2024.12.7

「忘れてあげる」ことは人生の開運に必要な技術

 

私が長年開運カウンセリングをしていて、人生がうまくいかない人たちの中には、

親や配偶者のネガティブな言葉や行為をいつまでも憶えている人がいます。

そして、心の奥で相手を恨んでいる場合もあります。

 

親はとっくに死んでいるのに、自分が子ども時代に親から受けた仕打ちをずっと憶えているケースもあります。

 

また、配偶者の心ない一言が、その後の夫婦関係に不和をもたらすことも少なくありません。

 

心情的には理解できますが、それが執着になっていると自分の人生のブレーキになるのです。

 

実は開運しにくい人たちは、その“執着心(忘れない心)”が妨げになっているパターンがあるのです。

 

ミロク北辰の大神さまのメッセージです。

 

 《「忘れてあげる」ことは、人生をより良くするための「開運の技術」です。

ポイントは、“自分の開運のために”忘れてあげることです。

「忘れてあげる」ことは慈悲の心に通じます。

慈悲の心で、なるべく忘れてあげましょう》

 

さて、「人を恨めば穴二つ」であり、相手も自分も衰運になっていきます。

 

古代中国の春秋時代に、伍子胥(ごししょ)という政治家がいました。

楚の平王から父と兄を無実の罪で殺され、伍子胥は隣国の呉に亡命しました。

 

後に伍子胥は呉の王の信頼を得て、高官になりました。

そして、呉の軍を使って楚を滅ぼしました。

 

伍子胥は復讐のため、兵士に命令して、

楚の平王の墓をあばいて、遺骸にムチ打ちをしました。

 

しかし、その後、楚は復興して、呉の支配から脱しました。

 

伍子胥は呉の次の王と対立するようになりましたが、

王に対して「隣国の越の侵攻を警戒し、対処すべきだ」と強く諫言しました。

 

しかし、王は伍子胥の諫言を無視して、逆に彼に自死を命じました。

つまり、伍子胥は復讐ははたせましたが、最後は自害することになったのです。

 

“復讐という毒”が自分をも滅ばすことになったわけで、まさに穴二つですね。

(着々と侵攻の準備をしていた越は、ついに呉を滅ぼしました。

伍子胥の警鐘は的中してしまったのです)

 

 執着や恨みは“毒”になって、自らを苦しめる

 

執着や恨みという毒も、自分の人生や健康を害します。

つまり、自家中毒を起こすわけです。

 

実は執着や恨みは、無意識の中のシャドーに蓄積されます。

蓄積されたネガティブな想いは、後に表面化して自らを苦しめることになるのです。

 

開運法を行っても、もう一つ成果があがらない人は、

執着心が強かったり、恨みを忘れていないことがあります。

 

それを防ぐには、相手への恨みやネガティブな言葉を「忘れてあげる」ことです。

 

人類に紛争や戦争が絶えないのは、「目には目を、歯には歯を」と報復を繰り返すからです。

 

老子は「怨みに報いるに徳をもってす」と説きましたが、

そこまではいかなくても、「忘れてあげる」ことはできると思います。

 

21日間「赦しと和解の開運法」を行った後は、意識的に「忘れてあげる」ことが必要です。

ふと思い出すことはあるでしょうが、自分のためにも「さっさと忘れてあげよう」と思うことです。

 

 

※「赦しと和解の開運法に関しては、CD『実践・赦しと和解の開運法と宇宙の大いなる慈愛』をお聴きください。

 


 

2024.11.23

自分が信じている「内なる事実」が“現実”とは限らない

 

人間は“思い込み”をしやすく、勘違いしやすい存在です。

「人間は真実を信じるのではなく、自分の認知により、自分が信じたいものを信じる」

という傾向があります。

これを「認知バイアス」といいます。

 

「それは自分が真実だと信じているだけで、事実ではない場合がある」

と認識する必要があります。

 

近年、SNSが普及し、SNSから多くの情報が発せられています。

問題は“真偽不明”の情報が多くあり、玉石混交であるということです。

 

したがって、SNSの情報に偏り、安易に信じるのは危険です。

(「これが隠された真相だ」というネット記事は要注意です)

 

私の場合は「新聞、テレビ、ラジオ、SNS」を比べて、

その4つに共通している事柄を“現実に近いもの”だと考えています。

(意外とラジオは本音を語っていることが多くて、おもしろいと思っています)

 

また、同じ現実を見ても、人によってその受けとめ方が違います。

しかし、その受けとめ方が「内なる事実」として認識されます。

 

作家の池波正太郎氏は次のように述べています。

 

「人間の世界の大半は〔勘ちがい〕によって成り立っているのではあるまいか」

(『日曜日の万年筆』池波正太郎著、新潮文庫)

 

人間は勘違いしやすい生き物だと認識し、自分を客観視する必要がありますね。

 

 「現実」から自分の認識を見直す

 

人間関係がうまくいかない人の場合、“思い込みが激しい”傾向があります。

 

「内なる事実」が真実だと思うあまり、現実を否認しているケースもあります。

 カルト宗教を信じていたり、詐欺にあうのもこのケースです。

 

「現実」から、自分のいままでの認識を見直すことが必要です。

 

自分の「内なる事実」と「現実」を比較して、「現実」を優先させることです。

そして、「現実」から、自分の「内なる事実」を見直す必要があります。

 

時々、次のように唱えるとよいでしょう。

「私は現実を直視する。

私は現実をあるがままに観る。

そして、現実を1つずつ改善していく」

 

人間は厳しい現実をなるべく見ないようにする傾向があります。

この厳しい現実を直視する勇気が、自分の人生を好転させるスタートになります。

 


 

2024.11.10

向上心をもって天命を歩む時、「もう一人の自分」からの導きがある

 

開運した人、成功した人の中には、「もう一人の自分に導かれた」という人たちがいます。

私自身も30代から、重要な局面において「もう一人の自分」に導かれた実感があります。

 

どの方向に行ったらよいか、または何か問題が発生した時、

「夢の中で方向性(または解決法)を示してください!」と強く念じると、

夢の中に、もう一人の自分がいつの間にか現われて、

いろいろアドバイスをしてくれるパターンが多かったのです。

 

その際、私が普段使わない単語(キーワード)が出てきて、

目覚めた後にその単語の意味をくわしく調べることもありました。

 

この経験が「一霊四魂との対話」開運法の開発につながりました。

 

この「もう一人の自分」とは本人のハイアー・セルフ(高次の自己)であったり、

内なる神性・一霊四魂であったり、

産土の守護曼荼羅のご存在たちの変化(へんげ)存在である場合もあります。

 

向上心をもって天命を歩む時、高次のご存在からの何らかの導きがあるものです。

 

人間は“外なる状況”に関心が向きがちですが、時には「内なる自己」に心を向けることです。

 

そして、内なる「心の声」に耳を傾けることです。

「答えはわが内にあり」です。

 

また、努力していても結果が出ていない人は“方向性”が違う場合があります。

本人の「一霊四魂の願い」と違う方向に努力していますと、

“綱引き状態”になり、立ち往生してしまいます。

 

一霊四魂の願いと同じ方向を歩むと願望の実現力があがり、運もよくなります。

 

「とってもありがたいわが一霊四魂の願いを私が願いとして、

わが一霊四魂と同じ方向に向いて、人生を歩んでいきます!」

と宣言し、一霊四魂の願いに耳を傾けることです。

 

その方法が「自神拝」であり、「一霊四魂との対話」開運法です。

 

  人生の開運には「運」や人間の深層心理という要素を考慮する

 

さて、人生の成功には「運」が必要です。

松下幸之助翁は記者から成功の秘訣をたずねられた時、

「90%が運ですな」と答えています。

 

私は20代の頃、「人生は自分の努力で創っていくものだ」と思って、

占いにはあまり興味がありませんでした。

 

そこで、成功哲学に興味をもち、いろいろ実践しました。

うまくいった部分もありましたが、人生が大きく好転することはありませんでした。

 

成功哲学では「強く念じ、行動すれば、必ずかなう」といいます。

半分はその通りなのですが、人間の深層心理や「方向性」「運」という要素が考慮されていません。

 

その後に、ユング心理学を詳しく学び、

「人間は無意識の中に顕在性格と反対の性格(シャドー)をもっている」

ことを知りました。

 

人間は何か目標に向かって行動する際、

心の隅に「達成できないのではないか」という不安があります。

 

成功哲学では、「不安になると不安な事柄が現実化するから、

とにかく『自分はできる!』と強く念じることだ」といいます。

 

しかし、不安な心を抑圧すると、無意識のシャドーコンプレックスを増大させます。

自分の心を偽ることにもなり、ある程度成功してもどこかで破たんします。

 

不安を打ち消すのではなく、

不安を認め、不安な要素を1つずつ減らしていくことが必要です。

 

私は30代になって、「やはり人生には運という要素が強い」と思い、

東洋運命学と秘伝開運法を学ぶことにしました。

 

実際、私が開運カウンセリングをしていますと、

離婚の相談の90%は九星気学の相剋(相性がよくない)です。

 

また、四柱推命の空亡(天中殺)の時にトラブルが起きたり、

運命が下降した人の割合も80%以上です。

 

占いに“依存”するのが問題であり、

開運するために東洋運命学を上手に“活用”するとよいのです。

 

「備えあれば憂いなし」で、東洋運命学で傾向を知り、

産土開運法をはじめとした各種開運法や宿命運命の清めと改善法、

開名(開運する改名)などで対策をうつことが肝要です。

 

※自神拝に関しては、

CD『最奥義・自神拝とチャクラの活性化、産土の守護曼荼羅の強化法』

をお聴きください。

 

※「一霊四魂との対話」開運法に関しては、

CD『鳳凰の国「日本」の復活と実践「一霊四魂との対話」開運法』

 をお聴きください。

 


 

2024.10.26

現実的な対策を打った上で、祈りや開運法を行う

 

何か問題が起きた時、神仏への祈りや開運法だけで解決しようとする人がいます。

たまに解決することがありますが、時間が経つと似たような問題が起きることがしばしばです。

 

なぜなら、問題が発生する原因は何も変わっていないからです。

特に、家族間の問題の場合に起きがちです。

 

信頼できる人や行政、弁護士等と相談をした上で、現実的な対策を打つことです。

(市町村の広報誌でも相談窓口を紹介しています)

 

現実的対策を打った上で、その対策がうまくいくように祈ったり、開運法を行うとよいでしょう。

この順番が違うと、結果は出にくいのです。

 

たとえば、私が開運カウンセリングをしていた頃、

時々、夫婦間の DV(ドメスティックバイオレンス)の相談がありました。

 

DVを行う人は、激高して暴力をふるった後、ほとんどの人が急にやさしくなります。

そして「2度と暴力は振るわない」と誓います。

 

しかし、時間がたつと再び暴力をふるいます。

その後はやはり、やさしく振舞います。

 

相談者は、「普段はやさしいのですが、急に暴力をふるうんです。

ただ、暴力の後はやさしくなるので、つい許してしまいます」

と言うことが多いのです。

DV問題ではほとんどがこのパターンです。

 

実は、DVは「暴力とやさしさがセット」なのです。

DVの配偶者が見せる“やさしさ”にだまされないことです。

 

私は相談者に次のように話します。

「そもそも配偶者に暴力をふるったり暴言を吐く人は、相手の尊厳を踏みにじっています。

いわば結婚の不適格者”です。

 

私があなたの立場なら、離婚を決意します。

暴力をふるう人がいたら、安心して暮らすことはできませんからね。

 

すぐに離婚できないのなら、まずは別居を考えるとよいでしょう。

それから、経済的な自立もはかっていくことです。

そして、離婚に向けて弁護士に相談することです。

 

これらを行いながら、スムーズに離婚できるように、

産土の大神さまをはじめ産土の守護曼荼羅のご存在たちにお願いするとよいですよ」

 

DVを受けている人は内に大きなストレスをかかえて、心身を病みやすくなります。

また、子どもや周囲の人に不満のはけ口を向ける人もいます。

 

無意識の中にあるシャドーに不満や怒りが蓄積し、臨界点に達して“暴走”をする前に、具体的対策を打つことです。

 

 無用な苦労をしないで、イキイキと生きる

 

人生には有益な苦労と、無用な苦労があります。

有益な苦労はそれが人生の糧になり、自分を鍛え、成長させるものです。

 

無用な苦労とは、苦労しなくてもよいことに苦労し、

大きなストレスをかかえ、人生の可能性と自由度を狭めることです。

 

私は我慢して結婚生活を続けている人を見ますと、

「そこまで我慢・忍耐する必要はない。

わざわざ無用な苦労をしなくてもよいのに」と思ってしまいます。

 

意外と、神仏は人間の結婚・離婚にこだわっていません。

守護の神仏は、人間が「人生をイキイキと生きて、楽しく有意義な人生を送ってほしい」と願っています。

 

無用な苦労をしていると思う人は、まずは環境を変える“勇気”をもつことです。

 

そして、DVを行う配偶者と結婚してしまった自分を反省することです。

反省がないと、再びDVの人と結婚してしまう場合があるからです。

 

また、ネガティブな相手との結婚・離婚には、前世や一族先祖のカルマと過去のトラウマやコンプレックスも関係しています。

 

開運法としては『赦しと和解の開運法』と、『前世・一族・先祖のカルマ昇華法』を行うと良いでしょう。

  


 

2024.10.13

トラブルが多い家系に生まれた理由は何か

 

私が前世セッションを行っていて、時々、

「私は経済面をはじめトラブルが多い家系に生まれました。

その理由は何でしょうか?」

という質問を受けることがあります。

 

その原因は前世や先祖一族に「戦争のカルマ」「宗教的カルマ」が深い場合が多いのです。

 

たとえば、「宗教的カルマ」としては比叡山焼き討ちが有名です。

室町幕府6代将軍・足利義教(よしのり)は1434年、比叡山を攻撃しました。

その後、1441年に家臣の赤松氏から謀殺されました。

 

守護大名の細川政元は1499年、比叡山の大規模な焼き討ちを行いました。

その後、1507年に自宅で暗殺されました(永正の錯乱)。

 

織田信長も1571年、大規模な比叡山焼き討ちを行いました。

その後、1582年に家臣の明智光秀に謀反を起こされ、本能寺の変で自害させられました。

 

神社仏閣を焼き討ちすると、本人の非業の死を招きます。

(神仏すら畏れない人物は人間への思いやりもないので、謀反を起こされるものです)

 

神仏へ直接的なご無礼・罪をおかすと、当然ながら、

自分の産土の守護曼荼羅のご存在たちから守護を受けられなくなります。

そして、そのカルマは一族や子孫にも悪影響を与えるのです。

 

また、源平合戦や南北朝、戦国時代に、前世の自分や先祖たちがほかの豪族を襲い、

その豪族の生命、土地、財産を奪ったケースが多いようです。

 

特に戦国時代は全国的に相手の領地の奪い合いをしました。

いわば日本全国で略奪をしていたわけです。

 

源平合戦においても、東大寺や興福寺などを焼き討ちしました。

先祖が戦国時代などで、神社仏閣を焼き討ちしている場合もあります。

 

大規模な焼き討ちは、相手の財産を消滅させる行為です。

したがって、「作用・反作用の法則」で今度は自分たちが財産を消滅させられるわけです。

 

それから、明治時代において、廃仏毀釈や神社の統廃合を“積極的に”行った先祖がいる場合もあります。

どの一族にも神仏へのご無礼がありますが、“積極的に”行った場合、よりトラブルが多い家系になります。

 

これらが今世において自己破産やトラブルが多い家系に生まれる原因になっており、

“カルマの清算”という形になってあらわれるわけです。

 

「戦争のカルマ」「宗教的カルマ」が深い家系は、今世のうちにさらなる“カルマの昇華”を行うことです。

 

※カルマの清算とは、不幸現象による苦しみによってカルマをクリーニングすること。

 

※カルマの昇華とは、神仏やミタマたちへの前世一族先祖のお詫びを行うとともに、

カルマ昇華の真言等によって、カルマの質を変えて不幸現象やトラブルを減らすこと。

 

開運法としては、CD『自分でできる前世一族先祖のカルマの昇華法』によってカルマ昇華を行うとよいでしょう。

 

さらに、CD『意識と無意識の調和、シャドーの浄化法』にある、

「一族先祖のネガティブな認知・想い・誓願を解除する誓い」

「前世のネガティブな認知・想い・誓願を解除する誓い」を 21日間行うとよいでしょう。

 


 

2024.9.29

天命への志がある者に大いなる守護と後押しが発動する

 

天命への志がある者には、産土の守護曼荼羅のご存在たちの大いなる守護と後押しがあります。

神仏が人間に天命をやって欲しいと思っているからです。

 

天命に沿った仕事が「天職」です。

英語ではコーリング(calling)といわれ、内なる自己からのコール(呼び出し)があるというのです。

 

一霊四魂がイキイキするのが天命・天職を行っている時です。

「天職を行うと、運が向いてくる」という格言は、

一霊四魂が力を発揮し、それに伴い神仏の後押しがあるからです。

 

私はある時、神仏にこういう質問をしたことがあります。

 

“どうして神仏は人間を守護するのですか?”

 

《守護するのに特別な理由はありません。ただ人間を守護したいのです》

 

産土の大神さまのように担当としての働きは当然あるのですが、

絶対に守護しなければならないという義務はありません。

それでも助けてあげたいわけです。

 

だから、神仏が守ってあげたくなるような人間になれば、

神仏はいくらでも守護してくださるものなのです。

 

神仏は志をもってイキイキと生き、社会の役にたっている人、

大自然を愛でる人を、特に守護するものなのです。

 

そして、天命を歩み出すと、今かかえている問題や悩みの意味がわかり、

そこから解決策がみえてきます。

 

私自身、自分の天命を歩むにしたがって、運命が大きく開けてきたことを実感しています。

 

さて、人間とはだれかに認められたい生き物です。

その証拠にだれかから感謝されたらうれしいですよね。

認められたから、うれしいのです。

 

天命は自分の好きなこと、経験、得意分野を生かして、

地球や大自然、社会に役に立つことであり、また自分が面白いということです。

具体的には「天職・素質・適性・生き甲斐」という形になります。

 

素質は誰でも持っています。それに気づいていないだけです。

農業、料理、教育、政治、文学、経済、環境、芸能、芸術、美術、

スポーツ、治療、健康、ボランティア、ITなど、

さまざまなジャンルにそれぞれの才能があります。

 

それぞれのジャンルにおいて、

社会の役に立つという志をもって行動することが大切になります。

 

天命だと意識してやっていなくても、天命を歩んでいる人たちもいます。

仕事を通じて地球や人類に貢献している人もいます。

 

しかし、はっきりと《天命》を打ち出して明確に意識化した方が、やりやすいのです。

 

私自身、30代半ばで、内なる自己との対話の中で、

「天命・天職をやりたい!」という強い欲求がありました。

 

それにより、サラリーマンをやめて自営業になり、

開運カウンセリングや講座を開き、本を出すようになりました。

 

私は天命の方向に向かった時、自分が予想していた以上に開運しました。

ある意味、天命の志をもってその方向に向かうことが、開運の秘訣になるのです。

  


 

2024.9.14

歴史的な天命思想と新たな天命論

 

天命とは人生の目的であり、ある意味“天との約束”です。

地命とは前世で自分が足りなかった事柄を、今世で補おうという“自分との約束”です。

 

私の直霊(なおひ)の大神であるミロク北辰の大神さまのメッセージです。

 

《天命とは文字通り「天(宇宙の大いなる意志)の命」であり、天命は人間だけでなく、神仏にも天命があります。

 

神仏にはより進化発展し、大霊界を次元の高い光輝く世界にするという天命があると同時に、

人間社会を楽土にするための加護と後押しをする天命があります。

 

人間は本来、肉体をもった神、すなわち現津神(あきつかみ)です。

そして、現津神として物質世界で高天原・地上天国を創るという天命があります。

 

もちろん人間は発展途上の存在であり、さまざまな問題をかかえています。

 

人間が天命に向かって歩む時、それは「宇宙の大いなる意志」のご意向に沿うことなので、

産土の守護曼荼羅のご存在たちは元気になり、大いなる加護が発動します》

 

さて、天命という言葉は古代中国の聖なる王が、

「天帝の命を受けて、地上に楽土(すばらしい世の中)をつくる」という思想から出ています。

 

暴君が出た後に聖王が現れて、天命を受けて新たな王朝をつくったとされます。

天命とは「地上に楽土をつくる志」になります。

 

天帝や上帝は、天の主宰者という意味があります。

私は天帝や上帝の世界を「原則界」と名付けました。

原則界は天地の摂理や、人類の宿命運命をつかさどります。

 

後に天帝や上帝になぞらえて、皇帝という言葉を人間が使うようになりました。

中国では、皇帝が天命を受けるという感じだったのです。

そして、だんだん政治指導者や精神指導者たちが天命を意識してきました。

 

「宇宙の大いなる意志」とは、原則界である天帝よりも上位概念です。

 

また、「歴史はシュメールに始まる」といわれる古代メソポタミアのシュメール人の神話にも、

神々と人間の物語の中に、「天命の印」「天命の書板」が登場します。

 

古代において、神々や人間には天命があるという思想があったわけです。

 

日本の哲人・西郷隆盛は「敬天愛人」と言いました。

東洋人にとって、「天がご照覧ある、天の命によってこの地上をよくするのだ」という天の思想がずっとありました。

 

私は天命思想を現代的視座で復活させているわけです。

 

私は「宇宙の大いなる意志」という新たな“天の思想”と、「産土」という古来の“地の思想”、

「一霊四魂」という古くて新しい“内在の神性”論を組み合わせた、

 「天・地・人」の三位一体論を提唱しています。

 

※「天・地・人」の三位一体論に関しては、CD『霊性の覚醒と伝説の大神業・幽斎神事』をお聴きください。

 


 

2024.8.31

心の自由度を高めるために、日頃から「自己選択の口グセ」を多用する

 

願望が実現しにくい人は、「できなかった」「やれなかった」という口グセが多いのです。

それを「やらなかった」「しなかった」に変えると良いでしょう。

 

「できなかった」「やれなかった」は他動的な言い方です。

他人や事柄が中心で、自分はその影響を受けたということになり、

自分がやらなかったことの“言い訳”になりやすいのです。

 

それに対して、「やらなかった」「しなかった」は自動的です。

「やれるけど、やらなかった。しなかった」になります。

 

つまり、自分で行動を“選択”したことになります。

しなかっただけですから、今後は自分が“とっとと”やればよいのです。

 

行動形の「自己選択の口グセ」を使うことが人生を開くコツであり、運気アップにつながります。

 

「貯蓄ができない」→「(自分が)貯蓄をやらなかった。今から毎月〇〇円貯蓄しよう」

 

「やれなかった」→「やれるけど、しなかった。これからはすぐやろう!」

 

「できるはずがない」→「できるところから始めよう」

 

「親が塾に行かせてくれなかった」→「自分で成績が上がるように創意工夫しよう」

 

「~しないとダメだ」→「~するとすばらしい。~できるとすごい」

 

「~しかない」→「~もある。ほかにも方法はある」

 

自己選択の口グセは「自分の人生に責任をもつ」ことにつながります。

 

人生の失敗や不都合なことを、他者(家族、会社、世の中)のせいにしているうちは開運しません。

 

なぜなら、他者のせいにすることは、結果的に他者に支配されることになるからです。

他者から支配されながら、自由を手に入れることはできません。

 

精神と行動の自由を手に入れたいのなら、自己選択の口グセから始めることです。

 

自分の人生に責任をもつ覚悟がある人は、何事も自分でしっかり考えて行動します。

それが開運し、成功することにつながります。

 

 「私益・他益・社会益」を重ねる生き方をする

 

人間社会において、私益と他益、社会的な利益が対立することがあります。

「こちらを立てれば、あちらが立たず」というケースがあります。

 

実は人生で開運している人は、「私益・他益・社会益」を重ねている人です。

3つの利益が“同心円上”に重なることが望ましいのです。

 

自分だけの利益に偏らず、自己を犠牲にもしないことです。

エゴイストは自己の利益に執着する人です。

 

自己犠牲をする人はその心根はよいのですが、

誰も犠牲にならない“智慧”をもつ必要があります。

 

相手を動かそうとする時、相手の利益になることが必要です。

「相手の利益になりながら、自分の利益にもなり、それが社会の利益にもつながる」

ことを目指すと良いでしょう。

 

古代ローマの大政治家であるユリウス・カエサルや幕末の志士・坂本龍馬は、

それが得意だったので、大きな仕事を成すことができました。

 

 

何か行動する時、

「それは私益・他益・社会益になっているか」

「何をすれば私益・他益・社会益が重なるか」

と自問自答するとよいでしょう。

  

