202.6.3
私は長年、金運アップ術を講座で指導してきました。
というのは、開運カウンセリングをしていると、
お金のことで他者に主導権をにぎられたり、
人生をあきらめている人も少なくないからです。
「いやな仕事だけれども、お金のために働いている」
「いやな上司だけれども、仕事をやめるとお金が困るので、我慢している」
「離婚をしたいけれども、経済的に自立できないので離婚できない」
「病気になったが、お金に余裕がないため高度な治療を受けられない」
など、自分の人生がお金ににぎられている(お金から自由を束縛されている)ことがあります。
それなりに収入があっても、貯蓄をほとんどしていない人もいます。
そういう人は大病や大ケガ、失業になった時、一気に困窮することになります。
また、年金生活に入って、貯蓄がほとんどないため生活が苦しいという人もいます。
金運アップ術を行い、「貯蓄専用口座」に毎月貯蓄することは、
自分の人生の主導権をにぎるために必要不可欠です。
お金を管理し貯蓄することは、人生を管理することでもあります。
お金にゆとりがあると、精神的なゆとりも出ます。
お金で解決できることはとっとと解決し、人生の重荷を軽くしていく
私はお金を「人生の重荷を減らす」ことに使うとよいと思っています。
現代はお金で解決できることもたくさんあります。
私はお金で解決できるものはとっとと解決し、人生の重荷を少しでも軽くしていくことが、
人生を安楽に生きるための方法の1つだと考えています。
(お金で解決できない事柄も多いですが、せめてお金で何とかなる重荷は減らすことです)
そして、ホンネのエネルギーが金運を呼びます。
本当はお金がほしいのに、「お金なんて」とか、
「人生、お金だけではない」と言う人に限って、お金に“執着”があります。
お金に否定的な想いをもっている人には、
「私が嫌いなのね。では、さようなら」となります(笑)。
お金は、自分を大事にしてうまく使ってくれる人には、ほかの仲間も呼んできます。
お金持ちがどんどん金持ちになるのも、法則性があるのです。
金持ちになった人は、金持ちになる以前から、「自分は金持ちになる!」と思っています。
ある程度お金が回りだすと、お金がお金を呼んでくるのです。
「私はお金が大好きです! わが家にお金がどんどん集まってくる」
という言霊を口グセにしましょう。
※開運法と金運アップの神言・真言などは、
CD『創運増運のための開運法と言霊実現の神秘力』をお聴きください。
2023.5.20
内なる「一霊四魂の声」を聴くということ
私がはじめて、自分の内なる神性・一霊四魂(いちれいしこん)と対話をしたのは30代前半です。
当時は仕事において希望が見えず、五里霧中の状態でした。
そうした中、私は勤めていた会社で出向を命じられました。
そのストレスもあり、高熱が1週間ほど出て、救急車で病院に行きました。
医者の診断は急性肺炎であり、そのまま入院しました。
翌日には、高熱はおさまりましたが、1週間は入院することになりました。
私は入院している最中、
「今後、どう生きるか。自分の天命とは何か」を深く考え、自問自答しました。
すると、“声なき声(波動)”を感じました。
そして、私は自分の“心の声”にしたがい、
「会社をやめて、神仏に関する仕事をしよう。自分の天命を歩もう!」
と強く決意しました。
今、考えますと、軽く目を閉じて自分の胸の奥(直霊)にむかって問いかけており、
まさに「一霊四魂との対話」をして、一霊四魂の“波動”を感じていたわけです。
そして、私は会社をやめて、独立しました。
独立した後も、さまざまな局面がありましたが、
自問自答をして、自分の「内なる自己の声」を聴くようにしました。
(すべての事柄を「内なる自己の声」に聴いたわけではありませんが、
内なる声を聴かないで自分の都合で決めたことは、失敗することがありました)
40代になって、神仏からのワケミタマをいただく際も、
まず「内なる自己の声」に耳を傾けました。
その上で、ワケミタマをいただくことにしました。
私は40代から霊能が本格的に発現するようになりました。
おかげ様で、私は大きく道をそれることがなく、現在にいたっています。
我ながら、30年にわたって天命を歩んできたなと思います。
これは私が「天(宇宙の大いなる意志)」を不動の基準点にして、
内なる一霊四魂との対話を大切にしてきたからです。
「一霊四魂との対話」は人生の羅針盤になる
私の太一の直霊の大神である尊星王上帝(そんじょうおうじょうてい)さまのメッセージです。
《あなたは苦しい時、無意識的に「一霊四魂と対話」をして、自分の方向性を定めてきた。
人間は問題がある時、外に解答を求めようとするが、“内”にこそ答えがあるものだ
謙虚な気持ちで「内なる一霊四魂」と向き合い、対話をすることだ。
一霊四魂は本人の成長と幸福を望んでおり、一霊四魂からの波動を感じることだ。
「一霊四魂との対話」ができるようになることは、人生の奥義の一つである。
人間は霊能を求めるのではなく、内なる一霊四魂との対話ができるようになることだ》
私が人生を振り返りますと、
「天」という基準点と、「一霊四魂との対話」は、
人生の羅針盤になってきたことを実感しています。
私が違う方向に行きそうになっても、
「天」を意識し、「一霊四魂との対話」を行うことで、
天命の本道に戻ることができました。
霊能者の中には、神仏との対話ができる人たちが少なからずいます。
しかし、内なる「一霊四魂との対話」ができている人はそれほどいません。
私は霊能者や霊感者にも、自分の一霊四魂との対話を勧めています。
それによって、開運人生を歩むことができるからです。
(霊能と開運はまったく別の分野です)
神仏と直接交流できる人たちは、前世で霊的な修行をしている人たちです。
しかし、「一霊四魂との対話」は誰でもやろうと思えばだんだんできるようになります。
内なる自己と向き合い、謙虚に一霊四魂と対話をし、
自己反省をして、一霊四魂の声に耳を傾けることです。
(自分が慢心している時は一霊四魂の声を聴こうともしないし、聞こえないものです)
一霊四魂はあなたと対話をしたいのですから、
一霊四魂と対話をしていくと、だんだん明確に対話ができるようになるものなのです。
「一霊四魂との対話」開運法は、一種の潜在意識の開発であり、霊性開発法です。
今世中に「一霊四魂との対話」開運法をマスターするとよいでしょう。
※一霊四魂との対話の実践法は、
CD『鳳凰の国「日本」の復活~実践「一霊四魂との対話」開運法』をお聴きください。
2023.5.8
人間は自分が信頼できる人の言うことには、聴く耳をもつ
私が開運カウンセリングをしている時、
「家族が自分の言うことを聴いてくれない。家族に、言うことを聴かせる方法はないですか?」
という質問を受けることがありました。
しかし、そもそも自分の思うように相手の心を変えることは、マインドコントロールになります。
これは善意であっても、やってはいけないことです。
カルト宗教や悪徳占い師がよく使う方法であり、それは一種の宗教的カルマになります。
家族が自分のいう意見を聴いてくれないのは、実は自分が家族から信頼されていないからです。
つまり、“自分の有り様”を反省する必要があるのです。
私が開運カウンセリングをしていますと、
「親は好きだけど、親を信用できない」という子どもの話がありました。
子どもは親を愛していますが、親を信用・信頼していないパターンが意外と多いのです。
自分が家族に信頼されてこそ、自分の意見を聴いてくれるようになります。
まずは自分が自己を信頼できるようになることです。
自己信頼では「自己に敬意を持ち、言行一致をこころがけ、約束を守ること」が基本です。
「言っていることと、やっていることが違う」と周囲から思われると、信頼はされませんね。
言行不一致の人は、自分自身も信頼できていません。
時間に遅刻したり、約束を平気で破るようでは、信用できません。
これでは、相手に自分の言うことを聴いてもらうことはむずかしいでしょう。
自己信頼は開運人生の基本になります。
開運法を実践したり真言を毎日称えていても、
日常生活が乱れていたら、効果は限定的になります。
