Q.「神仏のご開運を祈る」とはどういうことですか?
A.神社仏閣で参拝・祈願する際、私が特にお勧めしたいのは、まずは「神仏のご開運を祈る」ことです。神仏のご開運を祈った後に、個人の願い事をするとよいのです。
幕末の神道家・黒住宗忠(くろずみむねただ)は「天照大御神の御開運を祈る」ことを提唱しましたが、私はそれを発展させて、現代風に「神仏の一霊四魂の弥益々(いやますます)のご開運をお祈り申し上げます」としました。
最初の頃は、シンプルに「神仏のご開運をお祈り申し上げます」と祈っていました。
ところが、私が神仏とテレパシーで交流したり、神仏の反応を見ながら称えているうちに、「ますますのご開運をお祈り申し上げます」と唱えるほうが神仏の反応がよかったのです。
さらに強調して、「神仏の一霊四魂のいやますますのご開運をお祈り申し上げます」となり、これが定着しました。この祈り詞は「神仏がよろこび、元気になる祈り詞」です。
「神仏のご開運を祈る」ことで、神仏が元気になり、パワーアップします。
その後に、人間の願い事をたのむわけです。いわば、神仏と人間の“相互助け合い”になります。
「おかげ様で、ありがとうございます。宇宙の大いなる意志、大調和に基づく天命もちて、とってもありがたいわが御祖(みおや)の大神さま、わが一霊四魂、わが直霊(なおひ)の大神さま、わが産土(うぶすな)の大神さま、わが産土の守護仏さま、わが鎮守の大神さまをはじめ、とってもありがたいわれとわが家族の産土の守護曼荼羅(まんだら)のご存在たちの一霊四魂の、いやますますのご開運をお祈り申し上げます」
Q.「神社仏閣では、神仏に感謝するだけでよく、願い事をすべきでない」という意見がありますが。
A.もちろん願い事はして結構です(笑)。願い事をしない方がいいという人ほど、結果はでていません。
願望実現には、ホンネの想いと行動が必要です。
「私は○○について、□□が実現するように創意工夫して○○いたします。大いなる後押し、よろしくお願い申し上げます」と、自分の行動に対して、後押しをお願いするのが効果的です。
さらに、自分だけの願いでなく、地球の調和や地球人類の平和を祈るとよいでしょう。
Q.身内に不幸があった場合、1年間は神社に参拝してはいけないという話がありますが。
A.それは幽顕(あの世とこの世)の産土信仰を忘れた俗説です。
死後50日は神社に参拝するのは慎む方が良いのですが、50日後は故人の産土神社に参拝して、産土の大神さまのご開運を祈り、故人が高い霊界へ行けるようにお導きをお願いすると良いでしょう。
まず、菩提寺のご本尊さま・仏尊・仏尊の神々さまに故人の冥福を祈ります。
自宅でのお祈りは行なってください。49日まではこの世(現世)にとどまり、50日から100日までは中有界にいき、100日目にそれぞれの霊的レベルに相応した霊層へと移行します。
Q,神道フーチを習得したいと思っています。ネットで案内を見かけますが、どういう人に頼んだら良いのでしょうか?
