2025.6.7
開運法を習慣化することで、人生のパターンを「開運パターン」に変える
「なくて七癖」という諺があるように、人間はさまざまなクセがあります。
これは口グセや行為だけでなく、人生パターンにもあります。
成功するパターンをもっている人もいれば、失敗するパターンをもっている人もいます。
短期的な行動パターンだけでなく、長期的な行動にもパターン性があります。
「歴史は繰り返す」という格言は、人類の行動パターンが同じようになることを示します。
たとえば、バブル崩壊は1980年代の日本や大正バブルだけでなく、
オランダのチューリップバブル、ウォール街大暴落(暗黒の木曜日)など、
似たような現象が繰り返し起こっています。
これらのネガティブな事象を防ぐには、失敗を反省し、教訓として残していくことが必要です。
個人の人生を振り返ってみて、うまくいかなかった事柄は、
環境は違っても似たようなパターンになっていることが多いようです。
「出会ってすぐに友だちができるのに、だんだん疎遠になってしまう」
「最初はうまくいっても、なぜか最後で行き詰ってしまう」
「最初はまじめに仕事をするのに、だんだん仕事にあきて、意欲がなくなる」
など類似パターンに陥っている人も多いのです。
人生が豊かになっている人は「成功する思考・行動パターン」を多くもっており、
失敗する人は失敗パターンを何度も繰り返しています。
“失敗パターンの存在”をきちんと認識して、現実を直視し、
「なぜそのパターンに陥るか」という原因を調べ、そこから対策を打つ必要があります。
私が長年、開運カウンセリングや講座を行っていて、
最初は開運法を熱心に行い、ある程度開運しても、
時間がたつと、開運法を行わなくなり、
以前の“うまくいかないパターン”に戻ってしまう人たちがいます。
それはとてももったいないことです。
産土開運法を生活習慣にして、人生パターンを開運パターンに変えることです。
開運法を生活の中に取り入れることで、習慣化(クセ)にして、開運体質にしていくとよいでしょう。
覚悟をもって、自分の行動や感情に責任をもつ
私は20代の時、精神的なことを重視した生き方をしていたので、経済的に苦しい時代がありました。
そこで、30代前半に、「私は必ず開運する! 精神的にも経済的にも豊かになる」と決意しました。
そして、必ず開運するという“覚悟”をもって、それに向かって行動するようにしました。
同時に、何事にも「それは開運することなのか?」「それは豊かになることなのか?」
と自問自答するようになりました。
こうして方向性が定まると、開運の道を歩むことができるようになったのです。
これが各種開運法の開発につながりました。
人間は“なんとなく”生きていますと、昔の行動パターンに戻りやすいものです。
開運することとは、今までの自分の思考や行動からステージアップすることです。
そのためにも、開運法を習慣化する必要があります。
開運する人は自分の行動や感情に責任をもっています。
「自分の思考や行為に、責任を持つ!」
と覚悟を決めますと、自分でしっかり考えるようになるものです。
ただし、他人の責任までもつ必要はありません。
人生に責任をもつためには物事を自分で決め、選択することです。
そして、自分の人生に責任をもつと覚悟を決めますと、
失敗パターンから脱することができるようになります。
自分の人生に対する責任をはっきりと自覚した時から、人間は成長し、変わり始めます。
責任をもつという意識で、 “決断の場数を踏む” ことで、だんだん的確な決断ができるようになります。
神仏は人生に責任をもって行動する人ほど後押しをします。
なぜなら、神仏は人間の自立を願っているからです。
そして、神仏はその人の「生き方」に応じて守護を与えるのです。
参考文献『パターンを変えれば、きっとうまくいく!』チャールズ・S・プラトキン著、楡井浩一訳、PHP研究所
2025.5.24
「信じる」から「感じる→気づく→わかる→目覚める」へ
人間は“何か”を信じて、自分の精神の安定をはかる生き物だといえます。
宗教の多くは「信じる」世界ですが、「信じる」よりも、霊性に「目覚める」ということが重要だと私は考えています。