自分が運がよくなり、周囲の人々に福運を分け与えられる人間を目指す
講座においても、「家族のために、自分が代わりに開運法をやってもよいですか?」という質問もあります。
もちろん21日間産土神社(鎮守神社)連続参拝法や、
21日慎食行などの開運法をおこなうのはよいことです。
ただし、自分自身がまず開運法による運気アップをはかることが前提です。
自分が開運法を行い、手応えや上達を実感したら、家族のために開運法を行うとよいでしょう。
「自分の人生の主導権を自分がにぎる」
という思考から発することが重要です。
基本的な考えとして、
「自分の運がよくなり、周囲の人々に自分の福運を分け与えることができるようになる」ことです。
まず、自分が開運人間になることを目指しましょう。
運はエネルギーなので、相手にも与えることができます。
自分をとことん福運人間にしていくことで、周囲に福運が自然と浸透していきます。
老子が言った「無為にして化す」パターンです。
人間を光に例えますと、自分が暗いままで、周囲を明るくすることはできません。
まずは自分が光り輝くようになることです。
そうすれば、周囲もだんだん明るくなります。
「中心軸の法則」は開運にも通じます。
自分が“開運の軸”になると、環境が自分を軸に回り出します。
自分の中心軸にして、周囲の人たちをその渦に巻き込むことです。
つまり、自分の人生の主導権をにぎり、その上で周囲を開運の渦を拡げるのがベストなのです。
※中心軸の法則についてはCD『進化発展の法則を活用した開運・成功術』をお聴きください。
2023.4.23
安全保障は「防衛、食料、エネルギー」の3本柱になる
政府は安全保障として、GDPの 2%の防衛費の増額をはかっています。
さらにそれを増税で賄おうとしています。
しかし、安全保障は本来「防衛、食料、エネルギー」の3本柱です。
人間が生きていく上で最も必要なのは、食料です。
ところが、令和元年度の国民1人1日当たりの「カロリーベースの食料自給率」は、38%しかありません。
危機管理は「最悪の事態を想定して、そうならないように対策を打つ」ことがポイントです。
世界的な気候変動が頻発している現在、いつ食料危機が発生しても不思議ではありません。
自国の国民への供給を減らしてでも、日本へ食料を輸出してくれる国はありません。
国連によると、1950年の世界人口は25億人でしたが、
2022年には推定80億人を突破しました。
恐るべき人口増加であり、今後さらに水不足、食料不足が懸念されます。
実際、ウクライナ戦争によって一時世界的に食料不足がおきました。
日本はもし外国から兵糧攻め(輸出禁止)に遭うと、
すぐに食料不足、エネルギー不足が発生します。
次がエネルギーです。
電気もガスもなければ、私たちはまともな生活ができません。
日本のエネルギー自給率はたった11.8%です。
これは先進国の中でも極めて低く、
エネルギー資源のほとんどを海外からの輸入に頼っている状況です。
せめて日本は電力だけでも自給率を高める必要があります。
日本の地熱発電は潜在発電力は世界第3位ですが、まだ3%しか活用できていません。
地熱発電を本格的に稼働させ、
それに洋上発電、太陽光発電を組み合わせれば、
エネルギーの自給率は70%以上にはできます。
従来の大規模な発電設備ではなく、
マイクロ水力発電なども組み合わせて、
“地域単位の地産地消のシステム”にすれば、十分可能です。
政府がやる気さえあれば、原発がなくても電力は何とかなります。
日本は豊かな自然があり、全国に休耕地がたくさんあるのですから、
農地にできる土地も十分です。
さらに四方に海をかかえる世界有数の海洋国家です。
食料にしろ電力にしろ、自国で賄えるだけの潜在力をもっており、
本気で取り組めば70%以上を自給できます。
日本は重税国家で、借金大国になっている
2023年2月21日、財務省は「2022年度の国民負担率が47.5%になる見込みだ」と発表しました。
世界を見渡しても、日本ほど国民負担率が高い国はあまりないのが現実です。
しかも、これほど国民負担率が高いのに、国家財政は1000兆円以上の赤字になっています。
この財政赤字を加味した日本の潜在的国民負担率は50%以上になります。
つまり、日本はすでに所得の半分以上を吸い上げられる重税国家なのです。
江戸時代の年貢は『4公6民』(年収の4割)でしたが、
幕府の財政が悪化して『5公5民』になると、日本中で一揆が多発しました。
スウェーデンなど北欧諸国は、国民負担率は日本よりも高い国がありますが、高福祉になっています。
日本は重税国家でありながら、高福祉は実現できていません。
というよりも、年金だけでは老後のゆとりある生活ができないレベルです。
その割に原発関連には巨額の予算を費やしています。
たとえば、ほぼ稼働しないまま廃炉となる高速増殖原型炉もんじゅについて、
会計検査院が調べたところ、
研究や開発のために1兆1313億円の経費がかかっていたことがわかりました。
なんという無駄遣いなのでしょう。
東京五輪にも多額の税金が使われ、不正が横行しました。
日本はこれだけ重税を課していながら、借金大国になってしまいました。
重税国家の借金大国でありながら、
生きる上で最重要な食料、エネルギーの自給率が極端に低いのは、
歴代の政権の恐るべき失政ですね。
歴史上、政府の役割はまず国民を飢えさせないことです。
私たち国民は自分たちが飢えることがないように、
選挙を通して政府に食料、電力の自給率を70%以上にするように
強く働きかける必要があります。
2023.4.8
開運は“自ら”考え、主体的に行動することから
最近、チャットGPTが流行しています。
人間が質問しますと、人工知能AIが短時間で“答え”を出してくれます。
便利ではありますが、それに依存すると「人間の考える力」が衰える恐れがあります。
私も情報を得る場合、ネットを活用します。
しかし、情報の取捨選択は自分が行い、「自分なりの答え」を見出します。
この「自分なりの答え」を出す習慣が、開運には重要です。
開運するには信頼できる人の意見も参考にしながらも、
自ら考え、答えを出していくことが大切です。
詐欺やカルト宗教などは、相手を信じて「自分で考えること」を放棄すると痛い目に遭います。
自分の人生の主導権を他者ににぎられている人の多くは、
自分で考えないで、他者に考えてもらっている傾向があります。
この“依存体質”が人生がうまくいかない原因の1つになっています。
自分が考えないで済むのは一見ラクですが、他者から支配されることにつながります。
相手の意見を参考にするのはよいのですが、「結論」は自分が出すことです。
「自分の人生に責任をもつ」という意識でしっかり考えることが、
自分を守り、助けることになります。
「80対20の法則」と人生の主導権
自分の人生の主導権をにぎるには、
「80対20の法則」を念頭に置いて、「最重要思考」をもつことです。
すべての原因が均等に結果を出すのではなく、
特に重要な20%の原因が“80%の結果”を出します。
それを「80対20の法則(パレートの法則)」といいます。
ビジネスにおいて、80%の売り上げを20%の上顧客がもたらし、
20%の売り上げを残りの80%の顧客が上げています。
可能性の高い優良な顧客にエネルギーを注ぎ、
なみはずれたサービスを行うことです。
その重要な20%に力を集中させることで、多大な成果が生まれます。
80対20の法則は「最小努力で最大成果をあげる法則」であり、
少数重要性の法則でもあります。
特に重要な20%の〈質〉が残りの80%の〈量〉を支配するともいえます。
努力していてもなかなか成果が上がらない人たちがいます。
成果があがらない人は、可能性の低い顧客にまですべてに注力しがちです。
また、それらの人たちは仕事の全部を行おうとしています。
成果があがっている人たちは、最重要なことを最優先に行っています。
そうすれば、全体の80%の成果をあがることができます。
それを「最重要思考」といいます。
成果があがることで、自分が主導権をにぎることができるようになります。
相手と話をする際も、「最重要思考」をもって要点を話すことです。