そうすることで、創意工夫につながり、新たなアイデアが生まれます。

 


 

2024.8.17

「善か、悪か」という極端な考えが無意識の中に“悪”を増殖させる

 

平穏な人生を送るには、人間には「表の性格」と「裏の性格(シャドー)」があることを認識し、

特にシャドーのコントロールをする必要があります。

シャドーのコントロールは開運にとって、重要なことです。

 

物事を極端にとらえると、シャドーに正反対の想いが蓄積します。

物事を何でも「善か、悪か」ととらえ、自分にとっての善を選択していると、

無意識の中に自分が認識した“悪”を増殖させてしまうのです。

 

世の中には陰謀論など極端な説が流布していますが、注意が必要です。

何事にも中庸(中道)が大切であり、意識的にバランスをとることでシャドーをコントロールすることです。

 

偏った思考がマイナス思考を生み、それがネガティブな感情を生みます。

日本人は「無理をする。頑張り過ぎる。やり過ぎる。極端に走る」という傾向があります。

やり過ぎは不足よりも劣っています。

 

近年、身内同士でのトラブルや殺人事件が増えています。

これは長年、鬱積(うっせき)したネガティブな感情が暴発して起きるケースが多いのです。

 

無意識のシャドーにたまった不満や恨みが臨界点に達した時、

相手の人生だけではく、自分の人生をも壊す行為を行ってしまうわけです。

 

シャドーのコントロールには、「認知を見直すこと」と「自己信頼を育てること」が重要です。

 

認知心理学では「自分の認知(もののとらえ方・受けとめ方)が感情を規定している」ととらえています。

認知とは「物事をどう見るか、どのように受けとめるか、それに対してどのような態度をとるか」ということです。

 

何かトラブルがあった時、「ああ、自分は運が悪い」ととらえてガッカリするか、

「よし、トラブルを解決して、同じようなトラブルが起きないように改善しよう」

と前向きにとらえて行動するかでは、大きな違いですね。

 

つまり、「認知→感情→行動」というプロセスになります。

 

その人がネガティブな認知をしていると、シャドーも暗くなり「心の闇」が深くなります。

ポジティブな認知力をつければ、感情をコントロールすることができます。

それが自分のシャドーをコントロールすることにつながります。

 

  自分と相手に敬意をもつことで、ネガティブなシャドーを蓄積させない

 

さて、誰でも憂うつな気分になることがあります。

大切なことは、憂うつな気分から“早く脱する”ことです。

 

自己信頼があると、憂うつな気分は続きません。

自己信頼の中で最も重要な項目は、「自分と相手に敬意をもつ」ということです。

敬意をもてば、ネガティブなシャドーになることを防ぎます。

 

「自分に敬意をもち、自分を好きになり、自分を肯定的にとらえる」ことが、

ネガティブなシャドーを蓄積せず、機嫌よく暮らすコツです。

 

ゴータマ・ブッダは「一切の生きとし生けるものは幸せであれ」と、慈悲の言葉を説きました。

 

慈悲の言葉は自分の感情も癒します。

同時に「善悪を超えた、万物調和の祈り」として、今後の人類にとても有効な祈りといえましょう。

 

日頃から言霊開運法として、この「一切の生きとし生けるものは幸せであれ」を称えるとよいでしょう。

 

そうすることで、機嫌も良くなり、運気もアップします。

自分と相手に敬意をもち、バランス感覚をもてば、平穏な開運生活を送る基盤になります。

 


 

2024.8.3

認知行動開運法で意識的に「運がいい人生」にしていく

 

「運がいい、運が悪い」「運がある、運がない」といいますが、運は“つけていく”ものです。

 

福運とは一種の気エネルギーですから、自分で創ったり招くことができます。

 

原因があって、結果があらわれます。

開運と招福の種をまいて、育てて、たくさんの果実を実らせましょう。

 

開運とは、心と人生、お金が豊かになり、

精神的豊かさ、経済的ゆとりをもって、社会的貢献も行うことだと私は考えています。

 

「開運招福」は思想・信条ではなく「技術の世界」であり、それを習慣化することです。

小さな開運習慣の積み重ねが、大きな開運と招福につながります。

 

近年、確実に効果が出ると話題になった「レコーディングダイエット」があります。

これは日々の摂取した食べ物、カロリー、体重を記録するダイエット法です。

 

つまり、人間はその事柄を常に認知していると、自然にその方向に意識が向き、

それほど無理をしないでも成果があがるということです。

 

実は、開運や豊かさもまったく同じ原理です。

 

「認知行動開運法」において、次の4つが基本です。

 

1 やや声を大きく、ハキハキと話す

 

私が開運カウンセリングをしていて、

声が小さな人は誰かに主導権をにぎられやすく、人生がうまくいっていないケースが多かったのです。

相手と話す時は、意識的に「やや声を大きくする」のは開運には必要不可欠です。

 

 

    大いによろこび、うれしがり、味方を増やす

 

2 大いによろこび、うれしがり、味方を増やす。

 

人間は相手に何かしてあげた時、とてもよろこばれると、「またやってあげよう」と思うものです。

神仏も同様で、人間がよろこんでいると、さらに守護と後押しをくださいます。

 

神仏は人間の感情のうち、「陽気である。うれしい。楽しい。おもしろい」という感情を好みます。

つまり、人間がイキイキと生きている姿をよろこぶのです。

 

誰かから何かしてもらったら、大げさなほどよろこぶことです。

味方が多い人はこの「大いによろこぶ」行為をしています。

 

3 自分と相手をねぎらい、ほめて、心に栄養を与える。

 

人間はほめ言葉を“心の栄養”にします。

人間関係を良好にするには、相手の長所をみつけて、ほめることです。

 

自分自身との関係を良くするのも同様で、自分の長所をみつけてほめることです。

神職の祝詞も、神々を賛美する言葉で構成されています。

「ほめ上手」が人間関係を良好にし、神仏にも好感を持たれます。

 

4 ややずうずうしい。周りからサポートを受けるのが上手。

 

人生がうまくいっていない人たちは、妙に遠慮している人が多いのです。

開運するには「ややずうずうしい」くらいがよいのです。

(あまりずうずうしいと嫌われますから、この“やや”がポイントです)

 

自分が苦しい時は、周囲からサポートを受けることです。

何か困ったことがあったら、行政などに相談してみることです。

 

サポートを受けたら、大いによろこび、感謝しましょう。

 

 

※具体的な開運法は、 CD『創運・増運のための開運法と言霊実現の神秘力~神仏への開運祈願法と口グセ開運法、チャクラ手相術』をお聴きください。

 


 

2024.7.20

「おかげ様で」「ありがとうございます」という開運の言霊を口グセにする

 

私が開運カウンセリングをしている頃、実感したのは、

他者(家族、会社の上司、同僚など)に対する不平不満が多い人ほど、

さまざまなトラブルに巻き込まれやすい(または起こしやすい)傾向があります。

 

「トラブルが多いから、不平不満が多くなるのだ」という人もいますが、実際は逆です。

不平不満をいつも言っていると人間関係が悪化しますので、トラブルが起きやすいのです。

 

また、「類は友を呼ぶ」という引き寄せの法則で、

潜在意識が“不平不満を言いたくなる事態”を引き寄せてしまうのです。

 

不平不満を口にすると、そのネガティブな波動を発します。

「波長同調の法則」で、そのネガティブな波長にあった人物や物事を引き寄せるのです。

不平不満が多い人は人相や手相もだんだん悪くなります。

 

とはいえ、聖人君子でないかぎり、不平不満をまったく言わないことは無理ですね

ただし、不平不満の“割合”を減らすことはできます。

 

不平不満の反対が「感謝」です。

 

不平不満が多い場合は、周囲や大自然への感謝が足りない場合がほとんどです。

日頃から感謝の言葉を発していれば、不平不満が比例して減ります。

 

日頃から、笑顔で、

「おかげ様で、ありがとうございます」

「すばらしい!」

「私は運がいい!」

を口グセにするとよいでしょう。

 

「おかげ様」の語源は「神仏や先祖が草葉の陰で見守っている」という〔御蔭様〕からきています。

つまり、「おかげ様」とは「神・仏・先祖」の守護をいただく言霊なのです。

 

同時に、自分の力だけでなく相手や周囲、社会のおかげという意味もあります。

 

「おかげ様で、ありがとうございます」という開運の言霊を口グセにすると良いでしょう。

 

これらの開運招福の言霊をいつも称えていますと、人相や手相もよくなります。

また、潜在意識が「おかげ様で」と感謝したくなる事柄を引き寄せてきます。

 

「おかげ様で、ありがとうございます」という、

守護のご存在への感謝と“謙虚さ”をもった言霊を発した後に、

自分や家族にねぎらいと感謝、励まし、祝福の言葉をかけるとバランスがよいのです。

 


 

2024.7.6

前世と先祖は二重ラセン構造になっている

 

最近、“親ガチャ”“家族ガチャ”という言葉が聞かれます。

子どもは親を選べないので、こんな親・家族のもとで生まれたのは不運だということです。

 

残念ながら、「こんな親・家族のもとで生まれる原因」は本人の前世にあるのです。

 

実際、私が前世セッションをしていますと、

家族に問題があったり、トラブルが多い一族に生まれた人は、

さまざまな前世で自分自身が深いカルマを積んでいるのです。

 

私たちは自分の前世に相応した先祖をもつ一族の家系に生まれます。

すべてが「相応の法則」で成り立っています。

したがって、前世・一族・先祖のカルマ昇華が必要になります。

 

同時に一霊四魂からの視点では、

「そういう家族一族に生まれたことで、学びと気づきを得て、タマシイの成長をはかる」

という目的があります。

 

つまり、家族一族は本人の地命(前世でできなかったことを今世で補うこと)に深く関わっているのです。

 

実は、前世と先祖は“陰陽一体”で、二重ラセン構造になっています。

自分の前世と一族・先祖のカルマは連動しているので、

カルマのお詫びは「前世・一族・先祖」として同時に行った方が良いのです。

 

罪とは言霊では「包み、積み」と同義語で、本来の光り輝く一霊四魂を包み隠しているケガレです。

そのケガレを浄めるためにカルマ昇華を行います。

 

カルマ昇華講座では、前世・一族・先祖においてご無礼があった神仏へのお詫びとご開運をしています。

それによって、自分や家族の産土の守護曼荼羅のご存在たちがパワーアップします。

 

人間は前世において、神社仏閣の焼き討ちや神殿の破壊などを行っています。

実はご無礼があった神仏は、本人に縁があるのです(縁もゆかりもない神仏にはご無礼もない)。

 

逆にいいますと、ご無礼があった神仏のご開運を行うことで、

自分や一族の守護の神仏のご開運につながるわけです。

 

  神仏へお詫びをすることで、カルマ昇華の効果を上げている

 

カルマ(業)のイメージは、人を殺したとか、盗みをはたらいたとか、

悪しき行為というイメージをもつ人が多いでしょう。

 

しかし、私の言う「カルマのお詫び」というのは、

(そういう行為もですが)「ご無礼のあった神仏へのお詫び」が重要になります。

 

神仏に対するご無礼よりも、人を殺したり、悪いことをした行為のほうが、

よりカルマが重い感じがするかもしれません。

 

ところが“カルマの昇華”という意味では、

神仏にきちんとお詫びしてご開運し、その神仏にミタマの救済をしていただいたほうが、

カルマの昇華が質量ともに“最大効果”が上がるのです。

 

そこで、縁深い神仏へのご無礼・罪をお詫びすることによって、

神仏に前世や先祖のカルマを昇華していただくわけです。

最も効率のいいやり方で、神仏がやってくださいます。

 

特に滅罪、ミタマの救済などの功徳をお持ちの仏尊も多いので、

カルマ昇華のために大きくご活躍してくださいます。

 

CD『前世先祖のカルマを昇華する』でも、主に神仏に対してお詫びしています。

“上流”をきれいにすることで、“川下”まで一気にきれいにしようという、

「最小努力で、最大成果を上げるメソッド」なのです。

 

カルマ昇華講座では、神仏をはじめ一切の生きとし生けるものに対して、

「わがすべての前世と、前世に関わる先祖、わが一族に縁あるすべての先祖、

家運隆盛に関わるミタマたちが、大変なご無礼、

天津罪・国津罪・ここだく(たくさん)の罪をおかしまして、誠に申し訳ございませんでした」

という心よりのお詫びを行います。

 

そして、「このような過ちは二度といたしません」という反省を誓い、神仏と人間の結び直しを行います。

 

反省の証として、同じ過ちを繰り返さないことが大切です。

そのために「天地自然の道理」の学びが必要不可欠なのです。

  


 

2024.6.24

霊能力と「人生を好転させる能力」は別である

 

私は霊能者自身の人生相談を通して、霊能だけでは現実的な問題は解決できないと感じることが多々ありました。

 

霊能者であっても、抱えている悩み(お金、人間関係、願望実現)は一般人とほとんど変わりません。

さらに、霊能者ならではの悩みもあります。

 

ある霊能者は神仏と交流でき、さまざまな霊視ができるのですが、仕事がうまくいきませんでした。

私が開名をしたところ、仕事がどんどん入るようになりました。

 

霊能者に相談する人の中には、

「それだけの霊能があるのだから、状況を好転できる能力もあるだろう」

と勘違いしている人もいます。

 

霊能はあくまでも“人間次元の能力”であり、帝術・神術とは比較する対象ではありません。

 

霊視は“霊的状態”を視る能力であり、それを好転させる能力は別です。

霊視はあくまでも受動的能力であり、開運するには「能動的な開運能力」が必要なのです。

 

その基本が「神・仏・先祖」の産土開運法です。

私は開運カウンセリングにおいて、相談に対する現実的な解決策とそれが効果的になるための開運法を提示していました。

 

現実的な問題は兵法を使って「解決のための作戦」を立てる必要があります。

そして、必要に応じて霊視した内容や神仏のメッセージを伝えていました。

 

霊能者の中には、問題のほとんどを霊的な原因(霊障、祭祀、先祖のカルマ)にする人がいます。

たしかに霊的原因がないわけではありませんが、人生はそんなに単純ではなく、複合的な要因があるのです。

 

たとえば、普段はいい人なのに、お酒を飲むと酒乱になってしまう人がいました。

その人にはやはり霊障がありました。

 

その酒乱の人に産土開運法を教えた後、名前を開名したところ、酒乱がおさまったという事例がありました。

実は、霊障を受けやすい人は神仏の加護が少なく、「衰運する名前」の場合が多いのです

 

つまり、現象は霊障であっても、その原因は前世のカルマが投影された名前にある場合もあるのです。

 

時々、霊能者の言うことを鵜呑みにする人がいます。

霊能者にもさまざまなレベルの人がおり、霊能者に依存するのは危ういのです。

 

「霊能者のハシゴ」「占い師のハシゴ」をする人は、開運しない典型的パターンです。

霊能者によって言っていることが違うので、判断を迷うことになります。

 

また、霊能者の中には、その能力に慢心して高額のお金を要求する人もいますから、注意が必要です。

どんなすごい人でも、高額なお金を要求する人や団体は信用しないことです。

「すごい人」と「りっぱな人」は違います。

 

前世セッションにおいて、不当なお金儲けをした霊能者は深いカルマを積んでいることがわかっています。

 

そもそも、「誰かに幸せにしてもらえる」わけはありません。

「霊能力で問題を解決してもらおう」という発想が、ワナにはまる原因です。

結局は、自分で自分を幸せにするしかないのです。

  

基本的に、人生の問題の70%にはお金が絡んでいますので、

お金に関する現実的なアドバイスができる人に相談することです。

 

「開運金運アップの技術」をマスターして、実行してこそ、問題解決につながります。

各種開運法を実践して、人生運を高めましょう。

 

※CD『前世を踏まえた開運サニワ~宗教的カルマを積まないための精神・宗教世界の注意点』をお聴きください。

 

※人生運アップには、 CD『創運・増運のための開運法と言霊(ことだま)実現の神秘力』、

CD『進化発展の法則を活用した開運・成功術』をお聴きください。

 


 

2024.6.8

サニワの視点で、霊視の有効性と限界を考察する

 

古神道の審神法(サニワ)の視点で、「霊視」「霊能」について2回シリーズで述べていきます。

 

霊視は一般の人が「見えざる世界を理解する」には有効です。

私も霊視はできますが、能動的「ご開運能力」の方が得意なので、

講座の内容を霊視できる受講者がいて、解説してもらえるのはとても助かっています。

 

さて、霊能は前世との関係性で発現します。

自然に発現する霊能は「神仏界や霊界を理解してもらう」ということで、世のために活用した方がよいのです。

 

霊視は霊能の中ではポピュラーな能力であり、

霊視ができる人は意外と多く、特別な能力ではありません。

 

実際、開運カウンセリングでは、

「こどもの頃から霊的なものが視えていましたが、ずっと黙っていました」

という女性の相談がコンスタントにありました。

 

注意すべきは、霊視ができる人を特別な存在として過大評価して、

チヤホヤしたり、むやみに持ち上げないことです。

 

霊能以外は一般の人と変わりはありません(笑)。

霊能者が「自分は特別な人間だ」と勘違いをして慢心しないためにも、

周囲が祭り上げないことが大切です。

 

私は前世リーディングもしますが、

「前世を知れば、人生で起死回生になるかも」と多大な期待をする人がいます。

 

しかし、前世を知っただけでは現在の問題解決にはなりません。

問題を解決し開運するには、さまざまな開運法をコツコツと行うことです。

 

 霊視は絶対的な真実でなく、霊視者の主観が入る相対的なもの

 

霊視は視えた内容を本人の言語で表現しますので、当然、本人の主観が入ります。

本人の霊的なレベルによっても視え方が違います。

したがって、霊視の内容はあくまでも「参考」にすることです。

 

サニワにおいては、複数の霊視者の意見を総合して判断します。

「自分の霊視は絶対正しい」「最高レベルだ」と思っている人は、むしろ危ういのです。

 

時々、「自分はすごい霊能者だ」と自慢する人がいますが、

そう言っている人の霊視は信用しない方が無難です(笑)。

 

なぜなら、過信・慢心をすると、霊能は衰退することが多いからです。

 

そうなると、自分の潜在意識や“妄想”を話すことになります。

霊能がある人は“謙虚さ”が必要不可欠です。

 

本人の霊的レベルで「どのレベルの世界を霊視しているか」が決まります。

自分の霊視を絶対視すると「視る世界」のレベルが限定され、そこで本人の霊的成長が止まります。

それが「霊能のワナ」と呼ばれます。

 

霊視には厳然たるレベルがあり、それぞれのレベルで視える世界が違ってきます。

たとえば、霊レベルが見える霊視もあれば、高次の神仏や神仏を超えた原則界の世界までわかる霊視もあります。

 

霊レベルの霊視では、超次元世界から顕現した天御光永遠大神さま・天御光永遠大御神さまレベルは視えません。

(霊視はあの世では通常能力ですが、私が伝授する帝術はあの世でも特殊能力です)

 

それから、時々「霊能者になりたい」と言う人がいますが、

「霊能を与えるのと引きかえに、その人を不幸にするネガティブな霊的存在」のカモにされやすいので、止めた方が無難です。

 

実際、霊能者になりたい人が神道易(しんとうえき)で、

「霊能者になるための心がまえ」を立てたところ、「大凶」という卦が出たことがあります。

 

霊能者になりたいという発想そのものが、危険だということです。

霊能よりも、自己の成長・進化を第1にすることです。

  


 

2024.5.25

人間の感情と無意識のシャドーの関係

 

人間は“感情の生き物”といわれています。

実際、人間の争いや戦争も、感情の悪化によって引きおこされます。

人生が暗転するのも、一時の悪感情によって招いてしまうことが多いのです。

 

たとえば、お酒を飲み過ぎて暴言を吐いて、相手を怒らせてしまったり、

不平不満、嫉妬など、たまっていた悪感情が爆発して暴力沙汰を起こすこともあります。

 

これは自分の潜在意識の「シャドー」が深く関わっています。

 

客が豹変し、横柄な態度で従業員に罵詈雑言を浴びせるカスハラ(カスタマーハラスメント)も、

まさに裏の性格シャドーが表に出ている現象です。

 

ユング心理学では、自分の主たる顕在性格と、無意識の奥底にある潜在性格(シャドー)があると説いています。

2つが合わさって「自己人格」になります。

 

つまり、お酒を飲むと人格が変わるのではなく、

潜在性格が表面化してしまうだけで、どちらも本人の性格なのです。

 

中年までは立派な人物で通っていたのに、晩年になって悪事を働き、晩節を汚す人たちも少なからずいます。

やさしいお母さんだったのに、年をとってから夫に意地悪をする場合もあります。

 

これらは若い頃に抑圧していた不平不満が無意識のシャドーに蓄積され、

中高年になって、シャドーから不平不満・嫉妬・愚痴などが噴出している状態です。

 

憂うつな気分になった時は、シャドーが表面化していることが多いのです。

 

 自分のシャドーを認識することで、感情を客観化する

 

まず、「自分の無意識の中に不気味なシャドーがあること」

「自分のシャドーにネガティブな想いが蓄積していること」を“認識”する必要があります。

 

認識するとシャドーを客観視できて、シャドーに振り回されることが減ります。

(シャドーに対する認識がない人ほど、暴走してしまう傾向があります)

 

大切なことは、「これは自分のシャドーの性格が出てきたな」と気づくことです。

「自分の感情の客観化」が、感情の暴走による人生の暗転を防ぎます。

 

怒りの感情をコントロールするために大切なのは、

自分の「怒り」を認識し、蓄積されてエネルギーが爆発する前に、

スポーツやカラオケ、瞑想など別の方法でこまめに放出しておくことです。

 

シャドーを浄めるために「太元の大光明」瞑想法を定期的に行うとよいでしょう。

瞑想中に湧き出るネガティブな想いのエネルギーを放出し、

心身に「太元の大光明」を吸収することです。

 

※CD『霊的進化の促進と太元の大光明瞑想法』で実践するとよいでしょう。

 

自分の感情をコントロールするには、自分の認知習慣を見直すことです。

ポジティブな認知習慣はセルフコントロールに有効です。

 

現代人は自分の思い込みに縛られ、なかなか前に進めない人が少なくありません。 

“思い込みパターン”から抜け出すためには、「自分を赦し、開放する」ことが有効です。

 

心が自在な人は、多くの吉運を呼び込むことができます。

 


 

2024.5.12

自分の「前提」を見直すと発想が変わる

 

私が開運カウンセリングをしている時、相談者には“自分なりの前提”があることがわかりました。

 

問題は、自分の前提が必ずしも開運につながらない場合が多いのです。

 

たとえば、「私は真面目に働いているのに貧乏から抜け出せません」という質問がありました。

私は次のように話します。

 

「真面目に働くことはよいことです。

ただ、真面目に働くことで、貧乏にならないというのは発想の前提が違います。

 

貧乏から抜け出せないのはちゃんと理由があります。

むしろ『貧乏から抜け出すには、何をすればよいか』と発想し、方策を考えることです。

 

〇毎月無理がない範囲で、必ず貯金をしてください。

〇「小を積みあげて大となす」が金運アップの基本です。

〇ある程度貯蓄ができたら、お金を稼ぐことができる資格や技能を取得するとよいでしょう。

〇その資格や技能を使って、収入が多い職場に転職することです。

〇これらが成功するように、開運法や金運アップ術を行うとよいでしょう」

 

こう話すと、「自分は貧乏なので、毎月貯金ができるほど余裕がありません」という人が多いのです。

 

私は、「少額でもよいですから、『収入-支出=貯金』ではなく、『収入-貯蓄=支出』にすることです。

毎月一定金額を貯蓄することが金運アップ術の基本になります。

 

『真面目に働いているのに』『お金にゆとりがないので』

という前提が自分を縛っているので、貯蓄ができないわけです。

 

『毎月貯蓄するには今、できることは何か?』と考えましょう。

お金と仲良くなり、お金を好きになることで、お金が自分に集まるようにしていきます」

 

「努力をすれば人生は良くなる」→努力は大切ですが、〈どの方向で努力するか〉が重要です。

方向が逆だと、努力すればするほど目的地から離れてしまいます。

 

努力しても結果が出ない場合は、方向性を見直す必要があります。

方向性が良ければ、遅くても確実に目的地に近づきます。

努力の前に、方向性を考えることです。

 

 人間は多くの前提に縛られている

 

人生において、自分の考えによるさまざまな前提があります。

 

たとえば、唯物論の人は「人間は死んだら無になる」という前提から、人生を考えています。

すると、短絡的になりやすいのです。

 

私のように神仏と直接交流したり、大霊界を霊視したり、前世リーディングをしていますと、

唯物論は“自己限定の狭い前提”であることがわかります。

 