私は入門講座では、次のような指導をしていました。
「神社にお参りした際、神さまのご開運を祈った後、ご本殿に手をかざしてみてください。
そして、神さまの波動を感じることです」
感じることができるようになったら、次に〔気づき〕の段階になります。
最初、私は黒住宗忠の「神のご開運を祈る」ということを、
実際に祈り、手をかざして、神さまの喜びの波動を感じるようにしました。
次に「神さまのますますのご開運をお祈り申し上げます」となり、
さらに「神さまの弥益々(いやますます)のご開運をお祈り申し上げます」へと祈り詞が発展していきました。
その過程での気づきがあって、「ご開運を祈るだけでなく、ご開運をしていこう」となりました。
ご開運の対象は“外なる神仏”だけでなく、内なる神仏(自分の一霊四魂)のご開運へと拡がりました。
そこから、霊性の目覚めの方向性になりました。
「信じる」世界はいろいろ疑問が湧いたり、揺らぐことがあります。
「あなたは神仏を信じますか?」というフレーズがありますが、
私は神仏が存在していることは“わかっている”ので、「いかに神仏と上手なお付き合いをするか」を考えています。
すべての精神世界の目的は、自己の神性・仏性に目覚め、顕現することだといえます。
禅宗では「見性成仏(けんしょうじょうぶつ)」(仏性に目覚めれば、自ずと仏になる)といいます。
真言宗では「即身成仏」といいます。
ゴータマ・ブッダ(釈尊)は寿命がつきる前に、
「わたしは自己に帰依することをなしとげた」と言いました。
「感じる→気づく→わかる→目覚める」という段階を踏みながら、自己開発を行うことです。
それが、最終的に「自己への帰依」につながります。
「太元の岩戸開き」の時期は霊的進化が促進される
古神道では、霊的大転換期を神話になぞらえて、「天の岩戸開き」といいます。
私は2017年に、「太元の岩戸開き」という宇宙規模の大転換期に入っていることがわかりました。
「太元の岩戸開き」は1999年7月26日にだんだん太陽系に及び始め、
2013年7月26日に太陽系全体が「太元の岩戸開き」の時期を迎えました。
2013年から約1万年間にわたり、太陽系は「太元の原則界」が関与してくださることになったのです。
ある時、私は瞑想をしていて、宇宙から超微細な高次のエネルギーを感じました。
「もしかしたら、これが太元の大光明かもしれない」と気づきました。
天界のご存在から、《太元の大光明が灯台の光のように照射されている》と聞いていたので、
「ああ、本当に太元の大光明という高次の光が地球に照射されているんだ」と思いました。
それを尊星王上帝さまに確認しました。
《太元の大光明は実際に照射されており、一切の生きとし生けるものの霊的進化を促進する》
そこから、私は開運法として活用できないかと考え、
霊的進化を促進する「太元の大光明」瞑想法、「太元の大光明」霊力アップ開運法を編み出しました。
「宇宙の大いなる意志」のご意向は宇宙の調和と成長です。
太元の大光明は地球の調和と成長を目指す神仏や人類に感応し、一切の生きとし生けるものの霊的進化を促します。
そのため、人類の「気づき、目覚め」が起きやすくなり、
最終的には「霊性の大いなる目覚め」が起きる人々が増えるのです。
この「太元の岩戸開き」に入った現代は、地球の神仏界や人類にとって、
太陽系と地球の霊的世界の諸問題の抜本的解決を行い、
「地球の新たな霊的枠組み」を構築する最大限のチャンスなのです。
つまり、“最高の天の時”です。
その時期だからこそ、平和の志が高い人類に「霊性の大いなる目覚め」が起き、
平和と繁栄をもたらす「鳳凰の時代」を築くことができるのです。
※CD『霊的進化の促進と「太元の大光明」瞑想法』、CD『「太元の大光明」霊力アップ開運法~産土の守護曼荼羅、直系の神霊の霊力アップとオオヒルコノ大神のご開運』を聴かれて、実践されるとよいでしょう。
2025.5.3
「子どもの自己」をはじめ過去の自己と調和する言霊
時々、この言霊を唱えて、過去の自己と現在の自己の調和をはかるとよいでしょう。
気持ちを込めて唱えると、効果が上がります。
「おかげ様で、ありがとうございます。
私は開運人生にしていきます!