「相手が自分の話を聞いてくれない」という人は、
要点を相手に伝えていないことが多いのです。
自分の人生の主導権をにぎるために、
「今、最も優先すべき20%は何なのか」を日頃から意識して行動しましょう。
「最重要なことを最優先に集中的に行う」と、
人生に成果が生まれ、自分が主導権をにぎりやすくなります。
自分の“強み”を見つけ、強化することです。
自分には強みがないと思う人は、今から強みをつくっていきましょう。
2023.3.26
「自分の人生の主導権は常に自分がにぎる」を心の中心軸にする
私が長年、開運カウンセリングをして、人生の問題の多くは、
「自分の人生の主導権を他者ににぎられている(支配されている)」
ことが原因になっていることを実感しています。
他者(親、配偶者、子ども、お金、会社など)に主導権をにぎられている時、
人間はストレスを強く感じます。
ストレスを強く感じたり、人生がうまくいかないと思ったら、
「自分の人生が誰かににぎられているのではないか。
自分が主導権をにぎるには何をすればよいか」
を考えて、主導権をにぎるために行動することです。
人生がうまくいかない人は、何かトラブルがあると“他者のせい”にしがちですが、
それは自分の人生の主導権を他者に自ら与えていることになります。
「自分の人生に責任を持つ」という覚悟をもち、
「自分でしっかり考える」ことが、主導権をにぎることにつながります。
開運するには「自分の人生の主導権は常に自分がにぎる。他者には渡さない」と決意し、
それを常に意識し、行動することです。
開運者・成功者は「自分の人生の主導権は常に自分がにぎる」ことを優先しており、
そこから「楽しい。おもしろい」というポジティブな感情が生まれています。
何か決断する時、
「それは自分の人生の主導権をにぎる行為なのか?」
と、自問自答することです。
「一霊四魂との対話」開運法では、内なる神性・一霊四魂に、
「とってもありがたいわが一霊四魂、○○は自分の人生の主導権をにぎる方向ですか?」
と尋ねます。
人間をはじめ脊椎動物には背骨があります。
背骨があることで、さまざまな動作ができます。
背骨は人体における中心軸です。
植物にも幹という軸があります。
大きな幹であれば、たくさんの枝葉をつけ、多くの果実が実ります。
人間の考えも、常に中心軸(基軸)をもつことで、ブレたり迷ったりしなくなります。
天地自然もすべて要(中心核)を中心に、残りが回っています。
太陽系における太陽のように、中核が残りに大きな影響を与えているわけです。
密教でも大日如来さまを中心に曼荼羅(まんだら)が形成されています。
自分の人生に軸を定めると、だんだんコマのように周囲が回るようになります。
神仏も同様で、人間の志に応じて積極的に動いてくださいます。
自霊拝(自神拝)は最高位の自己である「一霊四魂」を拝む行法です。
「一霊四魂との対話」開運法も、人間存在の中心である一霊四魂と向き合い、対話をすることです。
これらもすべて自分の人生の主導権を自らがにぎるための方法です。
「何のためにそれを行っているのか」
「何が目的なのか」
を自問自答すると、問題点や解決法が観えてきます。
◎人生の主導権をにぎる言霊
私は自分の人生の主導権を常ににぎる。
そして、相手の人生の主導権も尊重する。
自己がウズの中心になり、より良い環境を創っていく。
私は最重要なものを、最優先に、集中的に行う。
私は豊かで、すばらしい人生にする!
だから、私は自分の人生の主導権を常ににぎる!
私は自分の人生に責任をもつ。
だから、私は事実を尊重して行動する!
私は自分の選択と行動に責任をもつ。
だから、私はしっかり考える!
私は自分がした約束に責任がある。
だから、私は約束を守る!
私は人生の危機管理に責任をもつ。
だから、私はすばやく問題に対処する!
私は自己信頼を育てるのに責任がある。
だから、私は自分と相手をねぎらい、励まし、しっかりほめる!
いままでご苦労さまでした。
いつもありがとう。
すばらしい!
さすがだ。たいしたものだ。
りっぱだ。えらい。あっぱれだ!
私は運がいい。
私はどんどん運が良くなる。
明日はもっと良くなる!
2023.3.11
「開縁力(かいえんりょく)」を強化し、上縁の人・貴人とつき合う
東日本大震災が起きてから、今日で12年になります。
改めて犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
また、福島原発事故は現在も廃炉作業のメドがたっていません。
政府はもう一度、原発事故の悲惨さを肝に銘じて、
脱原発のエネルギー対策を講じてもらいたいものです。
さて、開運するには「開縁力」が必要です。
開縁力とは、開運に必要な人たちが味方になってくれることです。
人との縁には「上の縁・中の縁・下の縁」があります。
開運には意識的に、上の縁の人とつき合うことが大切です。
「この人と出会ったことで、自分の人生が大きく開いた」
と思える人を、東洋運命学では「貴人(きじん)」と呼びます。
実は、「貴人」というべき人物もその人の前世と深く関わっています。
貴人は“自分にもメリットがある人”を応援します。
貴人に応援してもらうためにも、自分の強みを認識し、日頃から強化していくことです。
「運も実力のうち」という言葉があります。
会社に入社した時には残念ながら、上司は選べません。
成功者の多くは直属の上司に恵まれた人が多いのです。
一見、偶然に起きたことが人生に大きな影響を与えることがあります。
旅行先でたまたま隣に座った異性と話がはずみ、3カ月後に結婚したという話があります。
私が前世リーディングをしますと、
相手と前世での縁があり、お互いが“引き寄せられる”ように出会っているのです。
次のような『開縁の言霊』を、日頃から発することです。
「私にはすばらしいチャンスがどんどん来る。
私はチャンスを必ずものにする。
私には上縁の人が集まってくる。
私の人生を開くすばらしい貴人が何人もあらわれる」
相手から賛同を得て味方にするために、温かい言葉を発する
開縁力を高めるには、相手からの賛同を得て、自分の味方になってもらうことです。
そのためには、自分が発する言葉に気をつける必要があります。
私が開運カウンセリングをしている時、
相談者の中には才能があり仕事もできるのに、
人望がなく、周囲から煙たがられる人が少なからずいました。
彼らの特徴は、自分なりの正義感から相手に対して舌鋒鋭く、
自分の意見を主張するのですが、言葉や文章にトゲがあったり、
相手の感情を害する行動をしているのです。
ある意味、本人の“慢心”が言葉になって出ているのです。
言葉にトゲがある人とは、誰でもあまりつき合いたくないものですね。
人間は感情の生き物です。
自分の正義感で議論に勝っても、相手は動いてくれません。
むしろ負けたことで、恨みをいだきます。
会話のポイントは勝つことではなく、「相手から賛同を得ること」です。
相手から賛同を得ることで、自分の味方になってもらうわけです。
少なくても、敵対関係にしないことが開縁には必要です。
正論を言っているのに認められない人は、
「自分の言葉遣いに問題があるかもしれない」と思ってよいでしょう。
また結婚の相談でも、仕事はできるし、容姿もそれなりなのですが、
なかなか結婚できない男性たちがいました。
彼らを観察すると、女性に対して見下した態度や厳しい言葉を投げかけているのです。
これでは、結婚はうまくいきませんね。
つまり、自分の言葉で自ら“縁を切っている”わけです。
よい縁に恵まれない人は、自分の言葉をチェックする必要があります。
「口は禍の元」「言葉が人生を創る」ということです。
中国の明代に、処世術を説いた洪自誠(こうじせい)は次のように書いています。
「気候が温暖であれば万物は生育し、寒冷になれば枯死する。
人間についても同じこと、心の冷たい者は幸せに恵まれることが少ない。
末長く幸せに恵まれるのは、心の温かい人だ」
(『菜根譚』守屋洋著、PHP研究所)
ゴータマ・ブッダの「和顔愛語」も同様ですね。
開縁力を高めるには、次の5つのことを行うとよいでしょう。
○意識的に温かい言葉を発する。
○相手から賛同を得るような話にする。