「人間は輪廻転生し、前世・今世・来世とつながっている」という前提にたちますと、

死後の世界や来世を踏まえて、今世を大切に生きようとします。

 

神仏を信仰していても、さまざまな“宗教的前提”を設定しています。

 

「神の思し召しのままに」→神仏は人間の自主性・主体性を尊重します。

神仏がいうがままに行動すると人間の進歩はありません。

神仏のご開運を祈り、自分が開運するために行動し、その行動に対して守護と後押しをお願いします。

 

「神は本人が乗り越えられない苦難は与えない」

→苦難は前世からの本人の想いや行動の結果であり、神が与えるものではありません。

 

神は人間を守護する存在であり、苦難を与えません。

苦難と神を結びつけると、苦難脱出の創意工夫が生まれにくいのです。

 

人生は「創意工夫、創意工夫」で乗り越えることです。

神仏は創意工夫を行う自助の人間を助けます。

 

「神は全知全能なのに、なぜこの世に争いが絶えないのか」→そもそも神は全知全能ではありません。

人間界で争いが絶えないのは、人間の闘争本能や過剰な所有欲に起因しています。

 

この世の主人公はあくまでも人間です。

因果応報(原因と結果の法則)によって自業自得になり、人間は苦しい世界を創っています。

 

よい世界にするには、ひたすら“良き原因”を創ることです。

そうすれば、いずれ良き結果が出るものです。

 

このように人間は自分なりの前提を設定して、そこから思考します。

「前提」は自分の考えであり、“真実”とは限りません。

 

人生がうまくいかない場合は、

「自分の前提は開運しない前提ではないか」と考え、

前提を見直すことから始めることです。

 


 

2024.4.27

縁が深いことと「開運する縁」は違う

 

私が開運カウンセリングをしている時、ある男性の相談者から、

「ある女性と自分は縁が深いと思い、結婚しました。

しかし、結婚生活がうまくいかないので離婚しました。

縁が深いのにうまくいかなかったのはなぜでしょうか」

という質問を受けたことがあります。

 

これは「縁が深い異性と結婚するのは良いことだ」という前提に立っています。

 

私は「そもそも縁が深いことと、開運する縁は違います」と話して、

次のように具体的に説明しました。

 

縁には「神仏のご縁、先祖の縁、悪しきカルマの縁」など多様な縁があります。

 

結婚は前世からの縁の人と結ばれることがほとんどですが、

最もよいのは産土の守護曼荼羅のご存在たちによる「神仏のご縁」です。

また、先祖同士の縁によって、子孫が結婚する場合もあります。

 

最も避けた方がよいのが「悪しきカルマの縁」です。

前世からの悪しきカルマを“清算”するための縁であり、“逆縁”の場合が多いのです。

 

縁が深い異性が「運命(理想)の人」とは限らないので、「ビビビ」ときても(笑)、思い込みは禁物です。

 

 「開運する縁かどうか」をサニワする

 

縁には「上・中・下」があるので、それを見極めることが必要です。

 

「上の縁」とは、自分を助けてくれたり、上のレベルに引き上げてくれる縁です。

上の縁のうち、結婚においては順縁になります。

 

順縁はお互いが助け合う関係です。

順縁の人と結婚できるように、各種開運法を行うとよいでしょう。

 

逆縁には、「小逆縁、中逆縁、大逆縁」があります。

小逆縁(中の縁)はOK(やや努力が必要)、

大逆縁(下の縁)は即離婚、

中逆縁は“お互いの大いなる努力を要す”となります。

 

逆縁は悪しきカルマの清算の縁であり、お互いが“磨き粉”になる関係です。

 

本来はどんな縁でも本人の一霊四魂の成長になるのですが、

現実的には、結婚や離婚は本人たちの意識に応じて、

傷が深くなりすぎないように対応していきます。

 

これは結婚だけに限りません。

仕事での人間関係や近所付き合いでも、縁のレベルがあります。

 

上司は選ぶことができません。

近所にトラブルメーカーがいると、安心して生活できないでしょう。

 

開運する人は「上の縁」の人との付き合いが多く、

人生がうまくいかない人は「下の縁」の人との付き合いが多いのです。

 

自分の周囲の人々との関係をチェックしてみるとよいでしょう。

そして、「下の縁」と思われる人とは意識的に距離をおくことです。

開運するには、意識的に「上の縁」と付き合うことです。

 

「神仏は縁をもって開運する」という言葉があります。

日頃から産土開運法を行い、自分の運を良くして、上の縁、開運する縁になるようにすることです。

 

また、前世一族先祖のカルマの昇華法を行うことで、

前世での上の縁を今世に引き寄せ、悪しきカルマの縁を減らすようにしましょう。

 

産土神社や鎮守神社に参拝した際、

「私〇〇〇〇は意識的に開運する縁、上の縁の人と付き合います。

そうなるように大いなる後押しをお願い申し上げます」

とお願いするとよいでしょう。

 

同時に、「類は友を呼ぶ」ですから、

自分のレベルが低いままでは、上縁の人とはなかなか付き合えません。

向上心をもって、自分のレベルアップをはかるとよいでしょう。

  


 

2024.4.13

吉凶は長期的視点でとらえる

 

開運人生になるには、物事の吉凶を長期的視点でとらえることが大切です。

 

たとえば、私は開運カウンセラーとして独立する前に、会社勤めをしていました。

私はいずれ独立したいと思っていましたが、

サラリーマンに比べて、独立すると収入の面で不安があり、

なかなか独立に踏み切れなかったのです。

 

そんな時、社長から「現場を体験してほしい」と言われ、支社に出向を命じられました。

私は、出向について易をたてました。

すると「行くのが吉」と出ましたので、出向しました。

 

しかし、出向先ではいろいろ苦労がありました。

その後、本社に戻ったのですが、仕事のストレスが重なり、

ついには急性肺炎になり、入院しました。

 

その入院をきっかけに、私は自分の「心の声」に耳を傾けました。

その「心の声」に従い、会社を辞めて、独立することを決意しました。

(この時の経験が、後に「一霊四魂との対話」開運法に発展しました)

 

ユング心理学では、“創造的病”という概念があります。

病をきっかけに人生を本気で見直すことで、

結果的に人生が良い方向に向かうということです。

 

「A→B→C」と推移するのが縁起です。

(A)出向して、(B)肺炎になったことを見れば吉ではありませんが、

それをきっかけに、(C)独立して成功しました。

つまり、長期的には結果は大吉でした。

 

私は「行くのが吉」と出ましたので、

「よし! 必ず吉にするぞ」と考えて、

積極的に行動したのが大吉につながったわけです。

 

 「人生全体で勝つ」という戦略思考で考える

 

私はさまざまな開運法を開発しましたが、

基本的には“人生全般を好転させる”方法を提示しています。

 

人間は“すぐに”ご利益を求めたがるものですが、

開運法は長期的にジワジワ良くなっていくメソッドが多いのです。

 

転職や受験も、短期的には、第1志望に合格できなかったとしても、

長期的に見た時に、第1志望よりも第2志望で結果的に良かったというケースも少なくありません。

 

つまり、短期的に「良かった、悪かった」と考えるのではなく、

長期的な視点で吉凶を観ることが重要なのです。

 

人生には「戦略思考」が必要です。

戦略思考とは「全体で勝つ」という発想であり、

戦術思考は個別で勝つという発想です。

 

これは人生にも当てはまります。

願望実現法を行っても、すべての願望が叶うことはありません。

叶う願望の割合は多くなりますが、叶わない願望もあるものです。

 

全体的に多くの目標が達成できれば、

一つ一つの目標実現にこだわらないことです。

 

さらに言いますと、人生には“叶わない方がよい願望”もあるのです。

 

宝くじで当選して大金を手に入れたばかりに浪費するようになり、

結局、自己破産したというケースはその典型ですね。

 

目標合計は相撲でたとえますと、

全勝を目指すのではなく、「10勝以上になればOK」と考えます。

 

成功体験の積み重ねで人生全体で開運し、豊かになることを目指しましょう。

 


 

2024.3.31

自分の「認識」が、発する言葉の中に表れる

 

言葉とはある意味、自分の認識が口から出るものです。

そして、認識はその人の人間観、世界観に根付いたものです。

 

同じ物事でも、人によって認識やとらえかたが違います。

どういう「認識」をしているかで言葉が変わります。

 

認識が変わると、自己が観ている世界が変わります。

人の悪口をいつも言ったり、他人のせいにするのは、

本人の認識が「自分は悪くない」と思っているからです。

それが相手に対する悪口、不満、嫉妬になります。

 

「内なる自己」を見つめることがない人は反省心が乏しく、

他者に責任を転嫁しやすいのです。

 

「内なる自己」と対話をしている人は反省する心があり、不平不満が減ります。

それまでの相手に対する不平不満が、自分の反省になってきます。

 

自らを反省し、自分の人生に責任をもつようになると、開運してきます。

 

 開運するには言葉を大切にする

 

私は長年、講師や開運カウンセリングをしてきましたが、

相手の質問によって、その人の理解度がわかります。

 

自分自身が考えた上での質問と、自分では考えずに、

安易に答えを教えてもらおうと思っている質問では、違います。

 

認識が深まると、核心をついた質問ができるようになります。

 

また、その人が発する言葉で、神仏への信仰心もある程度わかります。

たとえば、「オオクニヌシ」とか「スサノオ」など神仏を呼び捨てにする人がいますが、

それは神仏に敬意をもっていないからです。

神仏に対する認識が言葉に表れるのです。

 

神仏に敬意をもたないで、神仏の加護を欲するのは無理があります。

加護をいただきたいのなら、「大国主大神さま」「スサノオノ尊さま」と敬語を使うことです。

 

神言や真言は「称(とな)える」を使います。

「称える」は“称賛する”という意味があり、神言や真言は神仏を称賛する言霊です。

「唱える」は神仏以外の場合に使います。

 

開運するには、神仏や人間に対する「認識」を深め、言葉を大切にすることです。

  


 

2024.3.16

人生の後半は「内面の豊かさ」に重心をおく

 

私は人生を前半期と後半期に分けて、生き方を変える必要があると考えています。

 

若い時というか、40歳くらいまでは「自我を確立する」時期です。

若い頃は外に“ベクトル”が向かっています。

 

40歳を過ぎてからは内面にも心を向けて、

内面の心の豊かさを充実させるように、ベクトルを変える必要があります。

内面の自己と対話することです。

 

若い時の意識のまま年をとってしまうと、問題を起こす中高年になってしまいます。

というのは、40歳を過ぎると内面のシャドー(裏の性格)が表面に出てくるからです。

 

若い頃はやさしかったのに、中高年になったら怒りっぽくなる人もよくいます。

若い頃はキレイ好きだったのに、中高年になったら自宅を“ゴミ屋敷”にしている人います。

(本人はゴミではなく、必要なものだと認識しています)

 

つまり、性格が年代によって変わってくるのです。

 

いままでと違う感情が湧き出たら、

「自分の中の抑圧してきたシャドーが出てきているな」と認識する必要があります。

 

そして、顕在意識の自我と無意識のシャドーのバランスをとり、

調和させていくことが人生の後半には必要不可欠です。

 

自分の心の中にあるネガティブな想い(怖れや不安・不満、頑固さ、愚かさ)を受け容れ、認識することです。

認識することで、シャドーの暴走を防ぎ、ネガティブな感情をコントロールしやすくなります。

 

自分の内面の変化を認識できない人は、周囲の人とトラブルを起こしやすいのです。

周囲とのトラブルは、内面の潜在性格(シャドー)が引き起こしている場合が多いからです。

 

人生の後半は“心の成熟”という内面に向かうことです。

自分自身の内面と向き合って、内面を豊かにしていくのだと思うことです。

 

 「内なる開運法」の充実をはかる

 

開運法には「外なる開運法」と「内なる開運法」があります。

「外なる開運法」は神社仏閣への参詣開運法、神仏への祈願、吉方位開運法、開運グッズなどがあります。

 

「内なる開運法」は自神拝、一霊四魂との対話開運法、前世一族先祖のカルマ昇華法、

赦しと和解の開運法、新たな誓い開運法、太元の大光明瞑想法などがあります。

 

「外なる開運法」は効果がありますが、それだけに偏りますと、開運効果が減ってきます。

「内なる開運法」で霊的精神的レベルアップをはかりながら、

「外なる開運法」を行うことで内外のバランスがよくなり、相乗効果が起きます。

 

「神は鏡のごとし」であり、本人の心のあり様に応じて神仏の加護の度合いが違ってきます。

つまり、内面の成長が「外なる開運法」の効果をあげるわけです。

 

私も若い頃は、神社仏閣のご開運など外に向かう神業を多くやっていました。

最近は一霊四魂との対話、太元の大光明瞑想法など、

内面の充実をはかる開運法に重点をおいています。

これはユング心理学のシャドー理論を踏まえた対応でもあります。

 

実際、年をとってくると体は徐々に動かなくなり、外への活動はしにくくなります。

内なる世界は手つかずになっているので、内面の充実、内面の豊かさをはかっていくチャンスなのです。

 

中高年になっても、内面の自己に向き合うことが苦手という人がいます。

私が開運カウンセリングをしていて、内面の自己と向き合わない人ほど、家庭の問題をかかえている場合が多かったのです。

なぜなら、家庭の問題は本人の“心の課題・問題点”と直結しているからです。

 

実は内面の自己に向き合うことが苦手な人ほど、「内なる開運法」を行う必要があります。

そうすることで、内外のバランスがよくなり、予想以上の人生の改善ができるのです。

  

自分のレベルアップをはかりたい方は、「内なる開運法」を意欲的に行うとよいでしょう。

 


 

2024.3.2

老子の“水の生き方”は自己を抑圧しない思考

 

ユング心理学では、無意識を“水”で表現します。

私が無意識について考察する際、中国の古典『老子』を参考にしています。

老子が説く「自己を抑圧しない思考」は、ネガティブなコンプレックスや過度なストレスを生まない思考法です。

 

『老子』は「理想の生き方とは水のようなものだ」と説いています。

水のように柔軟な思考になることで、

厳しい現実世界を生き抜く“しぶとい処世術”を開示しています。

 

『老子』が説く「粘り強い生き方、しぶとい生き方」を表している言葉の一つに、

「上善は水の如し」という言葉があります。

(日本酒の銘柄にもありますね)

 

「最高の善とは水のごときものをいう。

水は万物を助け育てながらも自己を主張せず、だれしも嫌う低きへ、低きへと下る。

だから、道(タオ)に似ているといってよい。

 

水は、位する所は低い。心は、深く静かである。

与えるに、わけへだてがない。言動に、いつわりがない。

 

おさまるべきときには、必ずおさまる。はたらきは、無理がない。

時に従って、変転流動して窮まることがない」

 

水は相手に逆らわず、相手次第でいかようにも対応できる柔軟性を備えています。

水は低きに低きにと流れていき、人間の謙虚なあり方を体現しています。

 

謙虚な人は無用な争いを避けることができます。

謙虚さはわが身を守る有効な方法であり、慢心はわが身を滅ぼす確実な方法だといえます。

 

水は弱さに徹しています。

そして弱さに徹することによって、逆に強い力を生み出しているのです。

 

水は私たちの生命を育む貴重な存在であるとともに、洪水や津波などを引き起こす恐い存在でもあります。

水は弱さの中に限りない強さをもっているわけです。

 

  老子は水になぞらえて「不争の徳」を説いた

 

『老子』は謙虚で融通無碍なあり方を「不争の徳」と呼んでいます。

相手に逆らわない、相手と争わない、

それでいて、いつの間にか相手の上に立っているが「不争の徳」です。

 

世界中で争いが絶えない現状を観ますと、この「不争の徳」の重要性がわかります。

 

兵法の古典である『孫子』は、『老子』を踏まえて、戦い方の理想を千変万化する水のあり方に求めました。

孫子は「百戦百勝するよりも、戦わずして勝つのが最善である」と説きました。

まさに「不争の徳」ですね。

 

個人の争いも日本の外交も、孫子のように「戦わずして勝つ」にしたいものです。

 

『老子』は、直線的な生き方よりも、曲線的な生き方を良しとします。

まっすぐに進むよりも、曲折した進み方をした方が、

かえって効率よく目的を達することができる場合があります。

 

ここから「曲全」という言葉が生まれました。

「急がば回れ」はここから来ています。

 

物事が行き詰ったら、「押してもダメなら引いてみな」と考えることです。

軍略家は「逃げる、撤退する」ことを上手に活用します。

徳川家康は「逃げ逃げの家康、天下を取る」といわれました。

 

勝つ見込みがほとんどなければ、我慢せずにとっとと撤退します。

そして、実力を蓄えて、勝つ見込みがたったら勝負します。

 

孔子が説いた儒教は「人間、かくあるべし」と理想を説いた“押しの道徳”といえます。

老子を祖とする道教は、常に変化する世の中に柔軟に対応する“引きの道徳”といえます。

人生はこの押し引きのバランスが大切です。

 

ストレスがたまっている場合、「こうすべきだ」という発想になっていることが多いのです。

老子の「水のあり様」を意識することで、ストレスの軽減につながります。

 

さらに、水のように柔軟な発想をすることで、新たなアイデアが浮かんできます。

日常生活の中に、「水の生き方」「押し引きのバランス感覚」を取り入れたいものです。

 

(参考『老子の人間学』守屋洋著、プレジデント社)

  


 

2024.2.17

離婚と「前世のカルマの清算」の関係

 

私は前世セッションを行っていて、「離婚」に関して次のようなことがわかりました。

 

離婚する場合は、結婚相手と“逆縁”の場合がほとんどです。

苦労の末10年で離婚する場合は、“1回分の前世”での男女間のカルマの清算という側面があります。

つまり、前世1回分のカルマが今世の10年間に当たるイメージです。

 

離婚をしたいとずっと思っているのになかなか離婚できないで、

20年過ぎてからやっと離婚するパターンは、2回分の前世でのカルマの清算になっているのです。

 

時々、晩年に配偶者を殺してしまう事件が起きますが、

これは逆縁のまま離婚もできず、最後に殺人によるカルマの清算になっているのです。

 

前世一族先祖のカルマ昇華や「赦しと和解の開運法」を行うと、

逆縁の結婚の場合、早く離婚できることがあります。

 

離婚を禁止している宗教もありますが、神仏は結婚や離婚についてこだわっていません。

神仏は人間に天命地命を歩み、イキイキと楽しく生きてほしいと願っています。

 

そもそも逆縁の人と結婚してしまうのは、「自己贖(あがな)い」という側面もあります。

 

私は長年前世セッションを行っているうちに、

人間の不幸やトラブル、病気の原因に、「前世からの罪を自ら罰して、贖う」という

“無意識の情動”があることがわかりました。

 

つまり、自らを不幸の境遇にもっていき、その苦しみを受けることで、

前世や一族の罪を贖うように無意識的に行動してしまうわけです。

 

たとえば、「何度転職しても、パワハラ上司に当たってしまう」

「付き合う相手がDVやモラハラになりやすい」

「引っ越した先でトラブルになったり、迷惑行為を受ける」などです。

 

はたから見ると劣悪な環境にいるのに、そこから離れようとしない人たちもいます。

 

神社仏閣開運法や願望実現法を行っているのに効果が出にくい場合も、

「赦しと和解の開運法」を行うとよいでしょう。

 

自分が生かされていることへの感謝、自己のすべてを赦し、自己のすべてと和解することです。

自己を赦し和解することができた範囲で、周囲への赦し、和解ができてきます。

 

※「赦しと和解の開運法」は、CD『実践・赦しと和解の開運法と宇宙の大いなる慈愛』をお聴きください。

 

  「あるがままの自己」を受け入れ、認める

 

ただし、「赦しと和解」前段として欠かせないのが「自己受容」です。

これができてこそ、「赦しと和解の開運法」の効果があがります。

 

「自己信頼」は幸せになるための精神的原動力であり、自己信頼への第1歩が自己肯定感です。

自己信頼が足りない人は、自己の現状を否定している場合が多いのです。

 

自己をネガティブにとらえていては、幸せな人生にはなりません。

自己を受け入れない状態では、自分を好きになったり、敬意をもてませんね。

 

まず「これが自分の現状なのだから、受け容れよう」と思うことです。

「あるがままの自己」を受け入れ、認めることが、自己信頼を育てるスタートになります。

 

〔受け容れること〕は、好きになることを意味しているのではありません。

好きな部分も嫌いな部分も含めて、「あるがままの自己」を認めることです。

 

自分の欠点や問題点を認めるには少し勇気がいりますが、勇気をもって認めることです。

受け容れられない人は、“受け容れられないこと”を受け容れることです。

 

受け容れることで、だんだん現状を改善しようという気持ちになってきます。

現状を改善していく行為は、自己肯定感が増す行為です。

 

また、自分を受け容れることで生まれる「自己への共感」は、他人に対する寛大さを生み出します。

寛大さが生まれることで、敬意をもつようになります。

 

自己や他人に対する敬意は、自己信頼を育てるだけでなく、他人とのコミュニケーション能力を高めます。

(参考『自信を育てる心理学』ナサニエル・ブランデン著、手塚郁恵訳、春秋社)

 


 

2024.2.4

人間関係のトラブルの多くは、相手に主導権をにぎられている時に起きる

 

私が長年、開運カウンセリングをしていると、

さまざまなトラブルは相手に主導権をにぎられていることで起こるケースが多かったのです。

 

人間がストレスを強く感じる時は、他者に自分の人生の主導権をにぎられていることがほとんどです。

すると他者から支配されることになり、自分の自由度が大幅に減ります。

 

人間は“なんとなく”行動していると、いつの間にか他者に主導権を奪われてしまうことが多いのです。

人生の主導権は“意識的に”自分がにぎる必要があります。

 

古代ギリシャの英雄アレクサンドロス3世王(アレキサンダー大王)の名言に、

「戦場では、主導権をにぎった側が勝つ」があります。

(『ギリシャ人の物語』塩野七生著、新潮社)

 

実際、彼の生涯において、会戦では常に「自軍が主導権をにぎる戦い」をして、1度も負けたことがありませんでした。

そして、彼はギリシャに始まり、現在のトルコ、中東、エジプト、

さらにパキスタンまでを版図にした大帝国を短期間で築きました。

 

人生も同様で「人生において、いかに自分が主導権をにぎるか」が重要であり、そのために創意工夫することです。

 

 人生の主導権をにぎる8つのポイント

 

自分の人生の主導権を常に自分がにぎるには、8つのポイントがあります。

 

(1)「自分の人生の主導権は常に自分がにぎる!」と決意し、行動する。

まず「自分の人生の主導権は常に自分がにぎる!」と決意し、宣言をします。

 

人間は無意識に行動すると、誰か(または何か)に主導権をわたしていることが少なくありません。

たとえば、親、配偶者、会社、お金などです。

 

日頃から「それは自分が主導権をにぎっていることか?」を考えて行動します。

そうでない事柄は「自分が主導権をにぎるには何をすればよいか」を自問自答します。

 

(2)自分なりの「結論」から先に話すことです。

誰かに話をする場合、結論に至る理由を長々と話す人がいますが、相手はじっと聴いてくれません。

 

まずは結論から話し、その後に理由を簡潔に話すことです。

結論から話すことで、会話の主導権をにぎることができます。

 

(3)やや声を大きくして、笑顔で、悪口や愚痴を減らします。

全体的に大きな声の人が周囲の主導権をにぎりやすいのです。

小さな声だと、いつのまにか相手に主導権を握られます。

ココという時には意識的に、声に力を込めることです。

 

また、暗い表情で愚痴を言っていては主導権を握ることができません。

明るい表情の人が主導権をにぎりやすいのです。

 

(4)一人称を使い、自分の人生に責任をもちます。

「私はこう考えている」など「私」という一人称を使って話すことです。

 

「私たち」「僕ら」を使うと責任の所在があいまいになり、自分が主導権をにぎりにくくなります。

 

主導権と責任はセットです。

責任転嫁や言い訳をする人は、自分から主導権を放棄しているのです。

 

開運する人は自分の人生と行動や感情に責任をもちます。

神仏はその人の「生き方」に応じて守護を与え、人生に責任をもって行動する人ほど後押しをします。

 

責任をもつと決めますと、自分で責任をとれない事柄は安易に約束しなくなります。

しっかり考え、危機管理をすることで、無用な責任を取らなくてすみます。

その意識でいることで、だんだん人生の主導権を握ることができます。

 

(5)眼力をつけることで、「霊力」を高めます。

工事現場において、監督がしっかり現場を観ていると事故が少ないといいます。

 

物事をしっかり観る行為には「霊力」があります。

この「霊力」とはその場を支配する力です。

 

思考停止している人は眼に光がありません。

また、目が泳いでいる人は信用されません。

鏡を使って、眼に光をもつトレーニングをしましょう。

 

(6)自分のレベルアップに集中します。

他者が常に気になる人は、相手から主導権をにぎられやすいのです。

向上心をもって、自己のレベルアップに集中することです。

 

メジャーリーガーの大谷翔平選手は、野球の上達に集中することで高い評価を得ました。

そうなることで、大谷選手は周囲への影響力が増しました。

 

自分がレベルアップすれば、他者からの評価が気にならなくなります。

レベルアップによって他者からの評価が高まることで、自分が主導権をにぎりやすくなります。

 

霊的・精神的成長をはかり、スキルアップに集中していくことで、社会的実力が高くなります。

 

(7)貯蓄・資産を増やして、お金から支配されないようにする。

お金がない人はお金や他者から支配されることが多いのです。

 

お金に主導権をにぎられたり、他者から支配されないためにはある程度の貯蓄や資産をもっていることが大切です。

貯蓄や資産があれば、経済的に自分が主導権をにぎりやすいのです。

 

(8)誰かに支配されていたら環境を変えてみます。

あなたがすでに誰かに支配されていたり、主導権をにぎられていたら、

自分の環境(住居、職場など)を変えることも方法の1つです。

 

自分の“立ち位置”が変われば、見えている風景も変わってきます。

厳しい環境に甘んじないで、厳しい環境を脱する方法を考えてみましょう。

 

◎人生の主導権をにぎる言霊開運法

折に触れて、「人生の主導権をにぎる言霊開運法」を唱えるとよいでしょう。

 

「私○○○○は自分の人生の主導権を常ににぎる! 

