2025.1.11

新たな「鳳凰の時代」を目指して

 

2024年は日本の観測史上で、最も平均気温が高い年になりました。

世界的にも平均気温が高くなり、異常気象、干ばつ、洪水が多発しました。

アメリカでも広域の山火事、大型のハリケーンや竜巻など、気候変動の悪影響を受けています。

 

にもかかわらず、トランプ氏は地球温暖化対策に関心を示さず、

(石油、石炭、天然ガスなどを)「掘って掘って、掘りまくれ」と声高に唱えました。

 

そして、多くの国民の支持を得て、トランプ氏は次期アメリカ大統領に選出されました。

 

中国に次ぐ二酸化炭素の排出国であるアメリカ合衆国の国民がこの認識では、

今後、地球温暖化による気候変動は加速していくことが憂慮されます。

 

気候危機による生態系の変動や森林の伐採などにより、動植物の絶滅が急増しています。

 

ピュリッツァー賞(ノンフィクション部門)を受賞した『6度目の大絶滅』

(エリザベス・コンバート著、鍛原多恵子訳、NHK出版)には、次のようにあります。

 

「地球ではこれまで5度の大絶滅が起きている。(中略)

現在サンゴの数の3分の1、淡水産貝類の3分の1、サメやエイの3分の1、

哺乳類の4分の1、爬虫類の5分の1、鳥類の6分の1、植物の2分の1が

この世から姿を消そうとしている。(中略)

毎年、推定4万種のペースで人知れず進行しているのだ。

このままでは2050年には種の半分が消えてしまうかもしれない」

 

人類の手によって、恐るべき種の絶滅が加速しているわけです。

これほど種が絶滅していて、人類だけが無事なわけがありません。

 

実際、人口の増加と気候変動による農作物の不作により、

2023年の飢餓人口は約7億3300万人とされ、今後もさらに増える恐れがあります。

食糧の輸入にたよっている日本も、早急に食糧自給率を高めないといけません。

 

古代のメソポタミアのシュメール文明やインダス文明など、

文明の衰退・滅亡には気候変動が深く関わっています。

 

地球規模の気候変動が現文明の衰退・滅亡の主な原因の1つになる可能性が高いのです。

ある意味、現文明の“自壊”が起きているのです。

 

そして、一つの文明が終わりを迎える時、新たな文明が勃興します。

 

ただし、現文明からそのまま移行するのは無理です。

現文明は戦争と環境破壊をもたらす文明だからです。

 

現文明の自壊と新たな「鳳凰の時代」の誕生は、同時に進行していきます。

 

 「現代文明の自壊」と同時進行で、「鳳凰の時代」がだんだん現れてくる

 

中国の神話では「鳳凰は天下泰平をもたらす聖鳥」とされ、「平和、吉祥、繁栄」の象徴です。

私は21世紀のうちに、「鳳凰の時代」という新たな時代が現われてくると考えています。

 

「鳳凰の時代」とは大自然と調和した、平和と繁栄をもたらす新たな霊性文明の時代です。

それは「超人類、新次元人類、平和の志が高い人類」の3種の人類によって築かれます。

 

超人類は外見的にはいままでの人類と変わりませんが、

現人類よりも霊性や知性が格段に高い新しい人類です。

 

彼らは新たなる思想や技術を生み出すとともに、

人類が抱えているさまざまな問題を驚異的な方法で解決することができる

可能性をもった“人類の希望”です。

 

そして、超人類とともに鳳凰の時代を創る人類が、新次元人類です。

超人類のような特殊な能力はありませんが、

新次元人類は平和への志高い人類がある程度霊的進化をはたした人類です。

 

2025年は平和と繁栄をもたらす「鳳凰の時代」に向けて、行動を起こす年にしたいものです。

 

また、厳しい時代を乗り切るためにも、

産土信仰を軸とした各種開運法を行い、運がいい人間になっていきましょう。

 

同時に、日頃からなるべく善行を実践することで、「徳」を積んでいきましょう。