○事前に準備をして、上縁や貴人に会ったら、すばやく縁を結ぶ。
○前世・一族・先祖のカルマ昇華や、「赦しと和解」を行う。
○前世からの上縁を活用する。
2023.3.5
自分の内なる神性・一霊四魂の願いに、人生の方向性を意識的に一致させていくことが開運の秘訣です。
実際、私は意識的にそうすることで開運しました。
“自分という全体性”を「自己(セルフ)」と呼びます。
「自己」は顕在意識、無意識(潜在意識)も含めた多重の存在です。
自己の中心的存在が「高次の自己(ハイアー・セルフ)」であり、
古神道では一霊四魂(いちれいしこん)といいます。
「神意識」ともいうべき内なる神性・一霊四魂は「最高位の自己」です。
高次の自己(一霊四魂)と対話をすることで、
内と外のバランスがよくなり、バージョンアップします。
努力していても結果が出ていない人は“方向性”が違う場合があります。
本人の「一霊四魂の願い」と違う方向に努力していますと、
“綱引き状態”になり、立ち往生してしまいます。
一霊四魂はこっちの方向にいきたいと思っているのに、
自分はあっちの方向にいこうとすると、物事がうまくいきません。
一霊四魂は自分自身の成長を願い、人間に天命を歩んでほしいと願っています。
一霊四魂の願いと自分の方向性を一致させていくという想いが重要です。
そうしますと、一霊四魂がラッキーなことを起こすようになります。
「とってもありがたいわが一霊四魂の願いをわが願いとして、
わが一霊四魂と同じ方向に向いて、人生を歩んでいきます!」
と宣言し、一霊四魂の願いに耳を傾けることです。
さて、多くの人は“外の神仏や事柄”への関心が高いもののです。
自分以外に向かって、いろいろな開運法を行っている人たちがいますが、
これだけでは、開運法の効果が頭打ちになります。
「運命の開拓者」になるには、“内なる自己”に向き合う必要があるのです。
「一霊四魂との対話」開運法の効用
「一霊四魂との対話」とは、正解を求めるためのものではありません。
内なる一霊四魂と対話することで自分をみつめ直し、より良い人生にしていくことです。
まさに内なる一霊四魂こそ、わが師になります。
一霊四魂へは「自分の成長と開運」について、質問することです。
「一霊四魂との対話」は、心理学でいう「心の声」を聴くメソッドの奥義になります。
いわば「答えはわが内にあり」です。
ここで、「一霊四魂との対話」開運法の効用を述べます。
○一霊四魂との対話を行ううちに、一霊四魂の願いと同じ方向を歩めるようになります。
そうしますと、自分のタマシイの力が発揮され、願望の実現力があがります。
○人間が一霊四魂との方向に歩むと、
産土の守護曼荼羅のご存在たちも元気になり、加護と後押しが強くなります。
○不思議と「開運シンクロニシティ(ラッキーな偶然)」が起きるようになります。
つまり、運がよくなるわけです。
開運シンクロニシティがよく起きる人を「幸運な人」といいます。
○自分の一霊四魂に、直接質問をすると、いろいろなインスピレーションが湧いてきます。
私自身、「一霊四魂との対話」からさまざまなことがわかりました。
○自分なりに“答え”を考えて、一霊四魂に伝えることで、「自問自答力」が育ちます。
「一霊四魂との対話」では、一霊四魂に“自分の考え”を伝えて、
それについて、YESか、NOかの反応をしていただきます。
つまり、自分の考えを整理して伝え、その答えを自ら得るので、
「自問自答力」がアップするわけです。
開運には、この「自問自答力」が不可欠です。
○最終的には「自己への帰依(きえ)」につながります。
「一霊四魂との対話」をマスターすると、何か(または誰か)に過度に依存しなくても済みます。
つまり、自己判断力や洞察力がついてきます。
それがゴータマ・ブッダ(釈尊)が説いた「自己への帰依」にもつながります。
※「一霊四魂との対話」開運法の具体的なメソッドは、
CD『鳳凰の国「日本」の復活、実践「一霊四魂との対話」開運法』をお聴きください。
※「自我・自己・高次の自己(一霊四魂)の関係性」については、
CD『意識と無意識の調和、シャドーの浄化法』をお聴きください。
2023.2.19
先天的キャラクターと後天的パーソナリティ
2023年2月6日、トルコ・シリア大地震が発生しました。
犠牲になられた多くの方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
トルコは100年前の「エルトゥールル号遭難事件」で、
日本がトルコを助けたことで、有数の親日国になりました。
そして、イラン・イラク戦争の際には、
日本人を救出するために民間飛行機を飛ばしてくれました。
シリアは長く内戦状態が続き、国民が疲弊している中で、
さらに今回の地震で困窮しています。
日本も自然災害の多い国ですから、困っている時は「お互いさま」で、
それぞれができる支援、寄付など、助け合いたいものです。
さて、心理学では、先天的性格を「キャラクター」といい、
後天的性格を「パーソナリティ」といいます。
キャラクターはあるがままでよいのですが、
パーソナリティは自らの習慣によって、良く変えることができます。
人間の性格は年々、変わっていきます。
若い頃はハツラツした気持ちがよい性格の人が、
中高年になると偏屈になったり、怒りっぽくなったります。
これは内在するシャドー(裏の性格)にたまった不満などが表面化し、
表の性格が裏になるからです。
逆に若い頃は目立たず、引っ込み思案だった人が、
後半生では明朗で積極的になる人もいます。
このように、若い頃と中高年では別人のようになるパターンがあります。
これを「変貌」といいます。
良い方向に変貌したいものですね。
私は長年、人生での開運法を実践・指導してきました。
近年は、各種開運法を駆使して「運命の開拓者」を目指すことを提唱しています。
「運命の開拓者」とは、自分で意識的に大きく運命を切り開く人たちです。
つまり、若い頃とは別人のように開運することです。
そして、開運するための認知(ものの観方、とらえ方)」に基づく行動をとる人間です。
私が提唱する「運命の開拓者」は、
後天的なパーソナリティを開運思考に変えることでもあります。
さまざまな開運法を行い、宿命・運命を改良し、カルマ昇華などを行うことで、
人生運のステージを上げていきます。
「開運認知」と「各種開運法の実践」によって開運人生にしていき、
前半生に比べて“別人”のような、新たなパーソナリティをもつことでもあります。
開運法を行うだけでなく、開運法の上達者になって、
上達して効果を上げられるようになることで、
「人生そのものの開拓者」になるわけです。
自分のレベルアップを最優先することが、人生の主導権をにぎることにつながる
さて、2022年10月、アメリカのMLBで活躍している大谷翔平選手が、
世界最大規模の辞書に登録されました。
世界最大規模のデジタル辞書サイト『ディクショナリー.com』は、
今季からMLBで導入された「オオタニ・ルール」を、
2022年秋の新語として追加したと発表しました。
オオタニ・ルールとは、
「投手がDHとして打線に入り、マウンドで他の投手と交代したとしても、
DHとして残ることを許すルール」と説明されています。
同サイトの編集者は、
「2022年にMLBによって正式になったこのルールは、
MLBの天才、ショウヘイ・オオタニに基づいて名付けられた。
彼の異常な投打でのパフォーマンスがそれを引き起こした」
と説明書きを加えています。
自分の投打二刀流の活躍でMLBのルールを変えさせ、
それが世界的なデジタル辞書にまで載るというのは、本当にすごいことです。
私はこのニュースを知って、
「大谷選手はプロ野球界の『運命の開拓者』になった」と思いました。
大谷選手だけでなく、各界の一流の人々は自分のレベルアップを最優先しています。
それにより、成功や開運人生を創っていきます。
多くの人たちは周囲を気にして、人間関係に心を砕いています。
天地自然の道理に「相応の法則」があります。
自分のレベルに相応した人々や環境が引き寄せられるということです。
レベルが低い人にはそれに相応した人々が集まり、
レベルが高い人にはそれに相応した高いレベルの人が集まります。