私は開運の原因をたくさん創ります。
私は『過去の自己』に優しく接します。
私は『過去の自己』をすべて受け入れます。
私は『過去の自己』と協調します。
大人の私はわが内なる『幼児の頃の自己』を優しく抱きしめます。
大人の私は『幼児の頃の自己』を受け容れ、なぐさめ、励まし、しっかりほめます(2回)。
(軽く目を閉じて、幼児の頃の自己にやさしく接して、頭をなでるジェスチャーをします)
大人の私はわが内なる「小学生の頃の自己」を優しく抱きしめます。
私は「小学生の頃の自己」を受け容れ、なぐさめ、励まし、しっかりほめます(2回)。
(軽く目を閉じて、小学生の頃の自己にやさしく接して、頭をなでるジェスチャーをします)
大人の私はわが内なる「中学生の頃の自己」に優しく接します。
私は「中学生の頃の自己」を受け容れ、なぐさめ、励まし、しっかりほめます(2回)。
(軽く目を閉じて、中学生の頃の自己を優しく抱きしめます)
大人の私はわが内なる「高校生の頃の自己」に優しく接します。
私は「高校生の頃の自己」を受け容れ、なぐさめ、励まし、しっかりほめます(2回)。
(軽く目を閉じて、高校生の頃の自己を優しく抱きしめます)
大人の私はわが内なる「子どもの頃の自己」を優しく抱きしめます。
私は「子どもの頃の自己」を受け容れ、なぐさめ、励まし、しっかりほめます(2回)。
大人の私はわが内なる「青年の頃の自己」に優しく接します。
私は「青年の頃の自己」を受け容れ、励まし、しっかりほめます(2回)。
私は親の人生ではなく、自分の人生をしっかり生きます。
私は『過去の自己』を受け容れます。
私は『過去の自己』と調和します。
私は自分自身を受け容れます。
私は『過去の自己』を調和・統合します。
私はわが人生を祝福します。
いままでよく生きてきました。
すばらしい。りっぱだ、えらい。あっぱれだ!
私はすべての『前世の自己』を受け入れます。
私はすべての前世の経験を受け入れます。
私は天命を歩むために、前世の経験を活用します。
私は天命を歩むために、前世の特技を活用します。
私は『過去の自己』と調和し、開運人生にしていきます。
私は天地自然の道理に従った生き方をします。
私は天命を歩み、開運し、豊かな人生にしていきます。すばらしい!」
2025.4.19
「子どもの自己」と友だちになる
私が開運カウンセリングをしていた時、親子関係がうまくいっていない相談者から、
「子どもの頃に、いつも親から言われた悪口を今でも憶えている。
そのため、親と仲良くできないし、他人との人間関係もうまくいかない」
という話を聞くことがありました。
子ども時代のことが、大人になっても悪影響を与えているわけです。
つまり、現在のさまざまな問題は、“子どもの頃のネガティブな経験”に起因している場合があるのです。
子どもの頃に両親が不仲であったり、親から拒否されたことが多い人は、
幸せになる原動力である「自己信頼」が充分に育っていません。
子どもの頃の自分のことを、「子どもの自己」といいます。
「三つ子の魂百まで」という諺があるように、自分自身の中に「子どもの自己」が存在しています。
「子どもの自己」は私たちの人格の一部となって、いつまでも存在しつづけています。
時々、「自分が嫌いだ」という人がいますが、これは「子どもの自己」を拒否しているのです。
かつての自分であった「子どもの自己」は、抑圧されると苦痛や怒り、恐れ、屈辱感を引き起こす原因になります。
それが自分の中の失敗パターンや破壊的な部分に変わっていきます。
「子どもの自己」の感情を受け容れ、現在の自己との対立対関係から抜け出すことです。
「子どもの自己」をあるがままに認め、受け容れ、和解して、友だちになるとよいのです。
その子なりに一生懸命に生きようとしていたことを理解して、「子どもの自己」を受け容れることです。
そうしますと、現在の自己は「子どもの自己」と敵対しなくなります。
「子どもの自己」のネガティブな側面を受け入れることが、ポイントになります。
「大人の自己」は「子どもの自己」が調和されると、
子どものもつ遊び心、豊かな想像性という能力が人生を豊かにする力となります。
「子どもの自己」に敬意をもち、“よき友だち”になれば、自己信頼が育ち、開運招福の人生の基盤になるのです。
「前世からの過去の自己」と「現在の自己」を調和させる
「子どもの自己」は両親・家族・一族の思考・暗示を受けていることがあります。
「両親・家族・一族の思考・暗示」と、「自己」を区別する必要があります。
自分の人生を生きているつもりが、親や家族・一族の暗示(条件付け)によって、
そのパターンを踏襲していることがあるのです。
人間は無意識的に親や一族と似た行動をとっているケースが多くあります。
これが“一族的コンプレックス”や“トラウマ”です。
そして、その両親の子どもとして生まれる根本に、前世からの自分の“心のクセ(偏り)”があります。
「前世も含めた過去の自己」は、自分の無意識の中に生き続けます。
さらに言いますと、「前世も含めた過去の自己」が人生の重要な局面に顔を出し、多大な影響を与えているのです。
「こんな大事な時に、なぜこんな失敗をしてしまったのか」
と後悔することはありませんか?
