「天」とは「至誠、天に通ず」「お天道様はみてござる」の天です。神仏界を超えた最高次元の天を「宇宙の大いなる意志」といいます。
「地」とは産土(うぶすな)です。誕生した地域の守り神・産土の大神さまのことであり、広義では「大自然に神仏宿る」「万物同根」「生命尊重」の産土の心・産土思考になります。この産土を開運法の基本にしています。
「人(じん)」とは自己の内なる神性・一霊四魂を拝む自神拝(じしんぱい)をはじめ、各種の開運法・金運アップ術などです。
私は20代から、「至誠、天に通ず」を人生の指針にし、常に「天」を意識していました。「天」とは神仏を超えた世界であり、それが40代からの「宇宙の大いなる意志」へと発展しました。「天」を意識することで、高次のインスピレーションが湧くようになりました。
そして、「天」の思想、「地」としての産土開運法、「人」としての自神拝により、「天・地・人」の軸ができました。「産土」とは、大地にしっかり根をはるグラウンディングであり、そこから天へ伸びるようにします。これにより、開運力も強化されました。
己の志(向上心)をわが師とします。志とは“心指し”であり、「天」に意識を向けることです。皆さんも「天」を意識し、軸を定め、開運吉祥・和楽繁栄の道を歩んでいかれるとよいでしょう。
私が提唱する産土開運法は「人脈の質が上がる。上の縁が増え、下の縁が減る。タイミングがよくなる」という特長があります。
私は長年、江戸以前の古神道の研究をする過程で、江戸時代までの「産土」に注目し、開運の基本として再評価しました。そして、「産土」を21世紀版開運法としてバージョンアップさせました。
神社仏閣に参拝するのなら、まずは産土神社・鎮守神社です。
郷土(土地)そのものにいます神霊を「産土の大神」といいます。
平安末期より、産土の神に通じる「産神(うぶがみ)」という名前も使われるようになっていきます(参考・『神道辞典』堀書店)。室町時代には産神、氏神ともに「うぶすな」と呼んでいました。
現住所は引っ越しをすると変わりますが、私たちが生まれたところは一生変わりません。したがって、産土神社は一生変わらないので、「マイ神社」であり、一生の守り神になります。
「うぶすな」は開運の基礎体力であり、ここを強化させるのが開運の基本です。
産土(うぶすな)神社と鎮守神社は“本人の産土の大神さまや鎮守の大神さまに祈りが通じやすい神社であり、本人の開運招福にとって最重要な神社”です。
ここで、「産土」と「氏神さま」の違いを説明しましょう。
「氏神さま」というのは本来、それぞれの氏族の守り神です。
たとえば、神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮は源氏の氏神であり、奈良市の春日大社は藤原氏の氏神になり、土地とは直接関係がありません。
「産土」とは文字通り、土地神なのです。 氏神が通称になったのは明治以降です。
今は、「産土さま」も「鎮守さま」も「氏神さま」も全部混同して、まとめて「氏神さま」と呼んでいるのです。
「大地に神宿る」というのが、産土の世界です。産土は大自然の“生命の基本単位”です。
地球ほど多種多様な生命にあふれた星はありません。これは地球が産土の力が強いからです。
産土は環境保全、人類の平和の基本理念になります。産土とは「生命尊重、多様性、人類みな同胞、万物同根、宇宙同根」であり、宇宙の基本原則です。
また、産土の世界はグラウンディングです。グラウンディングとは「大地にしっかり根をはる」ということであり、大樹はグラウンディングすることで、天高く幹を伸ばしていけます。
人間は天地自然に生かされています。天地自然と共生することです。人類の師は天地自然です。天地自然の道理に順応し、慈愛の心で智慧を発揮することで、発展向上していきます。大自然を愛でる人間を、神仏は特に愛します。