そして、相手の人生の主導権も尊重する。

 

私は物心ともに豊かで、すばらしい人生にする! 私は本気だ!

私○○○○は自分の人生に責任をもつ。だから、私は事実を尊重して行動する! 

 

私は豊かになるための“良き原因”をつくる! 

だから、私はお金を大切にして、しっかり貯める! 

 

私は自分の選択と行動に責任をもつ。だから、私はしっかり考える! 

私は自分の行動の結果に責任をもつ。だから、私はしっかり危機管理をする!

 

私は自分の願望を実現することに責任をもつ。だから、私は積極的に行動する! 

私は自分がした約束に責任がある。だから、私は自分から行った約束を守る! 

 

私は自分の身体を大切にすることに責任がある。だから、私は健康に留意する!

 

私○○○○は自分の人生の主導権を常ににぎる! 

だから、私は必ず開運する!

 

私は自己信頼を育てる。

だから、私は自分と相手をねぎらい、励まし、しっかりほめる! 

 

いままでご苦労さまでした。いつもありがとう。すばらしい!

美しい。さすがだ。たいしたものだ。

りっぱだ。えらい。あっぱれだ! 

 

私○○○○は運がいい。

私はどんどん運が良くなる。

明日はもっと良くなる!

 

私○○○○は自分の人生の主導権を常ににぎる! 私は本気だ!

私は物心ともに豊かで、すばらしい人生にする!」

 


2024.1.20

お金は人間の想念に呼応する“思念魄(しねんぱく)的な存在”

 

昔は「魂魄(こんぱく)地上にとどまりて」という言葉があるように、

「霊・魂・魄」の3種類で表現されています。

 

魄は「魄体(霊的ボディ)」と「思念魄」に分かれます。

思念魄とは、人間が同じ想いを続けてもった時に、

ある臨界点に達すると、独立して“生き物(分心体) ”のようになることです。

 

為替や景気なども、人間の想いによって上がったり下がったりします。

 

つまり、お金は人間の想念に呼応する“思念魄的な存在”といえます。

したがって、人間の“想い”が富や豊かさに強い影響を与えます。

 

実際、お金持ちは「豊かさ意識」をもっています。

明確なイマジネーションの通りに、現実の世界で“なぞる”ように行動していきます。

 

「強い想い」と「本気の行動」が一体化した時に豊かさが現象化していくのです。

 

お金を“生き物”としてとらえて、どう付き合うかを考えた方がいいのです。

生き物である「お金から好かれる人間」になることです。

 

お金は自分を大切にして、かわいがる人にはなついて、自分の仲間を連れてきます。

 

「お金なんて汚い」などお金にネガティブな想いがある人のところからは、

お金はサッサと出ていきます(笑)。

 

さて、「金は天下のまわりもの」という言葉があります。

しかし、そう思っていると、出たり入ったりして貯まりません。

 

まず、ダムのようにしっかり貯めることです。

 

自分の人生の主導権をにぎるには、精神的・経済的ゆとりが必要です。

お金がないと、「いやな仕事だけれど、お金のためにやらざるを得ない」

「お金のために、いやな人間と付き合うしかない」など、

人生の主導権をお金に握られてしまいます。

 

経済的ゆとりがないと、さまざまな分野でお金から支配されることになります。

逆に、お金があることで思考や行動の自由度が高まります。

 

経済的ゆとりが精神的ゆとりをもたらします。

金運財運をアップさせ、経済的ゆとりをもつことで、

自分の人生の主導権を握り、お金の主人になることです。

 

 お金のライフプランをたてるための7つのポイント

 

ここで、豊かになるためのライフプランを紹介します。

 

(1)「人生全体で確実に開運し、精神的にも経済的にも豊かになっていく」と決意し、宣言することです。

願望実現には「決意表明」をすることが意外と効果が高いのです。

「有言実行」が現実化には必要です。

 

経済的な豊かさは「貯蓄・資産」のことで、年収ではありません。

年収が高くても、貯蓄・資産がなければ豊かとはいえません。

 

(2)「貯蓄・資産」を目標にして、紙に書きます。

貯蓄額の目標を書きますと、そのためには何をすればよいかが観えてきます。

 

「貯蓄・資産→年収→年商」の順番で考えます。

 

借金がある人も貯金からはじめ、「収入-貯蓄-返済=支出」にします。

「小を積み上げて、大となす」プランにします。

階段を上るように、着実にステップアップすることです。

そうしますと、自分の予想以上に成果が上がることがあります。

ダムのように貯蓄・資産を貯めましょう。

 

(3)お金をしっかり受け取る能力を身につけます。

お金に関して、2つの能力が必要です。

 

〈陽〉お金を儲ける、稼ぐ。年収・年商。

〈陰〉お金をしっかり受け取る。貯蓄・資産。

 

お金を稼ぐ能力には個人差がありますが、

お金をしっかり受け取ることは、誰でも意識すれば身につきます。

お金を受け取る能力とは、貯蓄を毎月行うことです。

そして、散財しないことです。

 

(4)時間を大切にします。

「時は金なり」という言葉があります。

私は「時は生命なり」という認識をしています。

 

時間の使い方で、お金の多寡が決まってきます。

「貧乏ヒマなし」で、お金がない人ほど時間に追われます。

 

(5)健康を損わない、無理のない目標にします。

「健康が第一、無理をしない」ことです。

お金がいくらあっても、健康を害しては精神的豊かさが半減してしまいます。

 

(6)長期的展望をたてます。

短期で大きな成果をあげようとしますと、無理が生じて後でリバウンド(反作用)が起きます。

 

「桃栗3年、柿8年」といわれるように、たくさんの果実が実る木は成長するのに時間がかかります。

成長すると毎年、多くの果実を収穫できます。

 

(7)計画を途中で変更してもかまいません。

人生は予想外の展開があるものです。その場合はとっとと変更します。

 

最初の目標に固執すると、途中で挫折することがあるからです。

ただし、発展的に変更することです。

 

私は以前、「宇宙は人間に豊かさを与えています。人間は本来、豊かになるようにできています」

という神さまのメッセージを受けたことがあります。

  

自分なりの豊かさのライフプランを紙に書いて、実行していきましょう。

 


 

2024.1.7

自己信頼は「自己と仲良くなること」から始まる

 

私は開運するには、「幸せになるための精神的源泉である自己信頼」を育てることが大切だと考えています。

 

開運カウンセリングをしていて、人生にさまざまな問題をかかえている人の相談を受けますと、

「自分が好きでない(きらいだ)」という人が少なからずいます。

 

自己と敵対していては、幸せな人生を送ることはできません。

まずは自己と仲良くなることです。

 

開運し、幸せになるには、多くの人を味方にすることです。

最初に味方にすべき人物は、「自己」です。

自己信頼は徹底的に「自己の味方になること」です。

 

人生がうまくいっていない人、人間関係で悩んでいる人、

金欠病の人の多くは、自己信頼が育っていません。

 

自分の人生を否定的にとらえていると、

それが外部に投影されて、人間関係もネガティブになりやすいのです。

 

自己信頼を育てることで開運法の効果を高め、

開運吉祥・和楽繁栄の基盤になります。

 

自己信頼は6つの要素があります。

 

(1)自分が大好きである。

(2)自分を肯定的にとらえている。

(3)自分に敬意をもっている。

(4)自分を大切にしている。

(5)自信がある。

(6)常に自己の味方である。

 

 自己という存在に敬意をもつ

 

この中で特に重要なのが、「自分に敬意をもっている」ということです。

あなたは“自己という存在”に敬意をもっていますか?

 

自己に敬意をもつと、「自分は開運し、幸せになる資格がある」と思うことができます。

自暴自棄にならず、自分をもっと成長させるような行動につながります。

 

相手に敬意をもつことで、約束や時間を守ります。

そこで「信用」が生まれ、金運もアップします。

 

ウソが多い人は、相手だけでなく自分自身を裏切っていることになります。

ウソが多いほど自己を信頼できなくなります。

 

また、自己に敬意をもつと相手にも敬意をもつようになります。

さまざまな戦争は敬意の反対の「敵意」を相手にもつことから始まります。

 

「汝(なんじ)が欲するものを祝福せよ」というハワイの格言があります。

 

お金がほしいなら、お金を祝福することです。

お金が大好きで、お金を肯定的にとらえて、

お金に敬意をもち、大切にしてくれる人にお金は集まります。

自分が成功したいなら、他者の成功を祝福することです。

 

敬意をもつということは、自己と他者を祝福することでもあります。

現在、SNSなどで他者を誹謗中傷する人が増えています。

 

相手を誹謗中傷すると、ブーメランのようにその“毒”が自分に返ってきます。

逆に相手を祝福すると、自分にも返ってくるものです。

 

自己と他者を祝福できる人が開運していきます。

神仏との関係性も同様です。

自己を信頼できないと、神仏も信頼できません。

神仏を信頼してこそ、ご加護と福徳をいただきやすいのです。

 

自己信頼は「神仏・先祖」との信頼感につながり、各種開運法の効果と開運能力を高めます。

ここに自己信頼の重要性があります。

 


 

2023.12.18

「他者に評価される。愛される」ことを優先すると心に迷いが生じる

 

私は長年、開運カウンセリングをしていて、

他者からの評判や評価を必要以上に気にしている人が多いことを実感しました。

 

実際、「〇〇さんは私をどう思っているでしょうか?」

などの質問を受けることがありました。

 

私は「相手からどう思われているかよりも、自己のレベルアップをはかり、

相手から高評価をもられるようにしたらいかがですか」と話します。

 

実は周囲の人たちからの評価を気にしているほど、人間関係がうまくいかない傾向があります。

「他者に愛されたい。他者に評価されたい」と考えて、それに沿うように行動すると、

逆に心に迷いが生じて、自己評価を下げることになります。

 

なぜなら、他者は自分が願うように評価してくれないし、逆に自分を批判する人もいるからです。

 

「世の中は、自分に賛成する人が半分、反対する人が半分」という言葉があります。

「自己承認」を他者にばかり求めると、自分はどうしたらよいかわからなくなります。

 

女性の中には両親、夫、子ども、家族、周囲の人に愛されたいために、自分の主体性をなくす人がいます。

そのワナにはまってはいけません。

他者の評価を“自分の人生の軸”にしてしまうので、軸がブレて常に迷いが生じるものです。

 

もちろん「他者から愛されたい、他者から評価されたい」という想いは誰でもありますが、

その前に自己評価、自己信頼が大切です。

 

自己評価とは「自分をどう観るか、その自分が好きかどうか」を重視します。

自己評価が肯定的なものであれば、私たちは安定した気分で過ごし、

物事を積極的に行い、困難にも勇気を持って立ち向かうことができます。

 

他者評価に依存すると不安な気分にあり、自己評価がだんだんネガティブなものになっていきます。

 

自己評価がネガティブなものであれば、さまざまな不安や不満によって日常生活でもうまくいかないことが増えるのです。

 

(参考『自己評価の心理学』クリストフ・アンドレ&フランソワ・ルロール著、高野優訳、                                       紀伊國屋書店)

 

  「自己承認」は、天や内なる自己に求める

 

人間の基本的な欲求として、みな「自分を認めてほしい。承認してほしい」という自己承認欲求があります。

 

ポイントは“誰”に求めるかです。

他人は、認めてくれたり、認めなかったりします。

 

自己承認は「天」や「内なる自己」に求めることです。

他人と比べないで、「過去の自己よりも成長・進化したか、上達したか」で自己を評価するとよいでしょう。

過去の自己よりもレベルアップしていたら、現在の自己を大いにほめてあげることです。

 

私は「自分の強みを活かして、自分がやりたいことを行う」ことを念頭に生きてきました。その結果として、おかげ様で私が行っていることに賛同者が増えて、まほろば研究会になりました。

 

自分の天命地命を行うことが目的であり、多くの賛同者がいるとうれしく、ありがたいというスタンスです。

 

ある意味、人間は志をもって歩んでいる人を応援したくなるものです。

つまり、他者から評価される、愛されること自体が目的ではなく、

“結果に付随するもの”なのです。

マザーテレサも自分が為すべきことを行い、結果として多くの人から敬愛されました。

 

「自分の人生をイキイキと生きる!」という主体性をもって、行動することです。

人間が主体性をもつことで、産土の守護曼荼羅のご存在たちの加護も増します。

これが天地自然の道理の「自主・自助・自立」です。

 

※天地自然の道理の活用法は、 CD『進化発展の法則を活用した開運・成功術』をお聴きください。

  


 

2023.12.2

神仏は人生の結果よりも、その人間の「生き方」を観て評価している

 

私は長年、神仏と直接交流してきて、神仏の「人間に対する評価基準」がわかってきました。

 

○その人間の「生き方」を観て、評価している

人間社会には不条理なこと、矛盾したことがあります。

 

そういう世の中において、あなたはどんな「生き方」をしていますか?

 

よくウソをついたり、約束を破ったり、自分の利益のため相手を裏切るなどしていては、

人間だけでなく神仏からも評価されません。

 

「天とわが一霊四魂が観ている」ことを意識して、

なるべく「天とわが一霊四魂に恥じない生き方」をしたいものです。

 

古代中国の後漢王朝の高官・楊震(ようしん)は人から高価な贈り物(賄賂)を贈られた時、

「夜中なので誰も見ていませんから」と言われました。

 

楊震は「天知る、地知る、我知る、子(あなた)知る」と言って、受け取りませんでした。

相手は恥じ入って、帰ったということです。

楊震の「四知」も同じような発想です。

 

○向上心をもって、自己の成長をはかる

神仏はその人が成長してほしいと願っています。

多くの前世を含めて、過去よりも現在が成長している人間を評価しています。

 

人間は他者からの評価を気にしがちですが、

神仏は過去の本人と現在の本人を比べて、心が成長していると高く評価します。

 

私が長年開運指導をしていますと、ある一定のところまでレベルアップすると、

安心するのか成長を止めてしまったり、脇道にそれてしまう人が少なくありません。

「ウサギとカメ」の童話ではありませんが、

成長は遅くても確実に過去よりもレベルアップしている人を神仏は評価します。

 

〇利他の行動をする

神仏は「利他の心をもつから、神仏になる」といわれます。

 

人間は自己防衛本能があるので、利己のために行動するものです。

しかし、自分が成長するには“利他的行為”が必要です。

 

ある意味、利他の行為を行ってこそ、一人前の人間とみなされます。

利他的な行為は人間だけでなく、神仏からも高く評価されます。

 

できる範囲で、利他の行為を行っていきましょう。

そして、「内なる自己」の成長と利他的行為が陰陽セットになった時、

大いなる霊的成長が起きるのです。

 

  大自然を愛でる人を神仏は特に愛す

 

次に「神仏がどんな人間を好む(愛する)か」を紹介します。

 

〇大自然を愛でる

古神道では「大自然即ち神(大自然の中に神宿る)」ととらえます。

したがって、大自然の山川草木を愛でる人を神仏は特に愛します。

 

いくら神仏を信仰していても、大自然を汚し破壊している人たちは神意にかないません。

 

人類の師は天地自然であり、天地自然の道理にしたがい、天地自然と共生することで発展向上していきます。

 

また、産土は大自然の“生命の基本単位”です。

地球ほど多種多様な生命にあふれた星はありません。

それは、地球が産土の力が強いからです。

 

産土とは『生命尊重、多様性、人類みな同胞、万物同根、宇宙同根』であり、宇宙の基本原則です。

産土は環境保全、人類の平和の基本理念になります。

 

〇明朗な心をもつ(笑顔を増やす)

神仏は「陽気な人間」を好みます。

 

古神道には「笑いの行」があります。

これは腹を抱えて思い切り笑うということです。

 

天の岩戸神話では、八百万の神々が岩戸の前で大いに笑ったので、

天照大神は「何事だろうか」と思い、岩戸を少し開きます。

それがきっかけで、天手力男神が岩戸を開いたというわけです。

 

笑顔は人間だけでなく神仏も惹きつけるのです。

朝、鏡の前でニッコリしてから一日を始めるとよいでしょう。

 

〇「ありがとう」をはじめ最高のよき言葉を意識的に使う

その人の言葉の選択で、その人の霊的レベルがわかります。

「言葉の贈りもの」をたくさんする人は、運がよくなります。

 

同時に、神仏にも「大好きです」「おかげ様で」「ありがとう」

「すばらしい」「うれしい」「楽しい」

「りっぱだ」「すてき」「あっぱれだ」などの“言葉の贈り物”をたくさんすることです。

 

明るくポジティブな言葉は、言霊(コトダマ)となって、

タマシイや霊的ボディ、オーラを明るくします。

 

約束も言葉で交わします。

人類はもっと言葉を大切にし、自分の言葉に責任を持つことです。

意識的に良き言葉を使うようにすると運命が開いていきます。

 


 

2023.11.12

現実の“否認”をやめ、現実を受け入れ、現実を改善する

 

人生や日常生活のさまざまな問題を複雑化・深刻化させているのが、「現実の否認」です。

 

現実の否認とは、“自己都合の思い込み”から現実を無視することです。

また、危険な兆候を(知っていたとしても)認めずに放置する場合もあります。

 

太平洋戦争の時、日本はアメリカに対して敗色濃厚だったにもかかわらず、

「神国日本は負けるはずがない」と現実を否認し、和平のチャンスを逃して、

東京大空襲、沖縄戦、広島・長崎への原爆投下という大惨事を招いた末に無条件降伏をしました。

 

現実の否認は“現実をあるがままに自分が受け入れないこと”から起きます。

 

「知らない方が楽だから、嫌な現状をみたくない」

「自分のやっていることは正しいはずだ」

などの理由で、現状から目をそむけます。

 

しかし、認めたくない“イヤな現実”を観ないようにすることで、さらに現状を悪化させています。

つまり、イヤな現実を観なくて済むという“一時の利益”のため、人生を暗転させるのです。

 

世間体を気にして現実を否認し、最後に“取り返しのつかない事態”に陥るケースが多いのです。

 

暴力をふるう男性や、浪費を繰り返す妻と離婚しても、

再び似たような人と結婚してしまうのは、「現実の否認」から起きます。

現実を直視しないと本当の反省ができず、同じような失敗を繰り返すことになります。

 

  予兆(前兆)をとらえて、早めに対策を打つ

 

何事にも予兆(前兆)があります。

 

重大事故に関してハインリッヒの法則があります。

「1件の重大事故の前には29の軽微な事故があり、その背後には300のヒヤリとする異常がある」

このヒヤリという早い段階で対策を打つのがベストです。

 

しかし、危険な兆候があっても、本人(や組織)がそれを認めようとしなければ対策を打つことはできません。

ヒヤリとした現実を受け入れることで、有効な対策を打つことができるわけです。

 

パートナーからの暴力や結婚で失敗するパターン、ブラック企業への就職、病気や大きな事故・人災に陥るパターンも同様です。

 

相手の性格の重要な側面は、つきあい始めて最初の6週間で明らかになります。

ブラック会社は入社して2カ月もいればわかります。

しかし、わかっても、そこから離れるという行動を起こせない人がいます。

 

現実の否認をしている限り、現状はまったく改善されません。

同時に、適切な対策も打つことができません。

 

なぜなら、効果的な対策は現実を直視して、現実を踏まえて対策をたてる必要があるからです。

 

「現実の否認」は「思考停止」を招きます。

現実の否認がクセになれば、人間は必ず同じ過ちをくり返し、そのたびに事態を悪化させます。

これは最も危ないパターンです。

 

現実を改善するためのステップ

〇まず、現実をあるがままに受け入れてみます。

〇現実を否認せず、現実を直視します。

〇現実を直視することで、問題点が見えてきます。

〇現実を好転させる対策を考えます。

〇自分にできるところから対策を実行します。

 

つまり、現実を受け入れることで、人生を好転させるためのさまざまな対策を打つことができるわけです。

 

自分の中で、現実の否認を行っている分野、先送りしている問題がないかどうかをチェックしてみましょう。

そして、「これが自分の現状だ」と受け入れて、今できることから問題解決に取り組むとよいでしょう。

 


 

2023.10.28

幸福感の多い人生にしていく

 

人間は幸福を求めて人生を歩んでいます。

しかし「自分は幸福だ」と一時思っても、

身内のトラブルや災害、不慮の事故、病気などで、幸福は長続きしません。

 

私は「幸福感を多く得る人生を送ること」が、人生を振り返る時に、

「ああ、いろいろあったけど、全体的には幸福な人生だったな」

と思えるのではないかと考えています。

 

また、幸福感が多いことで「自己肯定感」が高まります。

 

それでは、人間がたくさん幸福感をもつにはどうしたらよいのでしょうか。

 

お金や財産資産など物質的な豊かさを増やしていくのも、幸福感が得られます。

毎月の貯蓄額を多くすることを目標にするのもよいでしょう。

 

貯蓄が多いと、お金の心配をしないでよいという安心感が得られます。

人生で問題が起きた時も、お金で解決できる場合もあります。

 

さて、人間の幸福感は現時点での方向性(ベクトル)に深く関係しています。

自分が向上・上昇している時に、多くの幸福感・満足感を感じます。

 

毎月〇万円貯蓄するのも、人生が上向くので“小さな幸福感”を多く得られます。

 

逆にどんなに大金持ちであったり、権力をもっていても、

下降している時に不安感・不満を感じるものです。

 

前漢帝国の武帝は歴史的な絶対権力者でしたが、「秋風辞」という詩の中で、

「歓楽極まりて、哀情多し」と嘆きました。

 

物質的豊かさには限界があり、それだけではずっと幸福感は得られません。

「物質的豊かさ」と「精神的豊かさ」をバランスよく実現することです。

 

 「内面の自己」の向上を目指すと、幸福感を得やすくなる

 

常に向上心をもって行動していると、より幸福感を得ることが多くなります。

私自身がそうでした。

 

私は最近「内なる自己の成長」は開運につながると同時に、幸福感を得るコツだと考えています。

 

人生の目標は、自分の前世よりも成長し開運することです。

「己の向上心をわが師とする」「わが一霊四魂をわが師にする」をモットーにします。

 

「内なる自己の成長」には、次の方法があります。

 

○自己の神性・一霊四魂を拝む自神拝を行う。

○「一霊四魂との対話」開運法を行う。

○人間に内在する「19の星の力」の活性化をはかる。

○「太元の大光明」瞑想法を行う。

○前世・一族・先祖のカルマ昇華を行う。

○内なるトラウマ、コンプレックスの癒しと改良を行う。

○自分の宿命・運命の改良を行う。

 

「物質的豊かさ」と「精神的向上」の両方を満たした生き方をこころがけ、

 前世よりも幸福感を多く得られる人生にしていきましょう。

 


 

2023.10.16

自力の「念力」と他力の「祈り」を組み合わせて開運していく

 

現在は「霊魂」と表現していますが、江戸時代までは「霊・魂・魄(はく)」で表現されています。

〈霊〉は本来「直霊(なおひ)」のことであり、〈魂〉とは「四魂」です。

〈魄〉は魄体(霊的ボディ、光体・霊体・アストラル体)と思念魄(しねんぱく)に分かれます。

 