つまり、自分のレベルアップを最優先にした方が、
自分が主導権をにぎることができる人間関係になるのです。
「世の中がこうだから、自分にはできない」
とあきらめる前に、自分にできることから始めましょう。
※「開運認知」と「口グセ開運法」に関しては、
CD『創運・増運のための開運法と言霊実現の神秘力~
神仏への開運祈願法と口グセ開運法、チャクラ手相術』をお聴きください。
※開運認知のベースになる「開運のための人間観・自然観・神仏観~」は、
CD『ゴータマ・ブッダ、弘法大師空海「東洋の叡智」の聖なるメッセージ』に収録しています。
2023.2.5
宗教の世界では、「神が万物を創造し、人類を生み出した」としています。
しかし、宇宙を生み出し、宇宙の摂理を創ったのは、
超天界と表の原則界・裏の原則界のご存在たちです。
○超天界…宇宙の大いなる意志、超次元世界、太元の原則界
宇宙の大いなる意志は宇宙最高の叡智です。
超次元世界は「宇宙の大いなる慈愛」そのものであり、
宇宙の救済存在である光の鳳凰界、光のミロク界も、
「宇宙の大いなる慈愛」から発しています。
太元の原則界は「宇宙の時間と空間」をつかさどります。
○天界…表の原則界・裏の原則界、光の鳳凰界、光のミロク界、高次の神仏界
原則界は宇宙の生きとし生けるものの宿命運命をつかさどっています。
中国では神々を超えた存在として「天帝」「上帝」がいますが、これが原則界を表しています。
表の原則界は神仏界を統括し、
裏の原則界は幽冥の帝君族・神族・ご存在たちを統括しています。
エンマ大王など十王は幽冥の帝君族に属します。
○大霊界…神仏界、幽冥の帝君族、神霊界、霊人界、動物霊界、精霊界、地獄界
別枠の最下層として魔界が存在します。
太古には地獄界、魔界はなかったのですが、
さまざまな霊的要因と人類の堕落によって、形成されました。
○現界…人間界、大自然界(動物界、植物界、物質をもった一切の生きとし生けるもの)
現在、超天界、天界の偉大なご存在たちによって、大霊界の大変革が行われています。
それが「太元の岩戸開き」です。
大霊界と現界は表裏関係にあり、相互に影響を与えています。
超天界、天界のご存在たちは大霊界が光明化することで、現界にも光を与えます。
「太元の岩戸開き」とは、「宇宙の大いなる意志」のご意向のもと、
時の太元天帝・空の太元天帝・宇宙天帝という「太元の原則界」が
“銀河系の4分の1”に直接関与してくださる〈5億2000万年に1度〉の1万年間の時期です。
「太元の岩戸開き」は、1999年7月26日(13の月の暦の元日)から太陽系に影響が出はじめ、
2013年7月26日に太陽系全体が「太元の岩戸開き」の時期を迎えました。
2013年から約1万年にわたり、
太陽系は「太元の原則界」が関与してくださることになったのです。
そして、「宇宙の大いなる意志」は超次元のご存在や太元の原則界、
原則界のご存在を遣わして、再び銀河系の神仏界の大変革を行おうとしています。
現代は「太元の岩戸開き」と「4度目の天の岩戸開き」が重なっている大転換期
古神道では大転換期のことを日本神話になぞらえて、「天の岩戸開き」といいます。
「太元の岩戸開き(2013年~12013年)」は、
灯台の光が周囲を回りながら、光を放射しているイメージですが、
宇宙の根源から発する大光明になるのです。
「太元の岩戸開き」は太陽系や銀河系に関わるものです。
今回の霊的大変革は、天の川銀河の中の300億個ほどの星が対象になるそうです。
太元の岩戸開きは超次元世界、太元の原則界、原則界、
光のミロク界、光の鳳凰界、高次の神仏界、銀河連合が関与してくださる
銀河系の大転換期になります。
5億2000万年に1度なので、
地球人類にとって、最初で最後になるかもしれない
「太元の岩戸開き」という最大・最高のチャンスを活かすことです。
つまり、“最高の天の時”なのです。
実は、地球や人類の大変革期として、
5万6000年ぶりの「4度目の天の岩戸開き(1913年~2113年)」の最中でもあります。
つまり、「太元の岩戸開き」と「4度目の天の岩戸開き」が重なっているのです。
「天の岩戸開き」とは霊的進化の時期であると同時に、
地球人類が悠久の歴史の中で積み重ねてきたカルマの清算(クリーニング)の時期です。
今後100年くらいは霊的進化が加速し、同時に地球や人類のカルマの清算も起きます。
汚いものをデトックスしないと、新しいものは生まれません。
そして、現文明の自壊と、「新たな調和した文明の誕生」は同時に起きます。
大自然と調和した、平和と繁栄をもたらす新たな文明の時代を、
私は「鳳凰の時代」と呼んでいます。
2023.1.21
人生が豊かになるには2つの能力が必要です。
(陽)お金を稼ぐ、お金を儲ける能力
(陰)お金を受け取る能力
お金を稼ぐ能力は個人差がありますが、
「受け取る能力」は誰でも身につけることができます。
「米国メジャーリーグの元選手は多くの割合で、
引退後5年以内に自己破産する」という話があります。
実際、NFL(全米プロアメリカンフットボールリーグ)の元プレーヤーの約78%、
NBA(全米プロバスケットボールリーグ)の元プレーヤーの68%が、
現役引退後に自己破産になるというのです。
MLB(メジャーリーグベースボール)もやはり、
元プレーヤーが引退後5年以内に60%~80%が自己破産するといわれています。
何億~何十億円という報酬を得ながら、浪費や離婚、投資の失敗などで破産するわけです。
彼らは巨額のお金を稼ぐことができても、それをきちんと受け取る(貯蓄する)能力がなかったわけです。
豊かさを受け取る能力とはある意味「お金をコントロールする能力」です。
この「受け取る能力」はお金だけに限らず、幸運についても同様のことがいえます。
笑顔で「おかげ様で、ありがとうございます」と感謝して、しっかり受け取る
受け取る能力を身につけるには、まず感謝の言葉です。
相手から何かしてもらったら、
「おかげ様で」や「おかげ様で、ありがとうございます」
と感謝の言葉を発して、ありがたく受け取るです。
日本人は誰かからほめられたら、「いえいえ」と謙遜する人が多いですが、
ニッコリと笑顔になり、「おかげ様で、ありがとうございます」と言うとよいでしょう。
私が提唱する21日間「一切感謝の行」は幸運や富を受け取る能力を高める方法でもあります。
他者からの好意を上手に受け取る能力は神仏の福徳功徳をたくさんいただくことにも通じます。
神仏も自分たちの好意や福徳功徳を人間にしっかり受け取ってほしいと思っています。
神仏は「縁をもって開運する」ので、他者を通して援けを与えます。
人間関係を通じてチャンスが巡ってきたら、見逃さず、きっちりものにすることです。
そのためには日頃から準備をして、感謝の気持ちをもって生活し、
開運のチャンスがきたらそれをすばやく受け取りましょう。
しっかりいただくコツが「笑顔と感謝」です。
逆に、日頃から愚痴をこぼしたり、相手に対して悪口を言うことが多いと、
「幸運や富を自ら手放すパターン」になります。
自ら幸運や富を手放しておいて、自分の不運を嘆いている人が少なからずいます。
貯蓄専用通帳をつくり毎月貯金するのも「受け取る能力」を高めます。
ポイントは、「お金が出来たら貯金する」のではなく、「毎月貯蓄する習慣」をつけることです。
そうすると、浪費を防ぎ、お金のコントロールができるようになります。
「人生はどのような習慣を身につけているか」が大切です。
物心両面で「受け取る能力」を高めていきましょう。
2023.1.7
産土の守護曼荼羅のご存在たちの立ち位置と働き
産土の守護曼荼羅のご存在たちは、
「天界や神仏界、身近におられるご存在たち」と、
「神社仏閣におられるご存在たち」に分かれています。
時々ご質問があり、勘違いされていることもありますので、ここであらためて解説いたします。
なお、以下は私が20数年以上にわたる神仏界・霊界研究と、
神仏との直接交流により解明された内容です。
〔天界や神仏界、身近におられるご存在たち〕
○御祖(みおや)の大神さま
…産土の守護曼荼羅のご存在たちのトップであり大親神です。
天界におられて、直霊の大神さまをはじめ産土の守護曼荼羅のご存在たちを統括しています。