お酒で失敗する人は、自意識が弱くなった時、無意識のシャドー(影)が表面化して、暴走してしまうわけです。
「お酒を飲むと人が変わる」という人がいますが、
これは人が変わるのではなく、無意識の中のシャドーが表面化しているわけで、
それも“自己の一部”なのです。
無意識の中に「前世や子どもの自己」が住んでおり、
「過去の自己」は抑圧されているとエネルギーがたまり、時々表面化します。
そして、さまざまな不幸・不運を起こす無意識的な行動につながります。
しかし、自分でそれに気づかないことが多いのです。
私の本体神であるミロク北辰の大神さまのメッセージです。
《人間関係で悩む人は、「過去の自己」と現在の自己が和解していません。
内なる自己の不調和が、外なる人間関係に投影されているのです。
内なる自己との調和は、人生を楽しく有意義に生きるために必要不可欠なことです。
前世・家族一族のカルマ昇華も、内なる自己をクリーニングし、調和統合するという意識で行うとよいでしょう》
「過去の自己」と「現在の自己」の調和は、幸せな精神生活や願望実現の基盤になります。
「過去の自己」をねぎらい、励まし、ほめて、心に癒しと栄養をあげましょう。
次回は『「子どもの自己」をはじめ過去の自己と調和する言霊』を紹介します。
〈参考文献〉 『自信を育てる心理学』ナサニエル・ブランデン著、手塚郁恵訳、春秋社
2025.4.5
明治時代には「廃仏毀釈、神社の統廃合、廃城」の三大蛮行があった
明治時代は日本が封建時代を脱して、近代国家になったといわれています。
しかし、明治時代は「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)、神社の統廃合、廃城」という“三大蛮行”がありました。
明治初期の1868年、神仏分離令が出たのをきっかけに、日本全国で国民が廃仏毀釈に暴走していきました。
たとえば鹿児島県では寺院が1000寺ほど壊され、同時に多くの仏像も壊され、捨てられました。
さらに、1898 年~1916年に神社の統廃合が行われ、いくつかの神社を一つにまとめる作業をしました。
それまで18万社くらいあったのを、わずか3年間で14万7千社に減らしたのです。
現在はさらに少なくなって約9万社になっています。
現在、大きな神社の由来に、合祀としてさまざまな神々が祭られているケースがあります。
これは神社の統廃合によって廃止された神社のご祭神を祭ったものです。
熊野本宮大社は明治時代まで熊野川(新宮川)の中洲に鎮座していましたが、
上流で森林の大規模伐採を行なったため、明治22年に大洪水が起き、社殿が流されてしまいます。
現在、熊野本宮大社は近くの高台に遷座しています。
前世リーディングを行うと、どの一族にも神仏へのご無礼があります。
明治時代の廃仏毀釈や神社の統廃合を“積極的に”行った先祖がいたケースもありました。
それらは「宗教的カルマ」となって、本人の人生だけでなく、
子孫にさまざまな形(家族一族の不和、不運、難病、重度の精神疾患など)で悪影響を与えます。
仏像をバラバラにしたり、焼き払ったりする行為そのものも重大なのですが、
その行為を行ってしまう人間の“殺伐とした心”が、神仏はとても悲しいのです。
神仏は親であり人間は子どもという視点では、日本人はたいへんな親不孝をしたわけです。
戦国時代も神社仏閣の焼き討ちが頻発しましたが、明治時代も未曾有の「神仏の受難時代」でした。
人間はその時代の雰囲気にのまれて、ひどい行為をしてしまうものです。
そして、明治時代の1873年、「廃城令」が発せられました。
江戸時代にあった多くの城は封建時代の遺物として壊されました。
(現存天守は12城しか残っていません)
その後、城の文化財的価値が見直され、昭和時代から再建された城(復元・復興天守)も増えました。
最初から廃城にしなかったら良かったのです。
明治時代は国内では「霊的・精神的・文化的破壊の時代」であり、国外では「戦争の時代」でした。
江戸時代は265年間太平の世が続きましたが、
明治になって1874年の台湾出兵から始まり、日清戦争、日露戦争と戦争が続きました。
さらに昭和では日中戦争、アジア太平洋戦争と拡大し、最後は悲惨な敗戦になりました。
「古き良き日本を見直す」ということで、明治時代を想定している人たちがいますが、
明治時代に対する評価を見直す必要があると思います。
問題が多かった明治ではなく、江戸以前の日本の伝統文化という視点が良いと私は思います。
人間は生まれ変わりの度に“リセット”されて、新たに生まれてきます。
その時に前世のことを忘れているのは、生まれてから「前世の罪悪感」に苛まれないための神仏の慈悲なのです。
たとえば、戦国時代では日本中で殺し合いをしていたわけで、