思念エネルギーは不思議な性格があって、人間が同じことを思い続けると、同じ性質のものどうしが集まります。

 

そして、ある一定量になると渦のようになり、一種の独立体として“生き物”のようになります。

思念エネルギーの渦状の固まりを「思念魄」と呼びます。

これがシンクロニシティを起こす原動力です。

 

思念魄は人間の想いによって作るエネルギー体(分心体)です。

臨界点まで達すると、思念エネルギーがウワーッと浮き上がって、天地にある原初の願望実現領域にいきます。

 

◎念力(自力)…思念魄、決意・覚悟、行動

◎祈り(他力)…神仏との共鳴同調

◎運気…開名、宿命・運命・カルマの清めと改良

 

時々、神仏に祈り込むというか、念を込める人がいますが、

神仏は自分に念力をかけられることをいやがります。

念力と祈りを混同しないことです。

 

神仏に自分の願望実現をひたすら祈る人がいますが、まずは自力が必要です。

自力があってこそ、他力が発動します。

 

願望実現のためには、「必ず達成する!」という自分の強い念が必要です。

そして、積極的に行動します。

 

その上で、目標が達成できるように神仏の後押しと金運・財運・福徳をいただくことで、

大いなる相乗効果をはかることです。

 

 小さな成功体験をたくさん積むことで、巨大な成功魄を生み出す

 

私は「目に見えない玄気世界(渾沌、本質的な世界)に、

人間の願望に深く関わる願望実現領域がある」ことを発見しました。

 

目標を紙に書いて、その目標を観ていると、

玄気世界の願望実現領域にだんだんアクセスされてくるのです。

 

その目標実現のために小さな成功体験を積んでいくことです。

 

たとえば、毎月○万円貯蓄をしていくことで、確実に貯蓄を増やしていきます。

「小を積んで、大となす」ですね。

 

そして、小さな成功体験をたくさん積みますと、「成功魄(せいこうはく)」になります。

毎月貯蓄するという行為はお金が増えるだけでなく、だんだんと成功魄を生み出します。

 

100以上の成功体験を積むと、渦巻き状の「成功魄」が玄気世界に形成されます。

そうすると、自分の「成功魄」が動き出し、シンクロニシティなどを起こして目標実現を“後押し”してくれます。

 

たくさんの小さな成功体験を積んでいき、成功魄を巨大にしていきましょう。

自力で生み出す成功魄こそ“自分の味方”になるたのもしい存在です。

 

それが大きな成功につながっていきます。

 


 

2023.9.30

人間の行動はすべて本人の“利益”になっている

 

人間の行動はすべて、本人にとっての何らかの“利益”になっています。

行動はどんなに好ましくないものでも、本人にすれば必ず何かの役に立っています。

 

たとえば、あおり運転をする人たちは一時の自分の感情を満足させています。

つまり、“自己満足”という利益があるわけです。

(しかし、その行為は相手にとても迷惑をかけています)

 

さまざまなネガティブな態度や行為は、

「注目されたい」という自己顕示欲や、

「同情されたい」「責任をとりたくない」「現実を見たくない」という、

本人の“一部の利益”になっています。

 

しかし、結局は本人の人生全体には利益にならず、

周りの人や社会にも不利益になっていることが多いのです。

 

周囲に迷惑をかけている人は“歪んだ自己承認欲求”があります。

他者から認められないので、迷惑行為によって自己アピールをしている場合があります。

 

一時的な自己満足ではなく、

「自分の人生全体の利益になっているか」

ということを考えて、オールOKの利益になるようにすることが肝要です。

 

好ましくない行動をしている人に対しては、

「何が自分をこうさせるのか、どんな利益があるのか。

逆に自分の不利益になっていることろはどこか」

ということを、本人が理解できるように話をする必要があります。

 

実は、好ましくない行動をする人は、

「自分に敬意をもつ。自分の人生を大切にする」という“自己信頼”が足りないのです。

 

自分を尊重し大切にする人は、相手も尊重します。

自分や相手に敬意をもち大切にすることは、開運や人間関係を良好にするためには必要不可欠です。

 

相手の自己信頼を育てるには、その人が受け容れられ“尊敬される体験”をさせることです。

 

認知症の老女が、紳士からレディとして扱われると、

感情が戻り、お化粧をし出して、イキイキとしてくるという話があります。

 

尊敬される経験こそ、その人が自己嫌悪に陥らず、自分の価値を否定せず、現実に向き合う勇気を与えます。

 

(参考『自信を育てる心理学』ナサニエル・ブランデン著、手塚郁恵訳、春秋社)

 


 

2023.9.16

「赦しと和解の開運法」で、自己贖(あがな)いパターンを解除する

 

長年、前世セッションを行っているうちに、人間の不幸やトラブル、病気の原因に、

「自分の前世のさまざまな罪を自ら罰して、贖う」という無意識の情動があることがわかりました。

 

理不尽な親や一族のもとで生まれるのも、根本的に「無意識が自らを罰する」行為なのです。

また、仕事でも不思議とパワハラの上司に当たってしまうのも同様です。

 

つまり、自分の無意識が“自分が苦労するような環境”を引き寄せてしまうのです。

 

これを「引き寄せの法則」といいますが、実は前世や一族、先祖が遠因になっている場合が多いのです。

 

まず、前世からの自己、子どもの自己を赦し、すべての自己と和解することが肝要です。

それがだんだん周囲に投影され、自分を助けてくれる人が増えてきます。

 

前世・一族・先祖のカルマ(業)を心からお詫びした上で、

この無意識の「自己贖い」パターンを「赦しと和解の開運法」で解除する必要があります。

願望実現法や神社仏閣開運法を行って効果が出にくい場合も、同様です。

 

(1)前世・一族・先祖のカルマ(業)を心からお詫びし、カルマの昇華を行う。

これによって、自己を罰することを減らします。

 

(2)「赦しと和解の開運法」で自己と周囲を赦し、一切の生きとし生けるものと和解する。

 

(3)「新たな誓い」を立てる。自己贖いによる失敗パターンを解除します。

 

(4)自己信頼を育てる。

自己を励まし、たくさんほめて、心に栄養を与えることで、幸せになるための心の原動力を高めます。

要は“罰するの反対”を行うわけです。

 

(5)日頃から「一切の生きとし生けるものは幸せであれ」を祈る。

自分も一切の生きとし生けるものに含まれますので、罰するパターンから幸せパターンに徐々に変わっていきます。

 

実は相手に攻撃的な人は、自己も攻撃しています。

自己と敵対する心(意識的・無意識的にかかわらず)が投影して、相手を攻撃しているのです。

 

自己と周囲を赦し、一切の生きとし生けるものと和解することで、

自己を味方にし、一切の生きとし生けるものを味方にしていくことです。

 

そうすれば、家族や配偶者との関係性が改善されるとともに、

願望実現力や開運能力が高まります。

 

 前世や一族・先祖のネガティブな「認知・想い・誓願」を解除する誓いを行う

 

私が長年、開運カウンセリングや前世セッションをしていますと、家族・一族の中に、

「自殺、離婚、精神疾患、アルコール・ギャンブル依存症が多い。身内のゴタゴタが絶えない」

など、家族・一族で運命の共通パターンがあります。

 

運命心理学(ソンディ心理学)では、自分の潜在意識と集合的無意識の中間に“家族的無意識”があるとしています。

ソンディ博士が精神病の患者をみますと、アルコール依存症やうつ病など、

家族や一族の中に本人と似た症状の人がいたのです(参考『衝動病理学』大塚義孝著、誠信書房)。

私は『一族的無意識』といった方がよいと思っています。

 

肉体は親や先祖からの遺伝子を受け継ぎます。

同様に、家族や一族・先祖の想念が、「魄」を媒体として、

精神的DNA(遺伝子)が子孫に伝承されていくというものです。

 

それを「遺伝魄(いでんぱく)」と呼ぶことにしました。

 

自分の無意識の世界に、一族的トラウマ、コンプレックスがあって、

人生をよりよくすることを阻んでいるのです。

 

運命には一族・先祖の精神的遺伝が影響しており、

ネガティブな影響をあまり受けないために「自己の確立」と霊性の向上、

前世・先祖のカルマ昇華、霊的遺伝子のプログラミングの改良が必要です。

 

まず21日間前世・先祖のカルマの昇華を行います。

その上で、21日間「前世のネガティブな認知・想い・誓願を解除する誓い」を行います。

 

その後に、21日間「六道にいますわがすべての一族・先祖のネガティブな認知・想い・誓願」の解除開運法を行います。

 

「一族・先祖のネガティブな認知・想い・誓願の解除開運法」のポイントは、

わがすべての一族・ご先祖さまとともに行い、ご本人たちに誓いをしていただくことです。

 

「六道にいますわがすべての一族・先祖のネガティブな認知・想い・誓願」の解除は、心の平安と運気アップにとても有効です。

 

※実際の「前世・家族・一族のカルマ昇華法」は、

CD『自分でできる前世・一族・先祖のカルマの昇華法』に従って行うとよいでしょう。

 

※実際の「赦しと和解の開運法」は、

CD『実践・赦しと和解の開運法と宇宙の大いなる慈愛』に従って行うとよいでしょう。

  

※「前世のネガティブな認知・想い・誓願を解除する誓い」と

「六道にいますわがすべての一族・先祖のネガティブな認知・想い・誓願の解除開運法」は、

CD『意識と無意識の調和、シャドーの浄化法』を参照してください。

 


 

2023.9.10

人生のリズムを意識して、準備をする

 

天地自然の道理に順応した生き方を、古神道では「神ながら」といいます。

そうすることで「神人和楽」になっていきます。

 

運波を知り、運波にしっかりと乗ることです。

無理にやってもうまくいかないから、バイオリズムに乗った方が楽です。

 

バイオリズムは一人一人違います。

それを観るのが東洋運命学です。

 

サーフィンでも波の動きを見て、いい波が来たらパッと乗るとスムーズにいきます。

 

そのためには準備が必要です。

春になってから春の準備をするのでは遅いのです。

 

冬のうちに、春の準備をしておきます。

そうすると、春になった時にすぐ行動できます。

 

夏、秋も同じで、今のうちにその先の準備をしておくことが成功するコツです。

 

大自然のバイオリズムと自分のリズムが違えば、うまくいきません。

 

「神仏を拝んでいるのにうまくいかない」と不平を言う前に、

自分の行動が天地自然の道理に沿っているか、考えてみることです。

 

大自然のバイオリズムは「原則界」がつかさどっていますから、

神仏に手を合わせながら、大自然のバイオリズムに順応する必要があります。

 

 成功のポイントは方向性(志)と手順とタイミング

 

成功する人と失敗する人がいますが、

失敗する人が全然努力をしていないわけではありません。

 

まったくの怠け者は論外として、みんなそれなりに一生懸命頑張ってはいます。

 

なぜ成功する人と失敗する人があるかというと、

方向性(志)と手順とタイミングにかかっています。

 

最も重要なことは、自分の方向性です。

 

天命(人生の目的)とは社会の役にたち、自分が面白い事柄です。

天命の方向に向かいますと、遅くても確実に成果が出てきます。

 

天命の方向と逆方向だと、努力した分だけ人生がうまくいきません。

 

時々、「私は自分の天命の方向に向いているか?」を、

自分の内なる一霊四魂と対話し、確認していくことです。

 

天命の方向に進むと、運が良くなります。

そして、産土の守護曼荼羅のご存在たちも元気になり、加護が厚くなります。

 

まず方向性を定めた上で、「手順」と「タイミング」を考慮します。

 

おいしい料理を作るにも手順があります。

順番を間違えたら、おいしいものはできません。

 

特にタイミングは大事です。

昔から「幸福の女神は3回来る」という諺があります。

 

東洋運命学を勉強したら、その時期がわかるわけですから、

チャンスの時にがっちりとゲットしましょう!

 

前もって予測して、準備をした上でチャンスをつかむと楽です。

 

そうすることで、だんだん「最小努力で最大成果があがる」ようになってきます。

 

 

 

2023.8.27

平気でウソをつく人々(サイコパス)との対処法

 

世の中には「サイコパス」と呼ばれる人間がいます。

私は以前、サイコパス(と思われる)人とのかかわりがあった時に、

かなり消耗した経験があるので、サイコパスについて研究しました。

 

相手をサニワする際、サイコパスかどうかを考慮する必要があります。

 

サイコパスの人は、一見“有能”です。

しかし、無責任な性格なので、何かトラブルが起きるとその原因を相手に責任転嫁します。

 

また、感情の起伏が激しく、相手に対する態度が豹変して、衝動的でネガティブな行動をとります。

(この“豹変”は「サイコパスかどうか」を見抜く重要なポイントです。

豹変する人は基本的に信用しないことです)

 

自分に都合がよいウソをつき、思い込みが激しいため、

自分がついたウソを真実だと信じ込みます。

そして、周囲を巻き込みます。

 

アメリカのトランプ前大統領はさまざまな言動により、サイコパスだといわれています。

自己陶酔型(ナルシシスト)であり、反省心が乏しいため何度もトラブルを起こします。

 

そして、自分が責められると逆ギレすることもあります。

相手に対する思いやりがなく、自分が有利になるようにウソをつきます。

 

いわば「平気(罪悪感なし)でウソをつく人たち」であり、

付き合っているとこちらが痛い目にあいます。

 

ロシアのプーチン大統領はウクライナ戦争において、

「白を黒、黒を白」と平気でウソをついて、それをロシア国民に信じ込ませました。

まさにプーチン大統領は典型的なサイコパスですね。

 

サイコパスの人は自己中心的な人間観・世界観をもっており、

独裁者やカルト宗教の教祖、詐欺師、犯罪常習者はサイコパスの人間が多いのです。

 

サイコパスの場合は、特に相手の心を消耗させますので、

その人と付き合っていて、ウソが多かったり、心が過度に消耗する場合は、

「相手がサイコパスではないか」と考えた方がよいのです。

 

基本的にサイコパスの人とは付き合わないことです。

政治家がサイコパスだと、多くの人がひどい目にあいますので、支持しないことです。

 

職場でも、サイコパスの人にはなるべく距離をおくことです。

特に、結婚は要注意です。

 

サイコパスの人を改心させることは基本的に無理なので、割り切って距離をおくことです。

 

 「サイコパス」の霊的側面

 

「サイコパス」の人々は軽度・中度・重度に分類され、

それは内なる神性・一霊四魂の光が心の闇で覆われている状態に比例します。

 

この世での矯正は無理なので、

重度のサイコパスの人たちは霊界での厳しい矯正の場が待っています。

 

ミロク北辰の大神さまに伺ってみました。

“わが直霊の大神さま、サイコパスの霊的意味を教えてください”

 

《サイコパスの人間は100人に1~2人います。

つまり、どんな共同体の中にも混じっていると考える必要があります。

(どんな共同体にもサイコパスの人がいるという認識が必要です)

 

サイコパスの人間はこの世での矯正はほとんど無理なので、

一般人は付き合わないことです。

彼らは反省心が乏しいので「気づき」ができません。

 

死んでから、その人間の一霊四魂の求めにより、

厳しい環境で痛い目にあうことでクリーニングして、

「気づき」を与えられることになります。

 

人間は感謝と反省がないと、サイコパスに陥る恐れがあります。

常に反省し、一切の生きとし生けるものに感謝と敬意をもつことです。

人間はもっと人を見きわめるサニワ力を持たなければなりません》

 


 

2023.8.5

宿命・運命は、天命・地命を行うための環境・条件

 

天命とは「人生の目的」であり “天との約束”です。

ある意味では、人間の“内在の神仏”である「一霊四魂」が現世で果たしたい仕事(大志)です。

 

地命とは、「前世で自分に足りない部分を、今世で肉体人間の自分が補い、習得したいと願っていること」

であり、“自分との約束”です。

 

私はもともと宿命・運命の前に、「天命とは何か」を先に考えていました。

後で東洋運命学を勉強して、宿命・運命の傾向がわかりました。

 

実は天命・地命は宿命・運命と表裏の関係にあり、

ある意味、宿命・運命は天命・地命を行う際の環境・条件になるのです。

 

まず、宿命と運命はどう違うのか説明しましょう。

宿命には “ハード面”と “ソフト面”があります。

 

○宿命のハード面…時代、民族、性別、家族など

○宿命のソフト面…人生の大きな流れ

 

ハード面は日本人に生まれたとか、現代に生まれたということです。

江戸時代に生まれたら、違う人生になっていたでしょう。

 

その親のもとに生まれるのも宿命です。

兄弟姉妹の順序も変えられません。

 

このように、宿命の「ハード面」とは変えられないものです。

 

一方、ソフト面とは「人生の大きな流れ」であり、

四柱推命や九星気学、占星術などである程度わかります。

 

この宿命のソフト面は、宿命・運命の改良法や前世・先祖のカルマの昇華などによって、改良できます。

 

運命とは自分の行動・思い・有り様によって変えられます。

 「開運する」とは運命を開くことであり、開運法は運命を良くするために行います。

 

 運命を開く世界から、運命を超える世界へ

 

実はこの宿命・運命は、前世によって決まってきます。

私は長年の前世リーディングによって、宿命・運命と前世の関係もわかってきました。

(CD『前世の法則と家族・一族・先祖との関係性』)

 

前世・宿命・運命を踏まえて、それを超えた世界に天命があります。

 

現実的な問題として、宿命・運命を踏まえる必要があります。

それに向けての戦略・戦術を運勢でみていくのです。

 

「今年はどうやって、来年はどうやって、10年後は、12年後は」

と、12年計画で天命を行います。

 

一霊四魂はそれぞれが神仏です。

現津(アキツ)神である人間の生きる目的が天命になります。

 

人間は地上に降りた現津神(肉体を持った神)として天命を歩むのです。

現津神としての神威が発動した時に、運命を超えていけます。

 

ただし、すぐにはできませんから、

軍略・戦略をたてて、確実にその方向に歩んでいくことです。

 

宿命・運命は四柱推命や九星気学で観ますが、

宿命・運命を清め、改良し、前世を超えて、天命の方向に歩むことが目的です。

 

最終的には天命を実現する時、運命を開く世界から、運命を超える世界になっていくのです。

私はそれを「運命の開拓者」と呼んでいます。

 

「運命の開拓者」とは、自分で意識的に大きく運命を切り開く人たちです。

さまざまな開運法を行い、宿命・運命を改良し、カルマ昇華などを行うことで、

人生運のステージを上げ、開運するための認知に基づく行動をとる人間です。

(CD『創運・増運のための開運法と言霊実現の神秘力』をお聴きください)。

 

それらによって開運人生にしていき、前半生に比べて別人のようになることです。

開運法を行うだけでなく、開運法の上達者になって上達して、

効果を上げられるようになることで、「人生そのものの開拓者」になるわけです。

 


 

2023.7.22

自己と他者を活かす智慧があってこそ、愛や慈悲の心が形に表れる

 

愛や慈悲と、智慧の関係を述べていきます。

キリスト教では、隣人愛や人類愛など「愛」を説きます。

仏教では、ゴータマ・ブッダ(釈尊)が慈しみの言葉として、

「一切の生きとし生けるものは幸せであれ」と説いたように「慈悲」を説きます。

 

キリスト教の「愛」は人間同士の場合が多く、動物と人間を分けて考えています。

慈悲の場合は、「山川草木悉(ことごと)く仏性あり」という言葉があるように、

人間と動植物、鉱物などの区別はなく、すべて平等であるととらえています。

 

仏教の「慈悲」は、人間も含めて「一切の生きとし生けるもの」を対象にして、万物の幸せを祈ります。

神道の場合は「大自然すなわち神」として、大自然を神としてとらえていますが、

仏教と似た自然観になっているため、日本に仏教が根付きました。

 

さて、「愛」はとても大切ですが、智慧がないとうまくいきません。

たとえば、親が子どもを溺愛して、子どもの将来をダメにすることがあります。

親は愛情をもって子どもの自立をはかる教育が必要です。

 

振り込め詐欺では高齢者の家族愛につけこんで信じ込ませ、多額のお金を振り込ませます。

まず詐欺であることを見抜く智慧が必要です。

 

飢餓難民に対して、食料を支給するのは必要ですが、

難民が自立できないため、子どもも栄養失調になる連鎖がおきています。

自立するための智慧ある支援が必要不可欠です。

 

愛ある人が貧乏で、苦しい生活をする場合があります。

それは生きる智慧と技術が足りないのです。

 

「自己犠牲」を賞賛されることがありますが、

自己犠牲とは“相手と自己をともに活かす智慧”が足りないといえましょう。

 

 宇宙の大いなる意志は〈宇宙最高の叡智〉である

 

宇宙の大いなる意志は〈宇宙最高の叡智〉です。

次の超次元世界は〈宇宙の大いなる慈愛〉です。

最初に叡智があって、次に慈愛があるのは、人間の有り様を示しています。

 

人間もまず自ら考え、自己を活かし、他者を活かす智慧を出すことです。

その上で、愛や慈悲の心をもって、実際に自己と他者を活かすことができます。

 

「愛がすべて」「愛が地球を救う」という言葉がありますが、

その前提として智慧を出す必要があります。

 

智慧がないと“自己満足”になります。

智慧があってこそ、愛や慈悲が活きてくるのです。

 

私が提唱する「ご開運」とは、自己が開運し、他者も活かす智慧をもって、

愛や慈悲ある行動をしていくことです。

  


 

2023.7.9

目標達成が失敗する原因と対処法

 

目標達成が失敗するのは、7つの理由があります。

そして、その対処法も示します。

 

①「~しなければならない(すべき)こと」を目標にしている。

人間は“義務的内容”ほどできないものです。

「~すべきだ」は認知のユガミです。

 

「その目標が達成できると、どんな楽しい、面白いことがあるのか」

というモチベーションがもてる目標を立てることです。

そして、時々は目標を達成した場面をイメージして楽しむようにしましょう。

 

日頃の言葉も、「~しなければ」「~すべき」ではなく、

「~すると良い」「~だとすばらしい」と言うことです。

 

②  自分の人生の方向性をはっきり定めていない。

「自分がどのようになりたいか」という方向が定まらず、

願望達成という目的地に到達できるわけがありません。

 

その基準は「好きこそものの上手なれ」です。

自分が好きなことの中に、天命への方向性があります。

 

③  具体的な行動ステップや数量、期限がない。

「小を積んで大をなす」ということで目標を階段化して、

具体的な行動ステップを考えることです。

目標を掲げたら、実現するための方法を具体的に列挙します。

 

さらに、具体的な数量と期限を決めないと、何事も始まらないのです。

そのためには、現実の人生をよく観察して、世間の仕組みを学ぶことです。

そして、着実なステップアップをはかりましょう。

 

④  達成不能な目標をたてている。

最初から不可能な目標をたてている人がいます。

この場合、目標が実現できない時に、自分に“言い訳”ができるわけです。

 

自分に言い訳ができないように、少し頑張れば達成できる1ランク上の目標をたてることです。

達成できたら、自分を大いにほめて、次にまた1ランク上の目標を立てます。

このように目標のステップアップをはかります。

 

⑤  行動力が足りない。

行動力が足りないのは、まだ本気ではないということです。

内なる自分に「それは自分が本当に願っていることなのか」と自問自答してみることです。

本当に願っている事柄なら、積極的に行動できます。

 

不言実行という言葉がありますが、実行しなくても痛くも痒くもないので本気が出ません。

「有言実行」をモットーとして、目標を達成した時のご褒美を自分にあげることです。

 

「私は本気だ! 私は必ず○○を実現する!」と決意し、宣言します。

 

そして、「やれることはすべてやる」という強い想いで、

「すぐやれ! 今すぐやれ! とっととやれ!」

を口グセにして、行動していきましょう。

 

⑥  応援団が少ない。

何事も自分ひとりでできるわけではありません。

多くの人に助けてもらう工夫をすることが成功の秘訣です。

上手にサポートを受けることです。

 

多くの援助者・ファンを増やすようにしましょう。

一所懸命な人を見ると、心ある人は応援したくなるものです。

そして、その人たちに感謝して喜んでもらうことが、目標達成のスピードを速めます。

 

神仏は「縁をもって開運する」のですから、

産土開運法をはじめ各種開運法を行い、縁を活用できるように創意工夫しましょう。

  

 霊的・精神的ブレーキを解除する

 

⑦  霊的・精神的ブレーキがかかっている。

○前世・一族・先祖のカルマ(業)

私が前世セッションを行っていると、

本人の前世・一族・先祖のカルマが願望実現にストップをかけている場合があります。

人生にトラブルが多かったり、人生運が上向かない場合、

前世・一族・先祖のカルマを昇華する必要があります。

 

前世・一族・先祖のカルマは名前に投影しますから、

開名(開運する改名)を行ってから、カルマ昇華法を行うと効果的です。

 

○自己贖(あがな)いをしている

人間の不幸やトラブル、病気の原因に、

「前世からの罪を自ら罰して、贖う」という“無意識の情動”があることがわかりました。

この場合、人生がうまくいき出すと、自分の無意識が人生にブレーキをかけるわけです。

 

神社仏閣開運法や願望実現法を行っても効果が出にくい場合、「赦しと和解の開運法」が有効です。

また、人生で同じような失敗を繰り返す「失敗シンドローム(症候群)」の場合も、

「赦しと和解の開運法」を行うとよいでしょう。

「赦しと和解の開運法」で、前世のブレーキを解いて、前に進むことができます。

 

※前世・一族・先祖のカルマ昇華法は、

CD『自分でできる前世・一族・先祖のカルマの昇華法』で実践してください。

 

※赦しと和解の開運法の具体的メソッドは、

CD『実践・赦しと和解の開運法と宇宙の大いなる慈愛』で実践してください。

 


 

2023.6.25

何事も活かす智慧が湧く方法

 

何事も活かす智慧のメカニズムについて説明しましょう。

智慧が出るには知識と体験が必要です。

 

しかし、それだけですと「知識+体験→分析」となります。これはヨコの変化です。

 

智慧とはタテの変化であり、“昇華”させたものです。

分析とはAかBか、良いか悪いかなど「二者択一の世界」です。

 

分析も大切なことです。そのためには知識と体験が必要です。

しかし、分析だけだと、それ以上にはレベルアップしません。

 

二者択一し、他を切り捨てるのではなく、

「両方活かすにはどうしたらいいか?」

つまり、調和する方法を考えるのです。

 

AかBかではなく、「陰・陽」という視点で観てみましょう。

 

「他者と自分を共に活かそう」と思い、洞察した時に、

直観がひらめき、智慧に《次元上昇》します。

これを昇揚(しょうよう)といいます。

 

○直感…知識や体験がない状態でパッとひらめくこと

○直観…本質を洞察し、調和させるインスピレーション

 

直観とは「洞察力」です。

本質を洞察するにも知識と体験は必要になります。

 

知識・体験などいろいろなものを総合的に考えて、

両者を「活かそう」と掘り下げていくと、

フッとインスピレーションが湧きます。

 

右か左か、どっちがいいかと考えている間は、直観力は生まれません。

「両方活かし、調和させるには何をしたらいいか」

と考えた時に、直観力は生まれます。

立体的に両方を満たす部分があるのです。

 

  人間の思考の4パターン

 

人間の思考は4パターンあります。

 

○利己主義  I’m OK, you are not OK.  