ある霊能者が「天界から自分の大本の神が観ている」という話をしていましたが、
それが御祖の大神さまにあたります。
・御祖の大神さまを統括しているのが遠津御祖神(とおつみおやのかみ)さまであり、
御祖の大神さまは遠津御祖神さまのご分身です。
遠津御祖神さまも天界のご存在です。
・遠津御祖神さまは遠津御祖大神さまのご分身になります。
天界の遠津御祖大神さまはすべての守護のご存在たちを統括しておられます。
「遠津御祖大神さま・遠津御祖神さま・御祖の大神さま」を総称して「トホカミヱミタメ」といいます。
つまり「先天の三種の大祓」の元神たちになります。
○直霊(なおひ)の大神さま
…人間に直霊を授けてくださった本体神で、タマシイの親神です。
陽のご存在(神)と、陰のご存在(仏尊)が神仏界におられます。
さまざまな次元に多重的におられ、70ほどの神仏名をもっています。
○産土の守護仏さま
…御祖の大神さまのご分身として、前世以前からタマシイレベルで守護している仏尊です。
本人のすぐ背後のやや上におられ、守護しておられます。
指導霊さまは産土の守護仏さまとの関係もあり、指導霊になる場合が多いのです。
○総産土(そううぶすな)の大神さま
…各世代の産土の大神さま方を統括している神さまです。
神界におられ、国魂(くにたま)レベルのご存在です。
○総産土の守護仏さま
…一族の産土の守護仏さまを統括している大仏尊さまです。
仏界におられ、国魂レベルのご存在です。
○守護霊さま、指導霊さま、高級先祖霊団
…本人の背後にいて、守護したり、指導しています。
・守護霊さまは本人の類霊人であったり、霊格が高い先祖が担当します。
本人の霊格が飛躍的に高くなった場合は、
新たに、霊格が高い守護霊さまが守護する場合があります。
つまり、守護霊さまがお二方になるわけです。
・指導霊さまは、本人の仕事に関してアドバイスを送ります。
指導霊さまは本人の前世や産土の守護仏さまに縁ある場合が多いのです。
・その人が仕事にプロ意識をもつことで、指導霊さまがついて、さまざまなアドバイスをします。
・高級先祖霊団は、先祖の中で霊格が高い先祖がグループとして守護しています。
本人の意識レベルや天命への方向性で、高級先祖霊団の数は増減します。
〔神社仏閣におられる守護の神仏〕
○産土の大神さま
…人間の誕生から死後の世界まで担当してくださる神さまで、産土神社を拠点にしています。
人生の開運は、産土の大神さまや鎮守の大神さまが中心になります。
産土の大神さまは、直霊の大神さまと表裏一体の神さまです。
○鎮守の大神さま
…現住所の守り神であり、鎮守神社を拠点にしています。
産土の大神さまの縁で鎮守の大神さまが決まります。
・地域の鎮守神社をまとめているのが「総鎮守」と呼ばれる神社です。
・武蔵国、大和国など旧国の神社のトップが「一の宮」です。
・その旧国の多くの神社のご祭神を祭っているのが「総社」です。
○わが家のご本尊さま・仏尊さま・仏尊配下の神々さま
…父方・母方の菩提寺や総本山などで拝まれている仏尊たちです。
・たとえば、薬師瑠璃光如来さまには日光菩薩、月光菩薩が脇侍におられます。
配下に「十二神将(神王)」と呼ばれる配下の神々さまがおられ、
その眷族が84000柱おられます。
・阿弥陀如来さまには「二十五菩薩」という仏尊さま方がおられます。
それぞれの菩薩には配下がおられます。
・千手千眼観世音菩薩さまには配下に「二十八部衆」という護法善神がおられます。
・不動明王さまには配下に「八大童子、三十六童子、四十八使者」がおられます。
このようにご本尊さまだけでなく、配下の仏尊さま・神々さまも併せてイメージすることで、
多くのご存在たちから守護をいただけます。
○加護仏閣の守護仏さま
…本人の父方・母方の仏教宗旨の有力仏閣の中で、
本人の一霊四魂との縁で守護してくださっている仏尊です。
神社における“総鎮守”に相当する仏閣版です。
○家族一族の守護神仏さま
…夫や妻の家系において、それぞれの一族のご先祖さまが熱心に拝んでいた
神さまや仏尊さまが、子孫である私たちを守護しています。
夫の流れの守護神仏と妻の流れの守護神仏がおられ、
2神仏が家族を守護しています。
そして、守護の2神仏に「縁深い神社仏閣」もあります。
これらの守護神仏は、すべて本人の一霊四魂と何らかの縁があります。
※産土神社・鎮守神社は山田雅晴の指導を受けた開運カウンセラーが、神道フーチでリサーチして確定します。
※「家族一族の守護神仏と、縁ある神社仏閣」は、山田が「神伺い特別神事」でお伺いしています。
※詳しくは復刻CD『神秘体験と天界・神仏界の秘儀』をお聴きください。
2022.12.24
寛厳よろしきを得る
私が好きな言葉に「寛厳(かんげん)よろしきを得る」があります。
寛大なところ・やさしいところと、厳しいところのバランスがよいという意味です。
人を育てる場合、いつもやさしいと相手に甘えが出てきます。
逆にいつも厳しく接すると、人間は委縮してしまいます。
寛容な心で、人をむやみに責めないことは大切ですが、
それだけでは社会の荒波を渡っていけません。
「人をほめて育てる」という言葉があります。
私も基本的には、相手の長所を見つけてほめることを推奨しています。
ただ、時には厳しく注意しないと、勘違いをする人もいます。
私はほめるのが8割、厳しく接するのが2割が“ほどがよい”と考えています。
人間は自分をほめてくれる人を好みますが、
自分に厳しい忠告をしてくれる人物も必要なのです。
仏尊でも慈悲の観世音菩薩さまと、
忿怒(ふんぬ)の表情で人間を導く不動明王さまがおられます。
これも寛厳ですね。
人生には“厳しい忠告”をしてくれる人が必要である
歴史上、名君と呼ばれる人たちには争臣(主君の非行を強くいさめる家臣)がいました。
むしろ争臣を側近にすることで、名君になりました。
暗君や暴君は、佞臣(ねいしん。主君に口先でうまくこびへつらう家臣)や
イエスマンを置くことで、悪政・暴政を行いました。
人間は甘い言葉を求め、耳に痛い言葉をいやがるものです。
しかし、厳しい忠言に耳を傾けないと、厳しい現実で痛い目に遭いやすいのです。
私が開運カウンセリングをしていた頃、
相談をする人の中には、自己中心的な考えや甘い考えをしているため、
現在の苦境に陥っている人たちがいました。
私はまず産土開運法など、さまざまな開運法をやさしく指導します。
その開運法を行って、問題が解決する場合もありますが、
甘い考えをしている人は再び似たような問題が起きます。
その時には、世の中の厳しさを認識してもらい、
現実を直視し、問題を自分が引き起こしていることを認識してもらいます。
相手の自立を願って、相手の甘えた考えを戒め、指導する場合もあります。
相手に対する大きな愛があれば、非情のようでも結局相手の自立につながります。
相談者の中には多少ショックを受ける人もいますが、
きちんと相手の問題点をお話しする方が相手のためになるのです。
ただ、そのアドバイスを受け止められなくて、私のもとを去る人もいました。
それは仕方がないことだし、いつかわかってくれることを願うだけです。
前世セッションの際も、オプションで、
「なぜ自分の人生や家系に、苦しみや問題が多いのか」
について質問されることがあります。
問題が多い家系は、前世での「戦争のカルマ」や「宗教的カルマ」、
トラウマなどが複合的に作用しています。
前世や一族がおかしたさまざまなカルマ(業)やご無礼を示して、
前世・一族・先祖のカルマ昇華の方法を教えているのですが、
受講者によっては“厳しい前世”にショックを受ける人がいます。
私としては、できれば穏やかな前世を教えたいのですが、
それでは質問に的確に答えられないので、
“厳しい答え”をせざるを得ないわけです。
そういう人には励ましの言葉も入れています。
(厳しい前世になりそうな人には、
あらかじめ「厳しい内容になる」ことを伝え、
覚悟をもって申込んでいただくことにしています)
人間は誰かとつきあう際、“自分の考えに沿ったこと”を話す人を好む傾向があります。
ただ、自分が心地よい(都合のよい)話のみ求めていますと、
時に現実からしっぺ返しがくることがあります。