それが今世の記憶にそのまま残っていたら、新しい人生を歩むのは難しくなります。
時々、前世の記憶をもって生まれてくる子どもたちがいますが、
子ども時代が過ぎると、自然と記憶を失います。
これは天が「前世がある」ことを示しているのと同時に、
人間が前世を引きずらないようにしているわけです。
実は前世の記憶は、「前世の自己」という想念体(感情体)と分離することで、今世に持ち込まないのです。
「前世の自己」は異次元世界に存在し、人間のチャクラを通じて現世の自己に影響を与え続けています。
「前世の自己」の中には、前世での経験があります。
前向きに生きていると、前世の経験が自分のチャクラを通じて情報が流れてきて、
前世のポジティブな経験を今世で活用できるようになります。
逆にネガティブに生きていますと、前世のネガティブな経験の感情が流れてきて、今世に悪影響を与えます。
最も良いのが、天命・地命に向かって生きることです。
そうすると、前世の自己のポジティブな経験を今世で活用でき、
最終的に「前世の自己」が融合してきます。
すると、自分のタマシイも大きくなり、自分が思った以上にさまざまなことができるようになります。
(前世セッションでは、前世の体験を活用して天命・地命を歩むために、前世リーディングを行っています)
自分の前世のイメージは、両親や祖父母を観察するとある程度わかる
自分の前世を知るには、両親や祖父母を観察すると、ある程度わかります。
親は自分の前世の生き方に似ているのです。
なぜなら、自分の前世の想いや行為に相応して、今世の親が決まってくるからです。
「類は友を呼ぶ」ですね。
親は前世の自分と似たパターンの生き方になっているので、
それによって、前世の自分の思考や行動パターンを知ることができます。
両親の良きところは前世の良き自分を、
両親の悪しきところは前世の悪しき自分のトラウマ、カルマを“反面教師”として演じている場合があります。
また、家族も自分の“先祖の有り様”を表現しています。
親や家族からの“カルマや一族的トラウマに対する学び”が必要になります。
因果の法則によって、今世は一霊四魂が最も成長すべき環境、天命を歩みながら、
前世のカルマと気づきを実感できる環境に生まれます。
ただし、「カルマの法則」通りでは人間があまりに人生がきつい場合があるので、
カルマからモロに影響されないように、産土の守護曼荼羅のご存在たちの加護があるのです。
産土の守護曼荼羅のご存在たちをはじめ神仏や守護霊人たちのおかげで、
前世からのカルマの清算による、苦難の人生にならないで済むわけです。
産土信仰の大切さがわかりますね。
2025.3.8
人間関係においては「裏の性格(シャドー)」を考慮する
私が開運カウンセリングをしている時、たまに、
「私の友人が、他の人たちには私の悪口を言っていて、ショックを受けました。
今後、その友人とどうつき合ったらよいでしょうか?」
という質問を受けたことがあります。
人間は誰にでも「表の顔」と「裏の顔(シャドー)」があります。
それが極端に出る人とは、今後、友人としてつき合うのはむずかしいでしょう。
友人ではなく、知人だと割り切ることです。
陰で悪口を言っている人の中には、
自分が言っていることが悪口にあたるという自覚がない人もいますから、
相手の悪口に“過剰反応”をしないことです。
人間関係でショックを受けないコツは、
「人間は誰でもシャドーをもっているから、陰で悪口はいう人間はいるものだ」
と認識することです。
「ああ、あの人は今、シャドーが出たな」と思うと、ショックが和らぎます。
それから、聖者といえども、裏切られることがあるという認識をもつことです。
たとえば、釈尊の従兄弟のダイバダッタは出家した後、
釈尊をブッダ(覚者)と認めず、分派独立し、対抗しました。
イエス・キリストも弟子のユダに裏切られ、
十字架にかけられる際、残りの弟子たちも逃げ去ります。
その後、イエスの昇天を知り、弟子たちは戻ってキリスト教を布教することになります。
聖者でさえそうなのですから、私たちは「そんなこともあるのが人間社会なのだ」と思うことです。
また、「困った友人がいて、時々、迷惑をかけられているのですが」という相談もあります。
迷惑をかける人を“友人”とは言いません(笑)。
つき合って楽しい人、お互いを分かり合える人、助け合える人を“意識的に”友人にすることです。
なるべく自分よりもレベルが高い人、開運している人、
お互いに成長しようと思っている人とつき合うとよいでしょう。
信頼すれども、無条件で信用しない
相手から裏切られる人を観ますと、信用し過ぎているパターンがあります。
会社のお金を使いこんだ経理社員も、最初から不正をしようと思っているわけではなく、