○自己犠牲  You are OK, I’m not OK. 

○世捨て人  I’m not OK, you are not OK.

○智者    You are OK, I’m OK.

 

神仏のご開運を祈るのもそうです。

神仏のご開運を祈れば神仏はOKですし、

ご開運された神仏から人間も開運してもらいますから、人間もOKです。

 

人生のいろいろな問題においても、

「目的は1つ、方法はいくらでも」を念頭において対処するとよいでしょう。

 

結果的にどちらかを選択せざるを得ない場合でも、

活かそう、調和させようと思って動くと、相手が敵に回りません。

 

自己犠牲で何かをやるというのは、智慧を出していないからです。

 

智慧を持って、自分も活かし相手も活かし、

「かけ算思考の一石数鳥」を狙いましょう。

 

常に開運の思考で行動していくと、

実際に一石三鳥や一石五鳥になるケースが増えてきます。

 

私も何か行う時は、必ず「一石数鳥になるには何をすればよいか」を考えます。

それを繰り返しますと、大いなる成果があがるようになります。

 

また、「最小努力で最大効果を上げるにはどうしたらよいか」を常に考えましょう。

これをやっていくと、両方(ある意味の陰・陽)を活かすだけでなく、

それを合体させてバージョンアップできることもあります。

 

陰陽調和による次元上昇で、「太一(たいつ)」が生まれるわけです。

 

そして、「天(宇宙の大いなる意志)」を意識して、

「常に活かす、本質は何か」と洞察していると、次元が高いインスピレーションが湧きます。

 

頭頂から“直観アンテナ”が立つようになります。

“直観アンテナ”が立つと、より直観が出てきます。

 

智慧はバージョンアップであり、質(次元)が変化するわけです。

 


 

2023.6.11

「確証バイアス」とサニワ(審神法)の重要性

 

古神道には、「神仏や神霊の真偽を判定する」審神法(サニワ)というメソッドがあります。

さまざまな情報が飛び交う現代、物事の本質を洞察し、真偽を判断するサニワの視点をもつことが大切です。

 

私は長年、認知心理学を学んできました。

認知心理学に「確証バイアス」という用語があります。

 

認知とは「ものの観方、とらえ方」のことであり、バイアスとは「偏り、かさ上げ」のことです。

人間には、認知に偏りがあり、そこからさまざまな問題が発生するということです。

 

人間は確証バイアスがかかることで、“見たい現実”しか見ない傾向があります。

 

たとえば、人間にはある仮説を真実だと思って検証する時、

それを支持したり、補強する情報ばかりを集め、反対の情報を無視する傾向があります。

 

これは人間の心理には、「確証バイアス」がかかりやすいからです。

「確証バイアス」がかかっていますと、他者の責任にすることが多いのです。

 

たとえば、ロシアのプーチン大統領はロシアのウクライナ侵攻を、

自分都合の“思い込み”によって西側を非難し、自己正当化しています。

(どんな理由でも、主権国家を不当に侵略していることに変わりはありません)

 

プーチン大統領は自分が“見たい現実”しか見ない「確証バイアス」にかかっていると考えられます。

 

また、自分が “正しい”と認知した事柄を過大評価しがちになります。

 

たとえば、占い師に鑑定してもらって、当たった事柄があると、

その占い師を全面的に信じてしまうなどです。

カルト宗教や霊能者も同様のパターンです。

詐欺も人間の「確証バイアス」による“思い込み”を利用しています。

 

近年はインターネットの普及により、人々が「確証バイアス」にはまりやすくなっています。

自分が興味をもった情報を検索しますと、それに沿った情報が自動的に検索の上位にきます。

そのため、反対意見の情報をみる機会が減っていきます。

 

したがって、「さまざまな情報が似た結論になっているので、この情報は真実だ」

と思い込み、確証バイアスが増幅されます。

 

しかし、実際は自分が似た情報を集めているだけかもしれないのです。

フェイクニュースや陰謀論にはまる人たちもこのパターンです。

インターネットのワナだといえましょう。

これらを防ぐのは、サニワの視点をもつことです。

 

 サニワを意識的に行うことで、「確証バイアス」による思い込みを防ぐ

 

人間は「自分の価値観や信念に一致する情報」を無意識に探そうとします。

個人の先入観に基づいて、“自分に都合のいい情報だけ”を集めて、

それにより自己の先入観を補強するというパターンです。

 

自分がある決断を行うと、その後に得られた情報を自分に都合よく解釈する傾向があります。

「不都合な真実」を見ないようにすることも多いのです。

 

自分や相手、物事を等身大に観るには、

「見たい現実」と「見たくない現実」を両方観ることが必要です。

両方観ることができることで、過大評価も過小評価もしなくなります。

これが「確証バイアス」を防ぐ方法でもあります。

 

私が前世セッションを行っていますと、

前世で「宗教的カルマ」をおかしている人が今世でも確証バイアスがかかりやすく、

同じパターンになっているケースが多いのです。

 

したがって、前世からの認知のユガミ・偏りをなくすことが、

今世の心の成長の課題になるわけです。

 

何らかの説に夢中になっている時、

「自分は確証バイアスになっていないか」というチェック、

すなわちサニワが必要不可欠です。

 

また、自分が「確証バイアス」に陥らないために、厳しい忠告をしてくれる友人知人が必要です。

時々、サニワの観点でチェックしてもらうとよいでしょう。

 

その場合、「厳しい忠告を聞き入れ、自らの考えを見直すこと」で、サニワになります。

  

※サニワの具体的な方法はCD『前世を踏まえた開運サニワ』をお聴きください。

 


 

202.6.3

毎月貯蓄することは、人生の主導権をにぎるために必要不可欠

 

私は長年、金運アップ術を講座で指導してきました。

というのは、開運カウンセリングをしていると、

お金のことで他者に主導権をにぎられたり、

人生をあきらめている人も少なくないからです。

 

「いやな仕事だけれども、お金のために働いている」

「いやな上司だけれども、仕事をやめるとお金が困るので、我慢している」

「離婚をしたいけれども、経済的に自立できないので離婚できない」

「病気になったが、お金に余裕がないため高度な治療を受けられない」

など、自分の人生がお金ににぎられている(お金から自由を束縛されている)ことがあります。

 

それなりに収入があっても、貯蓄をほとんどしていない人もいます。

そういう人は大病や大ケガ、失業になった時、一気に困窮することになります。

また、年金生活に入って、貯蓄がほとんどないため生活が苦しいという人もいます。

 

金運アップ術を行い、「貯蓄専用口座」に毎月貯蓄することは、

自分の人生の主導権をにぎるために必要不可欠です。

 

お金を管理し貯蓄することは、人生を管理することでもあります。

お金にゆとりがあると、精神的なゆとりも出ます。

 

 お金で解決できることはとっとと解決し、人生の重荷を軽くしていく

 

私はお金を「人生の重荷を減らす」ことに使うとよいと思っています。

現代はお金で解決できることもたくさんあります。

 

私はお金で解決できるものはとっとと解決し、人生の重荷を少しでも軽くしていくことが、

人生を安楽に生きるための方法の1つだと考えています。

(お金で解決できない事柄も多いですが、せめてお金で何とかなる重荷は減らすことです)

 

そして、ホンネのエネルギーが金運を呼びます。

本当はお金がほしいのに、「お金なんて」とか、

「人生、お金だけではない」と言う人に限って、お金に“執着”があります。

 

お金に否定的な想いをもっている人には、

「私が嫌いなのね。では、さようなら」となります(笑)。

 

お金は、自分を大事にしてうまく使ってくれる人には、ほかの仲間も呼んできます。

お金持ちがどんどん金持ちになるのも、法則性があるのです。

 

金持ちになった人は、金持ちになる以前から、「自分は金持ちになる!」と思っています。

ある程度お金が回りだすと、お金がお金を呼んでくるのです。

 

「私はお金が大好きです! わが家にお金がどんどん集まってくる」

という言霊を口グセにしましょう。

 

※開運法と金運アップの神言・真言などは、

CD『創運増運のための開運法と言霊実現の神秘力』をお聴きください。

   


 

2023.5.20

内なる「一霊四魂の声」を聴くということ

 

私がはじめて、自分の内なる神性・一霊四魂(いちれいしこん)と対話をしたのは30代前半です。

 

当時は仕事において希望が見えず、五里霧中の状態でした。

そうした中、私は勤めていた会社で出向を命じられました。

 

そのストレスもあり、高熱が1週間ほど出て、救急車で病院に行きました。

医者の診断は急性肺炎であり、そのまま入院しました。

 

翌日には、高熱はおさまりましたが、1週間は入院することになりました。

私は入院している最中、

「今後、どう生きるか。自分の天命とは何か」を深く考え、自問自答しました。

 

すると、“声なき声(波動)”を感じました。

 

そして、私は自分の“心の声”にしたがい、

「会社をやめて、神仏に関する仕事をしよう。自分の天命を歩もう!」

と強く決意しました。

 

今、考えますと、軽く目を閉じて自分の胸の奥(直霊)にむかって問いかけており、

まさに「一霊四魂との対話」をして、一霊四魂の“波動”を感じていたわけです。

 

そして、私は会社をやめて、独立しました。

 

独立した後も、さまざまな局面がありましたが、

自問自答をして、自分の「内なる自己の声」を聴くようにしました。

(すべての事柄を「内なる自己の声」に聴いたわけではありませんが、

内なる声を聴かないで自分の都合で決めたことは、失敗することがありました)

 

40代になって、神仏からのワケミタマをいただく際も、

まず「内なる自己の声」に耳を傾けました。

その上で、ワケミタマをいただくことにしました。

 

私は40代から霊能が本格的に発現するようになりました。

 

おかげ様で、私は大きく道をそれることがなく、現在にいたっています。

我ながら、30年にわたって天命を歩んできたなと思います。

 

これは私が「天(宇宙の大いなる意志)」を不動の基準点にして、

内なる一霊四魂との対話を大切にしてきたからです。

 

 「一霊四魂との対話」は人生の羅針盤になる

 

私の太一の直霊の大神である尊星王上帝(そんじょうおうじょうてい)さまのメッセージです。

 

《あなたは苦しい時、無意識的に「一霊四魂と対話」をして、自分の方向性を定めてきた。

人間は問題がある時、外に解答を求めようとするが、“内”にこそ答えがあるものだ

謙虚な気持ちで「内なる一霊四魂」と向き合い、対話をすることだ。

 

一霊四魂は本人の成長と幸福を望んでおり、一霊四魂からの波動を感じることだ。

「一霊四魂との対話」ができるようになることは、人生の奥義の一つである。

人間は霊能を求めるのではなく、内なる一霊四魂との対話ができるようになることだ》

 

私が人生を振り返りますと、

「天」という基準点と、「一霊四魂との対話」は、

人生の羅針盤になってきたことを実感しています。

 

私が違う方向に行きそうになっても、

「天」を意識し、「一霊四魂との対話」を行うことで、

天命の本道に戻ることができました。

 

霊能者の中には、神仏との対話ができる人たちが少なからずいます。

しかし、内なる「一霊四魂との対話」ができている人はそれほどいません。

 

私は霊能者や霊感者にも、自分の一霊四魂との対話を勧めています。

それによって、開運人生を歩むことができるからです。

(霊能と開運はまったく別の分野です)

 

神仏と直接交流できる人たちは、前世で霊的な修行をしている人たちです。

しかし、「一霊四魂との対話」は誰でもやろうと思えばだんだんできるようになります。

 

内なる自己と向き合い、謙虚に一霊四魂と対話をし、

自己反省をして、一霊四魂の声に耳を傾けることです。

(自分が慢心している時は一霊四魂の声を聴こうともしないし、聞こえないものです)

 

一霊四魂はあなたと対話をしたいのですから、

一霊四魂と対話をしていくと、だんだん明確に対話ができるようになるものなのです。

 

「一霊四魂との対話」開運法は、一種の潜在意識の開発であり、霊性開発法です。

今世中に「一霊四魂との対話」開運法をマスターするとよいでしょう。

 

※一霊四魂との対話の実践法は、

CD『鳳凰の国「日本」の復活~実践「一霊四魂との対話」開運法』をお聴きください。

  


2023.5.8

人間は自分が信頼できる人の言うことには、聴く耳をもつ

 

私が開運カウンセリングをしている時、

「家族が自分の言うことを聴いてくれない。家族に、言うことを聴かせる方法はないですか?」

という質問を受けることがありました。

 

しかし、そもそも自分の思うように相手の心を変えることは、マインドコントロールになります。

これは善意であっても、やってはいけないことです。

カルト宗教や悪徳占い師がよく使う方法であり、それは一種の宗教的カルマになります。

 

家族が自分のいう意見を聴いてくれないのは、実は自分が家族から信頼されていないからです。

つまり、“自分の有り様”を反省する必要があるのです。

 

私が開運カウンセリングをしていますと、

「親は好きだけど、親を信用できない」という子どもの話がありました。

 

子どもは親を愛していますが、親を信用・信頼していないパターンが意外と多いのです。

自分が家族に信頼されてこそ、自分の意見を聴いてくれるようになります。

 

まずは自分が自己を信頼できるようになることです。

自己信頼では「自己に敬意を持ち、言行一致をこころがけ、約束を守ること」が基本です。

「言っていることと、やっていることが違う」と周囲から思われると、信頼はされませんね。

 

言行不一致の人は、自分自身も信頼できていません。

時間に遅刻したり、約束を平気で破るようでは、信用できません。

これでは、相手に自分の言うことを聴いてもらうことはむずかしいでしょう。

 

自己信頼は開運人生の基本になります。

開運法を実践したり真言を毎日称えていても、

日常生活が乱れていたら、効果は限定的になります。

 

 自分が運がよくなり、周囲の人々に福運を分け与えられる人間を目指す

 

講座においても、「家族のために、自分が代わりに開運法をやってもよいですか?」という質問もあります。

もちろん21日間産土神社(鎮守神社)連続参拝法や、

21日慎食行などの開運法をおこなうのはよいことです。

 

ただし、自分自身がまず開運法による運気アップをはかることが前提です。

自分が開運法を行い、手応えや上達を実感したら、家族のために開運法を行うとよいでしょう。

 

「自分の人生の主導権を自分がにぎる」

という思考から発することが重要です。

 

基本的な考えとして、

「自分の運がよくなり、周囲の人々に自分の福運を分け与えることができるようになる」ことです。

まず、自分が開運人間になることを目指しましょう。

 

運はエネルギーなので、相手にも与えることができます。

自分をとことん福運人間にしていくことで、周囲に福運が自然と浸透していきます。

老子が言った「無為にして化す」パターンです。

 

人間を光に例えますと、自分が暗いままで、周囲を明るくすることはできません。

まずは自分が光り輝くようになることです。

そうすれば、周囲もだんだん明るくなります。

 

「中心軸の法則」は開運にも通じます。

自分が“開運の軸”になると、環境が自分を軸に回り出します。

自分の中心軸にして、周囲の人たちをその渦に巻き込むことです。

 

つまり、自分の人生の主導権をにぎり、その上で周囲を開運の渦を拡げるのがベストなのです。

  

※中心軸の法則についてはCD『進化発展の法則を活用した開運・成功術』をお聴きください。

 


 

2023.4.23

安全保障は「防衛、食料、エネルギー」の3本柱になる

 

政府は安全保障として、GDPの 2%の防衛費の増額をはかっています。

さらにそれを増税で賄おうとしています。

しかし、安全保障は本来「防衛、食料、エネルギー」の3本柱です。

 

人間が生きていく上で最も必要なのは、食料です。

ところが、令和元年度の国民1人1日当たりの「カロリーベースの食料自給率」は、38%しかありません。

 

危機管理は「最悪の事態を想定して、そうならないように対策を打つ」ことがポイントです。

 

世界的な気候変動が頻発している現在、いつ食料危機が発生しても不思議ではありません。

自国の国民への供給を減らしてでも、日本へ食料を輸出してくれる国はありません。

 

国連によると、1950年の世界人口は25億人でしたが、

2022年には推定80億人を突破しました。

恐るべき人口増加であり、今後さらに水不足、食料不足が懸念されます。

 

実際、ウクライナ戦争によって一時世界的に食料不足がおきました。

日本はもし外国から兵糧攻め(輸出禁止)に遭うと、

すぐに食料不足、エネルギー不足が発生します。

 

次がエネルギーです。

電気もガスもなければ、私たちはまともな生活ができません。

日本のエネルギー自給率はたった11.8%です。

これは先進国の中でも極めて低く、

エネルギー資源のほとんどを海外からの輸入に頼っている状況です。

 

せめて日本は電力だけでも自給率を高める必要があります。

日本の地熱発電は潜在発電力は世界第3位ですが、まだ3%しか活用できていません。

 

地熱発電を本格的に稼働させ、

それに洋上発電、太陽光発電を組み合わせれば、

エネルギーの自給率は70%以上にはできます。

 

従来の大規模な発電設備ではなく、

マイクロ水力発電なども組み合わせて、

“地域単位の地産地消のシステム”にすれば、十分可能です。

政府がやる気さえあれば、原発がなくても電力は何とかなります。

 

日本は豊かな自然があり、全国に休耕地がたくさんあるのですから、

農地にできる土地も十分です。

さらに四方に海をかかえる世界有数の海洋国家です。

 

食料にしろ電力にしろ、自国で賄えるだけの潜在力をもっており、

本気で取り組めば70%以上を自給できます。

 

 日本は重税国家で、借金大国になっている

 

2023年2月21日、財務省は「2022年度の国民負担率が47.5%になる見込みだ」と発表しました。

世界を見渡しても、日本ほど国民負担率が高い国はあまりないのが現実です。

しかも、これほど国民負担率が高いのに、国家財政は1000兆円以上の赤字になっています。

 

この財政赤字を加味した日本の潜在的国民負担率は50%以上になります。

つまり、日本はすでに所得の半分以上を吸い上げられる重税国家なのです。

 

江戸時代の年貢は『4公6民』(年収の4割)でしたが、

幕府の財政が悪化して『5公5民』になると、日本中で一揆が多発しました。

 

スウェーデンなど北欧諸国は、国民負担率は日本よりも高い国がありますが、高福祉になっています。

日本は重税国家でありながら、高福祉は実現できていません。

というよりも、年金だけでは老後のゆとりある生活ができないレベルです。

 

その割に原発関連には巨額の予算を費やしています。

たとえば、ほぼ稼働しないまま廃炉となる高速増殖原型炉もんじゅについて、

会計検査院が調べたところ、

研究や開発のために1兆1313億円の経費がかかっていたことがわかりました。

 

なんという無駄遣いなのでしょう。

東京五輪にも多額の税金が使われ、不正が横行しました。

 

日本はこれだけ重税を課していながら、借金大国になってしまいました。

重税国家の借金大国でありながら、

生きる上で最重要な食料、エネルギーの自給率が極端に低いのは、

歴代の政権の恐るべき失政ですね。

 

歴史上、政府の役割はまず国民を飢えさせないことです。

私たち国民は自分たちが飢えることがないように、

選挙を通して政府に食料、電力の自給率を70%以上にするように

強く働きかける必要があります。

 


 

2023.4.8

開運は“自ら”考え、主体的に行動することから

 

最近、チャットGPTが流行しています。

人間が質問しますと、人工知能AIが短時間で“答え”を出してくれます。

便利ではありますが、それに依存すると「人間の考える力」が衰える恐れがあります。

 

私も情報を得る場合、ネットを活用します。

しかし、情報の取捨選択は自分が行い、「自分なりの答え」を見出します。

この「自分なりの答え」を出す習慣が、開運には重要です。

  

開運するには信頼できる人の意見も参考にしながらも、

自ら考え、答えを出していくことが大切です。

詐欺やカルト宗教などは、相手を信じて「自分で考えること」を放棄すると痛い目に遭います。

 

自分の人生の主導権を他者ににぎられている人の多くは、

自分で考えないで、他者に考えてもらっている傾向があります。

この“依存体質”が人生がうまくいかない原因の1つになっています。

 

自分が考えないで済むのは一見ラクですが、他者から支配されることにつながります。

相手の意見を参考にするのはよいのですが、「結論」は自分が出すことです。

 

「自分の人生に責任をもつ」という意識でしっかり考えることが、

自分を守り、助けることになります。

  

 「80対20の法則」と人生の主導権

 

自分の人生の主導権をにぎるには、

「80対20の法則」を念頭に置いて、「最重要思考」をもつことです。

 

すべての原因が均等に結果を出すのではなく、

特に重要な20%の原因が“80%の結果”を出します。

それを「80対20の法則(パレートの法則)」といいます。

 

ビジネスにおいて、80%の売り上げを20%の上顧客がもたらし、

20%の売り上げを残りの80%の顧客が上げています。

 

可能性の高い優良な顧客にエネルギーを注ぎ、

なみはずれたサービスを行うことです。

その重要な20%に力を集中させることで、多大な成果が生まれます。

 

80対20の法則は「最小努力で最大成果をあげる法則」であり、

少数重要性の法則でもあります。

特に重要な20%の〈質〉が残りの80%の〈量〉を支配するともいえます。

 

努力していてもなかなか成果が上がらない人たちがいます。

成果があがらない人は、可能性の低い顧客にまですべてに注力しがちです。

また、それらの人たちは仕事の全部を行おうとしています。

 

成果があがっている人たちは、最重要なことを最優先に行っています。

そうすれば、全体の80%の成果をあがることができます。

それを「最重要思考」といいます。

 

成果があがることで、自分が主導権をにぎることができるようになります。

 

相手と話をする際も、「最重要思考」をもって要点を話すことです。

「相手が自分の話を聞いてくれない」という人は、

要点を相手に伝えていないことが多いのです。

 

自分の人生の主導権をにぎるために、

「今、最も優先すべき20%は何なのか」を日頃から意識して行動しましょう。

 

「最重要なことを最優先に集中的に行う」と、

人生に成果が生まれ、自分が主導権をにぎりやすくなります。

 

自分の“強み”を見つけ、強化することです。

 自分には強みがないと思う人は、今から強みをつくっていきましょう。

 


 

 

 

2023.3.26

「自分の人生の主導権は常に自分がにぎる」を心の中心軸にする

 

私が長年、開運カウンセリングをして、人生の問題の多くは、

「自分の人生の主導権を他者ににぎられている(支配されている)」

ことが原因になっていることを実感しています。

 

他者(親、配偶者、子ども、お金、会社など)に主導権をにぎられている時、

人間はストレスを強く感じます。

ストレスを強く感じたり、人生がうまくいかないと思ったら、

「自分の人生が誰かににぎられているのではないか。

自分が主導権をにぎるには何をすればよいか」

を考えて、主導権をにぎるために行動することです。

 

人生がうまくいかない人は、何かトラブルがあると“他者のせい”にしがちですが、

それは自分の人生の主導権を他者に自ら与えていることになります。

 

「自分の人生に責任を持つ」という覚悟をもち、

「自分でしっかり考える」ことが、主導権をにぎることにつながります。

 

開運するには「自分の人生の主導権は常に自分がにぎる。他者には渡さない」と決意し、

それを常に意識し、行動することです。

開運者・成功者は「自分の人生の主導権は常に自分がにぎる」ことを優先しており、

そこから「楽しい。おもしろい」というポジティブな感情が生まれています。

 

何か決断する時、

「それは自分の人生の主導権をにぎる行為なのか?」

と、自問自答することです。

 

「一霊四魂との対話」開運法では、内なる神性・一霊四魂に、

「とってもありがたいわが一霊四魂、○○は自分の人生の主導権をにぎる方向ですか?」

と尋ねます。

 

人間をはじめ脊椎動物には背骨があります。

背骨があることで、さまざまな動作ができます。

背骨は人体における中心軸です。

 

植物にも幹という軸があります。

大きな幹であれば、たくさんの枝葉をつけ、多くの果実が実ります。

人間の考えも、常に中心軸(基軸)をもつことで、ブレたり迷ったりしなくなります。

 

天地自然もすべて要(中心核)を中心に、残りが回っています。

太陽系における太陽のように、中核が残りに大きな影響を与えているわけです。

 

密教でも大日如来さまを中心に曼荼羅(まんだら)が形成されています。

自分の人生に軸を定めると、だんだんコマのように周囲が回るようになります。

神仏も同様で、人間の志に応じて積極的に動いてくださいます。

 

自霊拝(自神拝)は最高位の自己である「一霊四魂」を拝む行法です。

「一霊四魂との対話」開運法も、人間存在の中心である一霊四魂と向き合い、対話をすることです。

 

これらもすべて自分の人生の主導権を自らがにぎるための方法です。

「何のためにそれを行っているのか」

「何が目的なのか」

を自問自答すると、問題点や解決法が観えてきます。

 

◎人生の主導権をにぎる言霊

 

私は自分の人生の主導権を常ににぎる。

そして、相手の人生の主導権も尊重する。

 

自己がウズの中心になり、より良い環境を創っていく。

私は最重要なものを、最優先に、集中的に行う。

 

私は豊かで、すばらしい人生にする! 