人間関係においても、やさしく接してくれる人だけでなく、
時には厳しい忠告をしてくれる人も必要です。
同時に、「厳しい忠告を自分が聞き入れることができるか」ということで、
自分の度量が試されているのです。
その度量がある人を、昔の人は「大人(たいじん)」といいました。
2022.12.10
「心の負い目」や「憂い」を人生に活かす
私が長年、開運カウンセリングや前世セッションを行っていると、
日頃は他人には話さない(話せない)内容を、
開運カウンセリングや前世セッションで打ち明けられることが多々あります。
そして、多くの人が何らかの“負い目”や憂いがあることを実感しています。
というよりも、問題に対する憂いや負い目があるからこそ、
相談や質問をしているのですが。
私は「心の負い目」「憂い」を活用することが人生を乗り切るために必要であり、
むしろ、負い目があることで人生がうまくいくと考えます。
古代中国の唐の太宗は、歴代皇帝の中で屈指の名君といわれています。
太宗は、唐帝国の初代皇帝の李淵(りえん)の次男・李世民(りせいみん)として生まれました。
次男の李世民は軍事面で抜群の功績を立てたため、太子の建成(長男)はあせりました。
そして、建成は末弟の斉王の元吉と組んで、次男の李世民の暗殺を企てました。
李世民は側近の献策にしたがって、やむなく兄の建成と弟の元吉を殺しました。
それを「玄武門の変」といいます。
そして、高祖・李淵から譲られて、626年に2代皇帝に即位しました。
太宗の治世は善政を行い、中国史上最も国内が治まったとして、
「貞観の治(じょうがんのち)」と呼ばれました。
絶対権力者である皇帝は自己コントロールが難しく、
途中で堕落する皇帝が多かったのですが、
太宗は20年以上も堕落しないで皇帝を続けました。
これは「玄武門の変」によって、兄と弟を殺したことが“心の負い目”となって、
逆に暴君になることを防いだといわれています。
もし暴君になったら、「兄弟を殺して皇帝になったくせに」と非難されるのは確実だからです。
信州松代藩の初代藩主である真田信之は、江戸時代初期の名君です。
関ケ原の戦いの際、真田信之は徳川側の東軍に属し、
父親の昌幸と弟の信繁(幸村)は西軍に属しました。
どちらが勝っても、真田家は存続することになります。
昌幸・信繁軍は、徳川秀忠軍を上田城に足止めさせ、
秀忠軍は結局関ケ原の戦いに間に合いませんでした。
徳川秀忠はそれを恨みに思いました。
大坂冬の陣・夏の陣では、真田幸村は豊臣側で活躍し、
徳川軍を苦しめました(幸村は夏の陣で戦死しました)。
それらのことがあって、2代将軍になった徳川秀忠は松代藩の真田家を取り潰そうとしました。
しかし、真田信之は徳川幕府にスキを見せず、名君として松代藩をみごとに統治しました。
徳川幕府の圧迫という「藩主としての憂い」があることで、
真田信之は慎重に行動し、名君の誉れによって改易を防ぎました。
(秀忠は大御所時代も含めて、大名を39家も改易して、潰しました)
真田家は松代藩の藩主として、明治維新まで存続しました。
ゴータマ・ブッダ(釈尊)も実母のマヤ夫人を誕生直後に亡くし、
実母の愛を受けることなく育ちました。
それが出家のきっかけの一つになり、厳しい修行の後、
悟りを開いて、慈悲を説く仏教を創始しました。
そして、仏教は世界宗教に発展したわけです。
いわば偉人たちは「心の負い目」をエネルギーに変えて大きな仕事をなしとげたのです。
慎む心を持続させることで、咎(とが)めを免れる
人生での大きな失敗は、その人の慢心から起きることが多いのです。
その点で、私は多少の負い目や失敗をした人の方が過信が少なく、
結果として、慢心しないで長い人生を乗り切ることができるのではないかと思っています。
開運カウンセリングを行っていた時、
仕事でも人生でも順風満帆で負い目や失敗がない人が、大きな失敗をしてしまう傾向がありました。
古代中国の『易経』は、厳しい時代にしぶとく生き抜く知恵が説かれています。
その中で、軽挙妄動(けいきょもうどう)が凶を招くので、
何事にも慎むことの効用を繰り返し説いています。
そして、「慎む心を貫き通すならば、すべてのものが処を得て結局は咎(とが)めを免れる」というのです。
つまり、「慎みの心」が禍を避けるコツだということです。
心に負い目、憂いがあることで、慎む心が生まれます。
軽挙妄動を慎むと、それが結局は自分の没落を防ぐことになります。
人類は長年、大自然を破壊し、多くの動植物を絶滅させてきました。
まさに人類の暴走であり、軽挙妄動です。
現在、人類は大自然のウイルスから逆襲され、気候大変動に苦しめられています。
人類は暴走をやめ、大自然に対して「慎みの心」をもつことです。
「慎みの心が自分を助けてくれる」ことを肝に銘じて、
動乱の時代をしぶとく生き抜いていきましょう。
2022.11.27
人間は“時空の旅人”である
前世セッションを行っていますと、
「人間は“時空の旅人”である」ことを実感します。
タマシイは現界と霊界を交互に行き来しながら、
さまざまな時代と地域に生まれ変わります。
そして、男性になったり、女性になったり、
いろいろな経験をしながら、成長(時には退歩)していきます。
人種や民族も多種多様であり、性別も何度も変わります。
その人の前世をリーディングしていますと、
タマシイが壮大な旅をしているイメージがあります。
輪廻転生のシステムを理解しますと、
さまざまな差別や偏見がナンセンスであると痛感します。
高位のタマシイは、地球だけでなく、ほかの星にも転生します。
ある意味、人類は宇宙の歴史を構成する一員といえましょう。
前世において、さまざまな人々と出会い、そして、離別していきます。
「袖振り合うも他生の縁」という言葉があります。
「知らない人と偶然に袖が触れ合うようなちょっとした出会いも、
前世からの因縁によって起きる」という意味です。
家族や一族、人生に影響を与えている人たちはその通りですが、
今世で生まれる〔新たな縁〕もあります。
つまり、前世だけでなく今世での縁も加わって新たな人生を創っていくわけです。
前世セッションでもたまに、
「自分が気になる人の前世をリーディングしてほしい」という依頼があります。
しかし、必ずしも前世の縁だけでなく、先祖同士での縁、今世の縁の場合もあるので、
基本的には家族以外の前世での縁のリーディングはしていません。
今世においても、多くの人々と出会い、
ある人たちとは長いつき合いになりますが、
多くの人とは一時的な出会いであり、いずれ離れていきます。
私も人生を振り返りますと、長いつき合いの人たちもいますが、
やはり多くの人との出会いと別れがありました。
茶道に「一期一会」という言葉があります。
「一生に一度だけの機会。生涯に一回しかないと考えて、そのことに専念する。
また、その人とは一度の縁かもしれないので、その出会いを大切にする」
という意味です。
人間の「出会いと別れ」を前提にした考えですね。
「出会い」を大切にすることは、今世だけでなく来世の良好な人間関係にもつながります。
レベルアップする転生には「成長」という志をもつ必要がある
私が開運カウンセリングをしていた時、人間関係の相談をよく受けましたが、
多くは“濃密な”人間関係に悩んでいる相談でした。
あまりに濃密な関係はお互いに狎れが生じ、
利害が衝突して、関係を悪化させることが多いのです。
濃密になってきたら「少し淡い関係に戻そう」と、
適度な距離を保つようにすることです。
適度な距離を保つことで、長くつき合うことができます。
人間関係におけるポイントは「自己の成長」という視点をもつことです。
「自己の成長」を念頭におきますと、つき合う人々の質も変わってきます。
つまり、人間関係のレベルアップが起きるのです。
実際、カウンセリングをしていても、
成長を意識している人(前向きに行動している人)とそうでない人では相談の質が違っています。
レベルが高い人間とのつき合いには大きなストレスはかからないものです。
両方が上方を向いているのですから、無用な衝突は起きないわけです。
私が前世リーディングを行っていると、
人間は「成長していく」という“志”をもつことが、
