お盆が明け、義母の四十九日にあたる日に自宅で法要のお祈りをしました。
亡くなったミタマは四十九日までは現世に近いところにいますが、
50日目からは現世とお別れして、大霊界に移行するまでの中間的世界(中有界)に移行するということです。
中有界では大霊界の住人になるためのウォーミングアップをして、
100日目にいよいよ大霊界へ旅立つことになります。
※「中有界」の概念については諸説あり、
一般的には亡くなって49日までを指すことが多いのですが、
ここでは山田がミロク北辰の大神さまから伺った話に基づいて書いています。
自宅の仏壇で、母の一霊四魂のいやますますのご開運を祈り、
阿弥陀如来さまをはじめ二十五菩薩と産土の守護曼荼羅のご存在たちに、
母のご守護とお導きをお願いし、念仏をとなえました。
山田が伺うと、母の産土の守護仏さまは「聖(しょう)観世音菩薩」さまでした。
(聖観音さまは多くの観音さまの中の基本形であり、
最も人間に近いお姿をした観音さまとされます。東京の浅草寺が有名です)
そこで、聖観世音菩薩さまの真言を称えました。
「南無聖観世音菩薩 オン アロリキヤ ソワカ」
次に不動明王さまの前に移動しました。
不動明王さまにお祈りし、母が無事に霊界へ行けるよう守護と後押しをお願いしました。
そのあと、ミロク北辰の大神さまに、
(お盆の時期でもあるので)お盆やお墓のことについて質問をさせていただくことになりました。
「わが母・山田〇〇さんも、お盆のこと、霊界のことをよく聴いてください。
不動明王さまもいっしょにお聴きください。オー(警蹕)」
霊界、お盆・お墓について、ミロク北辰の大神さまへの質疑応答
私が質問をして(Q)、山田がミロク北辰の大神さまに伺った話と霊視によって、(A)で解説しています。
Q. 母の霊界での現況と、今後はどうなりますか?
A. 今、(部屋の)上のほうで、母は話を聞いています。
わが母〇〇さんは49日ではなく、30日目にもう中有界に行っています。
普通よりも早いですね。
中有界では大霊界に行くためのウォーミングアップをします。
そして、100日もかからないで、本格的に大霊界に移行するみたいです。
通常は100日後に大霊界に正式に旅立つのですが、
母の場合は70日くらいで行くようです。
それは、亡くなった後に「阿弥陀如来来迎」という特別なお導きがあり、
産土の守護仏さまである聖観世音菩薩さまが指導してくださっているので、
全体的に早くなったわけです。
もちろん、母に篤い信仰心があったことも大きいでしょう。
縁ある仏尊や守護曼荼羅のご存在が動いてくださる場合は全体的に早まるということです。
そういう特別な指導がない一般人の場合は、
49日、100日というのが次の段階へ移行する目安になります。
実は、さっき警蹕をかけたのは、母が現世の近くではなくて、
ちょっと遠いなという感じがしたので、警蹕で呼んだのです。
つまり、思ったより早く中有界に行っていたわけです。
今の母の姿は60歳くらいに若返った感じです。
霊界に行ってある程度たつとじわじわと若返って、本人の全盛期頃の姿に戻っていきます。
先に亡くなった父(夫)や祖母にも、あちらで会っています。
どちらかというと、父よりも祖母との絆が強いので、祖母の近くに行くようです。
死んだ後は、夫婦の絆が強い場合は喜んで再会するでしょうけれど、
仲が悪い夫婦だったら会いたくないですね(笑)。
Q. 一般的に、お盆は先祖が自宅やお墓、ふるさとに帰ってきて
子孫と交流するというイメージですが、実際にそうなのでしょうか?
A. 《人によります。帰ってこないミタマも多いのです》
お盆の場合は、日本人がずっと「お盆には先祖が帰ってくるものだ」と思っているので、
そういう一種の“魄”が形成されているのです。
お盆、お彼岸もそうですが、「供養する」行事なので、
供養してほしい先祖や現世への執着が残っている霊は帰ってきます。
ある程度レベルが高い霊になると供養が必要ないので、
お盆だからといって帰ってくるわけではありません。
高級霊たちは基本的にはそんなに帰らないのです。
(高級霊は現世への執着がなくなっているので当然ですね)
子孫に“呼ばれたら”、ちょっと帰って来るという感じです。
以前、先祖がもうお盆に帰る必要がなくなったという、会員さんの体験談がありました。
それは、供養してもらわなくても大丈夫になった先祖たちのことです。
30代さかのぼると10億人ですから、全部の先祖がそうではないでしょう。
実は、「子孫が徳を積むことが最も供養になる」のです。
子孫が「徳」を積んでいると、守護の神仏たちがその徳を使って、
先祖を霊界の上のほうに上げてくださるのです。
また、「前世・一族先祖のカルマ昇華講座」のように、
直接的に先祖を救済する行為が大いなる供養になります。
Q. お盆では先祖の霊を迎えるために「精霊馬、精霊牛」などを飾りますが、
実際に先祖がそれらに乗って帰ってくるのですか?
A. それは子孫の“気持ち”であり、実際にそういうわけではありません(笑)。
高級霊は自分で空を飛んで帰ってこれます。
下層の霊人たちは、仏尊たちが用意した“雲のような乗り物”に乗せられて帰ってきます。
Q. 精霊船とか、ランタンを灯してミタマを送ったりしますが、実際にこれに乗って行くのですか?
A. (感じとしては)子孫がやってくれているので、
「それに乗ってもいいよ」という感じで、霊界への途中まで乗って行くことはあるようです。
Q. お盆の時期になると、あの世との境界、通路がゆるくなるというか、開いたりするのですか?
A.昔からよく、「地獄の釜が開く」とかいいます。
ある面では、下層にいるご先祖さまたちが1年に1回、供養を受けられるチャンスがお盆なのです。
わが本体神であるミロク北辰の大神さまのメッセージです。
《霊界と現界を区切る境界があり、1年に1度のお盆の時は特別に境界の関門を通れるようになります。
先祖霊が勝手に来るのではなく、引率する仏尊や配下の神々がいるのです。
先祖霊たちは“霊的な雲の乗り物”に乗せられて、現界に帰ってくる場合もあります。
お盆が終わったら、霊たちがそのまま現界に残らないように、
仏尊たちが統率し、全員を霊界へ連れて帰ります》
仏尊たちは修学旅行を引率する教師たちのイメージですね(笑)。
下層の霊人たちの中には現界にそのまま残りたいミタマたちもいるので、
全員を霊界に戻すことも仏尊たちの仕事になります。
高級霊になると、基本的に供養は必要ありません(ただし、子孫の徳積みはよろこばれます)。
高級霊たちはどちらかというと、子孫を助ける側です。
そういう意味では、先祖は子孫を助けるくらいの霊力と霊格が上がるのが目標といえます。
(後編に続く)