だから、私は自分の人生の主導権を常ににぎる!

 

私は自分の人生に責任をもつ。

だから、私は事実を尊重して行動する!

 

私は自分の選択と行動に責任をもつ。

だから、私はしっかり考える!

 

私は自分がした約束に責任がある。

だから、私は約束を守る!

 

私は人生の危機管理に責任をもつ。

だから、私はすばやく問題に対処する!

 

私は自己信頼を育てるのに責任がある。

だから、私は自分と相手をねぎらい、励まし、しっかりほめる! 

 

いままでご苦労さまでした。

いつもありがとう。

 

すばらしい! 

さすがだ。たいしたものだ。

りっぱだ。えらい。あっぱれだ! 

 

私は運がいい。

私はどんどん運が良くなる。

明日はもっと良くなる!

  


 

2023.3.11

「開縁力(かいえんりょく)」を強化し、上縁の人・貴人とつき合う

 

東日本大震災が起きてから、今日で12年になります。

改めて犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

 

また、福島原発事故は現在も廃炉作業のメドがたっていません。

政府はもう一度、原発事故の悲惨さを肝に銘じて、

脱原発のエネルギー対策を講じてもらいたいものです。

 

さて、開運するには「開縁力」が必要です。

開縁力とは、開運に必要な人たちが味方になってくれることです。

 

人との縁には「上の縁・中の縁・下の縁」があります。

開運には意識的に、上の縁の人とつき合うことが大切です。 

 

「この人と出会ったことで、自分の人生が大きく開いた」

と思える人を、東洋運命学では「貴人(きじん)」と呼びます。

 

実は、「貴人」というべき人物もその人の前世と深く関わっています。

貴人は“自分にもメリットがある人”を応援します。

貴人に応援してもらうためにも、自分の強みを認識し、日頃から強化していくことです。

 

「運も実力のうち」という言葉があります。

会社に入社した時には残念ながら、上司は選べません。

成功者の多くは直属の上司に恵まれた人が多いのです。

 

一見、偶然に起きたことが人生に大きな影響を与えることがあります。

旅行先でたまたま隣に座った異性と話がはずみ、3カ月後に結婚したという話があります。

 

私が前世リーディングをしますと、

相手と前世での縁があり、お互いが“引き寄せられる”ように出会っているのです。

 

次のような『開縁の言霊』を、日頃から発することです。

 

「私にはすばらしいチャンスがどんどん来る。

私はチャンスを必ずものにする。

私には上縁の人が集まってくる。

私の人生を開くすばらしい貴人が何人もあらわれる」

 

 相手から賛同を得て味方にするために、温かい言葉を発する

 

開縁力を高めるには、相手からの賛同を得て、自分の味方になってもらうことです。

そのためには、自分が発する言葉に気をつける必要があります。

 

私が開運カウンセリングをしている時、

相談者の中には才能があり仕事もできるのに、

人望がなく、周囲から煙たがられる人が少なからずいました。

 

彼らの特徴は、自分なりの正義感から相手に対して舌鋒鋭く、

自分の意見を主張するのですが、言葉や文章にトゲがあったり、

相手の感情を害する行動をしているのです。

 

ある意味、本人の“慢心”が言葉になって出ているのです。

言葉にトゲがある人とは、誰でもあまりつき合いたくないものですね。

 

人間は感情の生き物です。

自分の正義感で議論に勝っても、相手は動いてくれません。

むしろ負けたことで、恨みをいだきます。

 

会話のポイントは勝つことではなく、「相手から賛同を得ること」です。

相手から賛同を得ることで、自分の味方になってもらうわけです。

 

少なくても、敵対関係にしないことが開縁には必要です。

正論を言っているのに認められない人は、

「自分の言葉遣いに問題があるかもしれない」と思ってよいでしょう。

 

また結婚の相談でも、仕事はできるし、容姿もそれなりなのですが、

なかなか結婚できない男性たちがいました。

 

彼らを観察すると、女性に対して見下した態度や厳しい言葉を投げかけているのです。

これでは、結婚はうまくいきませんね。

つまり、自分の言葉で自ら“縁を切っている”わけです。

 

よい縁に恵まれない人は、自分の言葉をチェックする必要があります。

「口は禍の元」「言葉が人生を創る」ということです。

 

中国の明代に、処世術を説いた洪自誠(こうじせい)は次のように書いています。

 

「気候が温暖であれば万物は生育し、寒冷になれば枯死する。

人間についても同じこと、心の冷たい者は幸せに恵まれることが少ない。

末長く幸せに恵まれるのは、心の温かい人だ」

(『菜根譚』守屋洋著、PHP研究所)

 

ゴータマ・ブッダの「和顔愛語」も同様ですね。

 

開縁力を高めるには、次の5つのことを行うとよいでしょう。

○意識的に温かい言葉を発する。

○相手から賛同を得るような話にする。

○事前に準備をして、上縁や貴人に会ったら、すばやく縁を結ぶ。

○前世・一族・先祖のカルマ昇華や、「赦しと和解」を行う。

○前世からの上縁を活用する。

 


 

2023.3.5

人生の方向性を「一霊四魂の願い」に合わせると運がよくなる

 

自分の内なる神性・一霊四魂の願いに、人生の方向性を意識的に一致させていくことが開運の秘訣です。

実際、私は意識的にそうすることで開運しました。

 

“自分という全体性”を「自己(セルフ)」と呼びます。

「自己」は顕在意識、無意識(潜在意識)も含めた多重の存在です。

 

自己の中心的存在が「高次の自己(ハイアー・セルフ)」であり、

古神道では一霊四魂(いちれいしこん)といいます。

 

「神意識」ともいうべき内なる神性・一霊四魂は「最高位の自己」です。

高次の自己(一霊四魂)と対話をすることで、

内と外のバランスがよくなり、バージョンアップします。

 

努力していても結果が出ていない人は“方向性”が違う場合があります。

 

本人の「一霊四魂の願い」と違う方向に努力していますと、

“綱引き状態”になり、立ち往生してしまいます。

 

一霊四魂はこっちの方向にいきたいと思っているのに、

自分はあっちの方向にいこうとすると、物事がうまくいきません。

 

一霊四魂は自分自身の成長を願い、人間に天命を歩んでほしいと願っています。

一霊四魂の願いと自分の方向性を一致させていくという想いが重要です。

そうしますと、一霊四魂がラッキーなことを起こすようになります。

 

「とってもありがたいわが一霊四魂の願いをわが願いとして、

わが一霊四魂と同じ方向に向いて、人生を歩んでいきます!」

と宣言し、一霊四魂の願いに耳を傾けることです。

 

さて、多くの人は“外の神仏や事柄”への関心が高いもののです。

自分以外に向かって、いろいろな開運法を行っている人たちがいますが、

これだけでは、開運法の効果が頭打ちになります。

「運命の開拓者」になるには、“内なる自己”に向き合う必要があるのです。

 

  「一霊四魂との対話」開運法の効用

 

「一霊四魂との対話」とは、正解を求めるためのものではありません。

内なる一霊四魂と対話することで自分をみつめ直し、より良い人生にしていくことです。

まさに内なる一霊四魂こそ、わが師になります。

 

一霊四魂へは「自分の成長と開運」について、質問することです。

「一霊四魂との対話」は、心理学でいう「心の声」を聴くメソッドの奥義になります。

いわば「答えはわが内にあり」です。

 

ここで、「一霊四魂との対話」開運法の効用を述べます。

 

○一霊四魂との対話を行ううちに、一霊四魂の願いと同じ方向を歩めるようになります。

そうしますと、自分のタマシイの力が発揮され、願望の実現力があがります。

 

○人間が一霊四魂との方向に歩むと、

産土の守護曼荼羅のご存在たちも元気になり、加護と後押しが強くなります。

 

○不思議と「開運シンクロニシティ(ラッキーな偶然)」が起きるようになります。

つまり、運がよくなるわけです。

開運シンクロニシティがよく起きる人を「幸運な人」といいます。

 

○自分の一霊四魂に、直接質問をすると、いろいろなインスピレーションが湧いてきます。

私自身、「一霊四魂との対話」からさまざまなことがわかりました。

 

○自分なりに“答え”を考えて、一霊四魂に伝えることで、「自問自答力」が育ちます。

「一霊四魂との対話」では、一霊四魂に“自分の考え”を伝えて、

それについて、YESか、NOかの反応をしていただきます。

 

つまり、自分の考えを整理して伝え、その答えを自ら得るので、

「自問自答力」がアップするわけです。

開運には、この「自問自答力」が不可欠です。

 

○最終的には「自己への帰依(きえ)」につながります。

 

「一霊四魂との対話」をマスターすると、何か(または誰か)に過度に依存しなくても済みます。

つまり、自己判断力や洞察力がついてきます。

それがゴータマ・ブッダ(釈尊)が説いた「自己への帰依」にもつながります。

 

 

 

※「一霊四魂との対話」開運法の具体的なメソッドは、

CD『鳳凰の国「日本」の復活、実践「一霊四魂との対話」開運法』をお聴きください。

 

※「自我・自己・高次の自己(一霊四魂)の関係性」については、

CD『意識と無意識の調和、シャドーの浄化法』をお聴きください。

 


2023.2.19

先天的キャラクターと後天的パーソナリティ

 

2023年2月6日、トルコ・シリア大地震が発生しました。

犠牲になられた多くの方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

トルコは100年前の「エルトゥールル号遭難事件」で、

日本がトルコを助けたことで、有数の親日国になりました。

そして、イラン・イラク戦争の際には、

日本人を救出するために民間飛行機を飛ばしてくれました。

 

シリアは長く内戦状態が続き、国民が疲弊している中で、

さらに今回の地震で困窮しています。

 

日本も自然災害の多い国ですから、困っている時は「お互いさま」で、

それぞれができる支援、寄付など、助け合いたいものです。

 

 

さて、心理学では、先天的性格を「キャラクター」といい、

後天的性格を「パーソナリティ」といいます。

 

キャラクターはあるがままでよいのですが、

パーソナリティは自らの習慣によって、良く変えることができます。

 

人間の性格は年々、変わっていきます。

若い頃はハツラツした気持ちがよい性格の人が、

中高年になると偏屈になったり、怒りっぽくなったります。

 

これは内在するシャドー(裏の性格)にたまった不満などが表面化し、

表の性格が裏になるからです。

 

逆に若い頃は目立たず、引っ込み思案だった人が、

後半生では明朗で積極的になる人もいます。

 

このように、若い頃と中高年では別人のようになるパターンがあります。

これを「変貌」といいます。

良い方向に変貌したいものですね。

 

私は長年、人生での開運法を実践・指導してきました。

近年は、各種開運法を駆使して「運命の開拓者」を目指すことを提唱しています。

 

「運命の開拓者」とは、自分で意識的に大きく運命を切り開く人たちです。

つまり、若い頃とは別人のように開運することです。

 

そして、開運するための認知(ものの観方、とらえ方)」に基づく行動をとる人間です。

私が提唱する「運命の開拓者」は、

後天的なパーソナリティを開運思考に変えることでもあります。

 

さまざまな開運法を行い、宿命・運命を改良し、カルマ昇華などを行うことで、

人生運のステージを上げていきます。

 

「開運認知」と「各種開運法の実践」によって開運人生にしていき、

前半生に比べて“別人”のような、新たなパーソナリティをもつことでもあります。

 

開運法を行うだけでなく、開運法の上達者になって、

上達して効果を上げられるようになることで、

「人生そのものの開拓者」になるわけです。

 

  自分のレベルアップを最優先することが、人生の主導権をにぎることにつながる

 

さて、2022年10月、アメリカのMLBで活躍している大谷翔平選手が、

世界最大規模の辞書に登録されました。

世界最大規模のデジタル辞書サイト『ディクショナリー.com』は、

今季からMLBで導入された「オオタニ・ルール」を、

2022年秋の新語として追加したと発表しました。

 

オオタニ・ルールとは、

「投手がDHとして打線に入り、マウンドで他の投手と交代したとしても、

DHとして残ることを許すルール」と説明されています。

 

同サイトの編集者は、

「2022年にMLBによって正式になったこのルールは、

MLBの天才、ショウヘイ・オオタニに基づいて名付けられた。

彼の異常な投打でのパフォーマンスがそれを引き起こした」

と説明書きを加えています。

 

自分の投打二刀流の活躍でMLBのルールを変えさせ、

それが世界的なデジタル辞書にまで載るというのは、本当にすごいことです。

 

私はこのニュースを知って、

「大谷選手はプロ野球界の『運命の開拓者』になった」と思いました。

 

大谷選手だけでなく、各界の一流の人々は自分のレベルアップを最優先しています。

それにより、成功や開運人生を創っていきます。

 

多くの人たちは周囲を気にして、人間関係に心を砕いています。

天地自然の道理に「相応の法則」があります。

自分のレベルに相応した人々や環境が引き寄せられるということです。

 

レベルが低い人にはそれに相応した人々が集まり、

レベルが高い人にはそれに相応した高いレベルの人が集まります。

 

つまり、自分のレベルアップを最優先にした方が、

自分が主導権をにぎることができる人間関係になるのです。

 

「世の中がこうだから、自分にはできない」

とあきらめる前に、自分にできることから始めましょう。

 

※「開運認知」と「口グセ開運法」に関しては、

CD『創運・増運のための開運法と言霊実現の神秘力~

神仏への開運祈願法と口グセ開運法、チャクラ手相術』をお聴きください。

 

※開運認知のベースになる「開運のための人間観・自然観・神仏観~」は、

CD『ゴータマ・ブッダ、弘法大師空海「東洋の叡智」の聖なるメッセージ』に収録しています。

 


 

2023.2.5

地球の神仏界を超えた天界、超天界がある

 

宗教の世界では、「神が万物を創造し、人類を生み出した」としています。

 

しかし、宇宙を生み出し、宇宙の摂理を創ったのは、

超天界と表の原則界・裏の原則界のご存在たちです

 

○超天界…宇宙の大いなる意志、超次元世界、太元の原則界

 

宇宙の大いなる意志は宇宙最高の叡智です。

超次元世界は「宇宙の大いなる慈愛」そのものであり、

宇宙の救済存在である光の鳳凰界、光のミロク界も、

「宇宙の大いなる慈愛」から発しています。

太元の原則界は「宇宙の時間と空間」をつかさどります。

 

○天界…表の原則界・裏の原則界、光の鳳凰界、光のミロク界、高次の神仏界

 

原則界は宇宙の生きとし生けるものの宿命運命をつかさどっています。

中国では神々を超えた存在として「天帝」「上帝」がいますが、これが原則界を表しています。

 

表の原則界は神仏界を統括し、

裏の原則界は幽冥の帝君族・神族・ご存在たちを統括しています。

エンマ大王など十王は幽冥の帝君族に属します。

 

○大霊界…神仏界、幽冥の帝君族、神霊界、霊人界、動物霊界、精霊界、地獄界

別枠の最下層として魔界が存在します。

 

太古には地獄界、魔界はなかったのですが、

さまざまな霊的要因と人類の堕落によって、形成されました。

 

○現界…人間界、大自然界(動物界、植物界、物質をもった一切の生きとし生けるもの)

 

現在、超天界、天界の偉大なご存在たちによって、大霊界の大変革が行われています。

それが「太元の岩戸開き」です。

 

大霊界と現界は表裏関係にあり、相互に影響を与えています。

超天界、天界のご存在たちは大霊界が光明化することで、現界にも光を与えます。

 

「太元の岩戸開き」とは、「宇宙の大いなる意志」のご意向のもと、

時の太元天帝・空の太元天帝・宇宙天帝という「太元の原則界」が

“銀河系の4分の1”に直接関与してくださる〈5億2000万年に1度〉の1万年間の時期です。

 

「太元の岩戸開き」は、1999年7月26日(13の月の暦の元日)から太陽系に影響が出はじめ、

2013年7月26日に太陽系全体が「太元の岩戸開き」の時期を迎えました。

2013年から約1万年にわたり、

太陽系は「太元の原則界」が関与してくださることになったのです。

 

そして、「宇宙の大いなる意志」は超次元のご存在や太元の原則界、

原則界のご存在を遣わして、再び銀河系の神仏界の大変革を行おうとしています。

 

  現代は「太元の岩戸開き」と「4度目の天の岩戸開き」が重なっている大転換期

 

古神道では大転換期のことを日本神話になぞらえて、「天の岩戸開き」といいます。

「太元の岩戸開き(2013年~12013年)」は、

灯台の光が周囲を回りながら、光を放射しているイメージですが、

宇宙の根源から発する大光明になるのです。

 

「太元の岩戸開き」は太陽系や銀河系に関わるものです。

今回の霊的大変革は、天の川銀河の中の300億個ほどの星が対象になるそうです。

 

太元の岩戸開きは超次元世界、太元の原則界、原則界、

光のミロク界、光の鳳凰界、高次の神仏界、銀河連合が関与してくださる

銀河系の大転換期になります。

 

5億2000万年に1度なので、

地球人類にとって、最初で最後になるかもしれない

「太元の岩戸開き」という最大・最高のチャンスを活かすことです。

 

つまり、“最高の天の時”なのです。

 

実は、地球や人類の大変革期として、

5万6000年ぶりの「4度目の天の岩戸開き(1913年~2113年)」の最中でもあります。

 

つまり、「太元の岩戸開き」と「4度目の天の岩戸開き」が重なっているのです。

 

「天の岩戸開き」とは霊的進化の時期であると同時に、

地球人類が悠久の歴史の中で積み重ねてきたカルマの清算(クリーニング)の時期です。

 

今後100年くらいは霊的進化が加速し、同時に地球や人類のカルマの清算も起きます。

汚いものをデトックスしないと、新しいものは生まれません。

 

そして、現文明の自壊と、「新たな調和した文明の誕生」は同時に起きます。

大自然と調和した、平和と繁栄をもたらす新たな文明の時代を、 

私は「鳳凰の時代」と呼んでいます。

 


2023.1.21

幸運や豊かさを「受け取る能力」を身につける

 

人生が豊かになるには2つの能力が必要です。

 

(陽)お金を稼ぐ、お金を儲ける能力

(陰)お金を受け取る能力

 

お金を稼ぐ能力は個人差がありますが、

「受け取る能力」は誰でも身につけることができます。

 

「米国メジャーリーグの元選手は多くの割合で、

引退後5年以内に自己破産する」という話があります。

 

実際、NFL(全米プロアメリカンフットボールリーグ)の元プレーヤーの約78%、

NBA(全米プロバスケットボールリーグ)の元プレーヤーの68%が、

現役引退後に自己破産になるというのです。

 

MLB(メジャーリーグベースボール)もやはり、

元プレーヤーが引退後5年以内に60%~80%が自己破産するといわれています。

 

何億~何十億円という報酬を得ながら、浪費や離婚、投資の失敗などで破産するわけです。

彼らは巨額のお金を稼ぐことができても、それをきちんと受け取る(貯蓄する)能力がなかったわけです。

 

豊かさを受け取る能力とはある意味「お金をコントロールする能力」です。

この「受け取る能力」はお金だけに限らず、幸運についても同様のことがいえます。

  

  笑顔で「おかげ様で、ありがとうございます」と感謝して、しっかり受け取る

 

受け取る能力を身につけるには、まず感謝の言葉です。

相手から何かしてもらったら、

「おかげ様で」や「おかげ様で、ありがとうございます」

と感謝の言葉を発して、ありがたく受け取るです。

 

日本人は誰かからほめられたら、「いえいえ」と謙遜する人が多いですが、

ニッコリと笑顔になり、「おかげ様で、ありがとうございます」と言うとよいでしょう。

 

私が提唱する21日間「一切感謝の行」は幸運や富を受け取る能力を高める方法でもあります。

 

他者からの好意を上手に受け取る能力は神仏の福徳功徳をたくさんいただくことにも通じます。

神仏も自分たちの好意や福徳功徳を人間にしっかり受け取ってほしいと思っています。

 

神仏は「縁をもって開運する」ので、他者を通して援けを与えます。

人間関係を通じてチャンスが巡ってきたら、見逃さず、きっちりものにすることです。

 

そのためには日頃から準備をして、感謝の気持ちをもって生活し、

開運のチャンスがきたらそれをすばやく受け取りましょう。

しっかりいただくコツが「笑顔と感謝」です。

 

逆に、日頃から愚痴をこぼしたり、相手に対して悪口を言うことが多いと、

「幸運や富を自ら手放すパターン」になります。

自ら幸運や富を手放しておいて、自分の不運を嘆いている人が少なからずいます。

 

貯蓄専用通帳をつくり毎月貯金するのも「受け取る能力」を高めます。

ポイントは、「お金が出来たら貯金する」のではなく、「毎月貯蓄する習慣」をつけることです。

そうすると、浪費を防ぎ、お金のコントロールができるようになります。

 

「人生はどのような習慣を身につけているか」が大切です。

物心両面で「受け取る能力」を高めていきましょう。

  


 

2023.1.7

産土の守護曼荼羅のご存在たちの立ち位置と働き

 

産土の守護曼荼羅のご存在たちは、

「天界や神仏界、身近におられるご存在たち」と、

「神社仏閣におられるご存在たち」に分かれています。

 

時々ご質問があり、勘違いされていることもありますので、ここであらためて解説いたします。

なお、以下は私が20数年以上にわたる神仏界・霊界研究と、

神仏との直接交流により解明された内容です。

 

〔天界や神仏界、身近におられるご存在たち〕

○御祖(みおや)の大神さま

…産土の守護曼荼羅のご存在たちのトップであり大親神です。

天界におられて、直霊の大神さまをはじめ産土の守護曼荼羅のご存在たちを統括しています。

 

ある霊能者が「天界から自分の大本の神が観ている」という話をしていましたが、

それが御祖の大神さまにあたります。

 