A.私・山田が神道フーチの指導を終了したので、「誰に習ったらよいか」という問い合わせが時々ありますので、神道フーチの指導者を選ぶ基準を述べたいと思います。
そもそも「神道フーチ」という名称は、私が20数年前、産土神社・鎮守神社リサーチをはじめた頃、一般的なフーチと分けるために、“古神道の審神法(サニワ)神事”として行うという意図で「神道フーチ」と名前をつけました。
そして、「神・仏・先祖」の産土開運法、各種開運法を開発・体系化していく中で、さまざまなリサーチ方法を確立・進化させていきました。したがって、その思想を理解し、メソッドを忠実に行っているカウンセラーに頼むことが大切です。
いくつか、ポイントを述べます。
○長年、まほろば研究会で学び、現在も会員として継続的に講座を受講している人。開運法クラスを再受講して、常にバージョンアップをはかっている人。
以前に私から神道フーチを習ったきりで、再受講していない人もいます。バージョンアップしないで我流になると、神道フーチの精度が落ちます。
○山田の『神道フーチ』のテキストを使って、指導している人。
○山田監修の「金色の神道フーチ」を使用している人。
金色の神道フーチは神社仏閣のリサーチがしやすいように、山田が設計図をつくり、型をつくったものです。
○適正な指導料をとっている人。
高額な指導料をとっている人は止めておいた方がよいでしょう。
私の経験では、神仏の世界や精神世界で、高額な受講料や謝礼をとっている人で、レベルが高い人は見たことがありません。
神仏を利用して過度なお金儲けをすると、それは悪しきカルマ(業)になります。
○「神道フーチは自分が開発した」「神道フーチを指導しているのは自分だけ」といった偽りを言っている人は止めた方がよいです。
マナー違反や偽りは当然、神意にかなわず、神道フーチの精度はどんどん落ちるからです。
神仏とお付き合いをする時には感謝と敬意とともに、『畏怖の心』が必要なのです。
Q.産土神社・鎮守神社のリサーチをやっているカウンセラーが何人かいますが、誰にリサーチしてもらっても同じ神社になりますか?
A.リサーチする人によって違う場合があります。その理由は2つあります。
①「わが産土の大神さま」とお呼びするように、産土の大神さまはオンリーワンですが、産土の大神さまは大地に宿っているので、複数の神社で反応することがあります。
“建物としての神社”と考えないで、開運するための祈りが通じる“祈りの場”だととらえてください。
別の神社でも反応があるのは、どちらも「産土の大神さまに祈りが通じやすい神社」です。
人間に例えますと、Aさんは自宅にもいますし、会社にもいます。どちらでもAさんとコミュニケーションができます。自宅がメインですが、会社でもよいわけです。
リサーチ結果が違う場合は、それぞれの神社に参拝して、自分が拝みたいと思った神社を産土神社として考えれば良いでしょう。別の神社も祈りが通じるわけですから、たまには参拝されるとよいでしょう。
②神道フーチを行っている人の“技量不足”によって、産土神社ではなく、「守護神社」をリサーチしてしまうことがあります。
私は神道フーチ開運法クラスを指導する際、「大・中・小」のレベル分けを特に指導します。産土神社・鎮守神社は「大(ベスト)」で“重く”反応する神社を採用します。
神道フーチの「中(ベター)・小(グッド)」で神社が右回り(YES)になった場合は、「守護神社」と判定します。守護神社も守護している神仏がいますので、参拝するとよいのです。
Q,金運・財運を上げるにはどうしたらよいでしょうか?
A.私が長年、開運カウンセリングをしていて、相談の6、7割にお金が関わっています。逆に言いますと、お金のことが解決しますと、問題は3、4割に減ります。
私が「精神的にも経済的にも豊かになる」ことを説くのは、自分の人生の主導権をにぎるためです。
お金のために他者から支配されたり、主導権をにぎられないようにするためです。「お金から自由になる」とは、お金の心配をせず、仕事や人間関係を自分で選ぶことができるということです。
ここで、山田流「金運哲学・金運アップ術」を説明しましょう。
○お金はある意味、“スピリチュアルな想念体”です。お金は人間が作り出したものですから、人間の想念に感応します。人はお金がほしいものですが、困っている人ほどお金から好かれることをしていません。たとえば、シワシワのお札を無造作に出す人もいます。そういう人ほど、金運も含め開運度がイマイチの傾向があります。
お金は自分を大切にしてくれる人のところに集まります。お金に敬意をもち、大切に扱うことです。すると、自然と無駄遣いが減ります。お金が仲間を連れてきたいと思うような、自分自身や家庭環境にすることです。