会社の管理の甘さがあって、“悪心”が生まれるのです。
人間は内なる神性・一霊四魂を宿していますが、
無意識の世界では「人間は善と悪が混在している存在である」と認識して、
慢心と油断を戒め、危機管理をこころがけましょう。
それから、「類は友を呼ぶ」という引き寄せの法則は、人間関係にもあてはまります。
相手に対して厳しい言い方をする人は、相手からも同様の言い方をされる傾向があります。
それが「作用・反作用の法則」です。
「自分の言い方がブーメランのように戻ってきているのではないか?」
と謙虚に反省することも必要でしょう。
また、日本人は自分に対する、他人の評価を気にしやすい傾向があります。
そうではなく、自己評価を大切にして、自己信頼を育てることです。
そうすれば、他人の評価があまり気にならなくなります。
2025.2.15
「開運する認知」を身につける
同じ物事を観ても、個々人のとらえ方によって、感想が大きく違うことがあります。
「祈っている最中に、食事をしている」→不真面目な人だ。
「食事をしている時も、熱心に祈っている」→信心深い人だ。
これは認知(もののとらえ方、受けとめ方)の違いによって起きることです。
開運するにはまず、開運する認知にする必要があります。
私が長年、開運法を指導していますと、
神仏の守護や後押しをいただきやすい人と、いただきにくい人がいることを実感します。
神仏への祈願や開運法の効果をあげるためには、「開運する認知」が重要な要素です。
コップでたとえますと、垂直に置きますと、たくさん水が入ります。
斜めに傾いていたり、逆向きになっているコップもあります。
このコップの“角度”が認知です。
認知が傾いていると、神仏がたくさん“おかげ”“吉運”という水をあげたくても、
どんどんこぼれてしまいます。
何かうまくいかない時は、文脈を変えて考えてみることです。
「努力しているが、うまくいかない」→「うまくいかないのは何が原因だろうか」
→「うまくいくために別の方法を考えてみよう」
つまり、開運や成功の秘訣は「創意工夫」であるといえましょう。
開運するために「前提」を見直す
努力してもうまくいかない人たちは、「前提」が違っている場合が多いのです。
〇「正しいことをすれば、人生はうまくいくはずだ」という考えがあります。
実は、正しいことと、開運・成功は別です。
「何をすれば、開運(成功)するか」「何をすれば豊かになるか」
と考え、創意工夫していきます。
〇「頑張れば、成功する」という考えもあります。
頑張ったから成功するのではなく、成功するには創意工夫や“運”が必要です。
この「頑張る」は“頑固に自我を張る”という意味で、無理がかかります。
頑張りすぎると、健康面で不具合がおきます。
「最小努力で最大成果をあげるように創意工夫しよう」
「最重要なことを最優先に集中的に行おう」
「運を良くするために開運法を行おう。徳を積もう」と考え、実行することです。
〇「家族のために自分が我慢すれば。自分が犠牲になれば」という発想があります。
これでは、我慢の人生、犠牲の人生になります。
「自分もOK、家族もOKになるには、何ができるか。創意工夫をしよう」と考えます。
日頃から、「創意工夫、創意工夫」を口グセにするとよいでしょう。
「AもBも」「AとBの長所を活かして、新たなCを創る」
「~もある。ほかにも方法はある」
「方法はいくらでもある。かき集めてナンボだ」という口グセを多用します。
完璧主義から、“改良・改善主義”になりましょう。
今世は「前世の体験」の影響を強く受けている
私が前世セッションをしていると、今世は前世でのさまざまな経験の影響を受けていることを実感しています。
人間は前世からのカルマ昇華をしたり、前世での誓い・誓願を解除しないと、
次の生まれ変わりの人生も似たようなパターンになりやすいのです。
たとえば、戦国時代の山陰地方の武将である山中鹿之助(幸盛、1545~1578年)は、
尼子十勇士の筆頭として、尼子氏復興をはかりました。
そのために、三日月に向かって、「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」と祈りました。
数々の苦難を自分の糧にしようと思ったのでしょうが、
その祈りの通りに苦難の人生になり、最後は殺されてしまいます。
私の前世リーディングでは、彼の生まれ変わりが乃木希典(1871~1912年)です。
乃木希典は江戸に生まれ、故郷の長州に帰ります。
その後、奇兵隊に入り、幕府軍と戦います。
1904年の日露戦争では、旅順包囲戦を指揮しました。
しかし、戦略がよくなく、多くの戦死者を出し、児玉源太郎の助言で攻略に成功します。
最後は明治天皇の崩御に伴い、自刃します。
