武蔵国一之宮・小野神社は北辰とベガ星の光のミロクの聖地だった

武蔵国一之宮・小野神社の随身門と狛犬(東京都多摩市)
武蔵国一之宮・小野神社の随身門と狛犬(東京都多摩市)

 

猛暑がひと段落してきた9月末、久しぶりに出かけようということで、

まだ行ったことのない東京都の武蔵国一之宮・小野神社と高幡不動に行きました。

 

自宅から電車を4路線乗り継いで、約1時間で京王線の聖蹟桜ヶ丘駅に着きます。

 

小野神社は駅から徒歩10分ほどです。

真夏日ではないものの、日差しがあるとまだまだ暑さを感じます。

 

京王線の踏切を越えて少し歩くと、あそこが目的地とわかるように、

木々の生い茂った境内が見えてきます。

 

「武蔵国一之宮・小野神社」は多摩市一之宮の閑静な住宅街に鎮座します。

境内はゆったりと広く、気持ちのよい風が吹き、落ち着いた雰囲気です。

 

歴史を感じさせる随身門からまっすぐ伸びた参道のむこうに、

全体が朱塗りの印象的な、小ぶりな社殿が見えます。

 

小野神社の主祭神は、

天ノ下春命(あめのしたはるのみこと)

瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)

ほかイザナギノ尊、スサノオノ尊など8柱とされます。

 

一之宮らしく摂社末社も多数ありますが、境内の一角に末社殿としてまとめて祭られているようです。

参道左手に稲荷社があり、ちょうど彼岸花が咲いていました。

 

創建は第3代安寧天皇18年、武蔵国の開拓の祖神である天ノ下春命と瀬織津姫命を祭ったことに始まるとされます。

安寧天皇18年は紀元前531年ですので、(2500年以上の?!)日本有数の古社といえます。

 

武蔵国の国府(府中)が近かったことから、「一之宮」とされました。

 

小野神社の資料によると、「南北朝時代に成立した『神道集』の記載にも、

『一宮は小野大明神』という記載が見られる」とあります。

 

現在はさいたま市の氷川神社が「武蔵国一之宮」として有名ですが、

古代は小野神社が一之宮と認識されていたわけです。

神社にも時代によって、社格の変遷があるわけです。

 

武蔵国で重要な神社は、

一之宮・小野神社(多摩市)、

二之宮・小河神社(現・二宮神社、あきる野市)、

三之宮・氷川神社(さいたま市)、

四之宮・秩父神社(秩父市)、

五之宮・金鑚神社(埼玉県神川村)、

六之宮・杉山神社(横浜市)、

そして武蔵国総社・大国魂神社(府中市)になります。

 

さて、ご祭神の瀬織津姫命は『古事記』『日本書紀』には記載がない神で、

「大祓詞」に祓戸四大神の一柱として登場します。

「もろもろの禍事・罪・穢れを川から海へ流し去る」という重要な役割をされます。

 

また、瀬織津姫命は天照大御神の荒魂という説や、水を司ることから白龍神の化身ともいわれます。

 

山田の話です。

「いろいろな説がありますが、私が直接お伺いしたところ、

瀬織津姫大神さまは北辰出身の光のミロクさまということです。

“2度目の天の岩戸開き”(56万7千年前)の際に、天之御中主大神さま方とともに地球に降臨されました。

 

祓戸大神たちは地球を浄化するために飛来してきた光のミロクさま方です。

日本神話の神々の5%が光のミロクさまだということです」

 

※ミロクというご存在は、宇宙から飛来してきた救済存在のことです。

 

この一帯は多摩川にほど近い低地で、

実際、近所を歩くと「洪水のときは〇メートルの水位」という標識が出ていますし、

歴史上でも洪水の被害が多発しています。

神社の敷地の横にはせせらぎのある水路も通っています。

 

罪穢れや災厄を祓い、コメ作りや生活になくてはならない水をつかさどる神として、

瀬織津姫命は古来より人々の厚い崇敬を集めたのでしょう。

 

もう一方の天下春命(あめのしたはるのみこと)については、

記紀とともに神道三部書とされる『先代旧事本紀(せんだいくじほんぎ)』によると、

八意思兼(やごころおもいかねの)神の御子神で、

饒速日(にぎはやひの)命が天磐船(あめのいわふね)に乗って天降った時、

兄である天表春(あめのうわはるの)命とともに護衛として随従した32柱の神の1柱とされます。

 

つまり、天下春命も「光のミロク」さまなのです!

 

兄の天表春命は信濃国開拓の祖となり、長野県の戸隠神社や阿智神社に祭られています。

弟の天下春命は武蔵国や秩父国を開拓し、小野神社や秩父神社に祭られました。

 

山田の話です。

「ミロク天照国照彦櫛玉饒速日大神さまは180万年前の“1度目の天の岩戸開き”の時に、

配下の神々とともにベガ星から降臨されました。

 これが“天孫降臨”以前の、“天祖降臨”になります。

 

小野神社の主祭神は光のミロクさま方であり、

一之宮・小野神社は古き光のミロクの神々の聖地といえましょう」

 

近年のスピリチュアルブームで、

小野神社は厄除け・縁結びのパワースポットとして注目されているようです。

 

参拝者は多くはありませんが、手入れの行き届いた境内で、

そこにいるだけで落ち着く感じが心地よく、静かにお参りするには最適な神社です。

 

 

参拝を終えて駅への帰路、暑さですでにバテ気味になり、

駅ナカのドト―ルコーヒーでひと休憩しました。

 

ソフトクリームが超美味しかったです!

 

(「おれもソフトクリームにすればよかった…(T_T)」と後悔する山田…笑笑)

  

小野神社の拝殿
小野神社の拝殿