・御祖の大神さまを統括しているのが遠津御祖神(とおつみおやのかみ)さまであり、

御祖の大神さまは遠津御祖神さまのご分身です。

遠津御祖神さまも天界のご存在です。

 

・遠津御祖神さまは遠津御祖大神さまのご分身になります。

天界の遠津御祖大神さまはすべての守護のご存在たちを統括しておられます。

 

「遠津御祖大神さま・遠津御祖神さま・御祖の大神さま」を総称して「トホカミヱミタメ」といいます。

つまり「先天の三種の大祓」の元神たちになります。

 

○直霊(なおひ)の大神さま

…人間に直霊を授けてくださった本体神で、タマシイの親神です。

陽のご存在(神)と、陰のご存在(仏尊)が神仏界におられます。

さまざまな次元に多重的におられ、70ほどの神仏名をもっています。

 

○産土の守護仏さま

…御祖の大神さまのご分身として、前世以前からタマシイレベルで守護している仏尊です。

本人のすぐ背後のやや上におられ、守護しておられます。

指導霊さまは産土の守護仏さまとの関係もあり、指導霊になる場合が多いのです。

 

○総産土(そううぶすな)の大神さま

…各世代の産土の大神さま方を統括している神さまです。

神界におられ、国魂(くにたま)レベルのご存在です。

 

○総産土の守護仏さま

…一族の産土の守護仏さまを統括している大仏尊さまです。

仏界におられ、国魂レベルのご存在です。

 

○守護霊さま、指導霊さま、高級先祖霊団

…本人の背後にいて、守護したり、指導しています。

 

・守護霊さまは本人の類霊人であったり、霊格が高い先祖が担当します。

本人の霊格が飛躍的に高くなった場合は、

新たに、霊格が高い守護霊さまが守護する場合があります。

つまり、守護霊さまがお二方になるわけです。

 

・指導霊さまは、本人の仕事に関してアドバイスを送ります。

指導霊さまは本人の前世や産土の守護仏さまに縁ある場合が多いのです。

・その人が仕事にプロ意識をもつことで、指導霊さまがついて、さまざまなアドバイスをします。

 

・高級先祖霊団は、先祖の中で霊格が高い先祖がグループとして守護しています。

本人の意識レベルや天命への方向性で、高級先祖霊団の数は増減します。

 

 

〔神社仏閣におられる守護の神仏〕

○産土の大神さま

…人間の誕生から死後の世界まで担当してくださる神さまで、産土神社を拠点にしています。

 

人生の開運は、産土の大神さまや鎮守の大神さまが中心になります。

産土の大神さまは、直霊の大神さまと表裏一体の神さまです。

 

○鎮守の大神さま

…現住所の守り神であり、鎮守神社を拠点にしています。

産土の大神さまの縁で鎮守の大神さまが決まります。

 

・地域の鎮守神社をまとめているのが「総鎮守」と呼ばれる神社です。

・武蔵国、大和国など旧国の神社のトップが「一の宮」です。

・その旧国の多くの神社のご祭神を祭っているのが「総社」です。

 

○わが家のご本尊さま・仏尊さま・仏尊配下の神々さま

…父方・母方の菩提寺総本山などで拝まれている仏尊たちです。

 

・たとえば、薬師瑠璃光如来さまには日光菩薩、月光菩薩が脇侍におられます。

配下に「十二神将(神王)」と呼ばれる配下の神々さまがおられ、

その眷族が84000柱おられます。

 

・阿弥陀如来さまには「二十五菩薩」という仏尊さま方がおられます。

それぞれの菩薩には配下がおられます。

 

・千手千眼観世音菩薩さまには配下に「二十八部衆」という護法善神がおられます。

 

・不動明王さまには配下に「八大童子、三十六童子、四十八使者」がおられます。

 

このようにご本尊さまだけでなく、配下の仏尊さま・神々さまも併せてイメージすることで、

多くのご存在たちから守護をいただけます。

 

○加護仏閣の守護仏さま

…本人の父方・母方の仏教宗旨の有力仏閣の中で、

本人の一霊四魂との縁で守護してくださっている仏尊です。

神社における“総鎮守”に相当する仏閣版です。

 

○家族一族の守護神仏さま

…夫や妻の家系において、それぞれの一族のご先祖さまが熱心に拝んでいた

神さまや仏尊さまが、子孫である私たちを守護しています。

 

夫の流れの守護神仏と妻の流れの守護神仏がおられ、

2神仏が家族を守護しています。

そして、守護の2神仏に「縁深い神社仏閣」もあります。

 

これらの守護神仏は、すべて本人の一霊四魂と何らかの縁があります。

 

※産土神社・鎮守神社は山田雅晴の指導を受けた開運カウンセラーが、神道フーチでリサーチして確定します。

 

※「家族一族の守護神仏と、縁ある神社仏閣」は、山田が「神伺い特別神事」でお伺いしています。

  

※詳しくは復刻CD『神秘体験と天界・神仏界の秘儀』をお聴きください。

 


 

2022.12.24

寛厳よろしきを得る

 

私が好きな言葉に「寛厳(かんげん)よろしきを得る」があります。

寛大なところ・やさしいところと、厳しいところのバランスがよいという意味です。

 

人を育てる場合、いつもやさしいと相手に甘えが出てきます。

逆にいつも厳しく接すると、人間は委縮してしまいます。

 

寛容な心で、人をむやみに責めないことは大切ですが、

それだけでは社会の荒波を渡っていけません。

 

「人をほめて育てる」という言葉があります。

私も基本的には、相手の長所を見つけてほめることを推奨しています。

 

ただ、時には厳しく注意しないと、勘違いをする人もいます。

私はほめるのが8割、厳しく接するのが2割が“ほどがよい”と考えています。

 

人間は自分をほめてくれる人を好みますが、

自分に厳しい忠告をしてくれる人物も必要なのです。

 

仏尊でも慈悲の観世音菩薩さまと、

忿怒(ふんぬ)の表情で人間を導く不動明王さまがおられます。

これも寛厳ですね。

 

 人生には“厳しい忠告”をしてくれる人が必要である

 

歴史上、名君と呼ばれる人たちには争臣(主君の非行を強くいさめる家臣)がいました。

むしろ争臣を側近にすることで、名君になりました。

 

暗君や暴君は、佞臣(ねいしん。主君に口先でうまくこびへつらう家臣)や

イエスマンを置くことで、悪政・暴政を行いました。

 

人間は甘い言葉を求め、耳に痛い言葉をいやがるものです。

しかし、厳しい忠言に耳を傾けないと、厳しい現実で痛い目に遭いやすいのです。

 

私が開運カウンセリングをしていた頃、

相談をする人の中には、自己中心的な考えや甘い考えをしているため、

現在の苦境に陥っている人たちがいました。

 

私はまず産土開運法など、さまざまな開運法をやさしく指導します。

その開運法を行って、問題が解決する場合もありますが、

甘い考えをしている人は再び似たような問題が起きます。

 

その時には、世の中の厳しさを認識してもらい、

現実を直視し、問題を自分が引き起こしていることを認識してもらいます。

 

相手の自立を願って、相手の甘えた考えを戒め、指導する場合もあります。

相手に対する大きな愛があれば、非情のようでも結局相手の自立につながります。

 

相談者の中には多少ショックを受ける人もいますが、

きちんと相手の問題点をお話しする方が相手のためになるのです。

 

ただ、そのアドバイスを受け止められなくて、私のもとを去る人もいました。

それは仕方がないことだし、いつかわかってくれることを願うだけです。

 

前世セッションの際も、オプションで、

「なぜ自分の人生や家系に、苦しみや問題が多いのか」

について質問されることがあります。

 

問題が多い家系は、前世での「戦争のカルマ」や「宗教的カルマ」、

トラウマなどが複合的に作用しています。

 

前世や一族がおかしたさまざまなカルマ(業)やご無礼を示して、

前世・一族・先祖のカルマ昇華の方法を教えているのですが、

受講者によっては“厳しい前世”にショックを受ける人がいます。

 

私としては、できれば穏やかな前世を教えたいのですが、

それでは質問に的確に答えられないので、

“厳しい答え”をせざるを得ないわけです。

そういう人には励ましの言葉も入れています。

 

(厳しい前世になりそうな人には、

あらかじめ「厳しい内容になる」ことを伝え、

覚悟をもって申込んでいただくことにしています)

 

人間は誰かとつきあう際、“自分の考えに沿ったこと”を話す人を好む傾向があります。

ただ、自分が心地よい(都合のよい)話のみ求めていますと、

時に現実からしっぺ返しがくることがあります。

 

人間関係においても、やさしく接してくれる人だけでなく、

時には厳しい忠告をしてくれる人も必要です。

 

同時に、「厳しい忠告を自分が聞き入れることができるか」ということで、

自分の度量が試されているのです。

その度量がある人を、昔の人は「大人(たいじん)」といいました。

  


 

2022.12.10

「心の負い目」や「憂い」を人生に活かす

 

私が長年、開運カウンセリングや前世セッションを行っていると、

日頃は他人には話さない(話せない)内容を、

開運カウンセリングや前世セッションで打ち明けられることが多々あります。

 

そして、多くの人が何らかの“負い目”や憂いがあることを実感しています。

というよりも、問題に対する憂いや負い目があるからこそ、

相談や質問をしているのですが。

 

私は「心の負い目」「憂い」を活用することが人生を乗り切るために必要であり、

むしろ、負い目があることで人生がうまくいくと考えます。

 

古代中国の唐の太宗は、歴代皇帝の中で屈指の名君といわれています。

太宗は、唐帝国の初代皇帝の李淵(りえん)の次男・李世民(りせいみん)として生まれました。

 

次男の李世民は軍事面で抜群の功績を立てたため、太子の建成(長男)はあせりました。

そして、建成は末弟の斉王の元吉と組んで、次男の李世民の暗殺を企てました。

 

李世民は側近の献策にしたがって、やむなく兄の建成と弟の元吉を殺しました。

それを「玄武門の変」といいます。

そして、高祖・李淵から譲られて、626年に2代皇帝に即位しました。

 

太宗の治世は善政を行い、中国史上最も国内が治まったとして、

「貞観の治(じょうがんのち)」と呼ばれました。

 

絶対権力者である皇帝は自己コントロールが難しく、

途中で堕落する皇帝が多かったのですが、

太宗は20年以上も堕落しないで皇帝を続けました。

 

これは「玄武門の変」によって、兄と弟を殺したことが“心の負い目”となって、

逆に暴君になることを防いだといわれています。

 

もし暴君になったら、「兄弟を殺して皇帝になったくせに」と非難されるのは確実だからです。

 

信州松代藩の初代藩主である真田信之は、江戸時代初期の名君です。

関ケ原の戦いの際、真田信之は徳川側の東軍に属し、

父親の昌幸と弟の信繁(幸村)は西軍に属しました。

どちらが勝っても、真田家は存続することになります。

 

昌幸・信繁軍は、徳川秀忠軍を上田城に足止めさせ、

秀忠軍は結局関ケ原の戦いに間に合いませんでした。

徳川秀忠はそれを恨みに思いました。

 

大坂冬の陣・夏の陣では、真田幸村は豊臣側で活躍し、

徳川軍を苦しめました(幸村は夏の陣で戦死しました)。

 

それらのことがあって、2代将軍になった徳川秀忠は松代藩の真田家を取り潰そうとしました。

しかし、真田信之は徳川幕府にスキを見せず、名君として松代藩をみごとに統治しました。

 

徳川幕府の圧迫という「藩主としての憂い」があることで、

真田信之は慎重に行動し、名君の誉れによって改易を防ぎました。

(秀忠は大御所時代も含めて、大名を39家も改易して、潰しました)

真田家は松代藩の藩主として、明治維新まで存続しました。

 

ゴータマ・ブッダ(釈尊)も実母のマヤ夫人を誕生直後に亡くし、

実母の愛を受けることなく育ちました。

それが出家のきっかけの一つになり、厳しい修行の後、

悟りを開いて、慈悲を説く仏教を創始しました。

そして、仏教は世界宗教に発展したわけです。

 

いわば偉人たちは「心の負い目」をエネルギーに変えて大きな仕事をなしとげたのです。

 

  慎む心を持続させることで、咎(とが)めを免れる

 

人生での大きな失敗は、その人の慢心から起きることが多いのです。

その点で、私は多少の負い目や失敗をした人の方が過信が少なく、

結果として、慢心しないで長い人生を乗り切ることができるのではないかと思っています。

 

開運カウンセリングを行っていた時、

仕事でも人生でも順風満帆で負い目や失敗がない人が、大きな失敗をしてしまう傾向がありました。

 

古代中国の『易経』は、厳しい時代にしぶとく生き抜く知恵が説かれています。

その中で、軽挙妄動(けいきょもうどう)が凶を招くので、

何事にも慎むことの効用を繰り返し説いています。

 

そして、「慎む心を貫き通すならば、すべてのものが処を得て結局は咎(とが)めを免れる」というのです。

つまり、「慎みの心」が禍を避けるコツだということです。

 

心に負い目、憂いがあることで、慎む心が生まれます。

軽挙妄動を慎むと、それが結局は自分の没落を防ぐことになります。

 

人類は長年、大自然を破壊し、多くの動植物を絶滅させてきました。

まさに人類の暴走であり、軽挙妄動です。

 

現在、人類は大自然のウイルスから逆襲され、気候大変動に苦しめられています。

人類は暴走をやめ、大自然に対して「慎みの心」をもつことです。

 

「慎みの心が自分を助けてくれる」ことを肝に銘じて、

動乱の時代をしぶとく生き抜いていきましょう。

 


 

2022.11.27

人間は“時空の旅人”である

 

前世セッションを行っていますと、

「人間は“時空の旅人”である」ことを実感します。

 

タマシイは現界と霊界を交互に行き来しながら、

さまざまな時代と地域に生まれ変わります。

 

そして、男性になったり、女性になったり、

いろいろな経験をしながら、成長(時には退歩)していきます。

 

人種や民族も多種多様であり、性別も何度も変わります。

その人の前世をリーディングしていますと、

タマシイが壮大な旅をしているイメージがあります。

 

輪廻転生のシステムを理解しますと、

さまざまな差別や偏見がナンセンスであると痛感します。

 

高位のタマシイは、地球だけでなく、ほかの星にも転生します。

ある意味、人類は宇宙の歴史を構成する一員といえましょう。

 

前世において、さまざまな人々と出会い、そして、離別していきます。

 

「袖振り合うも他生の縁」という言葉があります。

「知らない人と偶然に袖が触れ合うようなちょっとした出会いも、

前世からの因縁によって起きる」という意味です。

 

家族や一族、人生に影響を与えている人たちはその通りですが、

今世で生まれる〔新たな縁〕もあります。

 

つまり、前世だけでなく今世での縁も加わって新たな人生を創っていくわけです。

 

前世セッションでもたまに、

「自分が気になる人の前世をリーディングしてほしい」という依頼があります。

しかし、必ずしも前世の縁だけでなく、先祖同士での縁、今世の縁の場合もあるので、

基本的には家族以外の前世での縁のリーディングはしていません。

 

今世においても、多くの人々と出会い、

ある人たちとは長いつき合いになりますが、

多くの人とは一時的な出会いであり、いずれ離れていきます。

 

私も人生を振り返りますと、長いつき合いの人たちもいますが、

やはり多くの人との出会いと別れがありました。

 

茶道に「一期一会」という言葉があります。

「一生に一度だけの機会。生涯に一回しかないと考えて、そのことに専念する。

また、その人とは一度の縁かもしれないので、その出会いを大切にする」

という意味です。

 

人間の「出会いと別れ」を前提にした考えですね。

「出会い」を大切にすることは、今世だけでなく来世の良好な人間関係にもつながります。

 

 レベルアップする転生には「成長」という志をもつ必要がある

 

私が開運カウンセリングをしていた時、人間関係の相談をよく受けましたが、

多くは“濃密な”人間関係に悩んでいる相談でした。

 

あまりに濃密な関係はお互いに狎れが生じ、

利害が衝突して、関係を悪化させることが多いのです。

 

濃密になってきたら「少し淡い関係に戻そう」と、

適度な距離を保つようにすることです。

適度な距離を保つことで、長くつき合うことができます。

 

人間関係におけるポイントは「自己の成長」という視点をもつことです。

「自己の成長」を念頭におきますと、つき合う人々の質も変わってきます。

つまり、人間関係のレベルアップが起きるのです。

 

実際、カウンセリングをしていても、

成長を意識している人(前向きに行動している人)とそうでない人では相談の質が違っています。

 

レベルが高い人間とのつき合いには大きなストレスはかからないものです。

両方が上方を向いているのですから、無用な衝突は起きないわけです。

 

私が前世リーディングを行っていると、

人間は「成長していく」という“志”をもつことが、

輪廻転生には大切だとつくづく思います。

 

「自己の成長」という志をもっている人は、

輪廻転生がスパイラル状に進化発展していくます。

 

しかし、成長という視点がない人たちは、

輪廻転生の際、レベルアップしない境遇の人生をおくるか、

むしろスパイラルダウンする場合があります。

 

「一期一会」も、自分が「成長する」という意識をもっていますと、

自分のレベルアップにつながる縁が増えてきます。

 

私の直霊の大神さまであるミロク北辰の大神さまのメッセージです。

 

《人間は「自己の成長」を意識して生きることが、とても重要です。

「自己の成長」を継続的に意識していくと、「成長するのにふさわしい環境」を引き寄せます。

これは今世だけでなく、来世により良い環境に生まれるための秘訣でもあります。

 

「成長」のためには自己の霊的クリーニングと霊的・精神的レベルアップをはかることです。

内なる志は「成長」であり、外なる志は「平和・調和への貢献」がベストです。

 

これらを常に意識することで今世での環境も改善され、来世での環境も良くなります。

人間は“時空の旅人”として、快適な旅ができるようになるのです》

 


2022.11.18

人間は不思議なことが起きる存在である

 

人間は肉体的存在であると同時に霊的存在であり、

人生において不思議なことが起きる存在です。

 

たとえば「名をなす人の身にはかならず何か不思議なことがおきる」という言葉があります。

(参考『歴史を応用する力』宮城谷昌光著、中公文庫)

 

私が好きな歴史上の人物の中に、

後漢帝国の初代皇帝である光武帝(劉秀)がいます。

劉秀には「白衣の老父」という不思議な話があります。

 

劉秀は、前漢帝国を簒奪(さんだつ)した

王莽(おうもう)の悪政に対して、叛乱を起こしました。

その革命の途中で、幽州(現在の北京が含まれる地域)で危機に直面しました。

 

周囲がみな敵方になり、苦しい逃避行を余儀なくされます。

厳冬の中、絶体絶命の窮地になった時、

突然「白衣の老父」が現れたというのです。

 

劉秀に「努力せよ」と言い、南方を指さして、

「味方になっている信都にいきなさい」

と行き先を示し、忽然と姿を消しました。

 

その言葉を信じて信都に向かった劉秀一行は、

そこから反撃に出て、ついには後漢帝国を建国したわけです。

 

日本の歴史でも、徳川家康の父親の松平広忠(松平宗家8代目)と

母親の於大(おだい)の方が鳳来寺(愛知県新城市門谷)に参籠し、

薬師如来に祈願しました。

 

その1年後、「寅年、寅の日、寅の刻(午前3時~5時)」に松平竹千代(家康の幼名)が生まれました。

 

家康が生まれると、鳳来寺の薬師如来さまを護る十二神将像のうち、

真達羅(しんだら)大将の像が忽然と消えてしまったというのです。

 

75歳で家康が亡くなると、

いつの間にか真達羅大将の像は元あった場所に戻ったと言い伝えられています。

 

1573年、当時最強の武田軍団が上洛するのを阻止すべく徳川軍は三方ヶ原で戦います。

しかし、徳川軍は完敗し、家康は浜松城に逃げ帰ります。

家康は絶体絶命のピンチでしたが、武田信玄が急死したため危機を脱します。

 

  信仰心がある人に、不思議なことが起きやすい

 

ビジネスで成功した人の中には、絶体絶命のピンチの際、

不思議なことが起きて危機を脱した人たちが少なくありません。

 

これらの人たちに共通しているのは、

「神仏への信仰心があること」と「自分の生業に一生懸命励んでいたこと」です。

熱意をもって自分の生業に励んでいるのがポイントですね。

 

ただ、神仏を拝んでいるだけでは不思議なことはあまり起きません。

人生の危機に際して、日頃の産土信仰が活きてくるのです。

 

私自身も30代から、時々不思議なことが起きていました。

40代になってからは神秘体験が続出して、

「人間とは不思議な生き物だな」と思ったものです。

 

私が開発した開運法はある意味、ピンチやチャンスの時、

不思議なことが起きやすくなる方法でもあります。

 

皆さんの中にも不思議な体験をした人がいることでしょう。

ただし、不思議な体験をしても、「これは自分の力だ」と慢心しないことです。

 

織田信長も戦国時代を終わらせるべく天下統一に驀進していた時、

暗殺者から鉄砲でねらわれてもタマがそれたという話があります。

 

豊臣秀吉も同様に、合戦において鉄砲にねらわれても当たらなかったといわれています。

しかし、彼らは慢心を起こし、最期は良くありませんでした。

 

不思議なことが起きた際は神仏やご先祖さまに感謝し、

「自分は運がよかった」とさらに謙虚になることです。

そうしますと、何度も不思議なことが起きるものです。

 


 

2022.10.29

自分と相手、物事を“等身大”に観る

 

私は「自分や相手、物事を等身大で観ること」が大切だと考えています。

過大評価も過小評価もしないことです。

自分を過大評価すると、慢心し、失敗してしまいます。

自分を過小評価すると、自分を卑下し、自己肯定感がなくなり、人生が暗くなります。

 

相手を過大評価するのも危険です。

相手を過大評価するクセがある人は、

“自分の理想像”を相手に投影する傾向があります。

 

しかし、自分が過大評価した人が自分の考えに合わないことを行うと、

とたんに相手への評価を、過小評価に転じる場合があります。

つまり、過大評価と過小評価はセットであり、相手との信頼関係も失うことになります。

 

『論語』の孔子の言葉に、「巧言令色鮮(すくな)し仁」があります。

「巧みな言葉を用い表情をとりつくろって、人に気に入られようとする者には仁の心が欠けている」

という意味です。

長年開運カウンセリングや講座をやっていると、その言葉を実感します。

 

時々、「先生に一生ついていきます」

などと私をおおげさにほめる人がいました。

いわば過大評価です。

ところが、そういう人に限って手の平を返すように急に来なくなる場合が多いのです。

 

孔子も数千人の弟子がいましたので、同じような経験を何度もしたことでしょう。

 

宗教においては、開祖を過大評価する傾向があります。

宗教は本来、神仏を拝むものですが、

神仏よりも開祖を崇敬する傾向があります。

 

ゴータマ・ブッダやイエス・キリスト、弘法大師空海はりっぱな人々ですが、

彼らが神仏よりも崇敬されるのは本末転倒です。

 

また、神仏に対しても「唯一神」「全知全能」など過大評価をしています。

ミロク北辰の大神さまは言われます。

《唯一神や全知全能の神は存在しない。多重次元で神仏はそれぞれの働きをしている》

 

「見たい現実」と「見たくない現実」を両方観る

 

古代ローマの政治家・戦略家であるユリウス・カエサルは、

「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えているわけではない。

多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」

と喝破しています。

(参考『ローマ人の物語』14「パクス・ロマーナ」塩野七生著、新潮文庫)

 

原発再稼働を主張する人たちは、

核のゴミという「見たくない現実」を観ようとしません。

無駄な公共事業を行う政治家は、

国家の膨大な借金という「見たくない現実」を観ようとしません。

札幌冬季オリンピックを誘致しようとする人たちは、

東京オリンピックでの大赤字を見ようとしません。

 

人間は「見たい現実」しか見ないため、

過大評価や過小評価、偏見や差別をしてしまうわけです。

 

「見たい現実」に偏りますと、ユガミが生じ、

やがて「見たくない現実」に直面することになります。

そして「見たくない現実」があらわれると、他者に責任転嫁しがちです。

 

人生において、自分がうまくいかないことを

他者(家族、会社、世間)のせいにすると、なかなか開運しません。

 

他者のせいにする方が、自分が責任をもつことから逃れられます。

しかし、他者のせいにすることは、

自分の人生は他者から支配されていることになります。

「自分の人生の責任をもつ」という覚悟と行動が、開運発展の道につながります。

 

自分や相手、物事を等身大に観るには、

「見たい現実」と「見たくない現実」を両方観ることが必要です。

両方観ることができることで、過大評価も過小評価もしなくなります。

これによって、人間としての“心の成熟”にもなります。

 

「等身大の自己」を認識した上で、

自己の霊的・精神的レベルアップをはかっていきましょう。