○「お金、時間」を生命ととらえて、大切にします。人生で大切な事柄は「健康、お金、時間」ですから、この3つを大切にすることが、豊かな人生に必要です。お金を生命だととらえますと、お金から好かれるつき合い方がわかっています。悩む時間はもったいないので、開運・金運アップの開運法を行います。
○お金を大肯定します。お金に困っている人ほど、お金を否定的にとらえている人が多いのです。お金を否定的にとらえていますと、お金から支配されます。
○貯蓄・資産形成を最優先にします。「貯蓄専用通帳」をつくり、毎月1万円以上、必ず貯蓄することです。金運・財運とは貯蓄・資産が増えることです。年収が高くても貯蓄が少ない人もいます。年収が多いから金運があるとはいえません。貯蓄・資産があれば、年収は少なくてもかまわないのです。貯蓄はダムの水のように貯めることが大切です。
○確実に毎月貯蓄すれば、無理に節約をする必要はありません。「収入-貯蓄=支出」が基本ですが、「貯蓄するには、節約しないといけない」と考える人が多いのです。節約とは減らすことであり、それでは豊かさ意識が育ちません。
実は確実に貯蓄をしていますと、収入が増えていくのです。年収が増える場合もありますが、臨時収入による場合もあります。要は収入が増え、貯蓄も増え、そして、支出も増えるのがよいのです。豊かさ意識がありますと、収入は増えていくものなのです。
○お金の目標シートを書きます。目標実現には、その目標を言語化することです。「貯蓄・資産、年収、月収」を書きます。そして、それを見て、時々宣言します。神社仏閣でそのシートを神仏にお見せして、自己宣言するとよいでしょう。貯蓄専用通帳とお金の目標シートがセットで、相乗効果になります。
○私は金運をあげる財布として、長財布を勧めています。長財布が良いのは、1万円札がきれいなまま入るので、居心地がいいからです。また、金運を呼びやすい「金色、黄色、茶色」の財布がよいでしょう。
Q.開運しやすい人と開運しにくい人とは、どんな違いがありますか?
A.私自身が行って効果を実感した各種開運法を開示しているわけですが、その開運効果に個人差があるのも事実です。すぐに開運効果が出る人とそうでない人がいます。
〔開運法の効果が出やすい人(オープンマインド)のパターン〕
○笑顔が多い。表情が明るい人。→「笑う門には福きたる」
日頃から、「鏡の自分にニッコリ(鏡の開運法)」「笑顔を心がける」ことが、開運には必要なのです。これはオープンマインドであり、“人相の改良”になります。
○声がやや大きい人。自己信頼が育っており、自分と相手をほめる人。
○現実的な目標に向かって、創意工夫し、努力している人。 開運法はあくまでも「本人の現実的な努力や行動」を後押しする手段です。
○約束や時間を守る人。お金を大切にしている人。
○自分の行動に責任をもち、周囲に感謝している。
「オープンマインド」はそれ自体が開運法になります。開運したいのなら、意識的に「開運しやすい人の生活パターン」を身につけましょう。
〔開運法の効果が出にくい人、衰運する人(クローズマインド)のパターン〕
○笑顔が少ない人。無表情だったり、表情が暗い人。
神仏が好む人間の感情は「陽気さ、うれしさ、楽しさ、面白さ、感謝」です。神仏は特に「笑顔の人」を好みます。暗い表情で神社仏閣開運法を行っても、効果が出にくいのです。
また、ネガティブな想いは暗い思念魄(しねんぱく)を発生させ、自分を守護しているご存在たちを弱らせ、遠ざけます。
○声が小さい人。自己否定して、周囲と談笑できない人。
○現実世界の努力はあまりせず、神仏や占い、スピリチュアルに依存している人。どんなに神仏に祈願したり開運法を行っても、勉強が足りなければ合格できません。
○約束を守らない人。キャンセルや遅刻が多い人。
約束を守らなかったり、キャンセルや遅刻が多いのは、自分を裏切り、相手に迷惑をかけているのですから、自ら衰運にしています。経営コンサルタントたちは異口同音に、「お金が儲からない経営者ほど、約束と時間を守らない」といいます。ある治療家は「キャンセルや遅刻が多い患者ほど治りが遅い」といいます。
○不平・不満が多い人。自分がうまくいかないことを他者のせいにしたり、言い訳が多い人。他人をけなしたり、攻撃する人。無意識の中では、「自分と他人の区別」はありません。相手をけなし、責めることは、自分をけなし、責めていることと同じです。
つまり、開運しにくい人は日頃、自らの人相を悪くし、自分を裏切り、相手に迷惑をかけるという衰運行動をたくさん行っているのです。時々開運法を行っても、あまり効果はあがらないわけです。