輪廻転生には大切だとつくづく思います。
「自己の成長」という志をもっている人は、
輪廻転生がスパイラル状に進化発展していくます。
しかし、成長という視点がない人たちは、
輪廻転生の際、レベルアップしない境遇の人生をおくるか、
むしろスパイラルダウンする場合があります。
「一期一会」も、自分が「成長する」という意識をもっていますと、
自分のレベルアップにつながる縁が増えてきます。
私の直霊の大神さまであるミロク北辰の大神さまのメッセージです。
《人間は「自己の成長」を意識して生きることが、とても重要です。
「自己の成長」を継続的に意識していくと、「成長するのにふさわしい環境」を引き寄せます。
これは今世だけでなく、来世により良い環境に生まれるための秘訣でもあります。
「成長」のためには自己の霊的クリーニングと霊的・精神的レベルアップをはかることです。
内なる志は「成長」であり、外なる志は「平和・調和への貢献」がベストです。
これらを常に意識することで今世での環境も改善され、来世での環境も良くなります。
人間は“時空の旅人”として、快適な旅ができるようになるのです》
2022.11.18
人間は不思議なことが起きる存在である
人間は肉体的存在であると同時に霊的存在であり、
人生において不思議なことが起きる存在です。
たとえば「名をなす人の身にはかならず何か不思議なことがおきる」という言葉があります。
(参考『歴史を応用する力』宮城谷昌光著、中公文庫)
私が好きな歴史上の人物の中に、
後漢帝国の初代皇帝である光武帝(劉秀)がいます。
劉秀には「白衣の老父」という不思議な話があります。
劉秀は、前漢帝国を簒奪(さんだつ)した
王莽(おうもう)の悪政に対して、叛乱を起こしました。
その革命の途中で、幽州(現在の北京が含まれる地域)で危機に直面しました。
周囲がみな敵方になり、苦しい逃避行を余儀なくされます。
厳冬の中、絶体絶命の窮地になった時、
突然「白衣の老父」が現れたというのです。
劉秀に「努力せよ」と言い、南方を指さして、
「味方になっている信都にいきなさい」
と行き先を示し、忽然と姿を消しました。
その言葉を信じて信都に向かった劉秀一行は、
そこから反撃に出て、ついには後漢帝国を建国したわけです。
日本の歴史でも、徳川家康の父親の松平広忠(松平宗家8代目)と
母親の於大(おだい)の方が鳳来寺(愛知県新城市門谷)に参籠し、
薬師如来に祈願しました。
その1年後、「寅年、寅の日、寅の刻(午前3時~5時)」に松平竹千代(家康の幼名)が生まれました。
家康が生まれると、鳳来寺の薬師如来さまを護る十二神将像のうち、
真達羅(しんだら)大将の像が忽然と消えてしまったというのです。
75歳で家康が亡くなると、
いつの間にか真達羅大将の像は元あった場所に戻ったと言い伝えられています。
1573年、当時最強の武田軍団が上洛するのを阻止すべく徳川軍は三方ヶ原で戦います。
しかし、徳川軍は完敗し、家康は浜松城に逃げ帰ります。
家康は絶体絶命のピンチでしたが、武田信玄が急死したため危機を脱します。
信仰心がある人に、不思議なことが起きやすい
ビジネスで成功した人の中には、絶体絶命のピンチの際、
不思議なことが起きて危機を脱した人たちが少なくありません。
これらの人たちに共通しているのは、
「神仏への信仰心があること」と「自分の生業に一生懸命励んでいたこと」です。
熱意をもって自分の生業に励んでいるのがポイントですね。
ただ、神仏を拝んでいるだけでは不思議なことはあまり起きません。
人生の危機に際して、日頃の産土信仰が活きてくるのです。
私自身も30代から、時々不思議なことが起きていました。
40代になってからは神秘体験が続出して、
「人間とは不思議な生き物だな」と思ったものです。
私が開発した開運法はある意味、ピンチやチャンスの時、
不思議なことが起きやすくなる方法でもあります。
皆さんの中にも不思議な体験をした人がいることでしょう。
ただし、不思議な体験をしても、「これは自分の力だ」と慢心しないことです。
織田信長も戦国時代を終わらせるべく天下統一に驀進していた時、
暗殺者から鉄砲でねらわれてもタマがそれたという話があります。
豊臣秀吉も同様に、合戦において鉄砲にねらわれても当たらなかったといわれています。
しかし、彼らは慢心を起こし、最期は良くありませんでした。
不思議なことが起きた際は神仏やご先祖さまに感謝し、
「自分は運がよかった」とさらに謙虚になることです。
そうしますと、何度も不思議なことが起きるものです。
私は「自分や相手、物事を等身大で観ること」が大切だと考えています。
過大評価も過小評価もしないことです。
自分を過大評価すると、慢心し、失敗してしまいます。
自分を過小評価すると、自分を卑下し、自己肯定感がなくなり、人生が暗くなります。
相手を過大評価するのも危険です。
相手を過大評価するクセがある人は、
“自分の理想像”を相手に投影する傾向があります。
しかし、自分が過大評価した人が自分の考えに合わないことを行うと、
とたんに相手への評価を、過小評価に転じる場合があります。
つまり、過大評価と過小評価はセットであり、相手との信頼関係も失うことになります。
『論語』の孔子の言葉に、「巧言令色鮮(すくな)し仁」があります。
「巧みな言葉を用い表情をとりつくろって、人に気に入られようとする者には仁の心が欠けている」
という意味です。
長年開運カウンセリングや講座をやっていると、その言葉を実感します。
時々、「先生に一生ついていきます」
などと私をおおげさにほめる人がいました。
いわば過大評価です。
ところが、そういう人に限って手の平を返すように急に来なくなる場合が多いのです。
孔子も数千人の弟子がいましたので、同じような経験を何度もしたことでしょう。
宗教においては、開祖を過大評価する傾向があります。
宗教は本来、神仏を拝むものですが、
神仏よりも開祖を崇敬する傾向があります。
ゴータマ・ブッダやイエス・キリスト、弘法大師空海はりっぱな人々ですが、
彼らが神仏よりも崇敬されるのは本末転倒です。
また、神仏に対しても「唯一神」「全知全能」など過大評価をしています。
ミロク北辰の大神さまは言われます。
《唯一神や全知全能の神は存在しない。多重次元で神仏はそれぞれの働きをしている》
「見たい現実」と「見たくない現実」を両方観る
古代ローマの政治家・戦略家であるユリウス・カエサルは、
「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えているわけではない。
多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」
と喝破しています。
(参考『ローマ人の物語』14「パクス・ロマーナ」塩野七生著、新潮文庫)
原発再稼働を主張する人たちは、
核のゴミという「見たくない現実」を観ようとしません。
無駄な公共事業を行う政治家は、
国家の膨大な借金という「見たくない現実」を観ようとしません。
札幌冬季オリンピックを誘致しようとする人たちは、
東京オリンピックでの大赤字を見ようとしません。
人間は「見たい現実」しか見ないため、
過大評価や過小評価、偏見や差別をしてしまうわけです。
「見たい現実」に偏りますと、ユガミが生じ、
やがて「見たくない現実」に直面することになります。
そして「見たくない現実」があらわれると、他者に責任転嫁しがちです。
人生において、自分がうまくいかないことを
他者(家族、会社、世間)のせいにすると、なかなか開運しません。
他者のせいにする方が、自分が責任をもつことから逃れられます。
しかし、他者のせいにすることは、
自分の人生は他者から支配されていることになります。
「自分の人生の責任をもつ」という覚悟と行動が、開運発展の道につながります。
自分や相手、物事を等身大に観るには、
「見たい現実」と「見たくない現実」を両方観ることが必要です。
両方観ることができることで、過大評価も過小評価もしなくなります。
これによって、人間としての“心の成熟”にもなります。
「等身大の自己」を認識した上で、
自己の霊的・精神的レベルアップをはかっていきましょう。