鎌倉時代末期から南北朝時代に活躍した楠木正成(くすのきまさしげ)も、「七生報国」を誓いました。
七生報国とは、七回生まれ変わっても国のために尽くすということです。
楠木正成は湊川の戦いで足利尊氏軍に負けたので、室町時代は“悪党”とされました。
その後、南朝の忠臣と讃えられました。
楠木正成の生まれ変わりが西郷隆盛です。
明治維新の功労者・西郷隆盛は、「報国」を成しました。
しかし、西南の役をおこして逆賊になり、その後、名誉回復しました。
楠木正成と似たような人生ですね。
人間は前世において、さまざまな誓いをたてている
私が前世リーディングをしていますと、山中鹿之助や楠木正成だけでなく、
少なからぬ人たちが前世でさまざまな誓いをたてていることがわかりました。
たとえば、前世で「自分の身を犠牲にしても、苦しい人たちを助けてあげたい」と神仏に誓願をしていますと、
現世でも苦しい人たちが自分の周りに集まってきます。
しかし、それは苦労の人生を自ら招くことになります。
また結婚でも、「自分が助けてあげなければ」と思う人と結婚することになります。
それでは幸せな結婚生活になりません。
また、「神仏に仕えるので清貧で生きます。富とは縁を切ります」
などと誓願しますと、今世も貧乏な人生になります。
清貧の誓願をしていますと、お金を稼いでもすぐに散財するパターンになりやすいのです。
それから、「私はどうなってもよいので、○○を助けて下さい」という祈りをする人がいます。
これは、“引き換え誓願”であり、無用な苦労を招きます。
「霊能力を得るために、結婚や幸せな家庭生活は望みません」
「家族との縁を切り、神仏に仕えます」
と誓っている場合もあります。
霊能者や超能力者が必ずしも幸せな人生でないのは、
何かを犠牲にする“引き換え誓願”を立てていることがあるからです。
自分の家族や一族が誓願をたてていますと、
それが子孫である私たちの人生にブレーキをかけている場合もあります。
したがって、それらの誓いや誓願は“解除”して、
「開運吉祥・和楽繁栄になるための新たな誓い」をする必要があるのです。
※カルマ昇華は、CD『自分でできる前世・一族・先祖のカルマの昇華法
~因果の法則による歴史上のカルマパターン』をお聴きください。
※前世の「ネガティブな認知・想い・誓願」を解除する誓い、
「一族・先祖のネガティブな認知・想い・誓願」を解除する誓いは、
CD『意識と無意識の調和、シャドーの浄化法』を参考にしてください。
2025.1.25
「正しさ」や真実よりも、天地自然の道理で判断する
易占には「正しくても凶」という文言があります。
つまり、正しいことでも、時期ややり方によってはうまくいかないことがあるのです。
自分が正しいと思っていることが、必ずしも吉にならないわけです。
事柄を「AかBか」「正しいか、まちがいか」のどちらかで考えるのが“二項対立思考”です。
「正しいか、まちがいか」と考えますと、迷いが多くなります。
なぜなら、正義は時代や場所、本人の価値観に左右されるからです。
また、「白か黒か」という二者択一思考をしないことです。
二者択一思考では、一つしか手に入りません。
「自分は正しい。相手が悪い(間違っている)」、または「自分が悪い」になります。
自己弁護をしたり、相手を攻撃したりしてしまいがちです。
ミロク北辰の大神さまのメッセージです。
《「自分は正しい」という観念にとらわれないことです。
人間社会の「正しさ」は時代とともに変化してきました。
また、「真実は何か」と考えると、狭い考えに陥りやすいのです。
「正しさ」「真実」よりも、天地自然の道理で判断することです》
たとえば、以前は「江戸時代は封建時代で士農工商の身分制だったが、
明治になって文明開化になった」とされていましたが、
現在は「江戸時代は世界でも珍しく、265年も続いた太平(平和)の世であり、
現代の元になる文化が花開いた」とされ、評価が一変しました。
つまり、「真実」というのは視点や時代によって、大きく違うわけです。
天地自然の道理とは、「無理がない。偏りがない。納得できる。陰陽調和」ということです。
ゴータマ・ブッダ(釈尊)は、
「道理を実践する人を、つねに道理が守る。
大雨が降る時に傘が守ってくれるようなものである」
「道理をよく実践すると、幸せを受ける。
道理をよく実践すると、このすぐれた利益がある」
と説いています(『ブッダの真理のことば・感興のことば』中村元訳、岩波文庫)。
讒言(ざんげん)のカルマを積まないようにする
いわゆる「陰謀論」は善か悪かという“二項対立思考”です。
これは文字通り、対立や分裂を生み出します。
正義や真実にこだわっていますと、自分の無意識のシャドーに“悪”が増殖します。
