2020年2月1日の講座より抜粋 【感謝と畏怖の心、向上心と志】 

 

いろいろな団体で「神仏に感謝しましょう」といいますが、「畏怖」の心も大事です。ウソをつく人は、神仏への畏怖の心が足りないのです。会員の開運体験談がいろいろ来ていますが、その時に良くなっても、その後にレベルが下がる人がいます。大事なのは、継続的にやっていくことです。それには感謝と同時に、目に見えない世界への畏怖が必要です。

時々、神仏を使ってあくどい金儲けをしたり、占いや祟りなどで相手を脅している人を見かけます。私は「そんなことをして、死後の世界や来世が怖くないのかな?」と思ってしまいます。実際、精神障害がある人を前世リーディングしますと、神仏を使ってあくどい金儲けをしたり、占いで相手をだましていたケースがあるのです。

つまり、自分のタマシイが自己を罰して、自己贖(あがな)いをしているのです。

神仏も含めて、目に見えない世界においては、畏怖の心がないと慢心に陥りやすいのです。人生がうまくいかない時は、慢心による場合がほとんどです。これは一種の“自滅パターン”です。人生の失敗の80%は自滅が原因です。

先日、20年くらい前からの知人と久しぶりに会ったのですが、「山田先生は20年以上変わらない、それがスゴイ」と言われました。こういう業界は目に見えないので、曲がりやすいのです。

私が曲がらずにこれたのは、神仏に対する「感謝と畏怖」があったからです。私の場合は、「産土」「古神道」がベースにあったので、曲がらずにやってこられました。

さて、大自然は恵みを与えてくれると同時に、大きな災害ももたらします。大自然への感謝とともに、大自然への畏怖の心の両方が必要です。

皆さんも感謝の気持ちと同時に、うまくいったらさらにステップアップするように、畏怖の心を常に持っていることです。私の講座に参加する人は、神仏に対する感謝と畏怖の心を持ってほしいと思います。

私自身、神業を行う以前よりも今のほうが信仰心が深くなりました。なぜかというと、直接神仏といつも話しているからです。私は産土の守護曼荼羅のご存在たちや原則界のご存在たちから、いつも“観られている”だけでなくて、自分の中に19の神仏のワケミタマがおられて、内からも観られているのです(笑)。最初の頃はそれがプレッシャーでした。途中から開き直り、「自分の志に忠実にいこう」となりました。

人生がちょっと良くなっても、継続的に良くなるには、師匠につく必要があります。自分ひとりで、曲がらずにやるのは難しいのです。常に師匠にチェックしてもらうことです。今、私には師事する先生はいないのですが、常に神仏にチェックされています(笑)。すぐに反応がくるから、こっちのほうがたいへんです。

私は20代から古神道の実践・研究をしてきて、40歳過ぎになって神仏のワケミタマをいただいて、神仏のご開運と前世・先祖のカルマの昇華を行う特別セッションを始めました。数年たった頃、自分なりにはできるようになったかなと思って、神さまにうかがいました。

「よく、“這えば立て、立てば歩めの親心”といいますが、私はどれくらいの段階ですか?」

「うん、立ったくらいだね。まだ歩いていない」 

あれから20年(笑)、今は歩けるようになりました。

人間世界ではけっこうできているかなと思っても、神仏の目から見るとたいしたことないのです。皆さんも、「自分はスゴイ」と勘違いしないことです。まだまだ先は長いのです。

一霊四魂は成長を願っていますから、「この辺でいいかな」はありません。

長年まほろば研究会をやっていて、ある程度たつと、「この辺でいいかな」と来なくなる人がいます。「この辺でいいかな」というのは、現状維持です。現状維持でいいと思ったら、落ちていくのです。これが天地自然の道理です。

坂道でもそうです。休んでいると、ズズズと後ろに下がります。たえず、少しずつでも自分自身のレベルアップをはかっていくことです。そう思うと、慢心もしなくなります。

どんな世界でもそうですが、「これでいいんだ」はありません。易では「満つれば欠ける」といいます。では、どうしたらいいか。頂点を設定しなければいいのです。「自分の頂点はここだ」と思わないことです。さらに、上をめざすのです。

ここで頂点だと思わないで、さらにその先を設定していって、私は20年以上きました。そうしたら、まさか超次元世界や原則界、光のミロク界、光の鳳凰界のご存在まで来られるとは思いませんでした。ましてや、UFOまで呼ぶことになるとは思いませんでした(笑)。

私が神仏のご開運や地球の調和をやっているうちに、あちらから「あなたが為そうとしていることには、こういうご存在がいるから、お呼びして助けてもらいなさい」となります。それは「志」です。志と向上心が重要なのです。天命を実現したら、さらに超天命をめざすのです。

私がリタイアしても、皆さんにはさらにステップアップしていってほしいと思います。会員歴が長いだけにならないように。「確実に上がっていく!」と常に思えばいいのです。「レベルアップしていくんだ!」と思えば、レベルアップできます。

 

※セミリタイア前の最後の講座において、山田雅晴から会員への大事なメッセージを増補校正したものです。


2020年4月18日

「国運の下降期は不敗の生き方、事前の危機管理が大切」

(2020年3月まほろば通信3号より)

  

 皆さんの中には「東京オリンピックの年に、新型コロナウイルスが世界的に流行するなんて」と思っている人も多いでしょう。そのことについて、私の考えを述べたいと思います。

 

 人間に運勢があるように、国にも国運があります。

 私は『光の東京大結界』(1998年刊)、『2013年から5万6千年ぶりの地球「超」進化が始まった』(2012年刊)で、「日本の国運が衰運になっている」「1991年の経済バブル崩壊から国運が下降し、2030年前後まで続く」旨を記しています。

 

 国運の下降期になっている時期は、さまざまな国難ともいうべき出来事が起きます。実際、阪神淡路大震災、東日本大震災・福島原発事故が発生し、そして新型コロナウイルスの流行になりました。

 

 国運の上昇期は「敗戦(1945年)~バブル崩壊(1991年)」の高度成長期であり、1964年の東京オリンピックは成功しました。

 

 しかし、下降期の2020年の東京オリンピックでは、エンブレムやスタジアムの建設問題をはじめ、さまざまなトラブルが起き、さらに新型コロナウイルスの流行で経済や社会生活が大打撃を受け、オリンピックの開催が危ぶまれる事態になっています。

 

 国運の下降期では、しぶとく生き抜くための「不敗の生き方」「事前の危機管理」が重要です。孫子の兵法では、勝敗には「勝つ。不敗。負ける」の3種類あると説きます。

 

 不敗とは「勝てないまでも負けない状態でいる。マイナスを最小限に抑える」ということです。そして、状況が変わったら、勝ちにいきます。国運の下降期・国難の時代はこの「不敗をこころがける」ことです。

 

 新型コロナウイルス対策においては、政府の後手後手の対応もあり、終息のめどがたっていません。孫子の兵法では、さまざまなリスクをあらかじめ想定し、事前に対策を打っておくことを基本にしています。

 

 つまり、“危機に陥らないように”手を打っておくわけです。危機に対する備え・準備ができていないと、実際に危機になった時にも的確な対応は打てません。

 

 私たちは神仏のご加護をいただくための開運法を行い、自分や家族の運気を上げ、お互い「国運の下降期」をしぶとく生き抜きましょう。