神仏界は「人類をはじめ、一切の生きとし生けるものの守護」をつかさどります。神仏界よりも上位世界を「天」といい、〔多重次元の天界〕が存在しています。
その〔多重次元の天界〕の神秘的な力と光を、「超次元世界の尊星王帝柱」という特殊な光のルートで降り注ぐ方法を、「天の開運法」といいます。
ここで、多重次元の天界について、説明しましょう。
「宇宙の大いなる意志」は宇宙最高の叡智であり、宇宙の大いなる意志は、宇宙が調和された宇宙大生命体に進化することを望んでいます。
「超次元世界」は〔宇宙の大いなる慈愛〕が満ちた世界です。
次に「太元(たいげん)の原則界」があります。
太元の原則界は〔宇宙創成の根源世界〕であり、宇宙の根本法則、因果の法則をつかさどる世界です。時の太元天帝、空(くう)の太元天帝、宇宙天帝がおられます。
そこから、「表の原則界」と「裏の原則界」が生まれます。
表の原則界は「万物の宿命・運命をつかさどる世界」であり、天帝、上帝、大帝で表現されます。守護界としての陽の神界、陰の仏界を生み出します。つまり、神仏界の元の世界です。
裏の原則界は「霊的世界の秩序と管理をつかさどる世界」であり、大星帝、大星君で表現されます。秩序界としての幽冥の帝君族・神族を配下にもちます。地球の霊界では、閻魔(えんま)王をはじめとした十王が幽冥の帝君族にあたります。
「太元の原則界・表の原則界・裏の原則界」の宇宙法則(摂理)は、人間の生き方の指針である「天地自然の道理」になっていきます。
原則界の流れとは別に、宇宙の大いなる慈愛からの別枠の流れとして、「光のミロク界」と「光の鳳凰界」が存在します。
光のミロク界は地球や太陽系の調和と霊的進化、光明化のために働いてくださっている救済ご存在たちです。
光の鳳凰界は調和と平安をもたらす高位のご存在たちです。ここまでが天界になります。
宇宙の大いなる意志のもと、霊的宇宙や銀河系、太陽系の『一切の生きとし生けるもの』は曼荼羅状に進化し続けています。 進化と調和こそ、原則界・神仏界・人間界の天命です。
天と地をつなぐ存在が人間です。「内なる開運法が、外なる神社仏閣開運法の効果を増す」ということです。神社仏閣開運法は、外なる神仏から助けを受ける方法ですが、神社仏閣開運法の効果を高めるには、内なる開運法が大切です。
開運する人は「自分の人生の主導権」を常に自分がにぎっています。まず、「人生の主導権をにぎる」という中心軸をもつことです。人生がうまくいかない人ほど、自分以外(親・家族、環境、職場の人間関係など)に原因を求める傾向があります。それは、自分の人生の主導権を他者に渡しているのと同じです。
「私の人生の主導権は私がにぎる!」と宣言しましょう。自分の人生の主導権をにぎることで、より良い環境を創っていくことができます。
ここで、内なる開運法についてご説明しましょう。
○古神道の最奥義【自神拝】
自神拝は内なる神性・一霊四魂を拝み、自己の内面と対話し、調和をはかり、「自分の人生の主導権を、常に自分がにぎる」ための秘伝行法です。自神拝によって、自分の一霊四魂と産土の守護曼荼羅を強化します。
〇自己信頼開運法
「自己信頼」は、幸せになる能力を高めるための精神的源泉です。「自己信頼開運法」で、各種開運法の効果を高めます。人間関係がうまくいっていない人は、実は〈自分自身との関係性〉がうまくいっていない人が多いのです。人間関係がうまくいっていない人ほど自分をほめることがありません。むしろ自己否定をしています。まず〈自己との関係性〉を良好にする必要があります。
さらに、
○前世・先祖のカルマを昇華する開運法
○宿命・運命を浄め、改良する開運法
○赦しと和解の開運法
○「過去の自己」を肯定する言霊行
○早朝4時起き祈願法
○21日慎食行
などさまざまな開運法があります。
詳しくは、『超開運・神さまがあなたの成功を後押ししてくれる神社参拝法』をお読みください。