これは、心が偏った考えのバランスをとろうとするからです。
また、真偽不明のネット記事を読んで、
「この真実を多くの人々に知らせなければ」
と思って、拡散する人たちがいます。
もしその情報が虚偽の場合、“讒言のカルマ”になります。
「よかれ」と思ってやったことでも、それは深いカルマになり、
本人の運気や来世に影響を与えます。
さらに社会の混乱に拍車をかけることになります。
出所不明の情報を安易に拡散することは、慎みたいものです。
何事もバランスが大切です。
ネット記事にはまる人たちは外の情報ばかりに関心が向いて、
「自己の成長」には興味がない人が少なくありません。
内なる自己のレベルアップに意識が向くと、内と外のバランスがよくなります。
1週間の中で、「自己の成長・レベルアップ」のための時間をつくると良いと思います。
内なる成長が進むと、直観力や洞察力がついてきて、外なる情報の良否も観えてきます。
※具体的な天地自然の道理に関しては、CD『進化発展の法則を活用した開運・成功術』をお聴きください。
2025.1.11
新たな「鳳凰の時代」を目指して
2024年は日本の観測史上で、最も平均気温が高い年になりました。
世界的にも平均気温が高くなり、異常気象、干ばつ、洪水が多発しました。
アメリカでも広域の山火事、大型のハリケーンや竜巻など、気候変動の悪影響を受けています。
にもかかわらず、トランプ氏は地球温暖化対策に関心を示さず、
(石油、石炭、天然ガスなどを)「掘って掘って、掘りまくれ」と声高に唱えました。
そして、多くの国民の支持を得て、トランプ氏は次期アメリカ大統領に選出されました。
中国に次ぐ二酸化炭素の排出国であるアメリカ合衆国の国民がこの認識では、
今後、地球温暖化による気候変動は加速していくことが憂慮されます。
気候危機による生態系の変動や森林の伐採などにより、動植物の絶滅が急増しています。
ピュリッツァー賞(ノンフィクション部門)を受賞した『6度目の大絶滅』
(エリザベス・コンバート著、鍛原多恵子訳、NHK出版)には、次のようにあります。
「地球ではこれまで5度の大絶滅が起きている。(中略)
現在サンゴの数の3分の1、淡水産貝類の3分の1、サメやエイの3分の1、
哺乳類の4分の1、爬虫類の5分の1、鳥類の6分の1、植物の2分の1が
この世から姿を消そうとしている。(中略)
毎年、推定4万種のペースで人知れず進行しているのだ。
このままでは2050年には種の半分が消えてしまうかもしれない」
人類の手によって、恐るべき種の絶滅が加速しているわけです。
これほど種が絶滅していて、人類だけが無事なわけがありません。
実際、人口の増加と気候変動による農作物の不作により、
2023年の飢餓人口は約7億3300万人とされ、今後もさらに増える恐れがあります。
食糧の輸入にたよっている日本も、早急に食糧自給率を高めないといけません。
古代のメソポタミアのシュメール文明やインダス文明など、
文明の衰退・滅亡には気候変動が深く関わっています。
地球規模の気候変動が現文明の衰退・滅亡の主な原因の1つになる可能性が高いのです。
ある意味、現文明の“自壊”が起きているのです。
そして、一つの文明が終わりを迎える時、新たな文明が勃興します。
ただし、現文明からそのまま移行するのは無理です。
現文明は戦争と環境破壊をもたらす文明だからです。
現文明の自壊と新たな「鳳凰の時代」の誕生は、同時に進行していきます。
「現代文明の自壊」と同時進行で、「鳳凰の時代」がだんだん現れてくる
中国の神話では「鳳凰は天下泰平をもたらす聖鳥」とされ、「平和、吉祥、繁栄」の象徴です。
私は21世紀のうちに、「鳳凰の時代」という新たな時代が現われてくると考えています。
「鳳凰の時代」とは大自然と調和した、平和と繁栄をもたらす新たな霊性文明の時代です。
それは「超人類、新次元人類、平和の志が高い人類」の3種の人類によって築かれます。
超人類は外見的にはいままでの人類と変わりませんが、
現人類よりも霊性や知性が格段に高い新しい人類です。
彼らは新たなる思想や技術を生み出すとともに、
人類が抱えているさまざまな問題を驚異的な方法で解決することができる
可能性をもった“人類の希望”です。
そして、超人類とともに鳳凰の時代を創る人類が、新次元人類です。
超人類のような特殊な能力はありませんが、
新次元人類は平和への志高い人類がある程度霊的進化をはたした人類です。
2025年は平和と繁栄をもたらす「鳳凰の時代」に向けて、行動を起こす年にしたいものです。
また、厳しい時代を乗り切るためにも、
産土信仰を軸とした各種開運法を行い、運がいい人間になっていきましょう。
同時に、日頃からなるべく善行を実践することで、「徳」を積んでいきましょう。